3秒でげーむおーばー。

【Switch】ハッピーダンガンロンパS レビュー

2021/11/06
レビュー 0
Switchソフト パーティ
今回は「ハッピーダンガンロンパS」を遊んだ感想です。

購入したのはナンバリングタイトル3作と完全新作の今作が1つになっているトリロジーパックです。
1と2はSteam版を既に遊んでいたので、トリロジーパックを買ったのはコレとV3の為です。残り3作のレビューはコチラ
ダウンロード版では本作単品の販売も行われているので、他のダンロン作品を既に遊んでいてトリロジーを買うメリットが少ないという人でもDL版なら手を出しやすいとは思います。
ちなみに、本作はV3のオマケモードだった「超高校級の才能育成計画」と「絶望のダンジョン」をパワーアップして1つのゲームに仕上げたものです。

・タイトル:ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿
・発売元:スパイク・チュンソフト
・開発元:スパイク・チュンソフト
・対応ハード:Switch
・定価:トリロジーパッケージ版:4980円+税/単品DL版:2000円+税
・発売日:2021年11月4日
・ジャンル:希望育成ボードゲーム
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
©Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved.
・公式サイト:
https://www.danganronpa.com/switch/

どういう人にオススメ?
・ダンガンロンパのキャラクターが好きな人!
・既に他のダンロン作品を遊んだことがある人!

良かった点
・キャラクター同士の平和な掛け合いイベントが見れるのは本作ならでは
・新規イベントの数は1000を超える大ボリューム
・1、2、V3、絶対絶望少女といったダンロンシリーズに出てくるほぼ全てのキャラクターを網羅

賛否両論?点
・RPGパートは大味な調整で見た目もチープ
・ガチャでしか使用キャラを増やせない上に入手できる確率もかなり低い
・使用できるキャラを選んで増やしたいならリアルマネーによる課金という方法しかない

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




すごろくでキャラクターを育てる「育成」モード


舞台は2の舞台でもあるジャバウォック島。登場人物の1人をプレイヤーキャラとして選んで、すごろくをしながらステータスを上げていくのが育成モードの目的です。
最初にプレイヤーとして選べるのは苗木誠・日向創・苗木こまる・最原終一の主人公勢4人のNカードのみ。使用できるキャラやレアリティを増やすには後述する購買部で入手する必要があるので、まずはこの4人で遊ぶことになります。
使用できるようになるキャラはダンガンロンパシリーズ(1・2・V3・絶体絶望少女)をほぼ網羅。生徒では無いはずのモノクマやモノミ(ウサミ)もいます。
ちなみに、キャラクターにはスポーツインテリバラエティの3属性があります。属性で得意なステータスやスキルの傾向が違うので、バトルモードでパーティを組むことを考えるとバランスよく育てた方がいいです。
すごろくの盤面は5つの島と中央の1つの島からなり、各島や中央の島にいるボスモンスターを撃破することで行ける場所が増えていく形式。同じキャラ・同じカードで再度遊び直しても前回のボスの撃破情報は引き継がれないので、全ボス撃破を目指すならできるだけステータスが伸びやすい高レアのキャラカードを選んで素早く行動しないといけません。
50ターン過ぎた時点で育成終了となり、終了時点のキャラクターデータを保存することで「バトル」モードで組むパーティに入れられるようになります。大体30分あれば1周できます。
すごろくという運が大きく絡むシステムではあるものの、1人でひたすらサイコロを振るだけで比較する相手がいないこと・プラスのイベントがほとんどなのでランダムイベントによるイライラはしにくい仕様です。育成をガチで行うのでなければ気を張らずに遊べます。
バトルモードをガチるなら育成厳選のために何回も周回することになりますが、マップが1種類しかなくランダムイベント以外の流れも毎回一緒なので作業感は強くなりがちです。なので育成は会話イベントのオマケと割り切って遊んでます。

