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150周年記念パスで行く!東北鉄道旅録

2023/03/13
日記 0
おでかけ・旅行
「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」を使って東北(青森・岩手・宮城・山形)を2泊3日で巡ってきたので、その記録を日記として記しておきます。
今回は色んな車両に乗るのが目的の鉄道旅行。なのでほとんどが車両か車窓からの景色の写真です。
本当はPOKE'MON with YOU トレインにも乗りたかったのですが、予約しようとえきねっとを見た時は既に席が埋まっててダメでした…。いつかリベンジしたいとは思っています。

まずは東京駅にて東北新幹線のはやぶさに乗車。↓は東北新幹線の0kmポイント。

ワンチャンH5系に乗れるかも?と思って期待していましたが普通にE5系でした。まあH5は3編成しかないレア車両なので仕方なし。
結論から言うと、今回の旅の途中ではやぶさに3回・やまびこに1回乗ったのですが全てE5系でした。乗れないだけならそんなものだよねと思いながらも顔すら拝めなかったのはちょっと意外でした。
でも今回乗ったE5系が4本とも全座席コンセント有タイプだったのは恵まれていたと思います。移動時間が長いのでスマホのバッテリーに気を使わないといけなかったし、窓際の席を取れなかったので助かりました。

東京駅から3時間ほどかけて新青森へ到着。駅構内にはE5系の車窓から顔を出しているピカチュウとイーブイ・サンダース・ブースター・シャワーズがいました。

このポケモン達がいるのも鉄道開業150周年記念イベントの一環との事。新青森以外にも秋田駅や新潟駅など色んな所にいるみたいですが、3月末でいなくなっちゃうみたいですね…。
ここから奥羽本線に乗って青森に移動します。新青森⇆青森間は乗車券だけでも特急つがるの普通車自由席に乗れると聞いていたので、これを狙いに来ました。
特急つがるで使用されているのはE751系電車。青森から秋田の間を繋いでいます。

1駅だけなのでほんの5分程度で青森駅に到着。青森駅は青い森鉄道の始発駅でもあります。
ここからは青い森鉄道へ乗り換え。青い森703系電車がいると良かった…のですが、今回いたのは700系の方。
703系も比較的レアな車両なのでしゃーなし。とりあえずこれに乗って1時間半ほどかけて八戸に移動しました。
実は盛岡に行くにしろ八戸に行くにしろ新青森に戻ってから東北新幹線に乗って引き返す方が早く着いたのですが、三セク鉄道を乗り通す機会は中々ないしねと思ってそのまま乗り続けました。

青い森鉄道は新幹線が開通したのを理由に同区間を走る在来線が切り離されたJRのお下がり第三セクター鉄道。直通しているIGRいわて銀河鉄道の兄弟みたいな路線です。
ありがたいことに150周年記念パスの対象路線になっていましたが、原則として第三セクター対象外の青春18きっぷでも青森⇆野辺地⇆八戸間の通過利用のみ可能(野辺地から延びているJR大湊線が孤立しないため?)という特例があります。
1時間半ほどかけて辿り着いた八戸からは観光列車のTOHOKU EMOTIONも出ています…が今回はスルー。予約が取れなかっただけでなく人数も2人以上一緒でないとダメらしくて私にはちょっと敷居が高すぎた。
八戸線については2日目に乗り通すことを決めていたので、ここで一度改札を出て昼食タイム。駅を出てすぐそこにあるユートリー内2Fの「駅前ダイニング 櫟(いちい)」さんにてヒラメ漬け丼定食(2260円)を頂きました。
口をつけてから写真を撮れば良かった…と思ったものの既に時遅しだったので写真は無いです。お腹が空いていて写真のことをすっかり忘れてました…。
ヒラメに味が付いているのでそのまま食べてもいいし、わさびと一緒に食べるのもいいし、お醤油で味変してもいいしで3段階で美味しかったです。

