3秒でげーむおーばー。

【Switch】ケイデンス・オブ・ハイラル レビュー

2021/04/18
レビュー 0
Switchソフト アクション
「ケイデンス・オブ・ハイラル」を購入しました。
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正式名称は「ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー featゼルダの伝説」です。ジャンルはローグライクリズムアクション。
お値段は税込2980円。有料DLCのシーズンパス(税込1800円)も配信されています。

・タイトル:ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat.ゼルダの伝説
・発売元:スパイク・チュンソフト
・開発元:Brace Yourself Games
・対応ハード:Switch
・定価:パッケージ版:4780円(税込)/ダウンロード版:2980円(税込)
・発売日:2019年6月14日
・ジャンル:ローグライクリズムアクション
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1〜2人
・権利表記:
© Nintendo © Brace Yourself Games. © Spike Chunsoft All rights reserved.Licensed by Nintendo.
・公式サイト:
https://www.spike-chunsoft.co.jp/necrodancer-zelda/

どういう人にオススメ?
・ゼルダの伝説かクリプト・オブ・ネクロダンサーが好きな人!
・音ゲーもしくはローグライクが好きな人!

良かった点
・操作感は独特で慣れが必要だがリズムに乗って操作するのが楽しくなってくる
・リズムに乗るのが苦手な人向けにノービートモードも用意されている
・珍しくゼルダをプレイアブルで使える

賛否両論?点
・戦闘は慣れても難しく囲まれると一気にピンチになる
・一部重要アイテムのヒントが少ない
・ストーリーは説明不足で粗が目立つ仕上がり

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)

ネクロダンサー+ゼルダという組み合わせ

本作にはゼルダの伝説のキャラクターが登場するのですが、開発元は任天堂ではなくBrace Yourself Gamesというインディーゲームスタジオ。
同じスタジオが出しているゲームに「クリプト・オブ・ネクロダンサー」というゲームがありまして、一部のキャラクター・メインシステム・設定はそちらから持ち込まれているようです。
私、ネクロダンサーシリーズは今作が初のプレイです。本作含めこのシリーズはローグライクにリズムゲーム要素を追加した独自のジャンルとなっております。
基本となる「ストーリーモード」をクリアすると、「ダンジョンモード」(ダンジョンのみをどんどんクリアしていくモード)「オクターヴォ・オデッセイ」(敵キャラ視点のストーリー)が解禁されます。また、シーズンパス購入済みならオールキャラモード(ダンジョンモードを階層ごとに操作キャラが変わる形式で挑む)も追加。
謎解きは岩を動かすなどパズル形式のものが多く複雑な物は出てこないのですが、特殊な操作性と敵の多さに手こずりやすく戦闘面での難易度がかなり高いです。
一方で1データ2~5時間ぐらいでクリアできる手軽な作りでもあるので、サクッと遊ぶにはいいゲームです。

基本システムについて

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プレイヤーキャラ含めフィールド上にいるキャラクターはターン毎に移動・攻撃を行います。それに加えて移動・アイテム使用はBGMのリズムに合わせないとできない仕様になっています。
このリズムゲーム要素が楽しいところであり難易度を上げている原因でもあります。マップ上の敵の位置を確認しつつ移動したい…けれども敵が音楽に合わせて動く以上、瞬時に何をするか判断してその通りに操作する必要が出てきて忙しい
しかしながらBGMに合わせて操作しているうちにノリノリになってきて不思議とのめり込んでくる魅力もこのゲームにはあり、ローグライクゲームとリズムゲームがいい塩梅で配合されていると思います
タイミングがズレてボタンを押したり押し忘れるとミス判定となり、1ターン無駄にしてしまいます…判定自体は甘めですが、マップの切り替えとかでBGMが急に変わるとミスしやすいです。
出てくるBGMは過去のゼル伝で使われたもののアレンジがほとんど。草原エリアで流れるメインテーマ・砂漠エリアで流れるゲルドの谷など、種類は少ないものの敵を全絶させると静かになったり・お店の近くでは店主の歌声が聞こえたりと手が込んでいます。
敵を全滅させると音ゲーから開放されるので、マップ上に謎解きギミックがある時は殲滅してから謎解きをするのがセオリー。
ちなみに、音ゲーが苦手だけどローグライクゲームとして遊びたい方用に「ノービートモード」も搭載されています

