プロフィール
 

純白のマルス

Author:純白のマルス
◇自己紹介◆
マリオやポケモン等の任天堂のゲームシリーズが大好きな社会人です。
好きなジャンルはRPGとアクション。面白そうと思えばジャンルやハード気にせず飛びつくタイプ。
基本的には1つのゲームを何周もやるより新しいゲームを次々遊ぶスタンスです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
★誕生日と性別 
2月21日生まれの女
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
☆特に好きなゲーム
マリオ、ポケモン、カービィ、ゼルダの伝説、ファイアーエムブレム、スマブラ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
☆3DS フレンドコード
名前 WhiteMarth
コード 0576ー3597ー1208
★Wiiu フレンドコード
ID WhiteMarth

 
当ブログについて
アクセスカウンター
 

目指せ600000Hit!!

キリ番はやっておりません。

 
Amazon.co.jp
 
 
タグクラウド
 

 
Livly Island
 
「Livly Istand」「リヴリーアイランド」は、ココネ株式会社の商標です。「Livly Istand」に関わる著作権その他一切の知的財産権はココネ株式会社に属しており、このサイトは「Livly Istand」及びココネとは、一切関係がありません。
 
ブログ村
 
PVアクセスランキング にほんブログ村
 
BLUE☆STAR
 
 
 
 

【マルチプラットフォーム】HADES レビュー

 
「HADES(ハデス)」を購入しました。

ギリシア神話の冥界をテーマにしたアクションゲーム。タイトルのハデスは冥界を統治している神様の名前です。
GOTY2020で総合2位にノミネートされていたり、優れたファンタジー&SF作品に送られるヒューゴー賞とネビュラ賞も受賞していたりとインディーゲームの中でもトップレベルに評価されている作品でもあります。凄い。
そういうこともあって前から気になっていた作品ですが、ようやくSwitch版パッケージの購入に踏み切れました。
パケ版にはキャラクターイラストが載っている小冊子とサウンドトラックのDLコードも付いてきます。ただしPSとSwitchのみの販売。
エンディングまでにかかった時間は20時間ぐらいですが、個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。


・タイトル:HADES
・発売元:Supergiant Games
・開発元:Supergiant Games
・対応ハード:
PC(Steam/EGS)/Switch/XboxOne/XboxX|S/PS4/PS5
・定価:
-PC版:2570円(税込)
-ダウンロード版(Switch):2800円(税込)
-ダウンロード版(PS4/PS5):2860円(税込)
-ダウンロード版(XboxOne/XboxX|S):2900円(税込)
-パッケージ版(Switch/PS4/PS5):3300円(税込)
・発売日:
-PC版:2018年12月6日
-Switch版:2021年6月24日
-XboxOne/XboxX|S/PS4/PS5版:2021年9月30日
・ジャンル:アクション & アドベンチャー • ロール プレイング
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© Supergiant Games, LLC 2020-2021. All rights reserved.
・公式サイト:https://www.supergiantgames.com/games/hades/

どういう人にオススメ?
・ちょっと難しめのアクションゲームを遊びたい人!
・ギリシア神話の世界観でゲームを遊びたい人!

良かった点
・数十回周回しても見たことがないセリフが出てくる程会話のパターンが膨大
・ダンジョンは毎回手に入るパワーアップアイテムが変わるので飽きない
・使える武器は6種類ありパワーアップパターンも多彩
・素の難易度は高めだが、拠点に戻ってくると永続強化が可能+ゴッドモードという救済処置も存在
・「懲罰の盟約」という縛りプレイでさらに難易度を上げることもできるし追加報酬も入手できる

賛否両論?点
・ギリシア神話の予備知識がある程度ないと会話は楽しめないかも
・エンディングを見るには10回脱出を成功させる必要があるがそれまでに飽きてしまう人も少なくなさそう
・基本的な構造や出てくる敵やボスは毎回ほぼ同じ

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)

冥界の王子が地上を目指す家出物語


主人公はザグレウスという名前の冥界の王子。ゲーム開始直後にいきなり「こんな所から抜け出してやる…!」と言い出して入口からスタートします。
強化も何もない初期状態かつ操作にも慣れていない段階なため最初のタルタロスすら突破できずにやられてしまいました。無謀な脱出すぎる…。
天才的にゲームが上手い人なら最初の1回目で脱出できたりするのかもしれませんが、99%の人はたぶん脱出できずに死にます。
一度死ぬと冥界の主かつザグレウスの父親であるハデスの宮殿に戻ってきます。家出して10分足らずの速攻のただいま。

通路奥のホールにはハデスが君臨していますが、ザグレウスとハデスの仲は良好とは言えず嫌味を言い合ったり・悪態をついたりしています。
ザグレウス君は良くも悪くもやんちゃというか擦れている性格。でもハデス以外の神様やNPCの人間には割と丁寧な態度なので(父親に似て?)根は真面目なのかも。
家出に至った理由も「自身の出生に関わる事実を知りたい」という真っ当な物。今作のストーリーは言うなれば父親と息子の揉め事を巡る物語です。
ギリシア神話って大層な設定の割には色恋沙汰とか夫婦ケンカとかみみっちい内容のお話が多いので、本作もそれに則ってか内輪もめと言えるような内容になっています。ある意味原作再現?
宮殿内にはハデス以外にも多数のキャラクターが滞在していて、師匠であり英雄でもあるアキレウス、母親役でもある夜の女神ニュクス、死因を教えてくれる眠りの神ヒュプノス、ダンジョン内でも助けてくれる死神のタナトス、雑用係ゴルゴンのデューサ、サンドバック兼アドバイス役のスケリー、ペットの番犬ケルベロスなどに話しかけることができます。死んで戻ってくる度にいなくなっていたり移動していたりと彼らもちゃんと仕事しているようです。
このゲームの魅力の1つは用意されているテキストの豊富さなのでNPCは見かけ次第話しかけておくのがオススメ。海外のゲームでこの文章量なのに違和感を全く感じない高クオリティの翻訳も素晴らしい。
ただし元ネタがギリシア神話ということもあって予備知識がない状態だとキャラの魅力やセリフの意味が読み取れず会話を楽しめない可能性はあるかも。
海外ゲーマー(特にヨーロッパ系の人)はギリシア神話を詳しく知っている人の割合も多そうで海外で本作が評価されている理由はわかるのですが、文化が交わらない日本人と本作の世界観は多少相性が悪いと言えるかも?
ゼウスやポセイドンぐらいはパズドラなどのスマホゲームで聞いたことがある人は多いかもですが、懲罰の三女神などの少しマイナーな神様は知らない人の方が多そう。
私は小中学生の時にギリシア神話にハマって読み漁っていたこともあって著名な神様や英雄のことは漠然とは知っていたこともあり楽しめましたが、できれば事前にWikipediaでもいいのでギリシア神話について調べてみるのをオススメします。
ただし原典とは設定が若干違うところもあったりします(ザグレウスも原典ではゼウスの子どもだったりetc.)。ギリシア神話は結構な頻度で近親○してたり不貞してたりするので、一部の設定に関しては現代の価値観では変更せざるを得なかったのだと思われます…。
宮殿は死者達の働く役所であると同時にザグレウスにとっての実家でもあるため、ザグレウスを永続的に強化する鏡があったり・ダンジョン内に回復部屋などを作ってくれたりする宮大工がいたりします。
死んだら入口からやり直しというシビアなルールですが、ダンジョン内で拾える通貨で永久適応されるパワーアップを購入できるので死んでしまった回も無駄にはならないシステムになっています。ゲームの仕様的にもプレイヤーの腕的にも死に覚えするタイプのゲームです。