八戸駅に戻ったら、ここからIGRいわて銀河鉄道線直通の盛岡行きに乗って盛岡まで移動します。
IGRいわて銀河鉄道も青い森鉄道同様にJRのお下がり第三セクター鉄道。どちらも東北本線が元の路線で、青い森鉄道側が青森⇆目時・IGR側が目時⇆盛岡を担当しています。
通っている場所が場所なだけに岩手と青森の間を移動したい18きっぱーの悩みの種な路線です。青い森鉄道みたいに通過するだけの場合でも特例が適応されたりせず全額負担になってしまうので、盛岡⇆八戸間は3110円で1時間30分かかるIGRより・3560円かかるけど30分で済む東北新幹線を選ぶ人も少なくないとか、秋田周りで迂回する人もいるとかいないとか…。
そんなIGRいわて銀河鉄道線で乗ったのがIGR7000系電車。今回乗ったのは滝沢市とのコラボラッピング車です。

IGR線の途中では秘境駅と言っても差し控えない駅にもいくらか停車。特に奥山中高原駅には雪が厚く積もっていて少しワクワク。

奥山中高原スキー場の最寄り駅だけあって真っ白。ちょっと降りてみたかったけど、次の電車が1時間後なので通り過ぎるだけにしました。
盛岡駅に着いたら1日目の旅はここで終了。2日とも盛岡駅が最寄りのホテルを取っていたので、2日目もここに戻ってこられるように動きます。

1日目の移動経路は↓。緑の線は東北新幹線なのですが、これだけの距離を乗り換え無し3時間で行く新幹線はやっぱり凄いと思いました。

2日目は盛岡からスタート。朝食は「アートホテル盛岡」さんのバイキング(1805円)をいただきました。

盛岡に来たら朝食は毎回ここで取っています。バイキング形式で美味しいだけでなく、盛岡冷麺・じゃじゃ麺・わんこそばの3大麺も食べれたり、くずまき牧場の牛乳やコーヒー牛乳が飲み放題なのも最高です。
お腹が膨れたら出発、東北新幹線で再び八戸に向かいます。盛岡駅は名物のはやぶさ・こまちの連結と切り離しが見れるので、鉄オタ的な視点では拠点にするアドバンテージが大きい駅。
当日乗ったはやぶさはこまちとセットで走ってきたので切り離される様子も見ることができました。先にこまちが出発するのですが、走りながら恥ずかしそうに連結器を引っ込める姿が可愛い。

はやぶさは本来なら全席指定席なのですが、盛岡⇆新青森間を移動するだけなら特急料金だけ支払えば乗れる特例があります。150周年記念パスでも指定席回数を使わずに乗れました。

八戸までは30分程度で到着。昨日のIGRでの移動の1/3の時間で八戸に戻ってこれてしまいました。
ここから八戸線久慈を目指します。乗ったのはキハE131系500番台。

ここから久慈までは1時間40分程。途中に鮫や大蛇(読みは「おおじゃ」)といったインパクト大な名前の駅があるせいでどことなくB級映画感を感じてました。
でも車窓から海が見えて景色が綺麗な路線です。お空の方がちょっと曇っていたのが残念でしたが…。

久慈駅に到着。時期が時期だけに乗り通し目的の人も私含めて結構いました。

ここから三陸鉄道線へ。JRと三陸鉄道の駅舎は隣同士なのですぐ乗り換えられます。

三陸鉄道側の列車が来るまで時間があったので少しウロウロすることに。1時間も無い程度だったのであまり離れることはできず、駅近くを見て回る程度しかできませんでした。
NHKで放映された連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地にもなった場所ということで、あまちゃん関係の展示もチラホラ。


「じぇじぇじぇが流行ったのって最近じゃなかったっけ?…えっ…2013年なの!?」とあまちゃんが10年も前の作品なのに気づいてビックリしてしまいました。年月が経つ速さが残酷すぎる…。
ホームまでの通路の天井にも大漁旗がいくつも飾られていました。ザ・海の町という感じが伝わってきます。

