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【PC/Switch】『Dorfromantik』を遊んだ感想&レビュー

2023/01/10
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト パズル
『Dorfromantik』を購入しました。

本作もIndie World SALEにてセール対象になっていたタイトルの1つ。年末年始中にちょくちょく遊んでいて、今年の年越しは本作をやりながら迎えました。
地形が描かれた6角形のタイルを並べて田園風景を作る1人用パズルゲームです。サンドボックスとしての機能を備えたモードもありますが、メインコンテンツにしてエンドコンテンツはハイスコアチャレンジ。
20時間程度遊んでいますが、最高スコア(クラシックモード)は未だに16400点。30000点以上出している人は上手すぎます…。

任天堂の公式オンラインストア。「Dorfromantik ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:Dorfromantik
・発売元:Toukana Interactive
・開発元:Toukana Interactive
・対応ハード:PC(Steam/GOG)/Switch
・定価:
-Steam版:1420円(税込)
-Switch版:1690円(税込)
・発売日:
-Steam版:2022年4月28日
-Switch版:2022年9月29日
・ジャンル:パズルゲーム
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:© Toukana Interactive
・公式サイト:
https://toukana.com/dorfromantik/

どういう人にオススメ?
・じっくり遊べるパズルゲームを探している人!

良かった点
・六角形のタイルを配置して風景を作るのどかなゲーム性
・ハイスコアを目指そうとすると考えないといけないことが多くてしっかり悩まされる
・途中でもセーブして中断できるのでスキマ時間で遊ぶのにも向いている
・タイルに乗ったオブジェクトが動きだすのも可愛い

賛否両論?点
・好きな景色を作ると言うよりかは配られた手札でできる限り綺麗に繋げていく事がメイン

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



タイルを繋げて景色を広げよう


木や家や畑などが乗った六角形のタイルを繋げて広げていくというのが本作の基本ルール。タイルの地形パターンは豊富にありますが、乗っかっている物の中でもグループ地形を形成する川や湖線路の5つのオブジェクトが重要になってきます。
右下に表示されている山札から1枚ずつタイルを配置していくことになるのですが、ホールドやパスなどといった機能は一切ないので上から順番に置いていくことに。出てくるタイルの順番はプレイの度にランダムに決定されます。
川と線路以外は既に配置されているタイルに隣接さえしていれば柄が繋がっていなくても配置可能となっています。おかげで山札は残っているのにもう置くところがなくて詰む…という事はありません。
タイルはLボタン&Rボタンで回転することができるので、川や線路が乗っているタイルであってもどこにも置けないということにはなりません。なので適当に置いていくだけでも山札を使い切るまではプレイを続けられます。
ただし、6辺全てを違和感なく繋ぎ合わせたタイルができた時はパーフェクトボーナスでスコアが貰えるついでに山札も+1枚されるので、スコアの為にも延命する為にも地形を合わせておくのは大事。まあ意識していてもちょうどいい形が中々来なかったり・周りのタイルとの兼ね合いもあるので難しいですが…。
山札の枚数制限はあっても時間制限はないので、田舎ののどかな風景を味わいつつじっくり考えて景色を作っていけるのが本作の醍醐味。今すぐはピッタリ繋げられないタイルというのがちょくちょく出てくるのですが、その後に出てきたタイルを組み合わせることで自然に埋め合わせられた時は達成感があります。
それ以外にもタイルに付属される形で現れるクエストを達成する事で手札が+5枚される他、予めマップ上に置かれているタイルに付属した難しめのクエストもあったりするので、そちらの達成も優先度高。クエストは指定された地形グループを一定数もしくは一定数以上繋ぎ合わせるという内容で、それ以上でもそれ以下でもなく一定数だけ繋げないといけないタイプのクエストが地味ーに厄介です。

山札を使い切ってしまった時点でゲームオーバーでそのプレイは打ち切り。それまでに稼いだスコアがその回の記録として保存される他、ネットを介して他プレイヤーとスコアをランキング形式で競い合う機能もあるので、本作のメインコンテンツは間違いなくスコアアタック
ストアの説明だとなんとなーく自由に景色を作っていくゲームのようにも見えるのですが、実際にはしっかり考えて配置していかないと続かないしスコアも稼げないガチの戦略型パズルゲームとしての顔が主です。クリエイティブモード以外は自分の思い描く田園風景を作ることよりも配られたタイルの中で可能な限り高クオリティな景色を作ることを目指す、言うなれば職人仕事のようなゲームです。
上手く繋げられずスコアも伸びず終わっちゃった…と思う事があっても、毎回配られるカードの順番がランダムということもあって広げ方も出来上がる景色も変わってくるので、次こそは!とついリトライしてしまいます。運次第な所も結構あるのに、のんびりした雰囲気のおかげか全然嫌にはなりません。
詳しいルールはゲームモードによって多少違っていて、特定条件を満たせば山札が追加されていくクラシックモードクラシックと同じルールでも柄やミッションが複雑になって難しくなったハードモード75枚のタイルで高得点を目指すクイックモード月ごとにお題となるシード値とルールが変わるマンスリーモードの他、自分でルールやシード値をいじって遊べるカスタムモードゲームオーバー無しかつ手札を捨てることも可能で自分の思い通りの風景を作れるクリエイティブモードが用意されています。
プレイの度に一から作り直すことになるため作った景色と一期一会な所に寂しさもあるにはあって、クラシックモードなどで遊び終わったデータをクリエイティブモードで読み込むことで続きを作れる機能があると良かったかも?とも思いました。でもクリア時のセーブデータを保存すれば後から見直すことができるだけでも十分ありがたいです。
ついでにプレイ毎にセーブデータの保存ができるおかげで、途中で切り上げて他のマップを作り始めたり・ソフトそのものを中断して他のゲームなり仕事なり家事なりに移ったりもできます。ガチると1回30分~1時間と長くなりがちですが、空いた時間にちょくちょく遊ぶというプレイングも可能になっていて息抜きにも手頃な作りとなっています。