死者の国を超えて地上を目指す


基本的な操作はYで通常攻撃・Xで特殊攻撃・Aで魔弾発射・Bでダッシュ。武器や功徳やパワーアップ次第でモーションがかなり変わりますが、いずれも素早い操作感と攻撃キャンセルからの咄嗟のダッシュ回避ができてスピーディ。
準備ができたら地上へ家出。冥界を構成するタルタロスアスポデロスエリュシオンを通り抜けることでようやく地上に出られます。
冥界は挑戦の度に変わる不思議のダンジョンシステムを搭載。基本的には敵を全滅させることで先の部屋へ進むことができます。
複数の扉がある場合はその中から1つを選んで進むことに。敵の殲滅完了で扉に書いてあったアイテムが手に入ります。
扉のマークは道中のお店やカロンの泉で使える金貨鏡のパワーアップで使う闇の結晶宮大工に支払って施設を作れる宝珠プレゼント用のネクタル体力を25増やすケンタウロスの心臓功徳のレベルを上げるザクロ武器のモーションを変化させるダイタロスの槌・神々が手助けしてくれる功徳NPCと出会える部屋に行ける!マークカロンのお店がランダムに出現。欲しいと思うものがあればマークを見て行けばOK。
功徳は神様ごとにマークや効果が違います。挑戦毎に出会いやすい神様が決まっているようで、最初の方で一度出会うとその後も出会いやすい気がします。
出会える神様一覧
・ゼウス(雷)

オリンポスの主神でギリシア神話で最も有名な神様。武器の追加効果で相手にダメージを与える雷を付与する功徳が多め。

・ポセイドン(三又槍)
大海の神でゼウスの兄弟。敵を吹き飛ばす追加効果が多めだが、海の幸ということかアイテムプレゼント系の功徳もある。

・アテナ(盾)
知恵と戦いの女神。アイギスの盾の持ち主のためか敵の攻撃を弾くリフレクト効果を付与するものが多い傾向。

・アルテミス(弓矢)
狩りの女神。確率で大ダメージを与えられるようになるクリティカルヒットの使い手。

・アフロディテ(ハート)
美を司る全裸の女神様。相手の攻撃力を下げる腕力低下や敵を魅了する効果を付与してくれる。

・アレス(剣)
戦禍の神でザグレウスや冥界に友好的。攻撃力を上げたり、相手に追加ダメージを与える辛苦状態の付与が得意。

・デュオニソス(杯)
フランクな酔っ払いお酒の神。相手に二日酔いという名の毒状態を付与したり、回復ソースを増やしてくれる。

・デメテル(穂)
豊穣の女神だが理由があって今は冬モード。相手の行動速度を下げる凍結状態を付与する他、魔弾をビームにできる。

・ヘルメス(羽)
伝達の神兼交通の神兼盗人の神兼商人の神。攻撃速度や移動速度を上げてくれるがデュオ功徳が存在しない。

・カオス(闇)
ちょっと特殊な扱いの神様で体力を減らさないと入れない混沌の門の先にいる。一時的にデメリット効果が発生するが一定期間経過後に効果が変わる呪いの功徳をくれる。
個人的には生存率を上げたい派なのでアフロディテデュオニソスを優先しています。特にディオニソスの「楽観(HP40%以下で受けるダメージを減らす)」が便利。後は敵をさっさと倒せるという意味ではアレスアルテミスもオススメ。
原初の神であるカオスは地面に開く「混沌の門」を通ると出会えます。門を通る時にHPを20ぐらい減らされてしまいますし・貰える功徳も最初はマイナス効果しかないものでリスキーな分、しばらく進めると功徳の効果がプラスの物へと変化・ステータスに直接寄与する優秀な効果なので、序盤で見かけた場合は優先度高め。
カオス以外がくれる功徳にはレアリティがあり、コモン<レア<エピック<ヒロイック<レジェンダリーの順で強力になります。
既に他の神様から功徳を受けている場合、2人の神様の能力が合わさったデュオ功徳をくれたりもします。ヒロイック以上やデュオはなかなか出ず貴重な上に強力。
誰がどんな功徳をくれるかは運次第なのであまりいいビルドを組めないと最後が辛い。祈祷力だけでなく適応力も試されます。
稀に2種類のマークが描かれた扉が出てきますが、その場合は「神々の試し」という題目で2人の神様から1人を選んで功徳を貰えます。
ただし選ばれなかった神がキレて戦闘中に邪魔してきます。地味ーに理不尽(ザグレウスの心境的に)ですが生き延びればもう片方の功徳も貰えるボーナス部屋。
ちなみにオリンポスの神々やハデスやNPC達との間には友好度があり、複数回話しかけたりネクタルアンブロシアをプレゼントすることで仲良くなれます。
最初はネクタルの量に余裕が無いのでとりあえず好きな相手と仲良くなるのを目指して、周回してある程度ネクタルを確保できたら色んな相手にプレゼントする感じで大丈夫です。
仲良くなると図鑑に追記が増えたり・特殊効果アリのアクセサリーをくれたり・恋愛イベントが発生したりもします。寄り道要素ですが仲良くならないと聞けないセリフもあるのでこちらも進めておきたい。
各エリアの最奥にはボスとして、タルタロスでは懲罰の三女神・アスポデロスではボーンヒュドラ・エリュシオンでは英雄テセウス怪物アステリオス・地上直前ではハデスがボスとして立ちはだかります。
特にハデスは屈指の強敵。攻撃の苛烈さも体力の多さも他のボスと比べて段違いに強く、しかも第二形態まであるので長期戦必須。
最後の最後でハデスに負けて戻される…ということも少なくないので結構辛い。お父さんも少し手加減してくださいよー…。
何とかハデスに辛勝すると晴れて地上に出られます…が、ザグレウスも冥界の住人であるために地上では長くは持たず結局冥界に戻されてしまいます。この時の死因はヒュプノス曰く「自然死」らしいです。
冥界に戻されては地上に出てまた戻されるのを繰り返しているうちに、少しずつザグレウスの家族に関わる事実がわかっていきます。エンディングに辿り着くには計10回も脱出を成功させないといけません。