三陸鉄道線で乗ったのは36-700形という一番新しい形式。ゾロリせんせーラッピング車両でした。

これに乗って釜石まで移動しました。途中の堀内駅では途中停車してくれてホームに出られる上に、前後の鉄橋の上でも一時停止するので景色を存分に楽しめました。

三陸鉄道リアス線はずっと海岸線に沿って走っているので、結構な時間を海を見て楽しめます。しかしトンネル区間もかなり多くて電波状況が悪い区間が少なくないのが少しネックなポイント。
実際には盛までが三陸鉄道が管理している区間なのですが、時間的理由で私は釜石で降りました。盛駅まで行っても大船渡線には乗り継げるので盲腸線ではないのですが、大船渡線はBRT(バス)で鉄道ではないし…と思って今回はパス。

釜石駅にはSL銀河のプロモーションコーナーがありました。釜石線を走る観光列車ですが私が来た時はオフシーズンで走っておらず、しかも今年6月で引退してしまうとの事。

青を基調にした凄く綺麗な車両に一度は乗ってみたかったのですが、今年6月までしか走らないとなると少し厳しそう…。引退理由が客車の老朽化との事でSL側は残りそうなので、また別の観光列車が走る可能性はあるかも。
釜石線ではキハ100系に乗車。ここから花巻まで乗り通しました。

釜石線には「銀河ドリームライン」という愛称が付いていて、駅にもエスペラント語の愛称が付けられています。宮沢賢治のゆかりの地だからだそうで。
オメガループと呼ばれるヘアピンカーブも一部の人には有名です。陸中大橋駅の直前で見える赤い橋↓。

陸中大橋駅を過ぎると180°ターンしてこの赤い橋の上を通ります。橋を撮影した地点を逆に橋の上から撮れちゃいます↓。

実はこのオメガループを見るために日が沈まない内に釜石に着くように調節していました。本当なら朝一番に盛岡初の快速はまゆりに乗るつもりだったのに、出発時刻がギリギリになってしまった上に間違えて花輪線ホームに向かってしまって間に合わず、急遽北から南に下る久慈周りルートに予定変更しています…。
大層な山の中を通るので景色は良いものの電波状況が悪め。特に洞泉~陸中大橋~上有住~足ケ瀬の区間は全く繋がりませんでした。

花巻に着いたら東北本線に乗り換え。ここから30分ぐらいで盛岡にただいま。

盛岡駅に着いたら2日目の旅も終了です。フェザンでお土産を買ってホテルに帰還、夕食については朝ごはんのバイキングを食べすぎちゃって次の朝までお腹が空かなかったので無し。
2日目の移動経路は↓。距離的には昨日よりも短かったものの色々と面白いものが見れて大満足な日でした。

3日目も盛岡からスタート。朝食は2日目と同じく「アートホテル盛岡」さんのバイキング(1805円)。
関東まで帰らないといけない日。ですがまだ乗ったことがなかったE3系新幹線に乗るために新庄に移動します。
はやぶさ・こまちの連結をゆったり見るために少し早めにホームで待機していましたが、そこでALFA-Xに出会えてしまいました。

その圧倒的な鼻の長さのせいで中々カッコよく取れず四苦八苦。結局奥に止まっていたE5系とのツーショットが一番良く取れたと思います。
1号車側と10号車側で顔が違うのが特徴ですが、今回載せているのは10号車側です。こっちの顔はE5系とそっくり。

試験車だしいつ走っているかもわからないので見れるとは思ってなかったし、ただ通過する姿ではなく止まっている姿をじっくり見れたのもラッキーすぎる。写真でもカッコいいと思っていましたが実物はもっとカッコよかったです。
その後のはやぶさ・こまちの連結作業もじっくり見れて、ここだけでもお釣りが出るぐらいの僥倖でした。


このはやぶさに乗って仙台に移動しました。間は1駅も止まらず1時間足らずで到着。

まずは駅直結の仙台エスパル内の「双葉亭」さんにて牛たん定食(2360円)を昼食としていただきました。なお写真は…1日目同様に一口食べてからしまった!と思ったので無いです(学んでなかった…)。
塩味と柚子胡椒味のミックスを頼んだのですが、厚い牛タンが贅沢な味わいで美味しかったです。個人的に牛タンは薄いのより厚い方が好き。
食事の後はちょっとうろちょろ。まずはポケモンセンタートウホクにお邪魔しました。

