【Switch】『カービィのグルメフェス』を遊んだ感想&レビュー
『カービィのグルメフェス』を購入しました。

小さくなったカービィ達がお菓子でできたステージの上を転がって行く、ぽよかわな対戦ゲーム。
「カービィファイターズ2」などと同じくダウンロード専売の外伝作品。購入前はフォールガイズのカービィ版みたいな内容だと予想していましたが、1位にこだわるよりもとにかくたくさん食べるのが目的の可愛い争いでした。

魔法のフォークの力で小さくなったカービィがイチゴを求めてコロコロコロコロ…。とにかく転がるカービィが可愛くて癒されるので、それだけでも買った甲斐があったと思います。
元々のカービィの大きさは20cmぐらいらしいのですが、本作のカービィは初期状態だと1cmも無さそうなぐらいミニマムです。イチゴを食べた量に応じて大きくなっていきますが最大でも5cmに届くかどうかな気がする。
ステージの方もケーキ!チョコケーキ!ドーナツ!アイスキャンディー!たまにベーコンや目玉焼き!BBQ!という感じで食べ物まみれの飯テロゲーです。スイーツだけだと思っていたらお肉とかのディッシュ系も出てくるのね。
クリームの上やチョコレートの上を転がると少しずつ体にくっついていってしまいますが、それを気にもせず転がっていくカービィが可愛くて可愛い。
ゲームとしての内容はステージに置かれているイチゴを食べて食べて食べまくるというもの。可愛いけれどもれっきとした対戦ゲームになっていて、最終結果までに一番多くイチゴを食べていたカービィが優勝というルールです。
1人でもCPU相手に遊べる他、おすそわけプレイ時は2人一緒に(1台1ソフトでは2人までという点は注意)・ソフトを持ち寄ってローカル通信 or インターネットに繋げば最大4人まで遊べます。メインコンテンツはやはりオンライン対戦。
個人的には一緒に遊べるのが4人までというのは近年の対戦ゲームとしては少し物足りないと思いました。他のゲームと比較すると、マリオカート8DXが12人・スプラトゥーンが4対4の8人・雰囲気が似ているフォールガイズなんかは60人まで同時に対戦できるので、本作の4人だけ(おすそ分けプレイだと2人まで)というのはだいぶ控えめに感じてしまいます。
レース形式のステージのみ4人のカービィ以外にCPUが操作するワドルディ達が参加するのですが、開発当初の予定ではワドルディ達の枠もプレイヤーに割り当てるつもりだったりしそう。最初はレースだけ実装する予定だったのがバトロワとかを追加することになって、5人以上での対戦もポシャってMAX4人にせざるを得なかった…とかなにか都合があるのかも。
ただし人数が少ないから楽しくないと言う訳ではなく、4人全員が接戦になりやすい仕様のおかげで毎回熱い戦いを繰り広げられます。
操作はLスティックで転がるカービィを制御&Bボタンでジャンプ&Rボタンでコピーフード能力を使用するだけ。転がるように動くため細い道のカーブなんかは落ちずに進むのが難しいですが、ショートカットができたり5個セットのイチゴタルトを取れるルートが細い道で繋がっていたりするので練習しておく価値はあります。
カービィはイチゴを一定数食べると巨大化します。カービィ同士がぶつかった時は大きい方が弾き飛ばされにくくなりますが、的がでかくなる分攻撃を避けにくくなるというデメリットも存在。
コピーフード能力はハテナボックスみたいな見た目のクッキーを食べるとランダムで獲得できて、使うと一定時間だけカービィが変身します。一度使うと無くなってしまう使い切りタイプです。
本作に出てくるコピー能力は火の玉になるバーニング・タイヤになるホイール・風で周囲のイチゴなどを巻き取るトルネイド・衝突地点を中心に広がっていく衝撃波を放って攻撃するストーン・チクッと刺して攻撃するニードル・突撃と地盤沈下で攻撃するドリル・ジャンプ&着地の衝撃波で攻撃するハイジャンプ・障害物や攻撃をスルーするゼリーの8種類。