ザグレウスが使える武器も剣・槍・盾・弓・グローブ・銃の6種類と豊富でダイタロスの槌によるパワーアップもそれぞれ5種類ぐらい用意されているので、色んな武器を使って挑戦するのも楽しいです。
どの武器を使うか悩む時は闇の結晶にボーナスがつく武器種を選べばいいし、エリアクリアボーナスで手に入る「ティタンの血」などは武器種や熱度で入手具合が別に保存されているので色んな武器を使うメリットは強め。
一番クリアが安定するのはガードで前面の攻撃をシャットアウトできる盾です。どうしてもクリアできない人は盾を使って防御主体で戦うといいかも。
それでも地上に行くのは難しいので、慣れないうちというかエンディングを見るまでは設定からゴッドモードをONにして遊ぶのをオススメします。
ゴッドモードは受けるダメージが-20%され・脱出に失敗する度に2%ずつダメージ軽減率が上がる(最大は-80%)というもので、アクションが苦手でどうしようもない人も含めて救済してくれます。デメリットも無いしいつでもOFFにできるしで使わないこと自体が縛りプレイの域。
私も脱出成功1回目は盾を使ってゴッドモードOFFで抜け出したのですが、エンディングまでに10回も脱出しないといけないとなるとさすがに厳しかったのでそれ以降ゴッドモードをONにしました。
敵の多さに対して回復機会が少ないバランスなので、できるだけ各エリアでの被ダメージを抑えてボス戦に向かいたい所。後は功徳をバランスよく貰えるかどうかですが、負けても悔しさでまた挑戦したくなる魅力はあります。
鏡から手に入る「死神騙し」というHPが0になると半分だけ回復して復活できるパワーアップは早めに入手しておくことをオススメします。というか最後のハデスが強いんで死神騙しを2~3回分残しておかないと安定しない…。
1回脱出に成功すると、ダンジョンの入口で縛りプレイを課す懲罰の盟約が使えるようになります。課せれる縛りはかなり豊富で、受けるダメージを増やしたり・敵の出る数が増えたり・回復量が減ったり・ボスの行動パターンが増えたりなど様々。
縛りが多いほど熱度が上がりボス撃破の報酬が再びゲットできるようになります。やり込みに関わるティタンの血やアンブロシア集めには縛りに挑戦する必要アリ。
ゴッドモードでゲーム苦手な人には手を貸しつつ・腕に自信がある人には懲罰の盟約で挑戦させるというバランスもgood。文字通り万人が遊べるゲームになっていると思います。
ただし、ローグライクゲームの性でやること自体は何回挑戦しても変わらないしダンジョンのギミックやボスなども代わり映えしないという問題点はあります。
それでいてエンディングには10回クリアが条件なので飽きっぽい人には辛いかも。懲罰の三女神やボーンヒュドラには行動パターンが数種類用意されているとはいえ、そこまで大きな変化ではないのでもう少しバリエーションがあっても良かったのではとは思います。
仲良し度などのやり込み要素や台詞集めまで含めると10回クリアでは全然足りないという事実。功徳ですら見たことないのが20種類以上ありそう…。
1周にかかる時間は地上まで行っても短ければ30分・長くても1時間ぐらいなので、ゲームする時間があまりないという人も1日1ハデスで少しずつ遊ぶのも手。

総評:色んな賞をとっている理由に納得できるギリシア神話モチーフの良ゲー

ギリシア神話を用いた世界観やゲームシステムなどに魅力を感じる良作。1周に必要な時間も短いこともあってまた挑戦したくなります。
戦闘バランスは素はハードボイルドですが、初心者にも上級者にも楽しめるようなシステムが用意されているのもいい点。
インディーということもあって値段は3000円程度とお安めですが、個人的にはフルプライスでもお釣りが来るぐらいにはクオリティの高いゲームだと思います。
 
コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

Tag: #Steamゲーム #PCゲーム #Switchソフト #PS4ソフト #PS5ソフト #XboxONEソフト #XboxX|Sソフト #アクション #レビュー #HADES

スポンサーリンク:

 
 

【Switch/PS4/PS5】モナーク レビュー

 
「モナーク」を購入しました。

6月か7月辺りにTwitterで「お試しエゴ診断」がトレンドに上がっていたことから目に入り気になっていた作品です。黒基調のゴシックなパッケージ絵もカッコイイ。
ゲーム画面の雰囲気はカリギュラにも似ているのですが、開発メンバー的には女神転生とか初期のペルソナに寄せていそうな感じです。悪魔が重要ポジションとして出てくるので全く意識していないということはなさそう。
購入したのはSwitch版です。予約はしていなかったのですが、店頭での購入時に予約特典付きのを買うことができました。
エンディングまでにかかった時間は50時間ほど。この時間はレベリングを含めてですが、第二部がかなり長いので早い人でも30時間ぐらいはかかりそう。

・タイトル:モナーク/Monark
・発売元:フリュー
・開発元:ランカース
・対応ハード:Switch/PS4/PS5
・定価:初回生産限定版:10890円+税/通常版:8470円+税
・発売日:2021年10月14日
・ジャンル:RPG
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© FURYU Corporation. / Developed by LANCARSE Ltd. Corporation.
・公式サイト:
https://www.monarkgame.com/

どういう人にオススメ?
・シミュレーションRPGが好きな人!
・性格診断でパラメーターが変わるゲームが好きな人!

良かった点
・性格診断の結果で貰える眷属の得意分野が変わる
・バフデバフを共有する共感や覚醒・発狂を駆使する戦略性強めのバトル
・カジュアルモードや稼ぎマップのお陰で難易度はマイルドにできる
・電話に入力した番号によって違うマップで戦えるのは色々試せて楽しい

賛否両論?点
・ストーリーは結構ダークで厨二らしさ満載なので人を選ぶかも
・発狂度はアイテムを使うか保健室に行かないと減らせない
・主人公が話す時に選択肢が毎回出てくるので会話のテンポは悪め

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
狂気をテーマにしているだけあってストーリーはかなりダーク。霧の中で奇妙な行動を起こす生徒達・血溜まりだらけの部屋など、衝撃的な場面が少なくないです。
最初の一章だけ遊べて製品版にデータを引き継げる体験版が配信されているので、買うか悩んでいる人はまず体験版を触ってみるのをオススメします。

性格診断の結果により使えるユニットが変わる

主人公のパラメータには「エゴの強さ」という項目が存在し、七つの大罪と同じ要求の中でどれが強いかで仲間になる眷属が変わります。
スタート直後に15問程度の心理テストが出されますが、ここで答えた内容によって大まかなエゴの強さと1体目の眷属が決まります。
私は「傲慢」が1番高かったです。心理テストで使えるユニットが変わるのは面白い要素だと思います。

