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【マルチプラットフォーム】『Carto』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/09/05
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト PS4ソフト XboxONEソフト XboxX|Sソフト パズル
『Carto』を購入しました。

今回もe-shopでセールしていた所をハントした作品。絵本のような可愛らしい絵柄に惹かれて購入しました。
内容は地図を組み替えるとフィールド自体も地図通りに組み変わるパズルアドベンチャーゲーム。この大掛かりなギミックも購入動機の1つになってます。
エンディングまでにかかった時間は約7時間。ユニークな謎解きもですが優しい世界もお気に入りな1本です。

任天堂の公式オンラインストア。「Carto ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
『Carto』は、パズルピースのような地図の欠片を自由に繋ぎ合わせて冒険する新感覚パズルアドベンチャーゲームだ! とある事故でおばあちゃんと離れ離れになってしまった少女「カート」は、とても不思議な力を持っていた。それは、地図の欠片を組み替えて、世界の地形そのものを変化させる力! その力を使って、島で出会うたくさんの人たちを助けてあげよう! その温かい気持ちが巡り巡って、きっと誰かがカートのことを助けてくれるはず。 冒険の途中で出会った友達と一緒に船に乗っていろいろな島を訪れながら、大切なおばあちゃんとの再会を目指そう! <ゲームの特徴> ◆ピースを動かして世界を変えよう! 地図の欠片を手に入れたら地形が繋がるように当てはめてみよう。欠片の組み合わせによっては、世界に新たな形を与えることも!いろいろな場所を探索して地図の欠片を探しながら、カートが作れる世界の形のパターンを増やしていこう! ◆流れ着いた島で新たな出会い! カートが訪れる島々には、とっても独特な住民たちが住んでいる!その島特有の文化に触れながら、困っている人を助けてあげよう。手描きで作られた温かみのある世界でパズルを解きながら、30曲以上の美しいオリジナルサウンドトラックに耳を傾けよう。
『Carto』は、パズルピースのような地図の欠片を自由に繋ぎ合わせて冒険する新感覚パズルアドベンチャーゲームだ!

とある事故でおばあちゃんと離れ離れになってしまった少女「カート」は、とても不思議な力を持っていた。それは、地図の欠片を組み替えて、世界の地形そのものを変化させる力!
・タイトル:Carto
・発売元:Humble Games
・開発元:Sunhead Games
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/PS4/XboxOne
・定価:
-Steam版:2050円(税込)
-Switch版:2050円(税込)
-PS4版:2090円(税込)
-XboxOne版:2350円(税込)
・発売日:2020年10月27日
・ジャンル:パズルアドベンチャー
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2020. Humble Bundle, the Humble Bundle logo, and the Humble Games logo are among the trademarks and/or registered trademarks of Humble Bundle, Inc. throughout the world. All rights reserved.
・公式サイト:
http://www.sunheadgames.com/

どういう人にオススメ?
・ユニークなパズルゲームを探している人!
・優しい世界に癒されたい人!

良かった点
・「地図を作る能力」がユニークで使い方も色々
・登場人物が全員優しい上に地域ごとの風習が興味深い
・絵本のような可愛らしいグラフィックも癒される

賛否両論?点
・ヒラメキ重視かつスキップ機能が無いため詰んでしまう懸念アリ

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




地図を作る能力で問題解決

主人公のカートはおばあちゃんと一緒に飛行艇で旅をしている幼い少女。カート達の一族(カートグラファー)は地図の上で地形の描かれたパネルを入れ替えることで実際の地形も動かせるという、とんでもない能力を持ってます。
カートが興味本位で稲妻雲と飛行艇の描かれたパネルを隣り合わせてしまったことで嵐に巻き込まれてしまい、その風でカートだけが飛ばされておばあちゃんと離れ離れになってしまいます。何とか無事に地上へ落ちてきたカートがおばあちゃんと再会するために手がかりを探す…というのが本作のあらすじ。
本作ではカートが持つ「地図を作る」能力をフル活用しながら冒険します。Xボタンでいつでもどこでも地図を開くことができて、そこでパネルを動かすだけで地形を書き換えられます。