攻撃は敵に向かって移動することで自動で行ってくれますが、敵の動きを見て構えていない時に攻撃しないと反撃をもらってしまいます。
この反撃の構えも慌てていると見過ごしやすくモンスターの種類によって行動パターンが異なるので、しっかりと画面を見て近づいていいか判断する必要があります。
特に初期に持っている剣は前1マスにしか攻撃できないため反撃をもらいやすいです…前2マス先に攻撃出来るスピアや前側3×1マスを同時に攻撃できるブロートソードが手に入った後はそっちの方を使っていました。
剣や盾は初期から持てますが、今作のアイテムは多くがミニダンジョンの宝箱から入手できます。アイテムを集めるためにもミニダンジョンは片っ端からクリアしていったほうがいいです。
入手したアイテムは+ボタンで出せるインベントリでABXYボタンに登録、フィールドで登録したボタンを押すと使用。2Dゼルダでよくある使い方です。
アイテムにはバクダン・弓矢・ロックちょうのはね・ソマリアのつえなどゼルダの伝説シリーズに出てくるものが多数ですが、「○○のまきもの」などシレンとか他のローグライクゲーでよく見る使うと特殊な効果を発動するタイプのアイテムも出てきます。
スコップ等のアイテムは剣と同じように発動条件が揃えば自動で使ってくれる他、「使用時にルピーが出ることがあるスコップ」とか「隠れているアイテムが見えるようになるたいまつ」など特殊な効果を持つものもあります。中にはガラス製ですぐ壊れるというものも…。
一部のミニダンジョンやマップ上の謎解きは特定のアイテムや専用技が無いと解けないものがあるので、現段階で解けなさそうなら後回しにするのも大事。
ちなみに、このゲームの通貨にはルピーダイヤがあり、どちらもアイテム購入に使用することができます。
ルピーはゼルダお馴染みの通貨で草を切ったり敵を倒すと出てきて簡単に集められますが、ゲームオーバーになってしまうと集めたルピーとスコップ・ゆびわ・ブーツ・たいまつ・カギは全て落としてしまいます。
ダイヤはフィールド上の敵を全滅させるか壁の中に埋まっているものを掘り出すかで集められますがちょっと貴重。ルピーとは違いゲームオーバーになっても引き継がれる他、死んだ直後はダイヤでアイテムを買えるショップに移動するので集めていた方がいいです。
ハートの数が多くなれば死ににくくなる…と思ったのですが、敵も強化されていくので結局楽にはなりませんでした

セーブデータでマップが変わるシステム付き

セーブデータ毎にフィールドの形状が変わるシード値システムも採用されていますが、大まかなエリア配置は一緒で各フィールドのギミックや地形が異なる感じ。
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どのようなマップでも必ずボスがいる大型ダンジョンが4つ、アイテムなどが入っている宝箱のあるミニダンジョンが各地に生成されます。
マップ上にある石碑「シーカーストーン」は目の前に行くと起動できるのですが、これがワープ地点・操作キャラ変更場所として機能しますので見かけたら必ず起動しておきたい。
「黄金のリュート」というアイテムを使用することで、任意のタイミングで起動済みシーカーストーンに移動できるようになります。コンティニュー時もシーカーストーンの前からスタート。
「チャーム」というアイテムを入手すると、シーカーストーン・ミニダンジョン・ハートのかけら・中ボス・宝箱の位置をマップ上に示してくれるようになるので探索はしやすめ。
各地にはカカリコ村やゲルド族の村などNPCがいる地形も配置されます。

大型ダンジョンに関しては入る度に形状が異なる不思議のダンジョンシステム搭載。
大きさ自体は他のゼルダシリーズと比べると小規模なのですが、敵の密度がかなり高く・死ぬ度に地形が代わり・鍵の解放状態もリセットされてしまうので、一気にクリアしてしまわないといけない仕様になっています。謎解きはほぼ無く探索とバトルメイン。
2フロア攻略ごとにチェックポイント的な感じで入口に戻れるようになるので、攻略難易度は高いもののそこまで理不尽には感じません。
ボス戦の難易度はダンジョン攻略に対して低めのものが多いのですが、オクターヴォ戦だけは長丁場になる上ダメージを受けやすいギミックが多いので、赤いクスリを買い込まないと勝てませんでした…。
「赤いクスリ」は魔法使いオババの店にてビンに詰められるアイテムなのですが、HPが0になった時に自動で使用してくれる上に全回復という優秀なアイテム。妖精の上位互換です。
ダンジョンやボスに何回挑んでも勝てない場合は赤いクスリに頼るのも手。