傲慢の眷属は回復とデバフ特化型。他の眷属は憤怒はHPが減ると攻撃が上がる火事場の馬鹿力型嫉妬は相手とのレベル差が大きいほど強くなる型怠惰はカウンター型強欲は再行動したり周りのユニットを無理矢理移動させる型暴食は相手のバフや回復を盗む型色欲は範囲攻撃型と特徴的な性能をしています。
面白そうなのは暴食強欲の2つ。嫉妬もかなりトリッキーな性能ですが「歪曲・弱肉強食」という権能を使うとレベル90以上の相手がいるマップをレベル1桁の段階でクリアできる可能性の塊。
2体目の眷属は1章目のボスを倒した時点で仲間になりますが、傲慢の眷属を最初に貰っていた場合は2番目に高いエゴの眷属を貰えます(私は嫉妬でした)。
エゴの強さはストーリー中の心理テストや戦闘でも上昇するので順位が変動することもありますが、後から調節しても既に貰った眷属に関しては変更できないので注意。眷属はストーリーを進めると強いエゴの順に解禁されていくので他の眷属を使いたくてもやり直すよりかは進めていった方がいいです。
ユニットのレベルはSPIRITというポイントを消費してスキルを覚えることで上がります。スキルを覚えないとステータスも上がらないのであまり役に立たなそうなものでもコストが低いものは片っ端から覚えていくプレイングがオススメ。
眷属は眷属器という防具をつけることでもステータスが上がり姿も変わります。地味ながら眷属のカスタマイズ要素もあって眷属器を変える以外に声や顔や名前を変更して好みのデザインにできちゃいます。
ただし、見た目だけ好きな眷属器があっても数値だけを強い眷属器に設定することができないのはちょっと残念。予約特典でカリギュラ2のリグレットモチーフの眷属器を貰ったのにステータスが低すぎてあっという間に着れなくなってしまいました…orz
眷属器は敵を倒すとドロップしますが、同じ名前のものでもステータスの上昇量や追加できる権能に個体差があるので厳選要素もあります。

眷属以外のユニットは主人公含めて高校生もしくは中学生。
主人公は虚飾の悪魔との契約者。他の悪魔との契約者も数人いるのですが、学園で好き放題やっているヤツをシバキ倒して異常現象を直していくのが主な目的。
バディ(仲間)となる人物は悪魔と契約していない日向望弓田信哉、主人公と同じく契約者である駿河台こころ館凌太郎4人が登場します。
第一部では全員が真生徒会の仲間として集まってくれますが、第二部では4人のうち誰をバディにするかでルート分岐します。とはいえ、個別のルートをクリアするとまた第二部の最初に戻るので実質1周目でクリア可能です。
仲間内で敵対するのはしんどみ。まあ主人公含め仲間もエゴイストの集まりなのでこうなるとは思っていたけど…個別ルートは少なからず誰かが犠牲になる終わり方なんですよね…。
4つある個別ルートはダンジョンやボスが実質2パターンしかなかったのがちょっと残念。どのルートを選んでもこころか凌太郎の片方か両方は犠牲になるし、ラスボスも実質1人なので攻略面では代わり映えはしません。
メインヒロインだと思っていた望ちゃんは第二部で他の仲間のルートに進むと完全にフェードアウトしてしまう上に敵対もしないのでやや影が薄い印象。個人的にはこころちゃん推しなのでいいんですけど望ちゃん目的で遊んでいる人にとっては寂しいかも。
とはいえ仲間のルートごとに判明する謎が違うので、周回する度にパズルのピースが埋まっていくように真相がわかっていくのは読んでいて面白かったです。個別ルートを全て見届けるとエンディングを見れる第5のルートに行けるようになります。
文章量が多いのに会話のテンポが悪いのは少し気になる点。文章が出るスピードが遅いのに加え、主人公が話す度に選択肢が出てくるのでAボタンを連打しているだけでは途中で止まってしまいます。選択肢もAボタンだけで流せれば…。

戦闘はシミュレーションRPG形式

本作の戦闘はいわゆるシミュレーションRPG形式です。

自分のターンに全てのユニットを動かした後に相手のターンになる形式で主人公がやられた時点でゲームオーバー。主人公達の服装デザインにチェス駒の意匠があったのはそういう事?
ファイアーエムブレムなどと似ているシステムですが、ユニットの場所はマス目で区切られておらずアナログに設定可能。攻撃や権能(スキル)の効果範囲は円形や扇形のものが多いです。
相手の背後に回って攻撃するとバックアタックとなりカウンターを貰わず攻撃ができたり、敵1体を味方で囲んでアシストで殴りまくったりもできるので位置取りの重要性が高め。
1マップはFEとかに比べると小さめかつ少ないターンでクリアできるのでお手軽ではあります。10〜30分程度あればだいたい終わります。
また、今作特有のステータスに「AWAKE」と「MAD」というものがありAWAKEが100%になると純粋にステータスを強化した上でノーコストで攻撃できる覚醒モードに、MADが100%になるとコマンドが選択できなくなりモード終了後に強制的にHPが0になる代わりに攻撃力が上がる発狂モードに突入します。
この2つの値を上手いこと合わせて同時に100にすると、覚醒と発狂のいいとこ取りをした発狂覚醒モードが使えますが、素で狙うのは難しいので共感を駆使して狙うのが前提です。
その他、主人公のみ「共感」という味方や敵のステータス上下やバフデバフをシンクロさせる能力が使えます。
共感を使って敵の覚醒値やバフを貰ったり・味方にバフをかけまくって重複させて超強化したりとかなり戦略性のある能力です。本作はバフがかなり強力なので共有なんかは超強力。
複数人相手と同時に共感できるようもなるので主人公のMAD値を調節しつつ人間の味方が覚醒値を溜めて発狂覚醒を狙う手もアリ。他にも色々できそうです。
RPGは好きだけどシミュレーションRPGは苦手という人も少なくないと思うのですが、カジュアルモード(ダメージが70%になる代わりにアイテムドロップ率低下)が搭載されているし、稼ぎマップも存在するので難易度の面は安心

稼ぎマップはバニタスの近くで特定の電話番号にかけると何回でも挑めます。一切レベル上げ無しでボスに挑むと、確実に相手の方が強い上にレベル差が空いてしまうので苦戦します。
稼ぎマップの電話番号はゲーム内にも落ちていますが、誰かがネットで公開しているものを入力しても行けてしまうので調べるのもアリ。
特に「豊穣の狩庭」は入手出来るSPIRIT量が多くレベル上げにオススメ。レベル1が*#*-*#*-000、レベル2が#*#-*00-000、レベル3が993-751-058
適当に番号入力しても色んなマップが出てきます。多くは深淵というレベル80~90の敵が出るマップなのですが、たまに敵が弱いのにドロップする眷属器が強いマップもあったりするので侮れません。
ゲーム中に気になる数字列が出てきた時はとりあえずかけてみるといいマップに行けるかも?ちなみに眷属器は同じ名前と見た目でも性能差があるのでより強い器を探すハクスラ要素もあります。
オート機能が無い事・倍速機能があるものの再戦時に押し直さないといけない事・行動不能と魅了の状態異常が厄介すぎるのが気になりますが、レベル上げ含めて楽しめています。
個人的に好きな戦法は斬撃加速を使ってAGIアップしながら攻撃+全軍共感→周囲全員のATKアップのバフを使いまくった後に会心の一撃をぶち込む脳筋戦法です。
共感後に複数体同時にバフをかけると人数分重複すること・AGIを上げると命中率だけでなく回避率も上がるのは爽快なのですが同時にぶっ壊れ性能だとも思いました。