順位が低い時はフードが1つだけでなく2~3個同時に貰えることがあるので、これを駆使すれば逆転は十分に狙えます。レースでホイール3個セットが出てきて最下位からトップに躍り出た時は気持ちよかったです。
メインルールである「グルメグランプリ」ではレース→ミニゲーム→レース→バトルロワイヤルの計4ラウンドを連続でプレイします。このモードではラウンドが変わっても食べたイチゴの数とカービィの大きさが引き継がれていきます。
コピー能力も使わずに取っておくと次のラウンドに持ち越せる仕様なので、あえて温存しておくのも立派な戦術。特にバトルロワイヤルの直前のレースで攻撃系コピー能力を取っておくと、バトロワ開始早々に相手の出鼻をくじくこともできます。
オフラインのたいせんモードではグルメグランプリ以外に「シングルレース」「シングルミニゲーム」「シングルバトロワ」というルールの他、とりあえず色々動かしてみるだけの「フリーロール」も用意されています。練習はこちらで。
CPUの強さはあまい・ふつう・カラい・ゲキカラの4段階で調節できます。カラい以上は下手なプレイヤーより強いのでインターネット通信ができなくとも熱くなれますが、やっぱりこの手のゲームはみんなでワイワイ遊ぶかインターネットで切磋琢磨するのが楽しいと思います。
レースでは最後に置かれている大盛りイチゴケーキを目指してひたすら転がっていきます。50のイチゴケーキを食べるべくできるだけ早くゴールしたいところですが、道中にもイチゴがポチポチ置かれているのでそれも集めて少しでも数を稼いでおくのも大事。
序盤でかなり差をつけていても途中の大きなクッキーで足止めされる仕様上、その間に他の人が追いついて来れるようになっているので最後まで接戦になることがほとんどです。しかしゼリーを使えば大きなクッキーをスルーできるので、コピーフード能力の中でもゼリーが一番当たりな気がします。
ミニゲームは本当に「ミニ」。空から落ちてくるイチゴを取ったり・カップの中に入ってイチゴを取ったり・敵を倒したり・ブロックを壊したりでイチゴを食べていくものの、時間の短さもあってここでは順位がほとんど変動しません。
バトルロワイヤルではコピーフード能力で相手を場外に落とすことで所持しているイチゴを奪うことが可能となっています。
順位への影響が一番大きいのがこのラウンドで、今まで1位でもここで落とされまくれば普通に転落しますし逆転もありえます。上手くコピー能力を使って攻撃したり・ゼリーで回避したりの駆け引きが楽しいです。
全てのラウンドが終わったら結果発表…の前にボーナスイチゴを計上します。どのようなボーナスが適用されるかは事前に確認できない上に毎回ランダムなのでお祈りコーナーです。
レースでイチゴ以外のフルーツやタルトを食べた数などがお題として提示され、一番多く条件を満たしていた人のみがボーナスイチゴを貰えます。1回のグランプリにつき3項目のボーナスが適用され、1項目辺りのボーナスイチゴの量は40と影響のデカさが半端ないのでバトルロワイヤルに次いで勝敗を左右する場面だと思います。
ここまでの総計で一番多くイチゴを食べていた人が優勝です。文章に起こすと長めに思えますが、1ゲーム通しても10~20分程度で遊べるのでお手軽。

プレイヤー毎にグルメランクというものがあり、食べたイチゴの量×モード別の倍率(オンライン対戦を遊んだ場合なら×1.8など)で出た数字がグルメランクに加算されます。
ポイントにかかる倍率は順位関わらず一定なので、勝敗を気にせずともランクはどんどん上がっていきます。この仕様と可愛いカービィ達のおかげでオンラインゲーム苦手勢でも遊びやすいのはGood。
レートもありますが、高レートプレイヤーしか貰えないコレクションアイテムがあるわけではないし・SとかAとかBとかでランク付けされたりもしないので、プレイスキルの差が大きくなる理不尽マッチングを避けるために設けられている感じです。現状ではそこまで気にしなくてOK。
