【Switch】『かしおり』を遊んだ感想&レビュー
Switch版『かしおり』を購入しました。

お菓子がテーマの落ち物パズルゲーム。出てくるキャラクターもお菓子モチーフの子ばかりで可愛かったので購入しました。
しかし、ぷよぷよみたいなパズルゲームが得意ではない私は大苦戦。ショップの画像だけ見て衝動的に買うのをそろそろ抑えたい今日この頃…。
アーケード版も存在しますが、Switch版がオンライン対戦ができないのもあって対人戦を遊べておりません。加えて筆者はこのタイプの落ち物パズルの対戦に疎く苦手意識まであるのをご了承ください。

基本ルールは上から落ちてくるお菓子を3つ並べることで消すことができるという、落ち物パズルにおいてスタンダードなもの。1列でも限界ラインを超えて積み上がってしまうとゲームオーバー。
連鎖させて消すほどスコア獲得量や攻撃力が上がるぷよぷよ式のシステムになっているので、ラインを超えない程度で計画的にお菓子を配置して大連鎖を狙うのがメイン。3個揃えるだけで消せるならぷよぷよよりも楽じゃんと思えますが、その代わりに本作独自の仕様が難易度を上げています。
その独自のシステムというのがビンに入ったお菓子が落ちてくること。ビン入りのお菓子はそのまま3つくっつけただけでは消えませんが、ビンを上からぶつけることで割れて中身のお菓子が飛び出してきます。
ビンが割れた時にも連鎖数が+1される他、割れた時の衝撃で周囲8方向にあるビンも一緒に割れるので配置次第で一気に消すことができます。割れるさまも伝播するさまも連鎖するさまも爽快。
配置済みビンが自由落下した際にも下にビンがあれば割れるので、ビンを割る→お菓子が消える→ビンを割る…みたいなやり方で連鎖を稼ぐこともできます。
ビン込みの連鎖を考えるのは独特な難しさがありますが、大量連鎖した時は楽しいしビンがぶつかるだけでも連鎖数が増えるのも嬉しいポイント。
1ゲームを長く続けるほど落ちてくるスピードとビンに入ったお菓子が落ちてくる割合が増していき、さらには蓋付きの2回ぶつけないと割れないビンも登場するようになります。そういうこともあって時間が経つほど忙しく楽しくなっていきます。
収録されているモードは3つと少なめ。1人でひたすら消して高スコアを目指す「ひとりでとことん」・ストーリー形式でCPUと戦う「ひとりで対戦」・おすそわけプレイで対戦する「ふたりで対戦」のみですが、1000円と安価な作品なので妥当かなとも思います。
なぞぷよみたいなモードが無く、ひたすら消していくか・対戦するかしかないのは潔さを感じるレベルでシンプル。残念ながらオンライン対戦はできないので、対人戦を遊びたいならリア友や家族が必要になります。
対戦時は黒猫型のお邪魔ブロックを相手の陣地に送り付けて攻撃できます。連鎖を繋げれば一気にノックダウンまで持ち込めることも。

お邪魔ブロックは周りのお菓子を消すと一緒に消えます。一度に送られてくるのが少量なら凹んでいる所目掛けて落ちてきますが、大量に落ちて来る時はお構い無しに全体に降ってきます。
ここから少しだけ個人的な感想になってしまうのですが、お邪魔ブロックが上から降ってくる仕様とビンを上からぶつけないと割れない仕様の組み合わせは連鎖パズルゲー玄人向けかもと思いました。ビン破壊から始まる連鎖を頑張って組んだのに上にお邪魔が1コ落ちてくるだけでいとも簡単に封じられるというのは、せっかくの爽快感をお預けさせられているように感じてしまって少しストレスでした。
この時に上のお邪魔を律儀に消そうとすると時間がかかりますが、近くにビンを置いてそっちにぶつけた衝撃で埋もれたビンを割る力技などビンが存在する事による切り返し方も増えています。なので、実際には有利にも不利にもなった所が両方存在していてバランスが取られているので良調整寄りです。
ただし、この切り返し方が本作独自の物というのもあっていざ対処してみようとすると慌ててしまって意外と難しく、この方法に気づくまでにも少し時間がかかりました。2〜3列以上のお邪魔を一気に振らされるとこの方法も使えなくなるので、そうなるとぷよぷよなんかと比べても挽回がキツくなります。
また、それ以外の部分も相殺システムがなかったり・NEXTも1つ先までしか見えないなどサポート機能が全体的に少なめです。相殺によるカウンターができないが故に、先制を許すとこっちがお邪魔を処理している間に相手が再度連鎖を組んで追い討ちをかけてきたり・一発目から大量のお邪魔を送られて挽回困難になるケースが多い所もシビアだと思いました。