霧の中で探索する時はMAD値に注意


契約者の力の源である「イデア」という結晶を探す際に、霧に覆われたエリアに突入することになります。
霧の中では時間経過で少しずつMADが増えていく上、たまーにデスコールなる着信が来て周りの生徒がおかしくなる上出ると敵がめちゃくちゃ強いマップに飛ばされます…。
個人的にこのデスコールが恐くて苦手…急に鳴るし、ボタンの色が気持ち悪い赤だし、Switchは震えるし、他の生徒の近くで鳴ると襲われて強制的にMADが100になるしで怖すぎ…。着信アリというホラー映画を思い出す…。
一応デスコールはあるマップに電話をかけてクリアすれば抑えられるので、苦手な人はそのマップをクリアすればおk。それ以外にもビビらせてくる罠がありますが…。
霧のあるエリアではちょっとした謎解きをさせられるのですが結構難しいものもあります。
特定の数字や文字列を入力する脱出ゲームみたいな謎解きが多く、拾ったメモをしっかり読み込まないと解けないもの・音楽の知識が必要なものなど雑学知識が必要なものもあって一筋縄ではいきません。
中には校舎を移動してヒントを探し回らないといけないものもあるので、全体的に頭を使う作りのゲームとなっています。
メニューを開いている間はMADが増えないので考える余裕はかなりあるのですが、増えたMADは保健室に行くまで減らせないのは厄介。
メニューのマップからファストトラベルができるので移動自体は大変ではありませんが、探索しながらMADに気を配るのは結構ドキドキします。
ちなみに、MADが100になってしまうとその場で発狂してしまい強制的に保健室に移動させられてしまいます…。ごく稀にデスコールなしでも近づくだけでいきなり発狂する生徒もいてこっちも発狂して笑うしかない場面もありました…。

総評:共感による強化が面白く、眷属によって戦略が変わるのも◎

体験版をやるまではカリギュラみたいな形式のRPGかなーと思っていたのでまさかのSRPGで驚きました。共感によるバフ掛けが面白くSRPGとして見ても楽しめる作品だと思います。
心理テスト形式で眷属が決まるのも個人的に大好きです。昔のポケダンの主人公ポケモン決めみたいでワクワクするし、使える眷属の違いで取れる作戦も変わってくるし。
七つの大罪をテーマにした厨二な世界観や設定にも引かれて購入しましたが、中身もなかなかにダークで期待通りでした。
結構ホラー味も強い作品ですが、DDLCの後ということもあってどうにかなっています。霧の中が辛かった。
 
コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

Tag: #Switchソフト #PS4ソフト #PS5ソフト #SRPG #レビュー #モナーク

スポンサーリンク:

 
 

【マルチプラットフォーム】ドキドキ文芸部プラス! レビュー

 
「Doki Doki Literature Club Plus!(ドキドキ文芸部プラス!)」を購入しました。

可愛い女子高生が出てくるギャルゲー…の皮を被ったサイコホラーというミミックのような作品。なんでCERO:Cで済んでいるか疑問に思うぐらいには恐怖シーンが満載。
PC用無料ゲームとして配信されていた「ドキドキ文芸部!」にサイドストーリーなどの追加要素が増えたのがプラスです。購入したのはSwitch版。
プラスで追加された要素は↓。有料になった代わりにパワーアップした部分も多いので無印版をPCで遊んだことのある人も是非。
・全アートワークがフルHD化
・完全新規のサイドストーリー(6話)が追加
・CG、壁紙、コンセプトスケッチ(初公開)をゲーム内で閲覧可能に
・新規BGMが13曲追加+ゲーム内にミュージックプレイヤーが搭載
・恐怖シーン直前に警告を出してくれる機能が追加(オンオフ可能)
・英語以外の言語に対応
PC・XboxOne・XboxS|X・アジア圏以外のSwitch/PS4/PS5向けには2021年7月にアジア版に先行する形で発売開始されましたが、その時点での日本語訳は不完全で詩のフォントが全員同じだったり・改行場所が変だったり・characterを「文字」と訳していたり変な部分もありました。
アジア版では翻訳の精度が高くなっていて、上記箇所の修正が行われており最初から日本語で書かれたかのように自然な文体で読みやすくなっています。
国外版もアップデートでアジア版と同じ翻訳に修正されるとの事。
本記事には本編ネタバレを含んでいるので閲覧注意(重要な部分は黒塗りや折りたたみなどで伏せてはいます)
無料版が出てから4年経っていること・本編自体は無料版と同じ内容であること・有名なゲームなので知っている人も多いとは思いますが、初見の衝撃が凄いゲームなので可能な限り情報を仕入れず遊んでみて欲しいです。
サイドストーリーのネタバレはしておりません。

・タイトル:ドキドキ文芸部プラス!
・発売元:
海外版:セレニティ・フォージ/アジア版:PLAYISM
・開発元:
チーム・サルバト/セレニティ・フォージ
・対応ハード:PC(Steam)/XboxOne/XboxS|X/Switch/PS4/PS5
・定価:
ダウンロード版:1980円(税込)/パッケージ版:4200円(税込)
・発売日:2021年7月1日(アジア版:2021年10月8日)
・ジャンル:ビジュアルノベル
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2017, 2021 Team Salvato. All rights reserved.
Licensed to and published by Serenity Forge LLC and Active Gaming Media Inc.
・公式サイト:https://ddlc.plus/

どういう人にオススメ?
・可愛い女の子と詩を読み合いたい人!
・精神的恐怖を与えてくるホラーゲームが好きな人!

良かった点
・アジア版の日本語訳は高品質で読んでいて違和感のある部分がほぼない
・ホラー演出を事前に警告してくれる機能のおかげで心の準備がしやすくなった
・コンシューマー版もゲーム内に仮想デスクトップがあり、PC版の仕様を再現してくれている
・サイドストーリーで文芸部の前日譚を見ることができる
・モニカのことだけ

賛否両論?点
・警告機能があってもエグいシーンが多数搭載されているので子どもや心臓が弱い人にはオススメできない
・コレクションできる画像は実際に見れるようになるまで解放条件がわからない(特にSwitch版は実績機能がないためほぼノーヒント)

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)

文芸部の女子4人と仲良くなれるかも?


