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【Steam/Switch/PS4】『Battle Chef Brigade』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/10/23
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム GOGゲーム PCゲーム Switchソフト PS4ソフト アクション
『Battle Chef Brigade(バトルシェフ・ブリゲード)』を購入しました。

アクションでモンスターを狩ってパズルで調理するクッキングバトルゲーム。料理の鉄人をファンタジー世界に持って行ってジビエ専門にした感じのゲームです。
発売日は結構前な作品ですが、つい最近e-shopで75%OFFの420円という破格のお値段でセールしていたことを機に購入。結論から言うと良い買い物をしました。
ストーリーモードクリアまでにかかった時間は11時間程度。やり込み要素が少ないのとオンライン対戦ができないのは惜しい所かも。

任天堂の公式オンラインストア。「Battle Chef Brigade ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
本タイトルは日本語対応済みです。 内容の説明 『Battle Chef Brigade Deluxe』は、爽快食材ハンティングアクション&至高の美食クッキングパズルバトルゲーム! 国王が求める究極の料理を作り出す、至高の料理人を目指して!主人公ミナの旅が、今はじまる。 ファンタジーに包まれたこの王国で、エリートバトルシェフたちは食材となるモンスターたちを巧みに狩猟します。それを試行錯誤して調理し、最高の料理を生み出す才能が必要です。 キュートで天真爛漫な主人公ミナとなって、爽快バトルアクションで食材を集め、マッチ3パズルで最高の料理を作り出し、最強料理人を目指そう!Viva la Brigade ブリゲード万歳! 『Battle Chef Brigade Deluxe』は調理の舞台となるキッチンアリーナでのパズル要素。食材を集めるバトルアクション要素。日本の文化に多くのインスピレーションを受けた、手書きの2D アニメーションが織りなす最高にキャッチーでキュートでクールなキャラクターたちが贈るRPG要素。 まるで最高の料理のように素材のすべての味を凝縮し作り上げられた、素晴らしくデリシャスな傑作です。
・タイトル:Battle Chef Brigade
・発売元:Trinket Studios
・開発元:Trinket Studios
・対応ハード:
PC(Steam/GOG)/Switch/PS4
・定価:
-Steam版:2050円(税込)
-Switch版:2100円(税込)
-PS4版:2090円(税込)
・発売日:
-Steam版:2017年11月21日
-Switch版:2017年11月23日
-PS4版:2018年12月21日
・ジャンル:
ハンティングアクション&クッキングパズルバトル
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記:
TM & © 2017 Turner Broadcasting System, Inc. A Time Warner Company. All Rights Reserved.
・公式サイト:
https://www.battlechefbrigade.com/

どういう人にオススメ?
・アクションゲームとパズルゲームの両方が好きな人!
・ファンタジー世界でシェフをやってみたい人!

良かった点
・アクション部分もパズル部分もシンプルだけど楽しい
・出来上がる料理がちゃんと美味しそう
・制限時間がいい塩梅になっていて緊張感がある
・手書きアニメで描かれたグラフィックとファンタジーの世界観が良い

賛否両論?点
・ローカル対戦はできるがオンライン対戦はできない
・ストーリーは唐突に話が進む場面が多く入り込みにくい
・チャレンジモードの記録を残して欲しかった

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)


狩猟から調理まで1人でこなしてこそ一人前のシェフ

まずは本作のメインディッシュ、クッキングバトルについてご紹介。ルールは簡単で、作った料理を評価してもらって獲得スコアが高かった方が勝利というもの。
スタート前にテーマとなる材料と審査員が好む味が提示されるので、それらのお題をクリアしながら時間制限内にできるだけ評価が高い料理を作り上げないといけません。審査員は1回のバトルにつき1〜3人登場します。
料理に使う食材は全て自前で調達する必要があるので、まずは食材集めパートの2Dアクションから始めることに。ひと狩りいこうぜ。