ここの担当ポケモンはピカチュウとビクティニとサルノリでした。まだニャオハと世代交代はしてないのね。
トウホク限定のピカチュウぬいぐるみがあれば購入するつもりで来ましたが残念ながら無し。地域限定ピカチュウ一覧みたいなのが欲しい…。
後は仙台市営地下鉄にもご挨拶。↓は南北線で使われている1000系。

↓は東西線で使用されている2000系。ホームドア…。

東西線は2015年に開業したばかりの新しい路線だけあって2000系もまだまだ綺麗な車両。1000系の方はちょっとレトロを感じるデザインですが2024年度から新型に順次置き換えられてしまうそう。
ついでに券売機でicscaを発券。前来た時は買いそびれていたのでようやくゲットです。
後はお土産屋を見てダラダラして、お昼すぎぐらいにやまびこに乗って古川に移動しました。

さらに古川駅から陸羽東線で新庄に向かいます。ここで乗ったのはキハ110形。

陸羽東線にも愛称があってそれが「奥の細道ゆけむりライン」というもの。実際に沿線には温泉地が数多く存在していて、乗り通し目的の人よりも途中で降りていく人が多かったです。
途中の鳴子温泉駅では20分ぐらい停車したので少し見て回る余裕がありました。この壁に書かれた地図だけでも5つ♨︎マークが書かれています。

しかもこの地図の横には足湯もあります。ちょっぴり硫黄の臭いがする湯でピリッとする泉質でした。

出発時間前には列車に戻り、再び新庄を目指して揺られました。奥羽山脈のど真ん中を突っ切るので日本海側に向かうに連れて残雪の量が増えていくのが印象的でした。
途中の堺田駅には分水嶺を示す看板が立っていました。宮城県と山形県の境というだけでなく、水の流れる方向の境にもなっている所にこの「さかい」田駅という名前はピッタリです。

この先は雪が大量に残っている白い世界が続いていました。凄い白い。


古川を出て2時間ほどで新庄に到着。駅前にも雪が少しばかり残っていました。

新庄駅は山形新幹線のターミナル駅。乗る予定の新幹線が来るまでは少し時間があったので、駅直結のゆめりあ鉄道ギャラリーを鑑賞。

国鉄時代の物含めて山形新幹線や前身の特急などに関する資料やジオラマが展示されていて見応え抜群。しかも閲覧料は無料と太っ腹。
お土産屋なども見ているうちに新幹線が来る時間になってしまいました。もちろんE3系です。

つい最近に後継車両のE8系の搬入が行われたものの試運転段階。つばさには未だE3系のみが宛てがわれています。
ただE3系はとれいゆつばさや現美新幹線などのイベント系車両も老朽化を理由に既に引退しているので、普通のもいつまで残るかわからない状況かな…とは思います。
ちなみに今年の2月から登場当時のシルバーカラーに塗り替えられたE3系がいるとの事。ただし1編成だけらしく出会えたらラッキーなレア編成です。

新庄から3時間半ぐらいで上野に到着しました。やっと戻って来れたという安堵ともう終わってしまった…という名残惜しさが押し寄せてきて複雑な気持ち。

ここからは自宅の最寄り駅まで帰るだけ。3日目もここで実質的に終了です。
3日目の移動経路は↓。家に着いた時には日付が変わる少し前でさすがに疲労困憊。

150周年記念パスのおかげで第三セクター含めて色んな路線に乗れたので楽しく良い経験ができた旅でした。駅ナカのポスターなどを見ているうちに普通列車のみならず観光列車にもいつかは乗りたいとは思いました(一番気になったSL銀河には間に合わなさそうですが…)。
このパスはJR東日本が管轄する地域なら新幹線も一部の第三セクターも乗り放題・指定席も4回まで取れるという超お得なフリーパスでファイナルを名乗っている以上は復刻もなさそうですが、他にもお得そうなパスが探せばありそうなので今度はそれを使って来てみたいです。
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