マスの種類にはステータスを上げる育成マス掛け合いイベントが見れる仲良しマスランダムにイベントが起こるイベントマススキルを覚えるために必要な才能のカケラが手に入る才能マスRPG形式でモンスターとのバトルが起きる戦闘マスジャバコイン(通貨)で武器や防具やカードが買えるショップマス使うと特殊な効果が起こるカードが2枚貰えるカードマスランダムにカードやジャバコインが手に入る宝物マスがあります。その他にもターン終了時にランダムにモノクマーズイベントも発生します。
マスの効果量は先の島に進むほど増えていくので、キャラを強く育成したいなら早めに動いて早めに最後の島に行くプレイングが定石。
どのマスもどのイベントもプラスに影響するものがほとんどです。マイナスに傾くことがあるのは宝物マスのハズレやモノダムによる装備強化イベントや肉体改造イベントで失敗する可能性があること、完全なマイナスイベントはモノキッドとモノスケが所持金の数割を持っていくイベントぐらい。
仲良しマスやイベントマスもイベントを見るだけではなくステータスアップの効果もついてくるので一石二鳥。戦闘マスも勝てれば経験値とコインが手に入るし負けても島や施設のスタート位置に戻されるだけで済みます。
使用アイテムとしてカードも登場します。「桃太郎電鉄」シリーズのカードに機能がそっくり(パロディかも?)で、使うとどこかのマスに飛んだり・ステータスを強化できたり。
カードはランダムイベント・キャラクターがいるマス・カードマスなどでたくさん手に入るので、適宜使わないと捨てる羽目になるしさっさと使うのが吉。
数あるカードの中でも特に強力なのは、装備を買えるお店に任意のタイミングで行ける「ショップカード」、目的地に直接行ける「目的地カード」、敵との戦闘で一度倒れても即時復活できる「復活カード」の3つ。
特に目的地カードは移動ターンなしで即座にボスに挑めるので便利。ボスがいる建物内マップに移動するだけで最低1ターンは消費してしまうことを考えると十分に壊れ性能だと思います。

個人的に本作で一番評価したいのはダンロンキャラ同士の会話パート。仲良しマスに止まることでキャラクター同士の掛け合いが楽しめます。
本編では死んでしまうキャラも無事に出てきますし、ナンバリングの垣根を超えた組み合わせの会話を見れるのは嬉しい要素。

タイトルに「ハッピー」と付いているように平和で高校生らしい会話ばかりでほんわかします。2はモノクマの介入さえなければこんな感じになるはずだったのかも…と思うとある意味感慨深い。
会話イベントのバリエーションも非常に多いので、キャラが好きで会話を読むのも好きならすごろく周回も苦にはなりにくいです。本編とは違う様子が見れるというファンアイテムの理想形。
ただし、ナンバリングタイトルと絶対絶望少女のネタバレが容赦なくぽんぽん出てくるので、遊んだことの無い作品がある人は先にその作品を遊んでからの方がいいです。
中には名前でネタバレしてるキャラや存在自体がネタバレなキャラもいるので、ネタバレ防止をしながら遊ぶのはほぼ無理です。ダンロンは先の展開を知らない方が楽しめる作品なので結構致命的な難点?かも。



バトルはRPG形式だが微妙な出来


「育成」モードの敵マスやボスマス、「バトル」モードではRPG形式のターン制コマンドバトルで戦います。
選べるコマンドは通常攻撃・スキル・覚醒による強化だけというシンプルなもの。
スキルは育成中に赤(物理)青(魔法)緑(補助)の「才能のカケラ」を消費することで習得可能。使う時は★ポイントを消費しますが、通常攻撃より強力だったり追加効果が付いています。
スキルはレアリティが高いカードほどたくさん覚えられるので、そういう意味でも高レアのキャラカードの方が強くなりやすいバランス。なんか無料スマホゲームっぽい…。
バトルモードを進めることで育成モードの島にいるボス達を弱体化&スルーできるようになる「秘伝の書」が中央ショップで購入可能になったりもするので、基本的には育成モードと並行してバトルモードも進めていった方がいいです。最初に育成→バトル→詰まったら育成→バトル→詰まったらまた育成…みたいな感じで進めていく感じ。
後は各キャラクターを育成完了すると手に入る「希望のカケラ」を10個集める度に育成がしやすくなるボーナスが追加されていくので、とりあえずは好き嫌い問わず色んなキャラを育成していくプレイングがオススメです。
エンディングの条件も全てのキャラクターを1回は育成して希望のカケラを集め切ることになっているので、作業的ではありますが育成モードは回しまくる前提の作りです。