キッチンの外に一歩踏み出せば、そこには魔物がたむろする危険なフィールドが広がっています。でもこの世界のシェフにとっては自然の食料庫とも言える場所。
シェフ達は手にした得物で魔物達のお命を頂戴して食材を集めていきます。操作はLスティックで移動BでジャンプYで通常攻撃XでMPを消費する攻撃Aで回避やカウンターZRで食材回収ZLで食材廃棄
アクションパートは使用キャラ(ミナ・スラッシュ・ジギーの3人)によって使い勝手や出せる攻撃が違います。ミナはスタンダードな操作性で素早く身軽、スラッシュは大振り高火力で食材を吸収してバーサクモード(攻撃力UP)が使用可能、ジギーは手下の骸骨や幽霊を召喚して狩りを手伝ってもらえるのが特徴。
ボタンの連打やLスティックを傾けることで複数の技を使い分けることもできたりと、アクション部分だけでも割としっかり作られている印象です。操作感も悪くなくて、簡単にコンボ技を繰り出せるお陰でスタイリッシュに戦えるようになるのも楽しい所。
狩られる側も黙って見ている訳では無いため反撃されてしまうこともありますが、HPとMPは時間経過で回復するので気にしなくてもやられることは稀。やられた所で手持ちの食材を落として入口に戻されるぐらいのペナルティしか無いので気軽に狩りができます。
魔物の中には他の食材を与えることで卵を生んだり・形態変化して新しい部位を落とすようになるものもいます。欲しい属性が入っていない食材は他の魔物に与えてしまうのも手。
時間制限がある都合上、狩りパートものんびりはできず素早く敵にダメージを与えて倒していかないと時間がもったいないです。そういう意味では無駄なく動きたい所。

欲しい素材が集まったりカバンがいっぱいになったら、一旦キッチンにただいまする事で食材を預けられます。調理を開始した後も狩りに出ることは可能なので、下ごしらえぐらいは早めにやっておきたい所。
調理パートは3マッチパズルに食材を投入+調味ジェムを回転させて揃えていくことで料理の評価が上がっていくシステムです。

調理ジェムはの基本の3種類の他、3つ繋げると万能ジェムになる・動かしすぎると周囲のジェムにヒビを入れてしまうが含まれていることも。食材によって含まれているジェムの種類が異なります。
火水土のジェムは同レベルの同属性を横か縦(L字は×)に3つ並べることで融合して1つの上位ジェムに変化。レベル3になるまでくっつけることができて、スコアは含まれている属性ジェムの数が多いほど・ジェムのレベルが高いほど上がっていきます。
1つの料理につき容量は4×4マスしかないので場所のやりくりが少し大変。レベル3のジェムが増えるほどフィールドが埋め尽くされていくので、新しいジェムを投入することが困難になって上げ止まりしがち。
一部の食材に入っているヒビ入りジェムは動かしすぎると壊れて消滅してしまったり・レベルが下がってしまいます。融合させればヒビは消えますが中々に厄介な存在。
審査員の好みに合わせて料理中のジェムの割合を調節してあげる必要もあるので、入れる食材の属性を偏らせるのも重要になってきます。ソースを持っているなら別属性に上書きするのもアリ。
複数属性を要求してくる審査員はさらに厄介で、要求ジェムの割合についてもできる限り平等にしないといけないので高評価を取るのが難しいです。3属性全部を要求されたりもするし…。
調理器具の方にもいくつか種類がありだったら特定の属性しかくっつけられない代わりに2個だけで融合させられるものがあったり・連続で複数のジェムを融合させる事でコンボ数が増えていきくっつけることなくジェムを進化させられるものがあったりします。高評価を狙うなら効率よく料理するために材料だけでなく器具も重要。
マッチがこれ以上できなくなった時やいらないジェムを消したい時はまな板で切り刻んだり、審査員が複数人いる時なんかで並行して2つ以上同時に調理したい時は片方をオーブンに入れておけば自動的にジェムを進化させたり増やしたりできます。オーブンも種類で効果が違うのでお好みでどうぞ。
食材が魔物と知ると食べて大丈夫?とも思えますが、出来上がる料理は元の魔物の特徴を残しながらも美味しそうなものばかり。最初の方に入れた食材で出来る料理が変わるっぽい?
個人的にはサントマトのスクランブルとタカの実ゼリーが美味しそうだと思いました。木の実や野菜がメイン食材になっているものは普通に食べてみたい。

できた料理を審査員の所までサーブするのもシェフのお仕事。制限時間ギリギリまで作っていると完成はしても出すのを忘れてしまいがち…。
審査員による評価はポイントの量・好みの属性が多く含まれているか・毒ジェムが入っていないか・テーマ食材が入っているかの4項目がメイン。調理書を持ち込んでいる場合は特定の条件を満たすことでボーナスポイントが貰えます。
制限時間は余裕があるように見えてギリギリになる絶妙な時間に設定されています。特に複数の審査員がいる時は全体の制限時間は長くなれど1品辺りにかけられる時間は短くなっているので、その分急がないと2品目や3品目が作れない事態になりかねません。
狩りに費やす時間と調理にかかる時間を逆算して動く必要もあるので、全体的にタイムマネジメントが求められるゲーム性に仕上がっています。ルールはシンプルだけど時間制限による緊張感もあるし、5〜10分で1戦を交えられるからこそ逆に何回もやりたくなってしまう…。
また、持ち込む器具と食材と調理本が選べたり決められているのもスパイスになっている要素です。特に本は勝負の結果を左右するほどのボーナスポイントを発生させられるので、ストーリーモードで使いやすそうな本を探し求めるのも醍醐味ですし、デイリー料理バトルで指定されている本に合わせて入れる食材や動き方を考えるのも楽しい部分です。

