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【いっせいトライアル】『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/10/27
ゲーム感想&レビュー 0
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2022年10月のいっせいトライアルで『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』を遊んだ感想です。

クリアするのにトライアル最終日までかかってしまい、期間中には記事を更新できませんでした。製品版は11月3日まで2400円(60%off)でセール中です。
悪魔城ドラキュラシリーズにも携わった五十嵐孝司さんが本作のプロデューサーを務めているとの事で精神的続編と言える作品です。私は悪魔城シリーズを遊んだことがないもののゴシックホラーな雰囲気は似ているねーとは前から思っていました。
アップデートが継続的に行われていて発売当時と比べて改善された要素や追加されたモードも少なくないようです。しかも今後もコンテンツが増えていく計画があるのでまだまだ熱い作品かも。
周回要素も用意されていますが、最初の1周をクリアするだけでも14時間程かかりました。マップ踏破率は98%ぐらいまでは進めましたが、隠しボスとかもいるようですし・アイテムコンプリートまで目指すと倍の時間は遊べそう。

任天堂の公式オンラインストア。「ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト Bloodstained: Ritual of the Night ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
内容の説明 「BLOODSTAINED RITUAL OF THE NIGHT」は18世紀の英国が舞台のゴシックホラー横スクロールアクションRPGだ。常軌を逸した「力」が&魔そのものがその城には蔓延る&そしてそのクリスタルには驚異的な魔力が秘められている。 主人公の名はミリアム、アルケミストの呪いをその身に受け、自分の体が徐々に結晶化していくという業を背負わされた孤児。自分自身を、そして全人類を救うため、ミリアムは城を舞台に戦う、諸悪の根源ジーベルを倒すために。 「IGAVANIA」(イガヴァニア)というジャンルを生み出した五十嵐孝司氏ならではの極上の物語を体験せよ。アイテムを集め作成、様々な用途の武器や装備、略奪品を解放し、無数の魔をそして待ち受ける獄烈のボスどもを倒せ!
「BLOODSTAINED: RITUAL OF THE NIGHT」は18世紀の英国が舞台のゴシックホラー横スクロールアクションRPGだ。常軌を逸した「力」が&魔そのものがその城には蔓延る&そしてそのクリスタルには驚異的な魔力が秘められている。

「IGAVANIA」(イガヴァニア)というジャンルを生み出した五十嵐孝司氏ならではの極上の物語を体験せよ。アイテムを集め作成、様々な用途の武器や装備、略奪品を解放し、無数の魔をそして待ち受ける獄烈のボスどもを倒せ!
・タイトル:
ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト
・発売元:
505 Games /Netease(スマホ版のみ)
・開発元:ArtPlay
・対応ハード:
PC(Steam)/XboxOne/Switch/PS4/スマホ(Android/iOS)
・定価:
-Steam版:5480円(税込)
-XboxOne版:6000円(税込)
-Switch版:6028円(税込)
-PS4版:6028円(税込)
-Android版:1050円(税込)
-iOS版:1600円(税込)
・発売日:
-Steam版:2019年6月18日
-XboxOne版:2019年6月18日
-Switch版:2019年10月24日
-PS4版:2019年10月24日
-スマホ版:2020年12月2日
・ジャンル:
横スクロールアクションRPG
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
ArtPlay、Inc.により開発され、505Games、S.p.A.がパブリッシングしています。
「505 Games」、「ArtPlay、Inc.」のロゴは、505 Games S.p.A.およびArtPlay、Inc.の商標または登録商標で、本ゲームに関するすべての権利は保護されています。
・公式サイト:
https://gamesource-ent.jp/page/Bloodstained_Ritual_of_the_Night

どういう人にオススメ?
・悪魔城ドラキュラシリーズ(特に「月下の夜想曲」以降の作品)が好きな人!
・敵のドロップアイテムを集めるのが好きな人!

