【マルチプラットフォーム】『Gorogoa』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
今回は『ゴロゴア(Gorogoa)』の感想です。

1年以上前にスマホ版を遊んだことがあるゲームでしたが、e-shopでセールしているのを見かけたので今更ですが記事にしました。
印象に残っていた部分以外は解法を彼方に飛ばしてしまっていたものの、何となく覚えていた部分もあって先日また通しで遊んだ所1時間ほどで終わりました。初見時は2時間ぐらいかかってた気がする。
内容自体はあっさり終わりますし、芸術性メインの作品なので人によって合う合わないはあります。とりあえず美術作品を見るつもりで遊ぶのがオススメ。




本作のジャンルはパズルゲーム。1~4枚のパネルを組み合わせて絵の中の少年を導いていくことでストーリーが進む形式となっています。
パネルは特定の場所をタップすることで拡大できたり・左下に出る-ボタンで縮小したり・矢印ボタンで視点を移動させることが可能。基本的には拡大と縮小と移動を繰り返して謎解きに使えそうな絵になる場面を探していく感じです。
拡大できる場所は一見わかりにくいですが、拡大できない場所を触ることで波紋で示してくれる仕様になっています。一応オプションで波紋表示をOFFにできますが、縛りプレイなどをやりたいのでなければONのままの方が遊びやすいです。
使えそうな場面を見つけたら、今度はパネル同士を繋ぎ合わせたり・穴の空いたパネルを他のパネルに重ねることで1枚にしたりすることで物語が進みます。絵が動くようになった仕掛け絵本みたいなパズルは中々にユニーク。
繋げるパターンの例は、本に描かれた絵の一部を拡大すると少年がいる場所と繋がりそうな場所が出てきたりして、それを実際に横並びにするとパネル同士がくっつき少年が渡れるようになったり…など。元が絵だ写真だなんだったとかの理論なんて物はなく、パッと見で繋がりそうだと思ったら本当に繋がるので少し不思議な感覚に陥ります。
重ねるパターンの例は、星が光っているパネルに穴の空いたランプのパネルを重ねることで光らせたり、少年がいるパネルに空いたドアのパネルを重ねることで移動させたりなど。逆に重なっていたパネルを分解するパターンも存在。
時にはタイミングを見計らって重ねたり繋げたりしないとダメなこともあって少し忙しい場面もありますが、どこも時間的猶予はかなり長めに用意されているので焦らなくても大丈夫でした。
パネルに描かれているイラストはとても細かい所まで描き込まれていて繊細で綺麗。完全な静止画ではなくアニメーションが流れることもあり、少年の目的に合わせて周りのパネルも新しい場面に移動できるようになっていきます。
クリアまでにかかる時間の目安は2~3時間程度と短いのでゲームとしてだけ評価するならスマホ版の定価が適正価格かもとは思いましたが、美術館の展示を見に行ったと思えばPC版などの定価でも十分元は取れるぐらいの芸術性はあると思います。
ただ、芸術作品としての評価はゲームの面白さを評価する以上に人によって捉え方が大きく変わる部分だと思っているので、本作の値段もどのハードの値段が適正かは人によって変わってくると思います。
そういう意味では満足不満足に個人差が大きく現れそうですし、間違いなく万人受けする作品ではありません。
とりあえず、少年が5色の木の実を集めようとしていること・その木の実を集めるために色んな所へ足を運んでいること、この2つの事項は時系列が真っ直ぐ進むのもあって誰でもわかると思います。
ただ、途中で出てくる松葉杖を付いた少年や青年や老人が誰なのか・巨大な目を持つ謎の生物はなんなのか・ゴロゴアという単語が何を示しているのか…などの謎はたくさん残されます。ここら辺はもう考察で補うしかないです。
折りたたみ部分には私の考察を載せてます。あくまでも個人的な考察で正しいかどうかの保証はできないので、そのことをご注意して流し読みしてください。
ゲームとして見るとボリューム少なめではありますが、1つの美術作品として見るとストーリー仕立てでしかも遊べる企画展示みたいで十分楽しめたと思う作品です。
何も考えずに淡々と進めているだけだとよく分からない世界観で???となりますが、出てくる男性を全員同じ人物と仮定するとちゃんとしたストーリーが考察できるのも粋な作りだなーと思いました。
でも結局「ゴロゴア」ってなんだったんだろう?という一番の疑問は残ります。やはりあの巨大生物がゴロゴアなんだろうか…。
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1年以上前にスマホ版を遊んだことがあるゲームでしたが、e-shopでセールしているのを見かけたので今更ですが記事にしました。
