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【いっせいトライアル】『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/11/23
ゲーム感想&レビュー 0
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2023年11月のいっせいトライアルで『Behind the Frame ~とっておきの景色を~』を遊んだ感想です。

ジブリ風味なアニメ調のグラフィックがとにかく目を惹く作品。画家を目指して努力する女性と老画家の2人の物語が紡がれています。
製品版は12月3日まで858円(35%off)のセール中ですが、それ以上にAndroid版の定価の方がお安いのでAndroidスマホを持っている人はそっちを買った方がお得です。ただしAndroid12には対応していなかったのでかなり古めの端末が必要になるのが難儀。
1時間30分程度で追加ストーリーも含めて終わりました。こんなに短い作品をトライアルに出すのは悪手では…?と思ってしまう所ですが、2024年春発売予定の『The Star Named EOS ~未明の軌跡へ~』の宣伝を兼ねているので予定調和っぽい。

任天堂の公式オンラインストア。「Behind the Frame ~とっておきの景色を~ ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
絵画やパズルを通しての偶然と芸術性の感情的な物語。
・タイトル:
Behind the Frame ~とっておきの景色を~
・発売元:
Akupara Games / Akatsuki Taiwan Inc.
・開発元:Silver Lining Studio
・対応ハード:
スマホ(Android/iOS)/PC(Steam/GOG/EGS/itch.io/GameJolt)/Switch/PS4
・定価:
-Android版:730円(税込)
-iOS版:900円(税込)
-Steam版:1500円(税込)
-Switch版:1320円(税込)
-PS4版:1300円(税込)
・発売日:
-スマホ版:2021年8月23日
-Steam版:2021年8月25日
-Switch/PS4版:2022年6月2日
・ジャンル:
キャンバスに秘められた思い出の欠片を繋ぎ合わせていくストーリー重視の謎解きゲーム
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2021 Silver Lining Studio All rights reserved. Powered by Akatsuki Taiwan Inc.
・公式サイト:
https://silverliningstudio.co/Behindtheframe/jp/index.html

どういう人にオススメ?
・アニメ調のグラフィックに惹かれた人!

良かった点
・ジブリ風味のアニメーションが素敵
・部屋を360°見回せて色々調べられる
・ストーリーは日常的だけど意外性もある

賛否両論?点
・ゲーム性はとても希薄
・1時間程度でストーリーを見終えられてしまう

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



女性と老画家の絵に隠された繋がり


本作のメインキャストは画家を目指して絵を描く若い女性その隣の建物に住む老画家の2名。
お隣さんで絵描きという共通点もあるものの会話を直接交わしたりは一切しません。女性の方は窓から老画家の様子を見て親しみや憧れを抱いたりするのですが、老画家の方はひたすら絵に打ち込んでいて女性の事は認識すらしていなさそうな素振り。
しかし不思議な事に、老画家の部屋にある絵と非常に似たものが女性の部屋にもあって、しかも手を加えて同じ絵にする事で隠されていた仕掛けが動きます。仕掛け棚からは無くしたはずの絵の具が出てきたりと偶然で片付けるには不自然な事が多く、どうして?と思うのと同時に2人には隠された関係性がありそうだと気になってくる作品です。

プレイヤーは若い女性の視点から物語を体験する事に。今の目標は1枚の風景画を完成させる事で、絵の具を見つけては塗っていく日々を送ります。
本作の一番の魅力はアニメ調のグラフィックにあると思いました。ジブリ映画のような絵柄で親しみを感じやすく、アニメーションもしっかり作られていて見応えバツグンです。
ムービーシーンも凄いのですが、部屋の中を360°自由に見渡せられる所もまた凄いと思いました。Rスティックで視点を動かせて天井や床まで見れちゃいます。

画家のタマゴらしく部屋には画材道具や絵画がたくさん。これらの画材や絵をタッチするかカーソルを合わせてAボタンを押すことで女性が思い出や感想などを色々語ってくれます。
課題の絵を完成させるまではカンヅメで作業すると決めているのもあって外に出る事はありません。そんな彼女の一日は目玉焼きとトーストのみのシンプルな朝食とコーヒーを嗜む所からスタート。