ストーリーは主人公(名前変更可能)が幼なじみのサヨリに誘われて文芸部に入部する所から始まります。
部員は明るく元気なサヨリ物静かなユリ気が強いナツキ部長のモニカ主人公の5人だけ。小規模ながら、詩を書いて部員同士で見せあったり・学園祭に向けて準備をしたりと活発に活動している部です。
恋愛ゲームらしく主人公と女の子達との間には仲良し度が存在しており、誰と一番仲がいいかで発生するイベントや各キャラの主人公に対する態度が変化します。
毎日1回は仲がいい相手とのイベントシーンが挟まります。甘々なシーンもありますがどのイベントも健全な範囲に収まっています。
仲良し度は詩を書くパートで各キャラが好きな言葉を選んだり・会話中に選んだ選択肢で上下するみたいです。選択肢はあまり出てこないので基本的には詩書きパートで調整していきます。

詩書きパートの内容はランダムに表示された10個の言葉から1つ選ぶのを20回繰り返すというもの。
左下にいるミニキャラは好みの言葉を選んだ時に飛び跳ねるので、それを参考に仲良くしたい女の子が好きな言葉を見つけていきます。
各キャラの好きな言葉にはある程度の傾向があり、サヨリは「希望」や「晴れ」など明るい言葉だけでなく「絶望」や「鬱」といった暗い言葉にも反応する事があったりユリは「哲学」や「時間」といった概念的な言葉を好む他「檻」や「災厄」などマイナスイメージの強い言葉も好みらしくナツキは「うさぎ」や「子猫」などの動物や「チョコレート」などのスイーツや「ポチッと」など擬音語が好きみたいです。モニカは主人公が書いた詩がサヨリ・ユリ・ナツキの内誰が好みそうか予想してくれるアドバイス役で攻略対象ではありません。
セーブやロードは会話中でも詩書き中でもいつでもできるので、詩作りに自信が無い時や1周目で全てのイベントCGを集め切りたい時に役に立ちます。
まともに恋愛できるのは1周目だけですし、特別エンドを見るためにはセーブとロードを駆使して1周目で全てのキャラとのイベントCGを集める必要もあるので事実上の必須テクニックです。
1周にかかる時間は文章を丁寧に読んでも30分~1時間程とコンパクト。なので3人それぞれのイベントを見るための周回もそんなに苦にならないと思います。
スキップ機能を使うと一度でも表示したことがある文章を高速で飛ばすことができますし、スキップしている途中で初出の文章が出てきた場合は自動で止まってくれるなど地味に高性能でイベント回収のしやすさはギャルゲーの中でもトップレベルに快適。
中盤までは割と平凡に話が進みます…が、このゲームがそれで終わるはずもなく平和な時間も長くは続きません。
初回起動時に衝撃的なシーンの直前に警告を出すかどうかを聞かれるので、怖いのが苦手な人は予めONにしておくことをオススメします。

2周目からは目に見えて怖いシーンが増える


2周目ではこのゲームが本気を出してきます。2周目から出現する恐怖要素はいきなり来るものが多いので、1周目で警告を切っていた人でもビックリ系ホラーが苦手な人はオプションから警告をONにしておくことをオススメします
至る所でバグったようなノイズが走ったり、キャラの立ち絵がメッセージウインドウの前に出てしまったり、いつバグるかわからない不安定な状態と化してます。
バグイベントはランダムで発生するものが多く不意を突かれやすいです。詩書きパートで文字化けした単語が出てきてそれを選ぶと画面全体がバグったり、突然ナツキの目や口が黒い■で覆われて気持ち悪い動きをしたりと、視覚的に心的にもタチが悪いものが多いです…。
ゲーム中にバグや強制終了が突如起こって得体の知れない怖さにビビった経験のある人も少なからずいると思うのですが、今作はそれと同じタイプの恐怖に加えてキャラ達の暴走による人間的な怖さも煽ってきます。今作のヒロインは全員がメンヘラの気がある子ばかりなのですが、モニカ含めて最初からそのようにプログラムされていた訳ではなさそうです。サヨリ・ユリ・ナツキを暴走させたのもモニカっぽいし、時折届くメールを読んでも謎が深まるばかり…。

プラスでの追加要素について


プラスではゲーム内に仮想のデスクトップ画面が用意されておりPC版と一部同じように内部のファイルを覗いたり消したりできます。ゲーム中に生成されるメモや画像などまで再現してくれるとはさすがに思いませんでした。
開けるファイルや消せるファイルが決まっていたり、外部ソフトを使った解析ができないなど、完全にはPC版の環境を再現しきれていない点はあるものの仕方ない部分だとは思います。自分で解析をしてみたい人は無料版をPCにダウンロードしましょう。
プラスで追加された「サイドストーリー」「メール」「画像」「音楽プレイヤー」もデスクトップ左下のマークを触ると開くバーから表示が可能です。
サイドストーリーは6×2パート+1の全13話で構成。主人公が文芸部に入る前の前日談を読むことができます。
本編とはうって変わって平和なストーリーですし突然の恐怖演出もないので、比較的安心して読める内容です。
サイドストーリーは一つ一つが1周目にある各キャラとのイベントパートと同じぐらいか少し長いぐらい。私は全部読み終わるのに2時間ぐらいかかりました。
DDLC内で各キャラクターのイベントCGを集めると解禁されていきます。特別エンドを見れば全部解禁されているはず。
メールは企業の業務連絡みたいな内容が届くのですが、おそらく?ゲーム内でDDLCをプログラムしている会社のものだと思われます。考察の燃料になりそうです。
画像ではDDLC内やサイドストーリー内のCG・詩・背景、条件を満たすと開放される壁紙・スケッチ・プロモイラストを見ることができます。
スケッチはプラス発売で初めて公開されたものらしく、キャラクターの初期デザインやCGのスケッチを見ることができるファン向けの要素です。
画像の開放条件は実際にその画像が見られるようになるまで分かりません。詩やCGなどはゲーム内で使われているシーンに到達すればいいのでそんなに難しくないのですが、中には「poemwords.txtを最後まで読む」「Act1で3回の詩を全て違うキャラ好みに書く」など狙ってやらないとできない条件もあるのでヒントがないと難しい…。
PS4版・PS5版・Steam版などはトロフィーや実績が画像の解放条件と同じ手順で取れるものがあるのでヒントが0では無いのですが、Switch版には実績機能が無いので完全にノーヒント。

総評:別の意味でドキドキするノベルゲーム

オリジナル版はパソコン本体の機能を用いたギミックが多くてコンシューマーへの移植は難しそうなゲームだと思っていたのですが、ファイル内に生成されるドキュメントや画像などの小ネタも再現されていて凄いと思いました。
初回起動時の注意書きで「本作は恋愛ゲームではなくホラーゲームです」とある通り可愛い見た目に反して怖いゲームなので苦手な人は少なくなさそうですが、ファイルを弄るギミックやバグ演出は個性的で好きです。
怖い場面が多いゲームではありますが、警告機能のおかげで心の準備がしやすいので多少は遊びやすくなっていると思います。
 
コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

Tag: #PS4ソフト #PS5ソフト #Switchソフト #XboxOneソフト #XboxX|Sソフト #Steamゲーム #ノベル #レビュー #DDLC

スポンサーリンク:

 
 