普通の連鎖に加えてビン破壊込の連鎖を考える必要アリの基本ルールの時点で敷居が若干高めなので、こういったゲームに慣れていない人に対してはスパルタ気味。特に相殺に関しては個人的にはあった方が出遅れてもリベンジしやすくて好きなので、対戦時のシステムについては全体的に合いませんでした。
十何連鎖もせずとも5〜8連鎖程度でも十分量のお邪魔を送れることも相まって、ひたすら積みまくるよりかはある程度積んだ時点で速攻を仕掛けて相手を妨害していくのがローリスクな感じのバランス。ここは今のぷよぷよとは違う調整で独自性があって良いのですが、ある程度の連鎖さえ組めれば多少は戦えるという点は優しくも思える一方で、スピード重視になっているという意味では上級者向けに拍車をかけていて一長一短な部分です。
対戦時限定のシステムにはもう1つ、オープンアタックというものも存在します。両者2回ずつ自フィールドと相手フィールドの間にある仕切りを一時的に無くすことで、相手の場にあるお菓子をも消して連鎖を重ねることができるという面白い機能です。
上手くいけば相手の積み上げていたコンボをも横取りできて一方的に攻撃することも可能です。そのため対戦では相手に使われない位置に積むテクニックも重要…だと思ったのですが、この考え方はプロの方曰く「古い」らしいので詳しくはやり込んでいる方のページをお探しください。
ちなみに、ひとりで対戦のCPUはステージが進めば進むほど強化されていく仕様で、慣れない内は4人目以降ヒーヒー言いながらコンティニューしまくるぐらいには強かったです。リカバリも攻めるのも上手いのよ…。
プレイヤー側が相手の強さを調節することはできないので、初心者はCPUにボコボコにされつつ慣れていくしかないというのも中々にスパルタ。コンティニューこそ無限にできるもののそれ以外はアーケードゲームらしい厳しさを感じる仕様で、元々この手のパズルゲームをやりこんでいる人ならともかくそうでないと慣れるまでにも根気が必要なタイプのゲームです。
プレイスキルを上げようにも格上相手に勝てるまでコンティニューしまくることしかできなかったのは中々にしんどい体験でした。ひとりでとことんは連鎖組みの練習はできてもお邪魔の対処やオープンアタックの練習はできないので、対戦練習モードか難易度調節機能があるとありがたかったです。
ただ、一度でもエンディングに辿り着けるぐらい実力が付けば2回目以降は計5〜10回ぐらいのコンティニューで済むようになっていたので、激ムズとまではいかなくてある程度の慣れでカバーできる程度の強さにはなっています。選んだキャラによって落ちてくるお菓子の種類や相手の出てくる順番が違うので難易度に多少の差はありますが(お菓子の種類が多いほど&ザットが最後の方に出てくるキャラほど難しい印象です)。
ひとりで対戦を最後までクリアしたキャラを記録してくれる機能がないのはちょっぴり残念でした。クリアマークが付くぐらいのご褒美があると嬉しかったかも。

パズルで消すのがお菓子なら、出てくるキャラクター達もお菓子がモチーフになっていてキュートです。消したり連鎖した時のキャラクターボイスもあって、何回か連鎖した時のごちそうさまが可愛い。
消したお菓子は食べてるらしいので実は大食いなキャラばかり(甘いものは別腹?)。個人的にはコーヒーゼリーモチーフで強気なみるがお気に入り。
「ひとりで対戦」ではキャラ別に軽いストーリーが用意されていて、対戦の舞台になっている場所に合わせて制服・私服・水着に着替えたりもします。それぞれに譲れないほど好きなお菓子があるというのもキュート。
また、社内コラボキャラとしてアーケードシューティング作品の『コットン』シリーズの主人公であるコットンと妖精のシルクがタッグで参戦しています。コットン達が消すのはWILLOWという幻のお菓子です。
「ひとりで対戦」(「ふたりで対戦」も?)の時は選択したキャラによって落ちてくるお菓子の種類が違うので多少の性能差が存在。3種類しか落ちてこないザットは初心者向け・4種類のこむぎやみる達は中級者・7種類も落ちてくるコットンとシルクは上級者向け。
こむぎ達4種類同士でも落ちてくるお菓子が違うので、お互いにオープンアタックが使いやすかったり使いにくかったりする相性があります。攻撃力や防御力といった性能差はなさそう?
