3秒でげーむおーばー。

【Steam/Switch/スマホアプリ】『Luna's Fishing Garden』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/03/29
ゲーム感想&レビュー 0
PCゲーム Steamゲーム Switchソフト コミュニケーション
『Luna's Fishing Garden』を購入しました。

セールで見かけた時に可愛いドット絵で釣られて買ってしまいました。見た目も中身も安らぎに特化したラブリーな作品です。
釣り以外にも木や草を植えたり・島に住む動物たちの依頼をこなしていく事もメインコンテンツとして据えられています。お金稼ぎに関しては完全自動化できるのでそこまで忙しくはならない所か、進めば進むほど放置ゲームに近くなります。
100%クリアまでにかかった時間はわずか3時間程。短いゲームでしたが癒されましたし、定価も1000円以下なので普通にオススメできる作品です。

任天堂の公式オンラインストア。「Luna's Fishing Garden ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
Luna's Fishing Gardenは、短くて居心地の良い釣りと庭の構築ゲームです
・タイトル:Luna's Fishing Garden
・発売元:
Coldwild Games(Steam/Android版) / AbsoDev(Switch版)
・開発元:Coldwild Games, illufinch
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/スマホ(Android)
・定価:
-Steam/Switch版:820円(税込)
-Android版:330円(税込)
・発売日:
-Steam版:2021年6月17日
-Switch版:2021年9月9日
-Android版:2021年10月5日
・ジャンル:
心安らぐ釣りと建築を楽しめるゲーム
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Created by Coldwild Games games studio, registered as a Latvian Company AbsoDev SIA

どういう人にオススメ?
・のんびり釣りをするのが好きな人!
・癒されるゲームを求めている人!

良かった点
・全てにおいて可愛らしい世界観とドット絵
・釣りのやり方は「チャレンジ派」と「リラックス派」の2種類から選べる
・動物たちに手伝ってもらえば自動で稼げるようになるためやりたい事に集中できる

賛否両論?点
・良くも悪くも最初から最後までお使いゲー
・アイテムを売却する時にインベントリ内の物が全て売られてしまう
・終盤の木の枝が要求される段階になると放置ゲーになってしまいがち

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




島々に自然を取り戻すお手伝い


操作するのは頭に可愛らしい双葉が生えている女の子のキャシー。元は人間の世界で暮らしていましたが、嵐に巻き込まれてこの不思議な島々にやって来てしまったようです。
タイトルにも入っているルナは厳格な口調で喋る黒いキツネの精霊。楽園の島の管理者という立ち位置で、出会ったばかりのキャシーに対して中々の塩対応で出迎えてくれます。
しかしツンデレなのか、話しているうちにキャシーに対して色々とお願い事を投げてくるように。集めたアイテムと魔法の葉っぱ(通貨)との交換もルナがやってくれますし、実は…というかどう見ても世話焼きキツネです。
キャシーを運んできた嵐はルナが管理している島々をも荒らして行ったみたいで、あちらこちらにゴミが飛び散っていたり木も根こそぎ持っていかれていて大惨事。復興のためにキャシーもお手伝いするという形でルナや他の動物たちのお願いことを聞いてあげるとストーリーが進行します。
舞台となる世界は複数の島と海から構成されているので、キャシーは船(ゲームが進むと風船も追加)で島間を移動しながら色々やっていくことに。ルナからの依頼をこなしていると灯台に行くイベントが発生、そこで魔法の葉っぱを一定枚数捧げると霧が晴れて行ける範囲が拡がる&また別の動物とも出会えるようになります。
ド直球で言うなら、本作は最初から最後まで頼まれたアイテムを持ってくるだけのお使いゲーです。掃除という体でゴミを拾ってルナに渡したり・ジェリービーンというアザラシに釣ってきた魚を渡したり・3匹のサルのためにバナナを持ってきたり…といった感じで終始パシらされます。
でも、時間制限などは無くグラフィックも可愛らしいのでパシらされても許せちゃいます。依頼を無視してひたすらに果物が実るまで放置していても魚釣りしまくってても責める輩はいません。
お願い事をしてくる動物たちも個性的で、尊大風ツンデレなルナ・のんびり大食いなジェリービーン・博士なカカポことナイジェルなど、みんなキャシーよりも大きな体をしていますが優しいです。翻訳の精度も良くてそれぞれの性格が文章から滲み出ているのもGood。
クエストについてもそれぞれが違うカテゴリーのものを担当していて、ルナがストーリー進行・ジェリービーンが釣り関係・ナイジェルが図鑑埋めのためのサンプル集め、といった感じで頼んでくる内容は決まっています。物語を進めるだけなら必ずしもやらなくてもいいクエストも多数ありますが、達成することで色んなボーナスが貰えるので積極的にやりたくなります。