【マルチプラットフォーム】CrisTales レビュー

 
「CrisTales」を購入しました。

私が購入したのはSwitch版なのですが、スクリーンショットが取れない仕様なので代わりに公式の動画と公式サイトから引用した画像を載せておきます。
開発元はコロンビアのインディースタジオなのですが、今作の紹介に「A Love Letter to Classic JRPGs(古きJRPGへのラブレター)」(CrisTales公式サイト:Key Featuresより引用)と書かれており、日本で作られたRPGにインスパイアされて作られた作品との事。
ジャンルはもちろんRPGですが、過去・現在・未来の3つの時間軸をテーマにシステムが作られているのが本作の特徴。クリア時間は20時間程。
今ゲームは色んなプラットフォームで配信されており、PC版だけでもSteam・Stadia・EpicGamesStore・GOG.com、コンシューマ版はSwitch・PS4・PS5・XboxOne・XboxS|Xで遊べます。

・タイトル:CrisTales
・発売元:Modus Games
・開発元:Dreams Uncorporated/SYCK
・対応ハード:PC/Switch/PS4/PS5/XboxOne/XboxS|X
・定価:3980円(税込)
・発売日:2021年7月20日
・ジャンル:RPG
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2021 Dreams Uncorpored LLC. Published by Modus Games™. Modus Games™ and the Modus™ logo are trademarks of Modus Games, LLC. All rights reserved.
・公式サイト:
https://modusgames.com/cris-tales/

どういう人にオススメ?
・JRPGが好きな人!
・アニメ調のグラフィックで遊びたい人!

良かった点
・グラフィックやキャラクターデザインはアニメ調で色鮮やか
・過去と現代と未来をテーマにしたシステム
・敵のステータスも時間軸それぞれに用意されている

賛否両論?点
・フィールド上で時間を移動できるのはカエルのマティアスだけ
・マティアスの移動速度が遅い上にクリスベルと離れている状態だと時間移動ができない
・ストーリーは進行が早すぎて世界観に没入しにくい

過去・現在・未来に区切られた色鮮やかな世界

主人公はクリスベルという名前の女の子。最初の街にある教会に足を踏み入れたことにより時の魔法が使えるようになり、時の女帝の野望を食い止めるために冒険することに。
本作の特徴はアニメ調のグラフィックと3つの時間軸を用いたシステム。レベルやターン制バトルなどRPGの基本要素もしっかり抑えていながら独自性のある内容になっています。
グラフィックはアニメ風味かつ繊細でキャラクターも可愛らしいデザイン。グラフィックに惹かれたなら買って損は無いソフト。
完全に2Dなのにキャラの動きも滑らかでムービーも高品質だしで、どこで切り取ってもちゃんと1枚の絵になるクオリティです。Switch版ではスクリーンショット不可なのが惜しい所。
色鮮やかなフィールドを走り回るだけでも楽しいゲームです。個人的に最初の街にある教会のステンドグラスが綺麗で好き。

街中では過去・現在・未来の3つの時間軸を1つの画面で見ることが可能。左が過去・真ん中が現在・右が未来です。
街の様子だけでなく住民の変化も見れます。単に若返ったり歳をとるだけでなく、薬屋の過去を見ると先代と思われる人物が店主をやっていたり、バイオリン弾きの青年が未来では盗賊になっていたり。
見るシステムがあるなら過去や現在で行動を起こすと未来が変わるシステムも存在。現在で少年の命を救うと未来で配管工になるおかげで街の水没を回避できたり、など行動によって未来が変わります。
クリスベル自身は時間移動できませんが、クリスベルに付いてくるカエルのマティアスは時間移動が可能で過去や未来からアイテムを持ってきたりもできます。マティアスの姿も過去ならオタマジャクシに、未来なら丸々とした老ガエルになるのも作り込みを感じるポイント。
難点はマティアスくんの移動速度がどの時間軸でも遅いこと。過去や未来に移動したマティアスは自分で操作しますが、サイズが小さいこともあって少し移動するだけでも結構な時間がかかります。
現在でもクリスベルとマティアスが独立して動くので、時間移動しようとするとマティアスが置いてきぼりになっていて「まずはクリスベルの所に行かなくては。」と言われてしまうのが煩わしいです。ロード画面のイラストみたいに帽子の上に乗っていて欲しかった…。
加えてマティアスは住民と会話ができないので、未来や過去での住民のセリフの違いを見ることはできません。未来や現在が変わっても見た目の違いを楽しめる程度に留まっているのがもったいないかも。
絵が綺麗なので見た目の変化を見るだけでも楽しいですが、できればクリスベルが直接過去や未来に赴いて会話したりアクションが起こせたらなーと思わなくもないです。

ストーリー・翻訳・サブクエストによるエンド分岐に難点多め

ストーリーについてはかなり駆け足。世界観を理解する暇もないレベルで新しい目的ができるので、サクサク進められる代わりに現在の目標を把握しにくい難点も。
序盤から既に駆け足ですが、中盤から終盤にかけては急展開と言えるレベルまで加速、終盤では物語の真相が怒涛の如く押し寄せてきます。
会話でも事前に説明されていない固有名詞がいきなり出てくることも多いので、セリフをしっかり読んでいるつもりなのに理解が追いつかない場面も多々ありました。
その他、セリフの整合性も不安定でパーティを離脱しているはずのキャラが会話に入ってくる場面があって「お前パーティにおらんやろ!」と思ったシーンもありました。
翻訳に関しても違和感がある部分が少なくなく、急にクリスベルの口調が変わったり、選択肢を復唱するせいでクリスベル側のセリフを店主が喋っているみたいになっている所があったり、改行場所が変だったり…etc。
日本語へのローカライズは大変かもしれませんが、RPGはストーリーも大事なジャンルなのでもう少し頑張って欲しかったです。

最序盤で「選択によって救えるものもあれば救えないものもある」みたいなセリフがありますが、本作にはベストと言える選択肢が用意されているので葛藤は発生しにくめ。
エンディングはバッドエンド・ノーマルエンド・グッドエンドの3種類。サブクエスト全クリア+特定の人物を生かしたままボスを倒すことがグッドエンド分岐への条件です。
サブクエストは文字通りのお使いなので面白いとは言えず、ストーリーが進むとクリア不可となるせいで最初からやり直さないとコンプリートできなくなってしまったこともあり、途中で面倒なのは受けるのをやめてしまいました。
サブクエストのコンプリートがグッドエンド条件、しかもRPGというジャンルなのにストーリーを進めるとサブクエストがクリア不可になってしまうのはやめて欲しかったです。クリア後の強くてニューゲームもないのでノーマルエンドで妥協することにしました。
各エリアのボスを倒すまでが期限扱いとなっていてボスに挑む前に警告文は出るのですが、実際にはそれよりも前のタイミングでクリア不可になるものもあります
私がクリア不可になったのはセント・クラリティの「修理の必要」と「目撃者」というサブクエストで、ボス戦直前になってからターゲットの人物に話しかけてもサブクエストが進行せずクリアできなくなってしまいました…。
警告文を無視した結果いいエンドが見れなくなったとかだとまだ自業自得と割り切れますが、警告文が出るにも関わらず実際にはそれよりも前のタイミングでクリアできなくなってしまったのにはモチベーションにダイレクトアタック…。