ハイスコアを目指すとシビアに


本作を買ったなら、まずはメインモードでもあり基礎的なモードでもあるクラシックモードからやり始めるのがオススメ。というかクラシックモードだけでも値段分は十二分に遊べてしまいます。
チュートリアルである程度のことは教えてくれますが、ルールをよく分かっていない最初のうちは5000点にすら届かないなんてこともザラ。その後もしばらく10000点には届かない事が続いていました…。
私は今もまだ20000点に届かず苦戦中ですが、色々とわかったことだけここに記しておきます。ある程度大きくなったグループ地形は巨大になりすぎる前に閉じていくのも大事な感じがします。
・クエストクリアで手札+5枚。長くプレイを続けるためにもできるだけクエストはやっていく必要有。

・6辺全てを自然にくっつけられたらパーフェクトボーナスで手札+1枚。地味ではありますが、これを繋いで行かないと15000点辺りで手札が枯れます。

・旗が立っているグループ地形を閉じると手札+旗の数×3枚。旗が出る条件は…ランダム?

・クエストで要求されるグループ地形のサイズは現在進行形で開いているものの中で一番大きい物を参考にして決められるっぽい?
(ある程度のサイズになったグループ地形を適宜閉じるようにしていれば、そこまで大きな数字のクエストは出にくい気がします)
頭ではわかっていても、パーフェクトボーナス狙わなきゃとかクエスト達成しなきゃとか思ってグループ地形を閉じられないうちにまた新しいクエストが来て…の繰り返しで、結局グダグダになるのが私のお決まりなパターン。
グループ地形を広げすぎて閉じられないというパターンもあるあるです。特に森は900とか1000とかアホみたいにデカくなりがち。
あと線路は旗が立つ割に閉じるのが難しすぎませんか…末端となる水上駅や行き止まりが中々来なくて未だに一度も閉じられた事がありません。川も湖が来てくれるまで詰むのでムズくて苦手…。
でもやっぱり一番大事なのは可能な限りパーフェクトボーナスを狙っていくことな気もします。増えた1枚でギリギリ救われたなんてパターンも結構ありましたし。

何回も遊び返すゲームなら回数を重ねるついでに何かしらのアクセントも欲しい所。本作はそれもちゃんと用意されていて、そのアクセントというのが新しいタイルの解放が順次進んでいくことです

本作には自前の実績機能(チャレンジ)が付いているのですが、そのチャレンジを達成した報酬という扱いで新種のタイルが解放されていきます。最初は森と家と畑しかなかった世界も、繰り返しプレイすることで風車小屋や塔といった建築物・クマやシカといった動物たち・線路を走る汽車や川を巡航する船が登場するようになり、少しずつさりげなく豪華な風景が作れるようになっていきます。
タイルの上のオブジェクトがミニチュアみたいで可愛いのも癒しポイント高めかつ、地形を繋げて置くと動くものもあるのがまた可愛いポイントです。船とか汽車とかは乗っているタイルを他のタイルと繋げることで川や線路の上を走り出すところもぐうかわ。
そんな可愛いタイルを増やすために肝心なチャレンジのお題は「全体を通して、○○ポイントを獲得する」などの遊んでいれば勝手に満たせるものから、「連続で○○個のタイルを回転させずに配置する」など狙わないと取れないものなど全17種類。クリアする度にレベルが上がり、○○の中の数字が増えていって難易度も高くなっていきます。
ゲームを開始したばかりの時は挑めるチャレンジもそんなに多くないのですが、クラシックモードなどをプレイ中にマップ上に予め配置されているタイルに付属しているクエストをクリアすると挑めるようになるチャレンジが増えていく仕様です。それ故にスコアリングだけでなくタイルの種類を増やすという意味でも、クエストはかなり大事なポジションに置かれています。
慣れていない頃はその予め配置されているタイルに届くまですら大変なのですが、プレイを繰り返してルールがわかってくるにつれて1プレイが長く続くようになってクエストも達成できるようになる感じです。全てのチャレンジに挑めるようになってからがこのゲームの本番な気もします。



総評:景色を広げていくのをやめられなくなる、中毒性抜群のパズルゲーム

自分が思い描く景色を作るという要素も多少はありますが、「配られたタイルを可能な限り自然に配置していく」という明確な目的があるので紛うことなきパズルゲームです。
高スコアを目指そうとするとタイル同士の繋がり・クエスト・川や線路の配置…など考える事が多くて意外と大変。でも今度こそとやりたくなる中毒性はかなり強くて、気づけば時間が1時間単位で過ぎてます。
途中データを保存して中断することもできるので、スキマ時間にちょこっとずつ遊ぶのにもGood。気軽に、そしてじっくり遊べるパズルゲームを探している方には是非ともオススメです。
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