ランダムに出てくるコピーフードや最後のボーナスイチゴの影響が大きいので、運次第で勝敗が決まってしまう場面がとても多いのはご愛嬌。ラッキー勝ちも狙いやすいのでカジュアル勢でも遊びやすい分、意地でも優勝したいし2位以下になるのは許せないしありえないという人だと精神的にキツくなってくるかも。
ボーナスイチゴに関しては何が選ばれるかが最後までわからないので、できる対策はレースのイチゴ以外のフルーツは優先して取っておくことぐらいです。1個もフルーツ関係のボーナスが選ばれないこともあるので気休め程度の対策ですが…。
たぶんカービィ自身は「勝ちたい!」ではなく「いっぱい食べたい!」と思っているので、プレイヤー側も勝ち負けにこだわらずイチゴを集める心持ちで遊ぶのが良さそう。順位はオマケ。

グルメランクを上げることでカービィのボディカラー・スキン・レース中にかかるBGM・新規コースを解放することができる他、ゲームをとりあえず遊ぶだけでもキャラおかしというコレクションアイテムが貰えます。
このキャラおかしを始めとして歴代のカービィシリーズの要素が散りばめられています。主要キャラは全員キャラおかしとして登場していてもおかしくなさそう(お菓子だけに)。
キャラおかしは256種類・ボディカラーは40種類・スキンは25種類用意されていて、グルメランクの報酬は現在135まで用意されています。コレクション要素はかなり豊富。
変更したカービィの見た目は他プレイヤーからも確認可能となっていて、キャラおかしはメニューの左側にあるケーキに飾れることができるのと、てっぺんに飾ったものはレースステージのスタート地点に配置されます。自分だけのカービィをオンラインで見せつけるのも楽しいかも。
スキンとボディカラーの組み合わせでメタナイトやワドルドゥになりきったり、マルクやマホロアごっこをやっている人も見かけました。中身はカービィとはいえメタナイトが膨らんでいく様子を見るのは少し面白かったです。
ついでに「星のカービィスターアライズ」「星のカービィディスカバリー」「スーパーカービィハンターズ」のデータがSwitch本体にあると、遊んでくれてありがとうボーナスとしてBGMが3曲ずつ貰えます。「カービィファイターズ2」にも用意されているかも?
用意されているゲームモードは少なくコンパクトですが、1500円でオンライン対戦メインのゲームでならこれで十分かなーとも思わなくもないです。でもステージ追加が定期的に来ると嬉しい所存でございます。
4人までしか同時に参加できないのはちょっともったいないかもとは思いました。8人ぐらいは一緒に遊びたかったですし、たくさんのカービィがコロコロ転がっていく姿を見たかったという欲求もあります。
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小さくなったカービィ達がお菓子でできたステージの上を転がって行く、ぽよかわな対戦ゲーム。
「カービィファイターズ2」などと同じくダウンロード専売の外伝作品。購入前はフォールガイズのカービィ版みたいな内容だと予想していましたが、1位にこだわるよりもとにかくたくさん食べるのが目的の可愛い争いでした。
・タイトル:カービィのグルメフェス
・発売元:任天堂
・開発元:ハル研究所
・対応ハード:Switch
・定価:1500円(税込)
・発売日:2022年8月17日
・ジャンル:食いしんぼうグルメバトル
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1~4人
・権利表記:
© HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
・公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/a59xa/index.html
どういう人にオススメ?
・カービィに癒されたい人!
・ゆる~い対戦ゲームを探している人!