ストーリー以外のモードはややアッサリめ


用意されているゲームモードはストーリーモード・デイリー料理バトル・ローカルマルチプレイヤー・チャレンジの4つ。対人戦も楽しそうなゲームなのにオンライン対戦に対応していないのは結構もったいないと思いました。
このゲームのメインは(多分)ストーリーモード。セーブデータ作成時に難易度をノーマルとハードから選ぶ事ができますが、まずはチュートリアルを兼ねてノーマルで遊び始めるのがオススメ。
ストーリーモードではミナ達がブリゲードに入るまでのお話が語られて、手書きアニメで描かれたグラフィックと色んな種族が共存しているファンタジーな世界観がいい感じです。街中でミナを操作するパートも含めて全て2Dアニメで描かれているのも個人的お気に入りポイント。
ミナは普通の人間ですが、スラッシュはオーク、ジギーはアンデッド、他にもドワーフなど色んな種族が住民やライバルとして登場します。オークとかアンデッドとか他作品ではあまりプラスに描かれることがない種族もカッコよかったり可愛いかったりするのが分け隔てなく共存していると感じられて好き。
ただ、ストーリーの展開の仕方はちょっと微妙で話が急に進展して理解が追いつかない場面があったのが気になった所でした。入団試験以外に魔物の暴走などの色んなアクシデントにも振り回されてかなり忙しく、短いプレイ時間の中に色んな話を詰め込もうとして急展開になってしまっている感じがします。
特にキリンとシヴの喧嘩をミナが仲裁しようとしてナイフを投げてしまい謹慎処分を受けた所とミナがブリゲードの入団試験に合格したと思ったらその直後の章で操作権がスラッシュに移行した所は何があった…と思ってしまいました。クリアまでの時間が長くなってもいいので、イベントの合間合間をもう少し丁寧に描いて欲しかったし、なんならもっと長くてもよかったです。

他のモードはストーリーモードと比べるとかなりアッサリしています。軽くにはなりますが1つずつ紹介。
デイリー料理バトルは1日毎に変わるテーマ食材と指定された器具でできるだけ高評価の料理を作るスコアアタック的なモード。このモードのみインターネットに繋いでいないと遊ぶことができません。
獲得スコアをランキング形式で他のプレイヤーと比較することもできるので中々熱くなれます。また、このモードを遊ぶとブリゲードランクが上がったり・エクストラのギャラリーで見れる絵が増えるのでやり甲斐を感じやすいのもGood。
ただし日毎にお題が固定されているのがちょっと残念だと思う所です。1日1回のペースでのんびり遊べていいかも?とは思いつつも、完全にランダムで提示されるお題をひたすら遊べるモードがあったら嬉しかった所。
ローカルマルチプレイヤーは1台のゲーム機で2人一緒に遊べる対戦モード。これがオンラインでもできれば最高だった…。
チャレンジはローグライトっぽいルールで遊べる「サバイバル」、自分で条件を決めて練習できる「フリープレイ」、ジェムを決まった配置に並び替えるミニゲームを遊べる「レストランラッシュ」、攻撃できる指定された数のお皿を割っていく「皿を割りたもう」の4つが収録されているモードです。
個人的にサバイバルが好きでよく遊んでいます。チャレンジの4種目に関しては記録を目に見える形で残して欲しかったとは思いますが、こちらも遊んでいて楽しいミニゲームです。



総評:パズルとアクションの絶品クッキングバトル仕立て

材料であるパズルとアクションの両方を引き立たせつつも、制限時間や調理用具の選択が調味料となっていて絶妙なバランスで面白く作られている良作。アニメ調のグラフィックで見た目も良い絶品です。
アクションパートとパズルパートは片方だけ見ると凄くシンプル。でもその2つが上手く合わさっていることで薄すぎず濃すぎず癖もないけど自然の風味でちょうどよく仕上がっています。
やり込み要素については割と控えめなので、面白いからこそもっと遊んでいたかった…という寂しさを感じなくもないです。デイリー料理バトルで毎日ちょっとだけ遊ぶのをこれから続けることになりそうです。
魔物が食材とか味はどうなんだろう…と戦々恐々もしますが、出来上がる料理がちゃんと美味しそうなのも個人的好きポイント。作った料理を登録して眺められる図鑑があると嬉しかったかも。
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