次はタイトルにもあるフィッシング(釣り)についてご紹介。ボートで移動していると海中に青色が濃くなっているポイントがあるので、そこを調べると釣りを行えます。
釣りのやり方はチャレンジ派リラックス派の2パターン。釣れる魚に違いは無いですしオプションからいつでも切り替えられるので好きな方で楽しんでください。

チャレンジ派の操作ではゲージ上を動く魚マークに合わせてバーを上下させないといけません。かかった魚の種類によって動き方も違っていて、ただ等速で上下するだけのもいれば・あまり動かなかったり・ひたすらバーから逃げ続けるのもいたり…。
チャレンジ派の釣りはかなり難しく逃げるタイプの魚が全然釣れなかったので、私は途中でリラックス派に変更してしまいました。Aボタンを押し続けるとバーが上昇・離すと下降する仕様で『Stardew Valley』の釣りと言えば伝わる人には伝わると思います。
もう片方のリラックス派の釣りは魚がかかっている間はAボタンを押し続けて、暴れだしたらボタンを離すだけの簡単操作です。雰囲気のゆるさと難易度を合わせるためにも個人的にはリラックス派の方がオススメかも。
釣竿はジェリービーンに魔法の葉っぱを渡せば強化が可能なので、釣るのに時間がかかる魚が出てきたら葉っぱを稼いで強化を繰り返していくのがセオリーです。ただし、チャレンジ派の逃げ回るヤツは最大強化した所で逃げられ方が良くないと釣れないレベルに難しいのであまり楽になった感じはしませんでしたが…。
ちなみに各釣りスポット毎に異なる4種類の魚が生息しています。ナマズ(淡水魚)とサバ(海水魚)が同じ場所で釣れたりもしますが、パンみたいな魚もいる異世界なのであまり気にしても…と思いました。
魚が釣れるとキャシーちゃんがルンルンと喜ぶ姿が見れます。この仕草が可愛いらしくてついつい眺めてしまう…。

草木を植えて収穫したり、動物に手伝ってもらったり…


本作のコンテンツは釣りだけではありません。島や海に植物などを置くことでアイテムを入手できるという農業的な要素も存在します
島の上にはバナナやアボカドといったフルーツが生る木を、海の上にはガマやハスの他にカニ籠や真珠貝を設置可能。置くには魔法の葉っぱとある程度の空間が必要ですが、後々撤去することもできるのでとりあえず置いちゃっても大丈夫です。
一度アイテムを回収しても時間が経てば同じオブジェクトから再収穫できるようになるので、魔法の葉っぱを稼ぎたい時や特定の作物がたくさん必要な時は収穫→依頼品の配送or釣りor放置→収穫…というルーチンワークを繰り返すことに。回収したアイテムや釣った魚は中央の島でルナに魔法の葉っぱと交換してもらったり、依頼されている品であれば依頼者に話しかけることで渡せます。
注意が必要なのがルナにアイテムを売る際はインベントリにある物を(クエストで依頼されているものを除き)全て渡すことになる点。ルナにはお使いのターゲットとして指定されているアイテムは配慮して残してくれるぐらいの優しさはあるのですが、ナイジェルに渡すサンプル用に取っておきたい物がある場合もインベントリに入っている時点で容赦なく売られてしまうので、選んで売れるモードや物を保管できる箱もあれば良かったとは思いました。
サンプル用アイテムの誤売却を防ぐにはナイジェルにさっさと渡してしまうのが一番。ルナがいる中央島とナイジェルがいる島が結構離れていてファストトラベル機能もないのが少し厄介ですが、全体でもそこまで広いマップではないのが救いです。
同種アイテムもまとめられたりはしないで1つずつインベントリを埋める仕様のため、最初の方は所有制限にひっかかりがち。でもナイジェルにサンプルとして魚や収穫物を一定数渡すと容量を増やしてもらえるので、図鑑埋めを並行してやっていれば行ける範囲が広くなってもそこまで悩まずに済みました。