印象に残っていた部分以外は解法を彼方に飛ばしてしまっていたものの、何となく覚えていた部分もあって先日また通しで遊んだ所1時間ほどで終わりました。初見時は2時間ぐらいかかってた気がする。
内容自体はあっさり終わりますし、芸術性メインの作品なので人によって合う合わないはあります。とりあえず美術作品を見るつもりで遊ぶのがオススメ。
任天堂の公式オンラインストア。「『ゴロゴア』(Gorogoa) ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
内容の説明 ジェイソン・ロバーツ(Jason Roberts)により開発され、グラフィックスが作成された『ゴロゴア』(Gorogoa)は、パズル分野の新たな進化とも言える、美しい手描きのストーリーです。ユニークで想像力に富んだパズル 『ゴロゴア』のゲームプレイは、プレイヤーが想像力を働かせ、贅沢に描かれたタイルをアレンジしてつなげることによりパズルを解くという独創的なもの。非常にシンプルでありながら、満足のいく複雑さです。brbrチャーミングな手描きのゲームプレイ作者であるジェイソン・ロバーツは、細かな手描きのイラストレーションを数千点作成して、『ゴロゴア』の印象的な物語をつむぎました。新しいタイプのストーリーテリング『ゴロゴア』はゲームというだけではありません。魂のこもった魅力的なイラストや、他とは一線を画するパズルを通して表現する、芸術作品です。brbr
ジェイソン・ロバーツ(Jason Roberts)により開発され、グラフィックスが作成された『ゴロゴア』(Gorogoa)は、パズル分野の新たな進化とも言える、美しい手描きのストーリーです。


・タイトル:Gorogoa
・発売元:Annapurna Interactive
・開発元:Buried Signal
・対応ハード:
PC(Steam/GOG)/Switch/PS4/XboxOne/スマホ(Android/iOS)
・定価:
-PC版:1520円(税込)
-Switch/PS4版:1500円(税込)
-XboxOne版:1600円(税込)
-Android版:510円(税込)
-iOS版:610円(税込)
・発売日:
-PC版:2017年12月15日
-Switch版:2017年12月21日
-PS4/XboxOne版:2018年5月22日
-スマホ版:2018年6月19日
・ジャンル:パズル
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2017 Buried Signal, LLC. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.
・公式サイト:http://gorogoa.com/
どういう人にオススメ?
・綺麗なイラストで遊べるパズルゲームを探している人!
良かった点
・とても細かい所まで描き込まれたイラストやアニメーションが綺麗
・複数のパネルを繋ぎ合わせたり重ねたりすることで解くパズルはユニーク
・文章では語られることの無い不思議な世界観は考察の余地アリ
賛否両論?点
・ボリューム自体はかなり控えめで遅くても3時間あれば終えられる程度
・文字による説明などは一切なく最後まで世界観は謎に満ちたまま
備考
(当ブログの画像はスマホ本体の機能を用いて撮影)
・発売元:Annapurna Interactive
・開発元:Buried Signal
・対応ハード:
PC(Steam/GOG)/Switch/PS4/XboxOne/スマホ(Android/iOS)
・定価:
-PC版:1520円(税込)
-Switch/PS4版:1500円(税込)
-XboxOne版:1600円(税込)
-Android版:510円(税込)
-iOS版:610円(税込)
・発売日:
-PC版:2017年12月15日
-Switch版:2017年12月21日
-PS4/XboxOne版:2018年5月22日
-スマホ版:2018年6月19日
・ジャンル:パズル
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2017 Buried Signal, LLC. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.
・公式サイト:http://gorogoa.com/
どういう人にオススメ?
・綺麗なイラストで遊べるパズルゲームを探している人!