RPGパートの調整はかなり大味。ステータス差が大きいとスキルや覚醒を使ってもダメージが1になってしまったり・逆に3桁ダメージを簡単に叩き出せてしまうので、たぶんアルテリオス計算式(攻撃側の攻撃力-防御側の防御力=ダメージ)を導入していると思われます。
この計算式はステータスの上昇幅が低い作品ならバランスが取れていて一概に悪いとは言えないのですが、今作みたいに1レベル上がるだけで大幅にステータスが上昇する仕様とは相性が悪くてバランス崩壊しがちなんですよね…後者のパターンは適正レベルの幅が小さく大体こっちが強すぎるか相手が強すぎるかに振り切ることが多いので…。
育成モードは特に「レベルを上げて物理で殴ればいい」バランス。育成マスなどで一定数レベル上げしたら後は殴るだけの作業です。
逆にバトルモードは相手が強いのでしっかり育成したキャラを用意しないと苦戦必死。魔法か物理のどちらかが弱点という相手が多いので、高レアリティ&高レベルのインテリ4人・スポーツ4人を早めに用意できると進めやすい印象。
後はお店で購入するかモンスターのドロップ素材で装備を作り攻撃力・防御力を底上げするのも大事。特に育成モードは事前にお店で装備を買っておくとボス戦の楽さが全然違います。
オートでコマンドを選んでくれる設定も搭載されていますが、AIはスキルをやたら優先するせいで必要ない時にバフ技を使ったりとポンコツでボス戦やバトルモードではアテにしにくい性能…。コイン集めのための周回すら無駄に時間がかかるので結局マニュアル操作で回ってます。
正直に言うと、エフェクトなども控えめなせいで相手を倒した時の爽快感や達成感もあんまり感じられなかったこともあり、個人的にはバトル部分はあまり面白く感じませんでした。このゲームのメインは戦闘ではなく仲良しマスのイベントと割り切るのが良さげ。

キャラカード入手のためのガチャがシビア


育成モードで育てられるキャラは「購買部」で入手ができますが、その入手方法というのがまさかのガチャ方式。
ガチャを回すにはバトルモードで手に入る「モノクマメダル」「ゴールドメダル」、もしくはウサミフラワーという実績要素達成で手に入る「ウサミメダル」が必要。
ガチャはアイテム・キャラカード・キャラを強化するためのカードがごちゃ混ぜで入っているせいで、沼るとキャラクター解放が全然できません。好きなキャラが出ないとモチベーション維持が難しい…。
しかも一番レアリティが高いURのキャラカードはモノクマメダルを使うモノモノマシーンでは0.2%と超低確率排出な上に、ウサミメダルを使うモノモノヤシーンでもわずか3%程度。入手確率が一番高いガチャであるゴールドモノモノマシーンを回すにはバトルモードをかなり進めないと行けないしそれでもキャラカード確定じゃないなどシビアです。
ウサミメダルには入手数に限度があるのでモノモノヤシーンを回せる回数は有限ですが、モノモノマシーンの方はバトルモードの敵がモノクマメダルをドロップすることがあるのでバトル周回をすれば無限にガチャを回すことはできます。でもURの入手確率が現実的でなさすぎる…。
キャラカードとは別にキャラクターのデフォルメイラストが描かれているカード(WRカード)もありますが、そっちは所持状況でキャラの最大ステータス上限が上がるので育成には必要なものの、まずはそのキャラが使えないと意味が無いという…。
WRもイラストが可愛いので好きなキャラのが出てきてくれると嬉しくはあります。でもできれば対応するキャラカードを最低1枚は入手した後に出るようにはして欲しかったかな…。
イベントを見たい勢としてはWRの排出率は低くてもいいからキャラカードの方をもっと入手しやすくして欲しかったです。七海ちゃんやペコちゃんやゴン太君のイベントを見たいのに肝心の本人が全然出ないよ…。
一応、欲しいカードを欲しい時に買う方法もありますが…それがまさかのリアルマネーによる購入のみというまさかまさかの仕様。
リアルマネー購入ならレアリティに関わらず1枚120円とお手頃価格なのも課金誘導に拍車をかけている気がしてちょっと…と思わなくもないです。一応2000円の有料ゲームなので課金圧はもう少し低くして欲しかった…。
カードのダブりはしないので続けていれば課金無しでのコンプリートも不可能ではなさそう…ですが、最終的にはひたすらバトルモードを周回してコインを集める作業になります。周回までスマホゲームみたいな仕様かよぉ!



総評:キャラクター同士の新規イベントや新規イラストが見れる以外は微妙なファン向けゲーム

ダンロンのキャラクターが好きで買ったので会話イベントや水着のイラストが見れるだけでも価値はあるとは思いますが、ゲームシステムだけ見ればちょっと微妙な作品です。
使うキャラのレアリティで強さに差が出てくるシステムといい、ガチャといい、課金でキャラを買えるシステムといい、なんか全体的に無料スマホゲームっぽい作りなんですよね…コンシューマーの有料ゲームとして発売している以上はもうちょっとキャラカードが入手できる確率を上げて欲しかった…。
内容的にも本編のネタバレだらけなので、ダンロンの既存ファン向けファンディクスゲームとして考えるのが良さげです。本作の売上がワンチャン新作の資金になるかもと考えれば…。
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