「ひとりでとことん」の方でもキャラクター選択ができますが、こちらは誰を選んでも降ってくるお菓子が4種類からスタートして時間経過で色が増えていく仕様。なのでお好みで選んで大丈夫です。
ビンを割って大量に連鎖を繋いだ時は気持ちよかったですし・ビンをぶつけただけでも連鎖数が増えるのも爽快でした。定価も1000円とお安めで手も出しやすいのも◎。
ただ、ぷよぷよのお邪魔の仕様が好きではない私にとっては本作の対戦モードはnot for meでした…。上から落ちてくるお邪魔ブロックがビンシステムの面白さと爽快感を阻害してくるように感じてしまって、CPU戦だけ遊んだ感想としてはひとりでとことんモードを黙々と遊ぶ方が性に合っていました。
対戦モードは相手がいればもっと楽しめるかもしれないので、切磋琢磨できる相手が身近にいる人の方がオススメできるかも。あとはぷよぷよシリーズの対戦が好きな人とかも。
スポンサーリンク:

お菓子がテーマの落ち物パズルゲーム。出てくるキャラクターもお菓子モチーフの子ばかりで可愛かったので購入しました。
しかし、ぷよぷよみたいなパズルゲームが得意ではない私は大苦戦。ショップの画像だけ見て衝動的に買うのをそろそろ抑えたい今日この頃…。
アーケード版も存在しますが、Switch版がオンライン対戦ができないのもあって対人戦を遊べておりません。加えて筆者はこのタイプの落ち物パズルの対戦に疎く苦手意識まであるのをご了承ください。
任天堂の公式オンラインストア。「かしおり ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:かしおり
・発売元:サクセス
・開発元:サクセス
・対応ハード:Switch
・定価:1000円(税込)
・発売日:2021年5月27日
・ジャンル:落ちものパズル
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記:©SUCCESS
・公式サイト:
https://kasiori.success-corp.co.jp/
どういう人にオススメ?
・ぷよぷよ系の落ち物パズルが好きな人!
良かった点
・ビンを割るシステムで連鎖が重ねやすく爽快
・相手の陣地にあるお菓子を活用して攻撃できるオープンアタックが独創的
・キャラクターやブロックがお菓子モチーフで可愛い
賛否両論?点
・収録ルールは1人でスコアアタック/ストーリー形式のCPU戦/おすそわけ対戦の3種類だけで少なめ
・上から落ちてくるお邪魔とビンの組み合わせは少々玄人向けにも感じる
・相殺システムが無かったりで一度押されると挽回しにくい
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:サクセス
・開発元:サクセス
・対応ハード:Switch
・定価:1000円(税込)
・発売日:2021年5月27日
・ジャンル:落ちものパズル
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記:©SUCCESS
・公式サイト:
https://kasiori.success-corp.co.jp/
どういう人にオススメ?
・ぷよぷよ系の落ち物パズルが好きな人!
良かった点
・ビンを割るシステムで連鎖が重ねやすく爽快
・相手の陣地にあるお菓子を活用して攻撃できるオープンアタックが独創的
・キャラクターやブロックがお菓子モチーフで可愛い
賛否両論?点
・収録ルールは1人でスコアアタック/ストーリー形式のCPU戦/おすそわけ対戦の3種類だけで少なめ
・上から落ちてくるお邪魔とビンの組み合わせは少々玄人向けにも感じる
・相殺システムが無かったりで一度押されると挽回しにくい
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
ビンを割って連鎖を狙う可愛いパズルゲーム

基本ルールは上から落ちてくるお菓子を3つ並べることで消すことができるという、落ち物パズルにおいてスタンダードなもの。1列でも限界ラインを超えて積み上がってしまうとゲームオーバー。
連鎖させて消すほどスコア獲得量や攻撃力が上がるぷよぷよ式のシステムになっているので、ラインを超えない程度で計画的にお菓子を配置して大連鎖を狙うのがメイン。3個揃えるだけで消せるならぷよぷよよりも楽じゃんと思えますが、その代わりに本作独自の仕様が難易度を上げています。
その独自のシステムというのがビンに入ったお菓子が落ちてくること。ビン入りのお菓子はそのまま3つくっつけただけでは消えませんが、ビンを上からぶつけることで割れて中身のお菓子が飛び出してきます。
ビンが割れた時にも連鎖数が+1される他、割れた時の衝撃で周囲8方向にあるビンも一緒に割れるので配置次第で一気に消すことができます。割れるさまも伝播するさまも連鎖するさまも爽快。
配置済みビンが自由落下した際にも下にビンがあれば割れるので、ビンを割る→お菓子が消える→ビンを割る…みたいなやり方で連鎖を稼ぐこともできます。