良かった点
・とても細かい所まで描き込まれたイラストやアニメーションが綺麗
・複数のパネルを繋ぎ合わせたり重ねたりすることで解くパズルはユニーク
・文章では語られることの無い不思議な世界観は考察の余地アリ
賛否両論?点
・ボリューム自体はかなり控えめで遅くても3時間あれば終えられる程度
・文字による説明などは一切なく最後まで世界観は謎に満ちたまま
備考
(当ブログの画像はスマホ本体の機能を用いて撮影)
パネルを繋げたり・拡大縮小したり・重ねたり…色んな方法で解くパズル


本作のジャンルはパズルゲーム。1~4枚のパネルを組み合わせて絵の中の少年を導いていくことでストーリーが進む形式となっています。
パネルは特定の場所をタップすることで拡大できたり・左下に出る-ボタンで縮小したり・矢印ボタンで視点を移動させることが可能。基本的には拡大と縮小と移動を繰り返して謎解きに使えそうな絵になる場面を探していく感じです。
拡大できる場所は一見わかりにくいですが、拡大できない場所を触ることで波紋で示してくれる仕様になっています。一応オプションで波紋表示をOFFにできますが、縛りプレイなどをやりたいのでなければONのままの方が遊びやすいです。
使えそうな場面を見つけたら、今度はパネル同士を繋ぎ合わせたり・穴の空いたパネルを他のパネルに重ねることで1枚にしたりすることで物語が進みます。絵が動くようになった仕掛け絵本みたいなパズルは中々にユニーク。
繋げるパターンの例は、本に描かれた絵の一部を拡大すると少年がいる場所と繋がりそうな場所が出てきたりして、それを実際に横並びにするとパネル同士がくっつき少年が渡れるようになったり…など。元が絵だ写真だなんだったとかの理論なんて物はなく、パッと見で繋がりそうだと思ったら本当に繋がるので少し不思議な感覚に陥ります。
重ねるパターンの例は、星が光っているパネルに穴の空いたランプのパネルを重ねることで光らせたり、少年がいるパネルに空いたドアのパネルを重ねることで移動させたりなど。逆に重なっていたパネルを分解するパターンも存在。
時にはタイミングを見計らって重ねたり繋げたりしないとダメなこともあって少し忙しい場面もありますが、どこも時間的猶予はかなり長めに用意されているので焦らなくても大丈夫でした。
パネルに描かれているイラストはとても細かい所まで描き込まれていて繊細で綺麗。完全な静止画ではなくアニメーションが流れることもあり、少年の目的に合わせて周りのパネルも新しい場面に移動できるようになっていきます。
クリアまでにかかる時間の目安は2~3時間程度と短いのでゲームとしてだけ評価するならスマホ版の定価が適正価格かもとは思いましたが、美術館の展示を見に行ったと思えばPC版などの定価でも十分元は取れるぐらいの芸術性はあると思います。
ただ、芸術作品としての評価はゲームの面白さを評価する以上に人によって捉え方が大きく変わる部分だと思っているので、本作の値段もどのハードの値段が適正かは人によって変わってくると思います。
そういう意味では満足不満足に個人差が大きく現れそうですし、間違いなく万人受けする作品ではありません。
文章では語られない不思議な世界観
本作中には文章によるセリフや説明などは一切存在せず、パネルに描かれたイラストからどのような世界観であるかを考察しながら進む感じです。逆に言えば正解が明かされないまま終わってしまうので消化不良感も感じなくもない。とりあえず、少年が5色の木の実を集めようとしていること・その木の実を集めるために色んな所へ足を運んでいること、この2つの事項は時系列が真っ直ぐ進むのもあって誰でもわかると思います。
ただ、途中で出てくる松葉杖を付いた少年や青年や老人が誰なのか・巨大な目を持つ謎の生物はなんなのか・ゴロゴアという単語が何を示しているのか…などの謎はたくさん残されます。ここら辺はもう考察で補うしかないです。
折りたたみ部分には私の考察を載せてます。あくまでも個人的な考察で正しいかどうかの保証はできないので、そのことをご注意して流し読みしてください。
総評:奇妙な世界観と凝ったパズルが魅力の芸術ゲー
繊細なイラスト・解いていて奇妙な気持ちになるパズル・謎の多い世界観が合わさった芸術的な作品。ゲームとして見るとボリューム少なめではありますが、1つの美術作品として見るとストーリー仕立てでしかも遊べる企画展示みたいで十分楽しめたと思う作品です。
何も考えずに淡々と進めているだけだとよく分からない世界観で???となりますが、出てくる男性を全員同じ人物と仮定するとちゃんとしたストーリーが考察できるのも粋な作りだなーと思いました。
でも結局「ゴロゴア」ってなんだったんだろう?という一番の疑問は残ります。やはりあの巨大生物がゴロゴアなんだろうか…。
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