葉っぱ稼ぎのために木や草花をたくさん置いたのはいいけれども回収作業が大変になってしまった…というケース。そんな時は動物達の手を借りて回収&売却を自動化することができます
カピバラの家を置けばボートに乗ったカピバラ達が海の上にある作物を勝手に売りさばいてくれますし、解禁が後半からにはなりますがミヤマオウムの巣を置けばミヤマオウムが木になったフルーツを回収し売りさばいてくれます。その分キャシーちゃんの手は空くので釣りに専念したり・やることがなければ放置しているだけで良くなります。
ただしミヤマオウムを置いていると逆に面倒になる場面も結構あります。クエストでフルーツが要求されている時がそれで木に生った状態にしているとどんな物でも容赦なく持っていってしまうので、個数が集まるまでは持っていかれるよりも早く収穫する必要性≒生った瞬間に回収できるように待機する必要性が出てきます(もしくは巣を撤去してしまうか)。
まあ…終盤になるとミヤマオウム以外の鳥が自動で集めてくるしかない木の枝を大量に要求されるので結局かなりの待ち時間が発生しますし、釣りも魚を全種類釣ってジェリービーンやナイジェルのクエストを終えてしまえば無理してやらなくてもカピバラやミヤマオウムが回収してくれる分だけで魔法の葉っぱが過剰に手に入るようになるので暇になってしまいます。終盤ではクエスト進行に必要な果物が実るのと木の枝が集まるのをひたすら待つ放置ゲーと化していました
もう1つの通貨とも言える木の枝は鳥の巣を置いて待つしか入手方法がないのに中盤にならないと集められるようにはならず、しかも要求されるようになるタイミングもストーリーを進めながら収集要素もやるタイプのプレイヤーだと大体のコレクションやクエストが終わってしまっている終盤になってからなのが放置ゲー化しがちな原因です。キャシーちゃんにも自ら木の枝を集められる方法があった方が終盤でもやることができて良かったかなと思います。
確かにのんびりと心穏やかに過ごせる作品ではあるのですが、とにかく待たなきゃいけない終盤になると逆に待つことに対して使命感を感じて辛いというかなんというか…。個人的には釣り以外にも時間を潰せるコンテンツがもう1つ欲しかった、もしくは木の枝の要求量を控えめにしてくれたらという感じは否めないです。



総評:可愛いドット絵と可愛い世界観に癒される島上のスローライフ

不思議な島々で大きな動物達のお願いを聞いてまわる癒しゲー。パシられまくるとはいえ時間に追われないのでバカンス気分でのんびり楽しめます。
主人公のキャシーやキツネの精霊のルナを初めとして、登場するキャラが軒並み可愛いのも癒しポイント高め。ただし後半はほぼ放置ゲーと化してしまったので、実際にゲームを遊んでいると言えるような時間は2時間もなかった短い作品です。
釣りについてはチャレンジ派だと結構難しいので、雰囲気通り気楽に遊びたいならリラックス派がオススメ。バーから逃げるタイプも楽に釣れるようになるので真にストレスフリーで過ごせます。
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