ビン込みの連鎖を考えるのは独特な難しさがありますが、大量連鎖した時は楽しいしビンがぶつかるだけでも連鎖数が増えるのも嬉しいポイント。
1ゲームを長く続けるほど落ちてくるスピードとビンに入ったお菓子が落ちてくる割合が増していき、さらには蓋付きの2回ぶつけないと割れないビンも登場するようになります。そういうこともあって時間が経つほど忙しく楽しくなっていきます。
収録されているモードは3つと少なめ。1人でひたすら消して高スコアを目指す「ひとりでとことん」・ストーリー形式でCPUと戦う「ひとりで対戦」・おすそわけプレイで対戦する「ふたりで対戦」のみですが、1000円と安価な作品なので妥当かなとも思います。
なぞぷよみたいなモードが無く、ひたすら消していくか・対戦するかしかないのは潔さを感じるレベルでシンプル。残念ながらオンライン対戦はできないので、対人戦を遊びたいならリア友や家族が必要になります。
対戦時は黒猫型のお邪魔ブロックを相手の陣地に送り付けて攻撃できます。連鎖を繋げれば一気にノックダウンまで持ち込めることも。

お邪魔ブロックは周りのお菓子を消すと一緒に消えます。一度に送られてくるのが少量なら凹んでいる所目掛けて落ちてきますが、大量に落ちて来る時はお構い無しに全体に降ってきます。
ここから少しだけ個人的な感想になってしまうのですが、お邪魔ブロックが上から降ってくる仕様とビンを上からぶつけないと割れない仕様の組み合わせは連鎖パズルゲー玄人向けかもと思いました。ビン破壊から始まる連鎖を頑張って組んだのに上にお邪魔が1コ落ちてくるだけでいとも簡単に封じられるというのは、せっかくの爽快感をお預けさせられているように感じてしまって少しストレスでした。
この時に上のお邪魔を律儀に消そうとすると時間がかかりますが、近くにビンを置いてそっちにぶつけた衝撃で埋もれたビンを割る力技などビンが存在する事による切り返し方も増えています。なので、実際には有利にも不利にもなった所が両方存在していてバランスが取られているので良調整寄りです。
ただし、この切り返し方が本作独自の物というのもあっていざ対処してみようとすると慌ててしまって意外と難しく、この方法に気づくまでにも少し時間がかかりました。2〜3列以上のお邪魔を一気に振らされるとこの方法も使えなくなるので、そうなるとぷよぷよなんかと比べても挽回がキツくなります。
また、それ以外の部分も相殺システムがなかったり・NEXTも1つ先までしか見えないなどサポート機能が全体的に少なめです。相殺によるカウンターができないが故に、先制を許すとこっちがお邪魔を処理している間に相手が再度連鎖を組んで追い討ちをかけてきたり・一発目から大量のお邪魔を送られて挽回困難になるケースが多い所もシビアだと思いました。
普通の連鎖に加えてビン破壊込の連鎖を考える必要アリの基本ルールの時点で敷居が若干高めなので、こういったゲームに慣れていない人に対してはスパルタ気味。特に相殺に関しては個人的にはあった方が出遅れてもリベンジしやすくて好きなので、対戦時のシステムについては全体的に合いませんでした。
十何連鎖もせずとも5〜8連鎖程度でも十分量のお邪魔を送れることも相まって、ひたすら積みまくるよりかはある程度積んだ時点で速攻を仕掛けて相手を妨害していくのがローリスクな感じのバランス。ここは今のぷよぷよとは違う調整で独自性があって良いのですが、ある程度の連鎖さえ組めれば多少は戦えるという点は優しくも思える一方で、スピード重視になっているという意味では上級者向けに拍車をかけていて一長一短な部分です。
対戦時限定のシステムにはもう1つ、オープンアタックというものも存在します。両者2回ずつ自フィールドと相手フィールドの間にある仕切りを一時的に無くすことで、相手の場にあるお菓子をも消して連鎖を重ねることができるという面白い機能です。
上手くいけば相手の積み上げていたコンボをも横取りできて一方的に攻撃することも可能です。そのため対戦では相手に使われない位置に積むテクニックも重要…だと思ったのですが、この考え方はプロの方曰く「古い」らしいので詳しくはやり込んでいる方のページをお探しください。
ちなみに、ひとりで対戦のCPUはステージが進めば進むほど強化されていく仕様で、慣れない内は4人目以降ヒーヒー言いながらコンティニューしまくるぐらいには強かったです。リカバリも攻めるのも上手いのよ…。
プレイヤー側が相手の強さを調節することはできないので、初心者はCPUにボコボコにされつつ慣れていくしかないというのも中々にスパルタ。コンティニューこそ無限にできるもののそれ以外はアーケードゲームらしい厳しさを感じる仕様で、元々この手のパズルゲームをやりこんでいる人ならともかくそうでないと慣れるまでにも根気が必要なタイプのゲームです。
プレイスキルを上げようにも格上相手に勝てるまでコンティニューしまくることしかできなかったのは中々にしんどい体験でした。ひとりでとことんは連鎖組みの練習はできてもお邪魔の対処やオープンアタックの練習はできないので、対戦練習モードか難易度調節機能があるとありがたかったです。
