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【Switch】『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/12/05
ゲーム感想&レビュー 0
Switchソフト SRPG マリラビギャラクシー
『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』を購入しました。

いっせいトライアルで遊んだ前作『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』が面白かったので購入しました。マリオファミリーとラビッツの奇妙な組み合わせで贈るSRPGです。
舞台が王国から宇宙へスケールアップしただけでなく、ゲーム性も正当にパワーアップした理想的続編でした。ついでにラビッツ達の可愛さもパワーアップ?
メインストーリーは15時間程でクリア。今はサイドクエストをクリアしに回っています。

・タイトル:
マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル
・発売元:任天堂
・開発元:Ubisoft
・対応ハード:Switch
・定価:
パケ版:6578円(税込) / DL版:6500円(税込)
・発売日:2022年12月2日
・ジャンル:
シミュレーションアドベンチャー
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
MARIO + RABBIDS GALAXY BATTLE © 2022 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Rabbids, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Nintendo properties are licensed to Ubisoft Entertainment by Nintendo. SUPER MARIO characters © Nintendo. Trademarks are property of their respective owners. Nintendo Switch is a trademark of Nintendo.
・公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/a4nla/index.html

どういう人にオススメ?
・マリオとラビッツという異色の組み合わせに惹かれた人!
・シミュレーションRPGが好きな人!

良かった点
・前作と比べてラビッツ達が可愛くなっている
・探索パートの謎解きはマップの雰囲気にあったものがナチュラルに用意されていた
・戦闘中は武器による攻撃を行うまで自由に移動できるようになった
・スパークスの効果が超強力でよりダイナミックな戦闘になった

賛否両論?点
・目的地レーダーがあまり役に立たない
ロゼッタヨッシーは仲間にならない

備考
・無料体験版あり
・ニンテンドーカタログチケット対象
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



マリオ+ラビッツがパワーアップして帰ってきた!


前作の続きのお話で、マリオ・ルイージ・ピーチ姫がマリオ世界に残ったラビッツ達と一緒にクルサという新たなる敵に立ち向かいます。当たり前のごとくキノコ王国にラビッツ達が暮らしていますが、馴れ初めが気になる人は前作も遊んでねということかも。
クルサは闇堕ちしたロゼッタなのではないかと一部界隈で話題になっていたヤツで、スパークスというチコとラビッツが合体した生命体を狙っています。本当にロゼッタなのかはプレイしてのお楽しみということで、ここでは深くは触れないでおきます。
前作は洋ゲー感が結構強い雰囲気でマリオだけしか知らない層にとっては良くも悪くもクセ強に感じる作品だったのが、本作は雰囲気も文章も和ゲーに寄ったように思いました。おかげかラビッツ達もかなり可愛くなったように感じられます
前作で喋るのはナビゲーターのビーボだけだったのが、本作では他のキャラクター達も喋りますし・ラビッツ達に至っては日本語ボイスまで付いています。ラビッツピーチの回復発動時の「私、癒し系だから」というセリフ好き。
ラビッツ達は奇行も少なくなっていて友好的なNPCとして出てくる個体が多く、もはやマリオ世界の一種族として完全に馴染んでいます。容姿そのものは前作から変わっていないのに、何を考えているかが分かりやすくなったおかげか一気に愛着が湧きやすくなったマジック。
仲間のラビッツ達もラビッツマリオのキザさ・ラビッツルイージのイタズラ好きな性格・ラビッツピーチの映え大好きなキラキラ女子感など、キャラ付けがわかりやすくなっていて良い感じに進化していました。前作は最後まで遊んでも得体が知れない感が強く不気味だったのですが、本作は最初から愛嬌MAX。
また、新キャラのエッジがラビッツのくせにやたらカッコいいのも推せます。彼女の幼なじみ達もビジュアルがめちゃいいのでDLCで仲間になりませんかね…。

本作もターン制シミュレーションバトルパートとアドベンチャーパートから成り立っています。ただしアドベンチャーパートは一本道ではなく箱庭になっていて色々探索できるようになっています。

