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【Steam/Switch】『プチシール物語』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/10/07
ゲーム感想&レビュー 0
Switchソフト Steamゲーム PCゲーム パズル
『A Tiny Sticker Tale(プチシール物語)』を購入しました。

シールを貼ったり剥がしたりして進めるパズルアドベンチャー。シンプルに面白そうと思って購入しました。
シールを使った謎解きというので最初に思い浮かべたのが『ペーパーマリオ スーパーシール』のぺパライズでした。あちらはアイデア自体は良かったのに使い勝手がとにかく悪くて残念だったのですが、本作のシール機能はストレス少なめの楽しいシステムに仕上がっています。
全イベントを一通り見た所まで遊んで、プレイ時間は約4時間でした。ちょっと迷った所もあってこのぐらいなので確かにプチな物語。

任天堂の公式オンラインストア。「プチシール物語 (A Tiny Sticker Tale) ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:プチシール物語
・発売元:Ogre Pixel
・開発元:Ogre Pixel
・対応ハード:Switch/PC(Steam)
・定価:
-Switch版:1500円(税込)
-Steam版:1200円(税込)
・発売日:
-Switch版:2023年10月4日
-Steam版:2023年10月5日
・ジャンル:パズルアドベンチャー
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:©Copyright Ogre Pixel
・公式サイト:
https://ogrepixel.com/a-tiny-sticker-tale/

どういう人にオススメ?
・ユニークなパズルゲームを探している人!

良かった点
・どんなシールでも貼ればフィールド上に反映される
・シールは剥がすことで何回でも貼り直しできる
・シールを図鑑に登録できる機能アリ

賛否両論?点
・タッチ操作に対応していると尚良かった
・日本語訳が機械的で動物たちの口調も安定していない

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




シールを貼ったり剥がしたりで島の景色が変わる


主人公はロバのフリン。冒険の舞台であるフィゴリ島にはお父さんの行方を追ってやって来たようです。
フリンは不思議なシール帳を持っていて、なんとその場にあるものをシールに変えて持ち運んだりシールにした物を貼り付ける事で元に戻したりできるのです。シール帳の力を借りながらお父さんの居場所の手がかりを探すのがメイン目標となります。
このシールシステムが本作の根幹であり最も面白い所です。色んな物を貼ったり剥がしたりできちゃうし、平地であれば基本どこでも貼ったものが実体化する所に凄い!と思ってしまいました。
木や茂みも動かせるのでやろうと思えば島の景観を変えてしまうこともできます。岩など動かせない物も多いとはいえ、木を植林しまくって森にしたり・家具を置いてリゾート地にしたり等できるので、ちょっとしたレイアウトゲームとしても楽しめるかも?
Yを押せばいつでもどこでもシールモードに変更可能カーソルでシールにしたいオブジェクトを選ぶとペリッと剥がせます

カーソルを画面下部まで持っていくとシール帳が開き、剥がしたシールを貼り付けて保管することができます。シール帳は1ページ分しか使えないため多くの物を持ち運びたいなら整理整頓が必須。
多少ページからはみ出していても大丈夫なので見た目以上に余裕はありますが、それでも好き勝手貼っているとすぐパンパンになってしまいます。ただしストーリー中盤まで進めると中に物を置けるテントを入手できて、持ち運べる物の数が実質的に大幅拡張されるので収集心豊富な方もご安心を。
動かない物体の他に住民や野生生物なんかもシールにして持ち運べます。なんなら住民を特定の場所まで持って行って貼るイベントも存在しますし。
各シールにはレアリティの設定があるようで、作中で1つしか入手できないシールは虹エフェクト付きのキラシールになるようです。住民やトロフィーは当然キラシール扱い。
逆に持っているシールを貼りたい時は、シール帳を開いて貼りたいものを選んで任意の場所に持っていくだけでOK。貼ったのが有効な場所(岩の上とか川の上とかはNG)であれば実体化します。

