海外製ミーム?「Anti-Piracy Screen」について
今回はYoutubeとかでたまにオススメに上がってきている「Anti-Piracy Screen」についてまとめました。
Anti-Piracy Screenは日本語で言うと「海賊版対策画面」。割れ(違法アップロード・違法ダウンロード)対策やコピーガード・コピープロテクト用に用意されている画面のことを指すようです。
スーパーマリオ64やマリオパーティDSなど様々なゲームの動画がありますが、どれも途中でゲームが止まったりいつもと違うイベントが起こった後、違法コピーを咎めるような文章と共に檻に囚われたキャラクターが表示されたりする流れがほとんど。中にはホラーな演出を伴うものもあり中々に恐怖を与えてくれます。
今記事ではホラー要素のあるものやショッキングなシーンがあるものは載せていませんが、自力で検索する場合は覚悟しておいて下さい。
検索結果に出てくる動画はホラー要素強めなものやビックリ要素を含むもの、サムネイルの時点で怖いものが多いです。まず、そもそも「Anti-Piracy Screen」というワード自体検索してはいけない言葉認定されてます…。
恐怖系APSの雰囲気はcreepypastaとして有名なPokémon LostsilverやSonic.exe、Hotel Mario6など(いずれも検索注意)の雰囲気に近いので、そういうのが好きな方にはオススメです。
Anti-Piracy Screen
一番最初にオススメに出てきた「スーパーマリオ64」のAPS。
タイトルの直後にクッパの笑い声とともにカセットを見て驚いているマリオと警告文が表示されるシンプルなもの。
Mario Party DS Anti Piracy Screen (HD) (Extended)
1番有名な「マリオパーティDS」のAPS。
ミニゲーム中に突然エラーコードが表示され、その後警告文と共に檻に囚われたマリオ達が表示されるという内容。
Animal Crossing: New Leaf - Anti-Piracy screen (Tom Nook)
「とびだせどうぶつの森」のAPS。
たぬきちに違法コピーを咎められ、口止め料として2億ベルを要求されます。
ただしその後、否応がなしに監獄行きの電車に乗せられ、最後は文章と共に檻に囚われた主人公の絵が表示されます。
Pokémon Platinum DS Anti Piracy Screen
「ポケットモンスタープラチナ」のAPS。
ナナカマド博士の会話中に突如「Did you pirate this game?(君はこのゲームを割ったのか?)」と聞かれ、話を進めるといきなりアカギ戦が始まりますがそもそも手持ちポケモンがいないのでけつばんが登場。Lv.0なのでまず負けます。
その後、上画面にギラティナと警告文が、下画面にやぶれたせかいに囚われた主人公が表示されるという内容。
Nintendogs - Anti Piracy Screen
「ニンテンドッグス」のAPS。人によってはショック強めの内容かも。
長めの動画ですが、途中(2:35辺り)でいきなり「Zeus is sick with scurvy.(ゼウス(犬の名前)は壊血病になった)」と表示され、その後暗転。
警告文と共に飼っていた犬が死んでしまったことが表記され、その後お墓が映し出されます。
Earthbound Anti-Piracy Screen
「MOTHER2」のAPS。
主人公の名前をつけたあと突如警官達とのバトルになります。
主人公がPK Piracyという謎技を出すとビープ音と共に暗転、その後投獄されているネスの様子が映されます。
Tomodachi Life - Anti Piracy Screen
「トモダチコレクション新生活」のAPS。
浜辺に行くと海賊が現れるイベントが発生、その後ニュース速報で島が荒らされてしまったことが告げられます。
突然現れる海賊がシュールなのに加え、無駄に疾走感があり固有のニュースが流れる力の入れようで好きなAPSです。
これらの動画の真相ですが、全て有志の方が作られた二次創作のフェイク動画です。
主に海外でミームになっているようで、かなりの種類のAPSが作成されています。クオリティの高い物も少なくなく、完全に恐怖演出に全振りした物からリアルでありそうな物まで多数でホラー耐性があるなら見てて楽しいかも?