良かった点
・コロコロ転がるカービィが可愛い
・貰えるランクポイントの量は順位にそこまで左右されないので勝ちに拘らず遊べる
・コレクション要素に歴代カービィシリーズの小ネタが散りばめられている
賛否両論?点
・参加人数が4人(おすそ分けだと2人)までなのは近年の対戦ゲームとしては物足りない
・ガチで勝ち負けにこだわると運要素の強さに振り回されてツラいかも
備考
・ローカル通信、インターネット通信対応(要:SwitchOnline加入)
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:任天堂
・開発元:ハル研究所
・対応ハード:Switch
・定価:1500円(税込)
・発売日:2022年8月17日
・ジャンル:食いしんぼうグルメバトル
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1~4人
・権利表記:
© HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
・公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/a59xa/index.html
どういう人にオススメ?
・カービィに癒されたい人!
・ゆる~い対戦ゲームを探している人!
良かった点
・コロコロ転がるカービィが可愛い
・貰えるランクポイントの量は順位にそこまで左右されないので勝ちに拘らず遊べる
・コレクション要素に歴代カービィシリーズの小ネタが散りばめられている
賛否両論?点
・参加人数が4人(おすそ分けだと2人)までなのは近年の対戦ゲームとしては物足りない
・ガチで勝ち負けにこだわると運要素の強さに振り回されてツラいかも
備考
・ローカル通信、インターネット通信対応(要:SwitchOnline加入)
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
小さくなったカービィがコロコロ転がりイチゴ集め

魔法のフォークの力で小さくなったカービィがイチゴを求めてコロコロコロコロ…。とにかく転がるカービィが可愛くて癒されるので、それだけでも買った甲斐があったと思います。
元々のカービィの大きさは20cmぐらいらしいのですが、本作のカービィは初期状態だと1cmも無さそうなぐらいミニマムです。イチゴを食べた量に応じて大きくなっていきますが最大でも5cmに届くかどうかな気がする。
ステージの方もケーキ!チョコケーキ!ドーナツ!アイスキャンディー!たまにベーコンや目玉焼き!BBQ!という感じで食べ物まみれの飯テロゲーです。スイーツだけだと思っていたらお肉とかのディッシュ系も出てくるのね。
クリームの上やチョコレートの上を転がると少しずつ体にくっついていってしまいますが、それを気にもせず転がっていくカービィが可愛くて可愛い。
ゲームとしての内容はステージに置かれているイチゴを食べて食べて食べまくるというもの。可愛いけれどもれっきとした対戦ゲームになっていて、最終結果までに一番多くイチゴを食べていたカービィが優勝というルールです。
1人でもCPU相手に遊べる他、おすそわけプレイ時は2人一緒に(1台1ソフトでは2人までという点は注意)・ソフトを持ち寄ってローカル通信 or インターネットに繋げば最大4人まで遊べます。メインコンテンツはやはりオンライン対戦。
個人的には一緒に遊べるのが4人までというのは近年の対戦ゲームとしては少し物足りないと思いました。他のゲームと比較すると、マリオカート8DXが12人・スプラトゥーンが4対4の8人・雰囲気が似ているフォールガイズなんかは60人まで同時に対戦できるので、本作の4人だけ(おすそ分けプレイだと2人まで)というのはだいぶ控えめに感じてしまいます。
レース形式のステージのみ4人のカービィ以外にCPUが操作するワドルディ達が参加するのですが、開発当初の予定ではワドルディ達の枠もプレイヤーに割り当てるつもりだったりしそう。最初はレースだけ実装する予定だったのがバトロワとかを追加することになって、5人以上での対戦もポシャってMAX4人にせざるを得なかった…とかなにか都合があるのかも。