カニを邪魔な草の近くへ貼り付けるとハサミで道を切り開いてくれました。こんな感じにオブジェクト同士を組み合わせることで道ができたりアイテムが出てきたりする事もあります。
一度貼ったシールも剥がして何度でも再利用ができるので失敗を恐れる必要ナシ。色んな所にペタペタ貼ってみるのも楽しいです。
不満点はタッチ操作ができずシール帳へのアクセスにやや手間がかかることぐらいですかね…。Switch版だけでもタッチ操作に対応してくれていたら尚のこと良かったとは思います。
しかし、この便利なシール帳を持っているのはフリンだけとは限りません。島に住むイタズラ好きなタヌキも同じようなシール帳を持っていて、道を岩で塞いだり・橋を跳ね上げたりといった邪魔をしてきます。
不思議な事にタヌキが置いた障害物などはフリンのシール帳ではどかせません。そのため先に進むには島の住民の手助けが必要になりますし、手助けしてもらうにも彼らのお願い事を叶えてあげる必要が出てくるというわけです。

また、一度シール帳に貼ったことのあるオブジェクトは自動的に図鑑に記録されます。この図鑑がコレクション要素になっていて、エンディングにそのまま進むだけでは半分程度しか埋まりませんでした。

シールの中には島の住民たちのお願い事を叶えると手に入るトロフィー的な像もあるので、図鑑を埋めたいのであれば自然と全てのイベントをこなす事にもなります。木をカバの大工の所に持っていくと作ってもらえる家具のコンプリートも少し大変。
ただ、本作はアドベンチャーゲームとしては結構大きな悩み所が存在していまして…。それが日本語への翻訳の際に機械翻訳を使用したみたいで住民達のセリフに違和感を感じる所が多いのです。
同じ人物でも話し方が機械的かと思いきや急にフランクな口調になったりコロコロ変わるのに加えて、みんな同じ喋り方なせいで性格も掴みにくく感情移入がしにくかったです。お父さんとの回想はムービーで語られる形式になっているおかげで重要な場面で興醒めしないのは良かったですけど…。
セリフのせいか一部の謎解きも何をどうすればいいのかがわかりにくく、現時点で使えるシールを持っていっては貼る総当り作戦を決行した場面もありました。私が詰まったのはタヌキに塞がれた山への入口を開けるのにサルの採掘者を連れてくる場面と兄弟団のアジトに大妖精を連れていく場面の2つ。
ハニー(黄色いトリの女の子)を貼るとヒントを喋ってくれるといった仕様はあるのですが、山への入口を塞がれた時に「他に入れるところを探さないといけない」(道ではなく岩をどうにかする方法を見つけるのが正解なのに)と宛外れなことを言ったり、サブイベントのヒントは無いしメインストーリー中でも内容が中々更新されなかったりで控えめに言ってもポンコツです。ここもちょっと残念なポイントでした。
攻略に必要なアイテムを手に入れる手順がかなりガッチリ決まっているのもあって、エンディングに到達するまでにどこか1つの謎でも詰むと先へは進めなくなります。まあでもヒント役がいなくても大多数のトラブルはパッと解決できるぐらいの難易度なので…気にはなるけど目くじらを立てるほどではないかも。



総評:シールをペタッと貼りまくるのが楽しいアドベンチャー♪

シールを用いた謎解きが楽しかったです。惜しいと思える所もありますが個人的には好きな作品。
まずシールとして貼った物がどんなオブジェクトであってもフィールド上に反映されるのに感動。しかも何回でも貼り直せるおかげで色々試してみるのもストレスフリーだしで「これがぺパライズの理想形…!」とまで思わせてくれました。
シール図鑑といったコレクション要素もあって、謎解きの難易度も程々なので子どもから大人まで楽しめる作品です。セリフが機械的なのとヒント役があまり役に立たないのが惜しい部分ではありましたが、ゲーム性のユニークさとそこまで高くない定価から総合的には買って良かったと思える作品でした。
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