実際に割れ対策を施しているゲームは存在していますが、上記の動画で扱っているゲームにはコピープロテクトは非搭載です。
そもそも、搭載しているゲームでも専用の画面やイベントを用意しているケースは非常にレア。あったとしても真っ当にプレイしていればまず見ることはないのでご安心を。
ちょっと話は逸れますが、海外でAnti-Piracy Screenが流行る前に日本でも割れ対策でデータが消されるソフトがあるというウワサが流れていたこともあります。有名なのだとPS2版「Fate/stay night」の「問おう、貴方のソフトはマスターか?」など(これは嘘と言うより割れ厨を釣るために有志が流した囮ソフト説が有力)。
Anti-Piracy Screenが偽物だとしても、そもそも違法コピー・違法ダウンロード自体がダメなので絶対にやらないでくださいね。
おまけ:本物のAnti-Piracy Screen
「火のないところに煙は立たず」ということわざもあることから、何か元ネタとなるゲームがあると思って調べた結果、「スーパードンキーコング2」と「スーパードンキーコング3」のコピープロテクトが元ネタである可能性が高そうです。
特に「ドンキーコング2」のプロテクト画面はソフトの接触が悪いとたまに実機でも見ることが出来るらしく、ゲームを遊ぶべく電源を入れたら出てきてトラウマになった人もいるとか。
他にもコピーガードを搭載したゲームが存在しますが、この2つが特に元ネタっぽい。
調べた限りだと、ハード自体のガードが緩かった1980年代とマジ〇ン最盛期だった2000年代に発売されたゲームにコピープロテクトが搭載されていることが多いようです。
実際に搭載されているコピープロテクトも色んなものがあり、上記のスーパードンキーコング2の「警告画面が出て進めない」パターンを始め、ポケモンBWの「ポケモンを倒しても経験値が得られなくて詰む」パターン、DS版ドラクエ5の「最初の船から降りれなくて詰む」パターン、海外版MOTHER2の「敵が増えて難易度が上がるだけでなく、ラスボス戦前で必ずフリーズからのデータ削除」というパターンなど多彩。
実際にコピーガードを搭載しているゲームについてはアニヲタwiki様の「割れ対策」というページが詳しいです。
近年のコンシューマーゲームに関してはコピープロテクト搭載のゲームは稀。搭載されているのもSteam等で販売されているPCゲームや大人のゲームぐらいでそれも少なくなっているようです。
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Anti-Piracy Screenは日本語で言うと「海賊版対策画面」。割れ(違法アップロード・違法ダウンロード)対策やコピーガード・コピープロテクト用に用意されている画面のことを指すようです。
スーパーマリオ64やマリオパーティDSなど様々なゲームの動画がありますが、どれも途中でゲームが止まったりいつもと違うイベントが起こった後、違法コピーを咎めるような文章と共に檻に囚われたキャラクターが表示されたりする流れがほとんど。中にはホラーな演出を伴うものもあり中々に恐怖を与えてくれます。
今記事ではホラー要素のあるものやショッキングなシーンがあるものは載せていませんが、自力で検索する場合は覚悟しておいて下さい。
検索結果に出てくる動画はホラー要素強めなものやビックリ要素を含むもの、サムネイルの時点で怖いものが多いです。まず、そもそも「Anti-Piracy Screen」というワード自体検索してはいけない言葉認定されてます…。
恐怖系APSの雰囲気はcreepypastaとして有名なPokémon LostsilverやSonic.exe、Hotel Mario6など(いずれも検索注意)の雰囲気に近いので、そういうのが好きな方にはオススメです。
Anti-Piracy Screen
一番最初にオススメに出てきた「スーパーマリオ64」のAPS。
タイトルの直後にクッパの笑い声とともにカセットを見て驚いているマリオと警告文が表示されるシンプルなもの。
Mario Party DS Anti Piracy Screen (HD) (Extended)
1番有名な「マリオパーティDS」のAPS。
ミニゲーム中に突然エラーコードが表示され、その後警告文と共に檻に囚われたマリオ達が表示されるという内容。
Animal Crossing: New Leaf - Anti-Piracy screen (Tom Nook)
「とびだせどうぶつの森」のAPS。