地図を入れ替えた後にフィールドに戻ると、まるで最初からそうであったかのようにシームレスに地形が組み変わっています。凄く自然に変化するので初めはビックリしました。
パネル同士を隣接させる場合には地形や道が違和感なく繋がるようにしないとダメという制限はあるので、必要に応じてパネルを回転させたり・周りのパネルをどけたりしてちょうどよく収まる場所を探す必要があります。繋がらない時は境界線に赤い線が引かれて置くこと自体ができません。
フィールドで地図の欠片を拾うことで新しいパネルを置けるようになります。たまに紙以外の見た目で隠れていたり、何も無くても調べた時のカートの反応が可愛くて微笑ましいので、気になる物は片っ端からチェックしてみるといいかも。
単に動かす以外に、例えば「森の中に〇〇がいる」という手がかりがある時には↑の動画みたいに外周を作ることで隠されていたパネルが現れて森が完成するといった仕掛けも登場します。地形や方角に関する話題が出てきたら、まずはその通りの地形を組み立ててみると大体何かが起こります。
この地形ごと変わってしまうダイナミックな仕掛けがユニークでとても楽しいです。ヒラメキ重視の謎解きで地図を用いたギミックがたくさん存在していて、中にはこんな使い方するの!?と驚かされるような解法も存在します。
問題は全てストーリーに関係していて必ず解いていく必要がある形で出されるためスキップやスルーは一切できません。ユニークな解法が多い事の裏返しで人によってはヒラメけなくて詰んでしまう危険性はなくもないです。
…と脅してみたものの、ちゃんと人の話を聞いて地図と少しにらめっこすればどの謎もそこまで時間はかからずに解ける程度の難しさ。ちょっと悩むけど解けた時のチャララン♪という音も小気味よくて適度にスッキリできます。
カートや他のキャラがいるパネルも普通に移動させられるので移動時間の短縮もできます。迷子になってもパネルごと動かせば問題なしで色んな意味で便利な能力。

エキゾチックで親切な人々との出会い


カートは冒険の途中でたくさんの人々と出会います。島で暮らす青い髪の一族、貴重な植物を研究している植物学者とその家族、動物とバディを組んでいるメッセンジャーと名乗る人達、不思議な図書館を1人で管理している館長、火山でホテル業を営む怖いもの知らずな一家…など、地域ごとに個性豊かな人達が暮らしています。
それぞれが変わった風習を持っているのも興味深い点。例えば、島に住む一族は15歳になると船で島から旅立ち二度と戻ってきてはいけないという慣わしを大事にしていて、ちょうどその旅立ちのタイミングで出会ったラーアナンという少女とは今後も一緒に旅する事になります。
しきたりを大事にしている一方で、どの人も凄く親切でカートがどこへ行っても暖かく迎えてくれる優しい世界なのも好ポイント。よそ者は出ていけとかそういう事は一切言われないし、それどころか「キミならやれる」と期待までかけてくれて、問題を解決したら褒めてもくれます。
色んなお使いを頼まれるけれども、周りが優しいおかげでプレイヤー側も優しくなれて困っている人がいるなら助けてあげたいと思える雰囲気です。やっていて環境と心の余裕って大事だなとも感じました。
火山の一家のお使いなんかは命の危険があるものでしたが、それもカートをもてなしたい心で頼んだ事だろうと思うと憎めず。彼らについては図書館の本に血中の硫黄濃度が高いせいで前頭葉が破壊されているのではという推測が書かれていたのはちょっと闇ですが…。
カート自身は言葉を発することが少なく、(@_@)や(^_^)や(^o^)等の顔文字で感情を表現することがほとんど。稀に人の名前を呼ぶシーンが出てくるので、喋れないわけではないみたいで他の人との意思疎通はできているっぽい。
各章ごとに冒険の舞台が変わり、一度離れるともう訪れることができなくなる地域や会えなくなる人々も存在します。でもエンディングを見た後にチャプターセレクトが解禁されて章を選べるようになるので、懐かしの人たちに会いに行ったり・各章1個ずつ隠されている秘密のピースを探すに行く事はできます。
グラフィックが絵本風味で可愛らしいのもほっこりできる点の一つ。カート達キャラクターの動きが感情豊かなのもあって見ているだけでも癒されます。



総評:不思議な世界を地図を使って冒険する、キュートでダイナミックな良作パズルアドベンチャー

幼いカートが地図とにらめっこしながら、おばあちゃんを探して三千里する可愛らしいパズルアドベンチャー。個人的にオススメの良作です。
マップを組み替えることでフィールドもその通りに組み替わったり・特定の地形を特定の配置にすることでイベントが起こったりと仕掛けがダイナミックで面白かったです。しかも謎解きがバリエーション豊かで先に進めた時のスッキリ感もしっかりあったのが最高。
ちょっと変わっていて平和な世界観も魅力。地域毎に異なる風習を持っている人達と出会えて、オマケに優しい人ばかりだったのもあって楽しい冒険でした。
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