良かった点
・主人公の強化要素が多分に用意されていてボス戦が難しくない
・敵が落とすシャードやアイテムを集めるのも楽しい
・ミリアムの見た目をカスタマイズできる
・素材を合成することで新しい装備や料理を作ることもできる

賛否両論?点
・先に進むために必要なアイテムがわかりにくい所がある
・Switch版はグラフィックがボケボケ

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



悪魔の巣窟を探索しつつ自身も強くなる


本作の舞台は18世紀のイギリス。悪魔召喚を目論む錬金術師によってシャードと呼ばれる結晶を埋め込まれつつも生き残ったミリアムが主人公です。
アップデートでプレイアブルキャラクターが増えていて斬月オーロラ(チャイルドオブライトから来たコラボキャラ)も使えますが、最初はミリアムで遊んでみることをオススメします。他キャラにするとキャラクター性能だけでなくNPCやオブジェクトの配置も変わるし、難易度もノーマル・ハード・ナイトメアの3段階で用意されているので周回プレイも楽しめるはず。
操作(ミリアム操作時)はBでジャンプYで物理攻撃XでトリガーシャードRでディレクショナルシャードZRでエフェクティブシャードLでバックステップ
敵を倒すと経験値が貯まっていってレベルアップするとステータスが上がります。経験値稼ぎだったりレアドロップ狙いだったりでとりあえずでも敵を倒すメリットは大きめ。
本作はアクション要素だけでなくRPG要素も強めになっていてメトロイドヴァニアというジャンル(公式は「IGAヴァニア」と名乗っていますが)の中でも比較的遊びやすく仕上がっています。必死こいてプレイスキルを磨かなくとも、レベル上げなり新しい武器や装備の入手なりシャードの強化なりの作業をこなせば有利に進められるようになるため難易度はマイルド。
さらに、お金を稼いでポーションがぶ飲み&作った料理食べまくりで回復しまくるゴリ押し戦法も通用するので、少なくともノーマルならボス戦でも詰まることはないと思います。探索でステータスアップアイテムを見つけられたり・料理を色々食べることでも育つボーナスもありますし。
強いて大変だった所を挙げると、最初のエリアであるガレオン「ミネルヴァ」はお店やシャードの強化機能が解禁されていない状態でボスと戦わされるのでキツいと感じる人もいるかなぐらい。ここさえ越えれば施設が固まっているアーヴァント村に行けるようになるため最初の山です。
最近のメトロイドヴァニアはボスが強くて死にまくるほど良ゲーという風潮が若干感じられて、ジャンル名の大本のもう片方であるはずのメトロイドですら最新作のドレッドはボス戦が激ムズになっている今日この頃ですが、そんな流れを気にしない本作の難易度設定は個人的には好感すら持てます。ゲームとしてのやりがいが戦闘以外の所でしっかりあるのも良い所。
ボスが強い作品も勝利時のドーパミンラッシュは凄くて楽しいけどそこに至るまでのストレスも強くてカロリーが高いので何作も遊びたいとは思えないし、私にとってそういうタイプはエンダーリリーズと本家メトロイドで正直お腹いっぱい…。本作ぐらいのちょうどいい難易度でなおかつマップ埋めやアイテムコレクションが楽しい作品がもっと増えて欲しいです。

戦闘方面はちょっと稼ぎをすればすんなりと乗り越えられる一方で、探索は次のエリアに進むために必要なシャードやアイテムがわかりにくい場面があるのが難点です。新しいパワーアップを覚えたり・鍵となるアイテムを手に入れることで今までは行けなかった場所に行けるようになるというのはこのジャンルだと王道で本作も乗っかっていますが、その鍵となるアイテムやシャードが特定箇所だけではありますが気づきにくかったです。
それが中盤の列車に乗り込む場面で必要となる「認証板」というアイテム。これを手に入れるにはアーヴァント村の店の奥にある写真コーナーを調べる→「臭化銀」を手に入れる→臭化銀をドミニクに渡して「証明写真」を貰う→証明写真を図書室にいるO.Dに渡すという流れを踏む必要があります。
最初のイベントがパッと見ではサブクエストにしか見えないぐらいにさり気なかったのでスルーしていたのもあり、ここで2時間ぐらいロスする羽目になりました…。詰まったらサブクエストを進めてみようとなる人でないと気づかず彷徨い続ける可能性が高いと思います。
もう1つは水の中に潜れるようになる方法がわかりにくかった所でスキルシャードの「ディープシンク」を手に入れる前に必要になるのですが、その答えがディシーマというザコ敵が落とす「アクアストリーム」というシャード。まさかザコ敵が落とすシャードが攻略に必須だとは思ってもいなくて攻略を見てしまいました…。
良くも悪くも誘導やヒントは少なめで探索のしがいはあるけど、単に探索するだけでは解決しない部分については流石にヒントが欲しかったです。後者に至ってはクリアに必須の他シャードはボスが持っているものばかりなのに、なんでこれだけ例外になってるねん…とも思います。
後はゲームオーバー演出が長いとか、やられると最後にセーブした場所までロールバックされるのが面倒とか、セーブできる部屋の密度がやたら少ない所があったり、カエルやコウモリに攻撃が当てにくいとかの気になる所もあるにはあります。ここら辺はレトロ感を大事にしている本作では古き時代のシビアさが現れていて許容範囲かなとも思いますが。