たぬきちに違法コピーを咎められ、口止め料として2億ベルを要求されます。
ただしその後、否応がなしに監獄行きの電車に乗せられ、最後は文章と共に檻に囚われた主人公の絵が表示されます。
Pokémon Platinum DS Anti Piracy Screen
「ポケットモンスタープラチナ」のAPS。
ナナカマド博士の会話中に突如「Did you pirate this game?(君はこのゲームを割ったのか?)」と聞かれ、話を進めるといきなりアカギ戦が始まりますがそもそも手持ちポケモンがいないのでけつばんが登場。Lv.0なのでまず負けます。
その後、上画面にギラティナと警告文が、下画面にやぶれたせかいに囚われた主人公が表示されるという内容。
Nintendogs - Anti Piracy Screen
「ニンテンドッグス」のAPS。人によってはショック強めの内容かも。
長めの動画ですが、途中(2:35辺り)でいきなり「Zeus is sick with scurvy.(ゼウス(犬の名前)は壊血病になった)」と表示され、その後暗転。
警告文と共に飼っていた犬が死んでしまったことが表記され、その後お墓が映し出されます。
Earthbound Anti-Piracy Screen
「MOTHER2」のAPS。
主人公の名前をつけたあと突如警官達とのバトルになります。
主人公がPK Piracyという謎技を出すとビープ音と共に暗転、その後投獄されているネスの様子が映されます。
Tomodachi Life - Anti Piracy Screen
「トモダチコレクション新生活」のAPS。
浜辺に行くと海賊が現れるイベントが発生、その後ニュース速報で島が荒らされてしまったことが告げられます。
突然現れる海賊がシュールなのに加え、無駄に疾走感があり固有のニュースが流れる力の入れようで好きなAPSです。
これらの動画の真相ですが、全て有志の方が作られた二次創作のフェイク動画です。
主に海外でミームになっているようで、かなりの種類のAPSが作成されています。クオリティの高い物も少なくなく、完全に恐怖演出に全振りした物からリアルでありそうな物まで多数でホラー耐性があるなら見てて楽しいかも?
実際に割れ対策を施しているゲームは存在していますが、上記の動画で扱っているゲームにはコピープロテクトは非搭載です。
そもそも、搭載しているゲームでも専用の画面やイベントを用意しているケースは非常にレア。あったとしても真っ当にプレイしていればまず見ることはないのでご安心を。
ちょっと話は逸れますが、海外でAnti-Piracy Screenが流行る前に日本でも割れ対策でデータが消されるソフトがあるというウワサが流れていたこともあります。有名なのだとPS2版「Fate/stay night」の「問おう、貴方のソフトはマスターか?」など(これは嘘と言うより割れ厨を釣るために有志が流した囮ソフト説が有力)。


おまけ:本物のAnti-Piracy Screen
「火のないところに煙は立たず」ということわざもあることから、何か元ネタとなるゲームがあると思って調べた結果、「スーパードンキーコング2」と「スーパードンキーコング3」のコピープロテクトが元ネタである可能性が高そうです。
特に「ドンキーコング2」のプロテクト画面はソフトの接触が悪いとたまに実機でも見ることが出来るらしく、ゲームを遊ぶべく電源を入れたら出てきてトラウマになった人もいるとか。
他にもコピーガードを搭載したゲームが存在しますが、この2つが特に元ネタっぽい。
調べた限りだと、ハード自体のガードが緩かった1980年代とマジ〇ン最盛期だった2000年代に発売されたゲームにコピープロテクトが搭載されていることが多いようです。
実際に搭載されているコピープロテクトも色んなものがあり、上記のスーパードンキーコング2の「警告画面が出て進めない」パターンを始め、ポケモンBWの「ポケモンを倒しても経験値が得られなくて詰む」パターン、DS版ドラクエ5の「最初の船から降りれなくて詰む」パターン、海外版MOTHER2の「敵が増えて難易度が上がるだけでなく、ラスボス戦前で必ずフリーズからのデータ削除」というパターンなど多彩。
実際にコピーガードを搭載しているゲームについてはアニヲタwiki様の「割れ対策」というページが詳しいです。
近年のコンシューマーゲームに関してはコピープロテクト搭載のゲームは稀。搭載されているのもSteam等で販売されているPCゲームや大人のゲームぐらいでそれも少なくなっているようです。