ただ、一度でもエンディングに辿り着けるぐらい実力が付けば2回目以降は計5〜10回ぐらいのコンティニューで済むようになっていたので、激ムズとまではいかなくてある程度の慣れでカバーできる程度の強さにはなっています。選んだキャラによって落ちてくるお菓子の種類や相手の出てくる順番が違うので難易度に多少の差はありますが(お菓子の種類が多いほど&ザットが最後の方に出てくるキャラほど難しい印象です)。
ひとりで対戦を最後までクリアしたキャラを記録してくれる機能がないのはちょっぴり残念でした。クリアマークが付くぐらいのご褒美があると嬉しかったかも。
キャラクターもお菓子モチーフ

パズルで消すのがお菓子なら、出てくるキャラクター達もお菓子がモチーフになっていてキュートです。消したり連鎖した時のキャラクターボイスもあって、何回か連鎖した時のごちそうさまが可愛い。
消したお菓子は食べてるらしいので実は大食いなキャラばかり(甘いものは別腹?)。個人的にはコーヒーゼリーモチーフで強気なみるがお気に入り。
「ひとりで対戦」ではキャラ別に軽いストーリーが用意されていて、対戦の舞台になっている場所に合わせて制服・私服・水着に着替えたりもします。それぞれに譲れないほど好きなお菓子があるというのもキュート。
また、社内コラボキャラとしてアーケードシューティング作品の『コットン』シリーズの主人公であるコットンと妖精のシルクがタッグで参戦しています。コットン達が消すのはWILLOWという幻のお菓子です。
「ひとりで対戦」(「ふたりで対戦」も?)の時は選択したキャラによって落ちてくるお菓子の種類が違うので多少の性能差が存在。3種類しか落ちてこないザットは初心者向け・4種類のこむぎやみる達は中級者・7種類も落ちてくるコットンとシルクは上級者向け。
こむぎ達4種類同士でも落ちてくるお菓子が違うので、お互いにオープンアタックが使いやすかったり使いにくかったりする相性があります。攻撃力や防御力といった性能差はなさそう?
「ひとりでとことん」の方でもキャラクター選択ができますが、こちらは誰を選んでも降ってくるお菓子が4種類からスタートして時間経過で色が増えていく仕様。なのでお好みで選んで大丈夫です。
総評:ビンで大連鎖を決めるのは楽しいけれども、対戦面はちょっと上級者向けな作品
ぷよぷよ味を強く感じさせつつも、至る所にスイーツがちりばめられていて可愛く、ビンやオープンアタックを使って連鎖を狙うシステムに独自性があったと思える作品。ビンを割って大量に連鎖を繋いだ時は気持ちよかったですし・ビンをぶつけただけでも連鎖数が増えるのも爽快でした。定価も1000円とお安めで手も出しやすいのも◎。
ただ、ぷよぷよのお邪魔の仕様が好きではない私にとっては本作の対戦モードはnot for meでした…。上から落ちてくるお邪魔ブロックがビンシステムの面白さと爽快感を阻害してくるように感じてしまって、CPU戦だけ遊んだ感想としてはひとりでとことんモードを黙々と遊ぶ方が性に合っていました。
対戦モードは相手がいればもっと楽しめるかもしれないので、切磋琢磨できる相手が身近にいる人の方がオススメできるかも。あとはぷよぷよシリーズの対戦が好きな人とかも。
- 関連記事
-
-
【Steam/Switch】『Nevaeh』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【スマホアプリ/Steam/Switch】『リン、パズルに描かれた少女の物語』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【Steam/Switch】『HUE』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【いっせいトライアル】『バディミッションBOND』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【マルチプラットフォーム】『コーヒートーク』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【Switch】『かしおり』を遊んだ感想&レビュー
-
【Steam/Switch】『トランシルビィ』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【マルチプラットフォーム】『初音ミク ロジックペイントS』を遊んだ感想&レビュー
-
【Switch】『コンダクト トゥギャザー!』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【Switch】『Happy Birthdays』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-
【スマホアプリ/Switch】『虹のユグドラシル』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
-