ただし人数が少ないから楽しくないと言う訳ではなく、4人全員が接戦になりやすい仕様のおかげで毎回熱い戦いを繰り広げられます。
操作はLスティックで転がるカービィを制御&Bボタンでジャンプ&Rボタンでコピーフード能力を使用するだけ。転がるように動くため細い道のカーブなんかは落ちずに進むのが難しいですが、ショートカットができたり5個セットのイチゴタルトを取れるルートが細い道で繋がっていたりするので練習しておく価値はあります。
カービィはイチゴを一定数食べると巨大化します。カービィ同士がぶつかった時は大きい方が弾き飛ばされにくくなりますが、的がでかくなる分攻撃を避けにくくなるというデメリットも存在。
コピーフード能力はハテナボックスみたいな見た目のクッキーを食べるとランダムで獲得できて、使うと一定時間だけカービィが変身します。一度使うと無くなってしまう使い切りタイプです。
本作に出てくるコピー能力は火の玉になるバーニング・タイヤになるホイール・風で周囲のイチゴなどを巻き取るトルネイド・衝突地点を中心に広がっていく衝撃波を放って攻撃するストーン・チクッと刺して攻撃するニードル・突撃と地盤沈下で攻撃するドリル・ジャンプ&着地の衝撃波で攻撃するハイジャンプ・障害物や攻撃をスルーするゼリーの8種類。
順位が低い時はフードが1つだけでなく2~3個同時に貰えることがあるので、これを駆使すれば逆転は十分に狙えます。レースでホイール3個セットが出てきて最下位からトップに躍り出た時は気持ちよかったです。
メインルールである「グルメグランプリ」ではレース→ミニゲーム→レース→バトルロワイヤルの計4ラウンドを連続でプレイします。このモードではラウンドが変わっても食べたイチゴの数とカービィの大きさが引き継がれていきます。
コピー能力も使わずに取っておくと次のラウンドに持ち越せる仕様なので、あえて温存しておくのも立派な戦術。特にバトルロワイヤルの直前のレースで攻撃系コピー能力を取っておくと、バトロワ開始早々に相手の出鼻をくじくこともできます。
オフラインのたいせんモードではグルメグランプリ以外に「シングルレース」「シングルミニゲーム」「シングルバトロワ」というルールの他、とりあえず色々動かしてみるだけの「フリーロール」も用意されています。練習はこちらで。
CPUの強さはあまい・ふつう・カラい・ゲキカラの4段階で調節できます。カラい以上は下手なプレイヤーより強いのでインターネット通信ができなくとも熱くなれますが、やっぱりこの手のゲームはみんなでワイワイ遊ぶかインターネットで切磋琢磨するのが楽しいと思います。
グルメグランプリの流れ
グランプリの流れと各ステージの紹介も軽めに載せておきます。コースの形状は変わるものの流れは毎回同じです。レースでは最後に置かれている大盛りイチゴケーキを目指してひたすら転がっていきます。50のイチゴケーキを食べるべくできるだけ早くゴールしたいところですが、道中にもイチゴがポチポチ置かれているのでそれも集めて少しでも数を稼いでおくのも大事。
序盤でかなり差をつけていても途中の大きなクッキーで足止めされる仕様上、その間に他の人が追いついて来れるようになっているので最後まで接戦になることがほとんどです。しかしゼリーを使えば大きなクッキーをスルーできるので、コピーフード能力の中でもゼリーが一番当たりな気がします。
ミニゲームは本当に「ミニ」。空から落ちてくるイチゴを取ったり・カップの中に入ってイチゴを取ったり・敵を倒したり・ブロックを壊したりでイチゴを食べていくものの、時間の短さもあってここでは順位がほとんど変動しません。
バトルロワイヤルではコピーフード能力で相手を場外に落とすことで所持しているイチゴを奪うことが可能となっています。
順位への影響が一番大きいのがこのラウンドで、今まで1位でもここで落とされまくれば普通に転落しますし逆転もありえます。上手くコピー能力を使って攻撃したり・ゼリーで回避したりの駆け引きが楽しいです。
全てのラウンドが終わったら結果発表…の前にボーナスイチゴを計上します。どのようなボーナスが適用されるかは事前に確認できない上に毎回ランダムなのでお祈りコーナーです。
レースでイチゴ以外のフルーツやタルトを食べた数などがお題として提示され、一番多く条件を満たしていた人のみがボーナスイチゴを貰えます。1回のグランプリにつき3項目のボーナスが適用され、1項目辺りのボーナスイチゴの量は40と影響のデカさが半端ないのでバトルロワイヤルに次いで勝敗を左右する場面だと思います。
ここまでの総計で一番多くイチゴを食べていた人が優勝です。文章に起こすと長めに思えますが、1ゲーム通しても10~20分程度で遊べるのでお手軽。

プレイヤー毎にグルメランクというものがあり、食べたイチゴの量×モード別の倍率(オンライン対戦を遊んだ場合なら×1.8など)で出た数字がグルメランクに加算されます。
ポイントにかかる倍率は順位関わらず一定なので、勝敗を気にせずともランクはどんどん上がっていきます。この仕様と可愛いカービィ達のおかげでオンラインゲーム苦手勢でも遊びやすいのはGood。
レートもありますが、高レートプレイヤーしか貰えないコレクションアイテムがあるわけではないし・SとかAとかBとかでランク付けされたりもしないので、プレイスキルの差が大きくなる理不尽マッチングを避けるために設けられている感じです。現状ではそこまで気にしなくてOK。
ランダムに出てくるコピーフードや最後のボーナスイチゴの影響が大きいので、運次第で勝敗が決まってしまう場面がとても多いのはご愛嬌。ラッキー勝ちも狙いやすいのでカジュアル勢でも遊びやすい分、意地でも優勝したいし2位以下になるのは許せないしありえないという人だと精神的にキツくなってくるかも。
ボーナスイチゴに関しては何が選ばれるかが最後までわからないので、できる対策はレースのイチゴ以外のフルーツは優先して取っておくことぐらいです。1個もフルーツ関係のボーナスが選ばれないこともあるので気休め程度の対策ですが…。
たぶんカービィ自身は「勝ちたい!」ではなく「いっぱい食べたい!」と思っているので、プレイヤー側も勝ち負けにこだわらずイチゴを集める心持ちで遊ぶのが良さそう。順位はオマケ。
歴代カービィシリーズの要素がコレクションとして登場

グルメランクを上げることでカービィのボディカラー・スキン・レース中にかかるBGM・新規コースを解放することができる他、ゲームをとりあえず遊ぶだけでもキャラおかしというコレクションアイテムが貰えます。
このキャラおかしを始めとして歴代のカービィシリーズの要素が散りばめられています。主要キャラは全員キャラおかしとして登場していてもおかしくなさそう(お菓子だけに)。
キャラおかしは256種類・ボディカラーは40種類・スキンは25種類用意されていて、グルメランクの報酬は現在135まで用意されています。コレクション要素はかなり豊富。
変更したカービィの見た目は他プレイヤーからも確認可能となっていて、キャラおかしはメニューの左側にあるケーキに飾れることができるのと、てっぺんに飾ったものはレースステージのスタート地点に配置されます。自分だけのカービィをオンラインで見せつけるのも楽しいかも。
スキンとボディカラーの組み合わせでメタナイトやワドルドゥになりきったり、マルクやマホロアごっこをやっている人も見かけました。中身はカービィとはいえメタナイトが膨らんでいく様子を見るのは少し面白かったです。
ついでに「星のカービィスターアライズ」「星のカービィディスカバリー」「スーパーカービィハンターズ」のデータがSwitch本体にあると、遊んでくれてありがとうボーナスとしてBGMが3曲ずつ貰えます。「カービィファイターズ2」にも用意されているかも?
総評:転がるカービィがひたすらに可愛いけど、もっと大人数で遊びたかったかも?
とにかくカービィが幸せそうで可愛い作品です。ルールもイチゴを一番多く集めた人が勝ちというものでシンプルだし、対戦ゲームなのにギスギスとは程遠い雰囲気とシステムでとても遊びやすいです。用意されているゲームモードは少なくコンパクトですが、1500円でオンライン対戦メインのゲームでならこれで十分かなーとも思わなくもないです。でもステージ追加が定期的に来ると嬉しい所存でございます。
4人までしか同時に参加できないのはちょっともったいないかもとは思いました。8人ぐらいは一緒に遊びたかったですし、たくさんのカービィがコロコロ転がっていく姿を見たかったという欲求もあります。
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