ミリアムの使える武器も武足・剣(突剣・片手剣・大剣・刀・片手棍)・槍・鞭・銃とかなり豊富。これに加えてコマンド入力で発動する奥義とシャードを用いた魔法攻撃ができるので使える技は本当にたくさんあります。
武器はお店で買ったり敵がドロップする物の他に、合成しないと手に入らない物もあるので定期的にアーヴァント村に帰って新しい武器が作れないかチェックしておくのが良さげ。特殊な効果が付いた武器も用意されているので色々試してみるといいかも。
シャードは敵の悪魔を倒すとドロップすることがあり、拾ったシャードはメニューから自由に付け替えることができるようになります。一部シャードは次のエリアに進むのに必須にもなっていて、ボス悪魔であれば確定でドロップ・ザコ悪魔はたまにしかドロップしてくれません。

シャードはトリガーディレクショナルエフェクティブエンチャントファミリアスキルの6つに分類されています。トリガーとディレクショナルとエフェクティブはボタンを押すとMPを消費して発動する任意発動型・エンチャントとファミリアとスキルは身につけているだけで自動発動するパッシブ型で、スキル以外のシャードは同時に1種類までしか身につけられません。
それぞれのシャードの効果は入手元の悪魔が使う攻撃をミリアムも使えるようになるというもの。MP(青いゲージ)を消費する代わりに強力な遠距離攻撃ができたり・使い魔を召喚できたりします。
スキルシャードに関しては少し特殊な扱いで、シンプルにできるアクションが増えるというものになっていて持っているだけで効果が出ます。ダブルジャンプや水に潜れるようになるというよく見るタイプのものから、ショートカット機能を追加したり・重力の方向を逆さまにしたりするユニークなものも存在。
シャードにはランクとグレードというステータスがあって、ランクは指定されたアイテムを合成することで上昇・グレードは同種シャードの所有数で上がっていきます。売れば高く買い取ってもらえるシャードですが、使いやすいものはダブっても取っておくのが基本です。
シャード集めを始めとして、ドロップアイテムを狙ってひたすら敵を狩るのも本作の醍醐味と言える遊び方。食材や合成素材を落としたりすることもあったり・武器をそのままドロップする敵もいるので、色んな敵を倒して回るのも楽しいです。
特定の敵のドロップアイテムが欲しいという時は部屋を切り替えれば即復活していますし、一旦移動した後に入ってきた方向にスティックを傾け続けると1回分の暗転で元の部屋に戻ってこれるのも地味だけど凄く良いと思った仕様です。コレクション要素の多さにだけ力を入れるのではなくアイテムハントがやりやすくなっていて最高ですし、メニューのAchievementでジャンル別に収集率を表示してくれるのも良い。
ついでに、ちょっとした小ネタとして他ゲームのネタが含まれていることも。どう見てもショベルナイトなショベルアーマーとかソニックという名のニンジャと競争したりする部屋があったりと、本作がインディーゲームという括りで無ければ難しかったであろうネタも仕込まれています。
もちろん悪魔城ドラキュラのネタも多数仕込まれているとの事なので、暇があれば探してみるのも面白いかも?ぶっころおばさんリンジーのクエストの被害者はさすがに私でも気づけたよ。