プレイアブルキャラはストーリーでは3種類

今作はゼル伝シリーズ通して珍しい、ゼルダ姫を操作できるゲームでもあります。
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最序盤にリンクゼルダを選んで選んだ方をメインで使うことになるのですが、あるイベントをクリアすると任意に切り替えできるようになります(初期設定でキャラ変更を縛ることも可)。また、ネクロダンサー側の主人公ケイデンスも最初にちょっとだけとストーリーが進むと使用できるようになります。
最初の頃はどのキャラクターでも性能に差が少ないのですが、進めると覚える専用技が異なります。ハートの数や入手したアイテムなどは共有。
専用技についてですが、リンクの「回転斬り」は1ターン目で貯めて2ターン目で放つ技で周囲1マスの敵を攻撃できるというものゼルダは「ディンの炎」が自分が操作できる火の玉を飛ばして遠隔で攻撃できるというものケイデンスの「シャベルストライク」は前方3x2のエリアの敵を攻撃し柔らかい壁があればついでに壁を掘るというもの。
専用技の使いやすさでいえばケイデンス>リンク>ゼルダと言った感じ。魔力を消費するので連打は出来ないのですが、広い範囲の攻撃ができる方が使いやすいです。
クリア後に解禁されるオクターヴォ・オデッセイでは敵キャラであるオクターヴォが操作できる他、シーズンパス購入でも操作キャラが増えます。

謎解きのヒントの少なさと説明不足なストーリーは難点

このゲームの難点は謎解きのヒントがほとんどない点ストーリーの説明が少なかった点
謎解きのヒントが少ない点は特にゼルダ(リンク)加入に関するアイテムで痛感しました…2人目の加入には「ハイビスカス」というアイテムが必要だとカカリコ村のNPCから聞けるのですが、このハイビスカスが何なのか・どこで手に入るかは教えてくれず、花のハイビスカスなら海岸にあると思って海沿いを必死に探してました…。
ちょっとネタバレなんですけど、ハイビスカスは薬の名前でカカリコ村の墓の下にある隠しダンジョンで入手できるアイテムでした…墓守のキャラがヒントを教えてくれるとはいえ、ハイビスカス=クスリとはならないですし、大体の人が花のハイビスカスをイメージすると思います…。
大型ダンジョンの場所についても自分で探し当てる必要があったり、どこのミニダンジョンにどのアイテムがあるのかは見つけるまで分からないなど、ヒントの数は総じて少なめです。

ストーリー(特にオクターヴォ関係)についてはかなり説明不足なものとなっています。ここから先はネタバレ注意。
一見敵キャラに見えるオクターヴォなんですが、彼の目的は「真のラスボスであるガノンを倒すこと」であり、どちらかと言うと善サイドのキャラクターです。
しかしながら、リンク達を眠らせたり各ダンジョンのボスを作り出したのは彼の仕業でありどう見ても悪役の動き方だし、終盤にはリンクたちがダンジョンで集めた楽器を奪って単身でガノン討伐に向い敗北、という謎ムーブまで噛ましてくれます…。
一応、オクターヴォ・オデッセイでは「自身の運命を改変するためのガノン打倒」が目的であるとは明かされます…がリンク達と一緒に行動するのではダメだったの?という疑問は残ったままです…。
また、ケイデンスに関してもネクロダンサー世界には帰れていないようで未解決のまま投げっぱなしエンドで終了。続編のフラグかもしれませんがせめて元の世界に戻してあげて欲しかったです。

総評:ネクロダンサーとゼルダを足したシステムが良い感じ

ストーリー面では少し難がある本作ですが、独特な操作性はなかなか癖になるものがあります。システムは不思議のダンジョンに近いものの2Dゼルダや音ゲーが好きな人にもオススメ。
本家ネクロダンサーは本作以上に難易度が高いとの事なので、ネクロダンサーシリーズ入門作として遊んでみるのもアリ。
値段も3000円程度とインディーゲームよりの値段でお安めなので、気になる方は遊んでみて損は無いとは思います。
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