朝食やコーヒーは実際に作ることになります。とは言ってもやる事は卵をフライパンの上に持っていったり・食パンをトースターにセットしたり・カップをソーサーに乗せてコーヒー豆をコーヒーメーカーにセットしたりするだけなのでめっちゃ簡単です。
モーニングルーティンをこなした後は絵の続き。こちらにもプレイヤーが色を選んで塗る工程があります。

間違った所に塗っても「間違えちゃった、次は気をつけなきゃ」と言われるだけで絵がダメになったりはしません。一度正しい所に色を置けたら後は適当にバーッと塗っても必要な所だけ塗ってくれるのでこちらもめっちゃ簡単です。
それ以外に気まぐれでスケッチしたりもするものの、これも画面を擦るだけで勝手に描いてくれます。絵描きを目指しているだけあってスケッチも普通に上手。

本作は台湾のインディースタジオが制作した作品なので元は中文で書かれているはずですが、出てくる日本語に違和感が全くありません。メモ帳の手書き感もしっかりしていて好き。
後はちょっとした謎解きもあって、特定の場所を特定の色で塗ったり・パネルを押し込む操作といったパズルもあります。擦るだけではないのでちょっとだけ頭を使いますが、やっている事は絵を塗る作業に1,2本毛が生えた程度でこちらも簡単です。

実の所、本作にはゲームらしさはほんの少ししかありませんでした。朝食作りとコーヒー作りは作中における日々のルーティンですし、絵を描くのもやらないといけない仕事であって遊びではありませんし。
強いてゲームと言えるのは簡単な謎解きパートのみ。それもあっさりと解けてしまう物しかなく正直に言うと楽しいと感じるものではありませんでした。
そんな本作を娯楽たらしめているのは、映像美・女性の体験をプレイヤーも体験できる操作・最後まで進めて意味を理解した時のカタルシスの3つだと思います。ゲーム性は必要最低限に抑えて物語やビジュアルの方に熱量を注ぎ込んでいる感じ。
物語の主導権は女性に委ねられていてプレイヤーには干渉の余地がありません。一方で調べ回る時や作業の時にはプレイヤーも手を動かす必要があって単に見ているだけ読んでいるだけでもないので、手を動かしながら頭では今塗っている色や描いている景色に対して想いを馳せるという女性がやっている事をプレイヤーも体験できるようになっているので、本作にあるのはゲームというよりも体験型の映像作品と言うべき趣だと思うのです。
物語については単に女性の日常を描いているだけでなく、それぞれの絵画に込められたストーリー・女性と老画家との隠されていた繋がり・日常中の違和感の種などが明かされていって、最後にはじーんと暖かくなってくるお話です。プレイ時間にして1時間程度しかなくリニアでリピート性があったりもしないのでとにかく短いお話であることは間違いありませんが、そのぶん体験が褪せる前に一気に見終えられると考えるとこの短さも良かったように思えます。
女性視点の物語を見終えた後にはまた別の人物の視点から描かれた物語が解放されます。こちらも30分あれば十分クリア可能という短さかつ本編を深堀りしてくれるお話なので、本編を終えた人は忘れず遊んでおきましょう。



総評:ゲームではなく操作可能な映画と言うべき作品

ゲームを遊んでいる感じはあんまり無くて、アニメーション映画を見ている感覚の方が強い作品でした。ゲーム的な要素はちょっとした謎解きがあるぐらい。
ジブリ風のグラフィックとリラックスした雰囲気と物語に魅力が詰まっている作品です。最初は画家を目指す女性の日常をひたすらなぞっていくだけだと思っていたのですが、よく考えると不思議な部分がいくつもあって先が気になりましたし、最後にはしっとり暖かい気持ちにもなりました。
筆を動かすシーンなどタッチ操作の方がインタラクティビティを感じられる場面があるのでスマホやSwitchでプレイするのがオススメかも。VRに対応したバージョンが出ても面白そうだとも思いました。
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