オマケでミリアムのカスタマイズや料理なども


寄り道コンテンツについてもいくつか用意されていて、敵のドロップ狙いの他にミリアムの見た目をいじれたり・料理システムがあったり・隠しボスも用意されています。
ミリアムの見た目を変えれるというのはキャラクリ好きな私にとっては推したい所。ヘアカラー(メインとグラデーションの両方)・目の色・服の色・肌の色などをカラーバーで細かく調節できるし、肌の色も人間ではありえない色にまで調節できるようになっています。
髪型も変更可能で、道中に隠されている「世界のファッション」という本を集めると選択肢が増えます。最初から美人なミリアムさんを自分好みに変えられるのも楽しい。
また、アクセサリーも身につけているものが見た目に反映されるようになっている所もGood。効果値を取るか見た目を取るかは悩ましいところですが…。
ただ、Switch版特有の問題点としてグラフィックがぼやぼやしすぎというのもあります…。マシンスペックが大きく影響しているらしく、移植するにあたり処理落ちを防ぐ代わりにグラフィックが犠牲になってしまったみたいです。
Steamのストアページを見ていると一瞬見ただけで解像度が全然違うとわかるレベルで差があるので拘る方はSwitch版は避けましょう。ミリアムさん美人なのにぼやけちゃってるのがちょっともったいない…。
ここまでしても入力した操作が反映してくれないぐらいに処理落ちした場面もあったので、最適化という面は結局微妙という評価になってしまいます。他ゲーでSteamからSwitchに移植しても上手くやっている作品も多いですし、値段を考えるともう少し頑張って欲しかったと思わなくもないです。
長時間遊んでいると重くなりやすいみたいで本体の再起動で直ることが多かったです。エラー落ちについては私は一度も遭遇することがありませんでしたが、ネットでの報告は上がっているのでセーブ部屋を見つける度にセーブしておくぐらいには慎重に遊ぶのがもしもの時のために良さそうです。

もう1つ、個人的に推したい要素は料理システム。アイテムを合成する場所で料理もできるようになっています。

食材の種類もとても多くてやたら細かく指定されたり・素材の素材を作らないといけなかったりで面倒ではありますがそこが楽しい所。色んな料理を作れるゲームはいいぞ。
お店で買える食材も多いのですが、中には種から育ててもらわないといけなかったり、敵のドロップアイテムが必要になったりもします。あまり出てこない敵からドロップする割に使う機会が多い「怪牛のミルク」と「ドラゴンの卵」は集めるのがまあまあ大変でした。
作れる料理は卵焼きやパンなど普通に美味しそうな物ばかり。回復効果が付いているだけでなく色んな物を食べれば食べるほどステータスアップの効果が蓄積されていくので、ゲームを進める上でも頑張るメリットが多いシステムです。
一応舞台は18世紀末のイギリスということになってはいるのですが、料理の中には豚骨ラーメンなど当時のイギリスに存在していたか怪しいものがあったり、おしるこパスタといった現代においてもゲゲッとなるものもあったりします。だからといってスターゲイジーパイとか出されても困るけど!
今回はミリアム編で触れるコンテンツをメインで触っていたのですが、ストーリーモード以外にもクラシックモード・ランダマイザーモード・ボスラッシュといったオマケモードも用意されています。1周目のデータをやり尽くしたら、別のキャラを用いて最初からやり直したりオマケモードを遊ぶのも良いと思います。



総評:遊び心も満載で難しいメトヴァが嫌になった人にこそオススメの良作IGAヴァニア

探索はもちろん武器やシャードをコレクションしたり敵のレアドロップを狙うのも楽しく、ゴシックホラーのカッコ良さもありつつもインディーゲームらしい遊び心もてんこ盛りの良作。PC版やPS4版の方がオススメできますが、2000円台ならSwitch版でも余裕で買い。
システム的にもRPGとしての側面が強く主人公側の強化要素が多くて、この手のジャンルの中でも遊びやすい難易度になっているのも良点。私にはメトロイド要素が強い物よりキャッスルヴァニア要素が強い方が向いているという発見もできましたし、最近流行りのソウルライク名乗りがちな難しいメトヴァが嫌!という人にこそオススメできる作品です。
ただ、進むために必要なアイテムがわかりにくい所があったのと、Switch版は画質がぼやけがちなのがちょっと残念だったかな…とは思ってしまいました。ミリアムが可愛いからこそグラフィックは気になるポイント。
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