戦闘パートでも時間軸システムが生かされている

20210820182519088.jpg

街以外のフィールドでは画面が3分割されていませんが、戦闘中はCPを消費して敵を過去や未来に送り込めます。この力を使えるのはクリスベルのみ。
パーティの左にいる敵なら過去に、右にいる敵は未来にまとめて送り込めます。ボスクラスの敵の中には左右を移動するものも登場する他、後半になると仲間のスキルで任意に入れ替えられるようになります。
別の時間軸に送り込んだ敵は姿とステータスが変わるだけでなく、現在で毒を付与して未来に送ると大ダメージを与えられたり鉄製の盾を持つ敵を濡らした状態で未来に送ることで錆びさせて防御力を下げたりなど、特定の状態異常にかけてから時間軸を移動させることで相乗効果をもたらすことも。
送り込みはメリットだけでありません。敵の中には過去に送り込むことで全盛期の力を取り戻したり・未来に送ると老練したりで逆に強くなるものもいるので、相手やタイミングを考えて使わないとピンチになることも。
クリスベルは他にも味方の時間を加速させたり、敵や味方の状態を1ターン前に戻すことでパワーアップや状態異常をなかったことにできたり、覚えるスキルも時間関係か回復のみで主人公には珍しいサポート特化型になっています。
パーティメンバーは同時に3人まで戦闘に出ますが、控えを含めると最大6人まで増えます。ストーリー中で仲間に入るキャラが多い一方で、途中で一時離脱するキャラもいるのでレベル上げは均等にしておくのがオススメ。
クリスベルが回復・時間担当なら、クリストファーは魔法アタッカー、ウィルヘルムがサポート兼デバッファー、JKR-721が物理アタッカー、ザスがランダム効果のオールマイティ担当、カリ・フドーがモンスター使い、と言った感じ。
メインメンバーはJKR-721とザスでした。JKR-721はオーバーヒートの扱いが難しく気をつけないと自陣で大爆発してダメージを受けてしまいますが扱えるようになると強力なアタッカーになりますし、ザスはルーレットの結果で効果が変わるスキルだらけでランダム性が強いキャラですが可愛いし効果も強力で使っていて楽しいです。
パーティ離脱時点でつけていた装備も持っていかれてしまうのは勘弁して欲しかったかも。特にウィルヘルム(ネタバレ)は終盤で永久離脱するので注意。

その他のシステムは攻撃・スキル・アイテム・防御・逃げる・必殺技といったコマンドから選んで行動する、古き良きRPGらしいスタンダードなものになっていますが、攻撃する時と受ける時にタイミング良くボタンを押すことで2回攻撃できたり受けるダメージを減らして状態異常を防げたりする、ペーパーマリオシリーズのアクションコマンドみたいなシステムもあります。
個人的にペパマリが好きなこともあってこのシステムも好き。ボタンを押すタイミングこそわかりにくいですが、状態異常をボタン一つで防げるというのは対策しにくい序盤では大助かり。
戦闘のテンポは正直言ってあまりよくありません。別時間軸への送り込みもクリスベルの行動を1ターン消費しないといけないし、ザコ敵はレベルを上げてしまえばそのまま殴り勝てるようになるので、ボス戦以外はクリスベルも攻撃や回復に徹してました。
ボスクラスの相手もエンカウントした敵を片っ端から倒す程度にレベル上げをしていると殴り勝てることが少なくないですが、中盤でクリスベルが覚える味方を加速させるスキルを使えばさらに簡単に勝てるようになります。
特定のターンに送り込みを使わないと絶対に勝てないような難易度も嫌ですが、もう少し送り込みをするメリットが強い方が独自性が出たのかもと思うともったいない部分です。
個人的には戦闘中以上に移動の方が面倒に感じました。ランダムエンカウントに加え頻度も高く、毎回長めのロードが入るのがキツかったです。
エンカウント時は演出もなく唐突にロードが入って戦闘になるので最初は何事かと思いました。全体的にエフェクトが控えめな本作ですが、戦闘開始時の演出ぐらいは欲しかったです。
ボス戦後も自動で回復してくれるとか街に戻してくれるとかもなく、戻るまでがボス戦と言わんばかりに自力で戻らないといけないのが少しイジワルに感じました。満身創痍の状態でボスに勝っても後にエンカウントしたザコにやられて…というのが有り得るので、回復アイテムは多めに買っておくのがオススメ。
ドラクエのルーラとかキメラの翼みたいな街に戻るスキルかアイテム、ポケモンのむしよけスプレーみたいなエンカウントを抑えるアイテムがあればよかったかも。

難易度は序盤が一番難しいです。特に最初の街を追い出された直後は回復手段も限られているし、全回復にもテントというアイテムが必要なのに手に入らないしで大変でした。
ザコ敵もいきなり先制してきて結構痛いダメージを与えてくるのがいて、わずかしかないアイテムを使って回復しないといけなくなる場面もあって難易度がめちゃくちゃ高いんじゃないかと心配してました。
クリスベルがレベル5になり回復スキルを覚えるとかなり楽になり、セント・クラリティにさえたどり着けてしまえば宿屋で全回復できるようになるし道具屋で回復アイテムも買えるしでRPGの平均的な難易度に落ち着きました。テントは買えるようになった段階だと手が出しにくい値段(1万円)だったので、街に戻るのが面倒な時はクリスベルとウィルヘルムの回復スキルに頼る戦法をとっていました。
その後はレベル上げもしやすくなって、ザコ敵なら送り込みなどをしなくても殴り勝てるようにもなるし、ほとんどのボスもギミックがあるとはいえ無理して送り込みや加速減速しなくても勝てるぐらいに難易度が抑えられています。
他にしんどいのはシンダーの街を出てからクリスタリスの時の女帝戦まで街がないことぐらい。

総評:不満点も少なくないが、時間をテーマにしたシステムは面白い発想

ストーリーの展開の速さや説明の少なさ、それに対してテンポの悪さが目立つ戦闘や移動など不満点も結構ありますが、時間をテーマにしたシステムやグラフィックは素敵だと思いました。
良くも悪くもレトロなRPGらしい作品です。RPGが好きでグラフィックに惹かれたなら買って損は無いと思います。
 
コメントアイコン Comment0  |  Trackback0

Tag: #Switchソフト #PS4ソフト #PS5ソフト #XboxOneソフト #XboxS|Xソフト #Steamゲーム #PCゲーム #RPG #レビュー

スポンサーリンク:

 
Home | Top ▲
 
最新記事
RSSリンクの表示
カテゴリ
参加ランキング
 

このブログが参加しているランキングです。

良ければランキングバナーのクリックをお願いします。

 
スポンサーリンク
 
 
メールフォーム
 

大きなフォームはコチラ

名前:
メール:
件名:
本文: