3秒でげーむおーばー。

【Steam】Lobotomy Corporation レビュー

2021/04/25
レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム シミュレーション
「Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)」を購入しました。
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結構前に購入していて積んでいたゲームです。世界観的続編のLibrary Of Luinaの正式リリースが近いということで久しぶりに遊んでハマってしまいました。
SCP財団や映画「キャビン」などから影響を受けているゲームで、2018~2019年ぐらいに動画サイトやSCP大好き勢間で流行ったことも。
ゲーム内容は異常な性質を持つ生き物やアイテムをお世話してエネルギーを回収するというもの。
R-15指定のゲームなのでグロテスクなシーンが多いです。キャラの見た目こそデフォルメされていますが、血飛沫が飛びまくる・首と体が泣き別れ・眼球がポーン・原型が無くなるような死に方もするので苦手な方は注意。
オススメの攻略サイトにLobotomy Corporation攻略 Wikiもありますが、死んで覚える手探り感が楽しいゲームでもあるので最初から見るのはお勧めしません。
世界観や設定なども凝られているのでやってみる価値はある作品ですが、クリアまでの難易度が高いので、クリアをあきらめた人やストーリーを追いたいだけの人はWikiやプレイ動画を見たほうが楽ではあります。

・タイトル:Lobotomy Corporation
・発売元:ProjectMoon
・開発元:ProjectMoon
・対応ハード:PC
・定価:2570円
・発売日:2018年4月9日
・ジャンル:シミュレーション
・プレイ人数:1人

どういう人にオススメ?
・SCPが好きな人!
・異常物品を収容する施設の管理人になりたい人!

良かった点
・アブノーマリティという異常な能力を持つ物品を収容する施設の管理人になれる
・アブノーマリティやセフィラや世界観の設定が徹底的に練られている
・職員レベルやギフトなどで好きな職員を育成することもできる

賛否両論?点
・アブノーマリティの扱いは慣れていても少し手順を間違えただけで壊滅することが少なくないし初見殺しも多い
・施設の解放が進めば進むほど処理落ちが酷くなる
・真エンドを見るための条件である図鑑100%と全セフィラボス撃破と50日目クリアまでの難易度が高い

備考
(当ブログの画像はパソコン本体の機能を用いて撮影)

アブノーマリティを収容しつつエネルギーを確保

プレイヤーは管理人Xとして、Lobotomy社の一施設を管理していきます。ただしXが直接職場に赴くのではなく、お世話役兼戦闘役の職員に命令を出す形で施設を管理することになります。
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アリの巣観察キットみたいですが、日が進むにつれてどんどん下の方の施設が増えていくので本当にアリの巣みたいです。
施設にはアブノーマリティと呼ばれる存在が収容されています。マニュアル曰く「人類の無意識から生まれ、適切な管理によってエンケファリン(エネルギーの元)を生み出す存在」とのこと。
アブノーマリティは5の倍数以外の日に3択から1つ選んで施設に入れることになり、1部門当たりMAX4体配置されることになります(中央部門だけは例外でMAX8体)。入れる際の3択はかなり抽象的な説明文しかないので、どんなのが来るかは知識がないと予測は難しいです。
収容したアブノーマリティをお世話(本能・愛着・洞察・抑圧)することでエネルギーとPEボックスを回収することができます。
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エネルギーは1日に集めないといけない量が決まっており、基準値以上集めると1日を終えることができるようになります。PEボックスは図鑑の情報解禁に必要かつ職員の装備となるEGOを作るのにも必要となります。
SCPのオブジェクトクラスの如く、アブノーマリティには危険レベル(ZAYIN<TETH<HE<WAW<ALEPHの順に危険)が設定されています。
日数が経過していくと管理しないといけない数が増えていくだけでなく・危険度の高いものが出現するようになっていき・1日に集めなくてはいけないエネルギーのノルマも増えていくので、進めると進めるだけ厳しくなっていくゲームバランスです。
当然高レベルのアブノーマリティほどお世話役に高レベルの職員を求められる上逃げ出した時の危険度も上がっていきますが、得られるエネルギー量が多くEGOやギフトも強力になっていきます。
一方で、危険度低めなTETHやHEでも手順を誤ると即死する物もいるので侮れません。めんどくさいHEやWAWもいれば収容しやすいALEPHもいるので当たりはずれがある感じ。
管理方法さえ分かれば楽になるものもいれば、地雷となる行動をすると即アウトなのも少なくないので、どの方法が有効かつ死なないかを覚えるための記憶力・試練や収容違反をさばきつつエネルギーを貯めるマルチタスク力が問われるゲームです。
アブノーマリティ毎に有効なお世話方法と与えてくるダメージの種類(REDWHITEBLACKPALEの4種類)が異なります。職員のレベルが低いのに高危険度のアブノマをお世話させると何選んでも死ぬので注意。
一部のアブノーマリティは特定条件下で逃げ出すこともあり、だいたいが職員が殴りにいってHPを0にしないと戻ってくれません。一部勝手に収容室に戻るものもいますが稀。
アブノマからのダメージを軽減するにはEGO防具をつけるのがベスト。EGOにもランクがあるのですが、高いランクのEGOやアブノーマリティはより低ランクの物の攻撃力と防御力を大幅カットしてしまうので、強いEGOを身につけさせておくことは非常に大事です。
収容違反した状態で1日を終えるとペナルティとして次の日に貰えるLOBポイント(職員の雇用や育成に使用するポイント)が減ってしまうので 、できる限り収容違反させない+したらすぐ鎮圧。
アブノーマリティの中にはツール型と呼ばれるタイプも存在しており、そちらはエネルギーを生み出さない代わりに使うと様々な効果を及ぼします。
案の定ツール型も即死条件を持っているものが多いので迂闊に使うのは危険。というより、使うのが億劫になってしまい図鑑を埋めるのも後回しになりがちです…。

職員はお世話だけでなく鎮圧時に戦闘もこなさなければならず、殉職率がかなり高く危険な職場です…。施設が広く職員も多いのにセフィラ(部門のナビゲーター)は死因までは教えてくれないので、なんで死んだかは自分で究明する必要がありちょっと大変
初見では何をしていいかしちゃダメかのヒントもないので、突撃させては死ぬを繰り返して安定する方法を探しつつ図鑑情報を埋めることになります。
図鑑には管理情報の他にバックストーリーやどこかの財団みたく管理ログも載っているので、SCP記事を読むのが好きな人なら図鑑を読むだけでも楽しめます。
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特に罰鳥・審判鳥・大鳥のストーリーや白夜関連は演出も良くて好き。なお白夜と終末鳥の鎮圧難易度は…orz

時間経過で起こる厄介なイベントやセフィラボスについて

時たまクリフォト暴走と呼ばれるアラートが起こりますが、これにも注意しないといけません。というのも多くのアブノーマリティはクリフォトカウンターと呼ばれる数値を持っているのですが、0になると特殊能力が発動してしまい脱走や良くないことが起こります
クリフォトアラート中の収容室は一定時間が経過する前にお世話をすると解除されます。セフィラボス撃破済の部門ではクリフォト暴走の影響を受けなくなります。

アブノーマリティの脱走とは別に、1日のスタートから一定時間が経過すると試練と呼ばれる敵が出てくるイベントも発生するのが厄介です。
試練が発生すると種類(琥珀蒼白)によって違う敵が出てきます。さらに黎明・白昼・夕暮・深夜の時間帯に分けられ遅い時間帯に発生するものほど敵としても強く面倒になっていきます。
試練は敵を全滅させると終了しボーナスとして1日に必要な量の数十パーセントのエネルギーを貰えるので全くのマイナスイベントでは無いのですが、ほっとくとレベルの低い職員がやられたり中にはクリフォトカウンターを減少させたりアブノーマリティを脱走させるものもいて面倒です。
ただし試練が終わっていない状態で1日を終了させてもペナルティはありません。装備や強い職員が揃っていない時は難しい試練が来る前に作業を終わらせてしまうのがベスト。

試練とは別にミッションをこなしていくと戦えるようになるセフィラボスは撃破できれば大きな恩恵を受けられると同時に各セフィラのバックストーリーを読むことができます。
セフィラボス挑戦時は特殊条件下で1日を過ごさないといけません。セフィラ毎にどんな条件かは異なるのですが、命令系統がごちゃごちゃになったり解像度が下がったり職員のステータスが下がったり回復がしにくくなったりする中で作業しないといけないのでいつもに比べて難易度は高くなります…。
ベストエンディングに行くには全セフィラボス撃破+図鑑100%達成+50日目到達が条件となっています。特に後半のセフィラボスは高難易度なのでアブノマ厳選もほぼ必須。
世界観やキャラクターの背景はかなりブラックなので好き嫌いが別れそうですが、ゲームの仕様を説明する設定も存在しており世界観の構築が徹底して行われています。
例を挙げると、デフォルメされた可愛いキャラデザは認知フィルターと呼ばれるものを通しているからそう見えるだけであったり、チェックポイントに戻れるのはTT社という別の会社の技術があるから、とか。
セフィラやアンジェラから語られる告白や彼らのバックグラウンド、アブノマ図鑑でのログからも読み取ることが出来るのですが、非常に深い世界観が存在しています。

職員の育成要素も完備

職員はそれぞれに職員レベル(1~5)・ステータス(勇気慎重自制正義)・EGO武器・EGO防具・ギフトと呼ばれるアクセサリーの設定があり、基本的にはステータスが高いほど作業成功率が上がります。
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アブノマのお世話をすればするほどステータスが強くなっていくほか、稀にギフトも入手できるので職員育成ゲームとしての楽しみもあります。レベル5になれば一人前。
雇用時に見た目(MODで追加可)や名前も変えることができるので「自分だけのMy職員を作ろう!」なんてこともできます。なお扱いを間違えると推しの無惨な姿を見る羽目になりますが…。
作業時に貰えることがあるギフトは見た目に変化があるだけでなくステータスにもボーナスが入るスグレモノ。見た目に拘りたい人も育成勢も嬉しい?要素です。
育成やギフト入手も兼ねて残業…もといエネルギーが基準を超えてもすぐ終わらせずちょっとだけ作業させ続けることはしておいたほうがいいです。特に夕暮や深夜の試練が発生しない序盤でやっておくのをオススメします。
ただし残業させ続けるのも危険。クリフォト暴走が激しくなっていくので収容違反の危険性が高まり、場合によってはリスタートせざるを得ないことになりかねないです…。
職員が死んでしまうとFEよろしく武器ごとロストしてしまいます…レベル5職員でALEPH武器持ちが死んだ時は清くリセット。

無理だと思ったら少し戻してやり直せる

甚大な被害が出てしまった時は朝からやり直すこともできますし、新しく入れたアブノマが面倒くさくてこれ以上無理だと感じたら「チェックポイントに戻る」を選んで数日遡ることもできます。ただし5の倍数+1日に入れたアブノーマリティは再抽選不可なので注意。
チェックポイントに戻ってもダメなら最初のメニューに戻って「最初から」を押して1日目からやり直すのも手。図鑑開放度と入手したEGO(身に着けた職員が死んでいない限り)はチェックポイントに戻ったり再び初めからにしても引き継がれるので、楽なアブノーマリティを引けるかどうかも含めて周回前提な作りになっています。
ほっとくだけで被害が出るようなアブノーマリティ(「地獄への急行列車」とかetc)や脱走魔(「アルリウネ」とかetc)など本当に面倒なヤツは図鑑だけ埋めてチェックポイントに戻ってしまうのが楽。まあでも一度も1日目に戻らずクリアするのはプレイする前に徹底的に調べあげた上で運も良くないと無理かと。
進めば進むほど一度に管理しないといけないアブノーマリティの量も増え難易度が上がるだけでなく、処理落ちでだんだん動作が不安定になるのでPCのスペックも求められるのは難点。
処理の重さは下層2つの施設が開きだすと感じるようになりました。フリーズは未発生ですが、ノートパソコンだと戦闘時にガクつかれることもありちょっと厳しいかも。
ただ、カクつく時も再起動してタスクキルすれば何とか下層も行けそうな感じなので、マイPCには頑張ってもらいます

総評:難易度は高いが世界観やアブノーマリティの設定に引かれる良作

あと少しでクリアできそうな時に収容違反が起こったり、やり方を間違えて即死したりするとやるせない気持ちになります…疲れるので一気にクリアを目指さずコツコツやるタイプのゲーム。
個人的に世界観が大好きなので、高い難易度でも挫けず進められているような気もします。でも出来れば難易度設定は欲しかったかも。
続編のLoRはまだ手をつけていないのですが、こちらがある程度キリが着いたら遊んでみようと思います。
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