クルサの影響は宇宙規模にまで及んでいて、ばら撒かれたダークメスという黒いベタベタのせいで海の星では雨が降り続いたり・雪の星では吹雪が止まらなくなったり…と被害多数。これらの星を移動しながら問題を解決しつつ、クルサの元に行くための手がかりを集めていきます。
各星では星の門番を担当しているラビッツ達がキーキャラクターとして登場し、彼らのお願いを叶えていくことでストーリーが進んでいきます。この門番ラビッツ達がまたいい味を出してくれている存在で話していて楽しく、星のあちこちにはバックボーンを描いた絵画も飾られています。
今回はビーボではなく先頭のキャラクターを直接動かせます。ジャンプできない所とちょっとした段差すら降りれない所は相変わらず。
前作では道中の謎解きが結構難しかった思い出がありますが、本作は謎解きの難易度は控えめになっていてストーリーを進めるだけならサクサク。個人的には謎解き部分も好きではあったものの、他の方からは面倒だと否の意見の方が多かったようにも思えたのでこの変更は妥当だとは思います。
でもどのワールドでも変わらずカラフルなボタンやブロックがドカドカ置かれていて解け!と言わんばかりの配置だったのが、星の雰囲気や背景にパズルが自然に溶け込んでいるので解くのを強制されている感じがなくなっていたのは良かったと思います。謎解きの内容がバリエーション豊富で星ごとに違うのもGoodポイント。
また、マップ上にはNPCのラビッツ達が暮らしていて、ストーリーを進めるためのメインクエスト以外に寄り道でサイドクエストを受けることもできます。内容は特定の敵を3体倒したり・ブロックを持ってきたり・シミュレーションバトルに挑戦したり・隠れた宝箱を見つけたり・色コインを集めたりなど。
サイドクエストをクリアするとプラネットコインというご当地コインが貰えます。プラネットコインは手に入れた星でのみお店ロボットとの取引で使用できて、武器スキンやスパークスのレベルアップアイテムなどと交換できる他にコレクション収集率にも影響します。
-ボタンで地図を見ることもできるし、サイドクエスト発生地には目的地マーカーを置くことができるようになっています。しかし、目的地を示してくれるレーダーが凄く見にくいせいで探索は苦難しがちでした
道が入り組んでいたり高低差が複雑なマップも多くストーリー中ですら迷子になったのが5回ぐらいあったので、レーダーではなくミニマップが欲しかったとは思います。雪の星は坂道と洞窟のせいで特に大変でした…。
全体的に迷いやすいのがちょっと難点かも?とは思いましたが、探索自体が楽しくなっているのでアドベンチャーパートも間違いなくパワーアップしたと言えるポイント。雰囲気も暮らしているラビッツ達の様子もいいぞ。
ちなみに、前作と違ってエンディング後に追加ステージが増えたりはしませんでした。でもその分サイドクエストが豊富なのでボリューム自体はトントン?

シミュレーションパートは派手に爽快に


シミュレーションバトルにはダークメスを見つけるか・マップを歩いている敵にぶつかると突入します。自陣ユニットを全員動かした後に相手ターンに交代するタイプで、目的のエリアまで移動するか or 敵を全滅 or 敵を指定数倒せば勝利。
こちらの出撃メンバーは基本3人・稀に2人や4人。特定マップ以外は出撃するキャラクターの縛りが撤廃され、マリオファミリーだけとかラビッツだけとか自由にパーティを組めるようになりました。
1ユニットは1ターン中に移動+武器による攻撃+スキル使用が可能です。プラス、移動中にスライディングで攻撃したり・味方と連携してチームジャンプ・一部のキャラはジャンプ後に敵の上に移動することでストンプ攻撃もできます
移動するだけでも敵のHPをガシガシ削っていけるのが気持ち良かった所でもあるので、ココは変わっていなくて良かったです。むしろスライディングとストンプがメインウェポン。
攻撃はフィールド上に置かれているブロックに隠れることで遮蔽することができるようになっていて、ブロックは正面からの攻撃を100%・ハーフブロックは50%の確率で攻撃を回避します。ここも変わっていない仕様ですが、味方の武器攻撃の中にはハーフブロックを無視したり・連続攻撃でブロックを破壊して貫通したりできるものもあります。

ここまでの基本ルールは前作とだいたい一緒です。その一方で変わった所もあって、特に移動については大幅な仕様変更が行われています
前作では移動時の操作がかなり不便で一度移動させると再移動不可というシビアな仕様だったのが、本作では武器で攻撃するまでは範囲内ならいくらでも移動可能になりました。不満を持っていた部分なのでこの変更は凄く嬉しかったです。
武器を使わなければいくらでも移動できる仕様を利用した戦術も可能で、攻撃する位置を微調整したり・味方に回復やバフを付けるだけ付けて引っ込んだり・ジャンプを手伝うためだけに味方の移動可能範囲まで行って後から自分も目的地に行くなどもできるようになっています。位置の設定もマス目ではなくシームレスに行えるようになっているので、ギリギリで届かない…なんてことが減りました。
また、仲間の移動範囲内に入った時に黄色で仲間が動ける範囲を表示してくれるようになったおかげで、他の仲間のジャンプをアシストできるか否かわかりやすくなったのも◎。危険範囲をパッと見れない以外は文句なしの仕様です。
また、攻撃につく特殊効果(スーパーエフェクト)も仕様が変わっています。スーパーエフェクトはキャラクターの固有能力ではなくスパークススキルで付与できるようになった他、敵側にエフェクトに対する弱点や耐性が設定されてるのでスパークスを付け替えて対応していければ楽になる感じになっています。
スーパーエフェクトの種類も新しく追加されたものが多数。敵のお尻に火をつけてダメージついでに強制的に移動させるファイア敵をふっとばせるようになるスプラッシュ感電させて近くにいる敵も合わせて連続ダメージを与えるエレキ敵を吹き飛ばすウィンド敵を場に射止めるアイス毒状態を付与するポイズンの6種類を確認しております。
他はアイテムを戦闘中に使用可能になったこと、難易度設定が追加された、マップクリア後の評価が無くなったことの3つが大きい変更点です。
アイテムは回復できるスーパーキノコや範囲攻撃ができるPOWブロックなど便利なものが揃っています。戦闘開始時の回復にもコインが必要なので買いすぎは厳禁ですが、あるのとないのでは安心度が全然違う物もあります(特にスーパーキノコ)。
インスタントな回復手段が増えたので、無理して回復役のラビッツピーチを入れなくても良くなりパーティの自由度は上がりました。コイン稼ぎが面倒ですがフルアタッカーパーティ+キノコを買い込んでのゴリ押しも本作なら可能です。
難易度設定はカンタン・ふつう・超キケン!の3段階に加えて、敵の強さと戦闘終了後の回復する条件を個別にカスタムできるようになっています。戦闘中以外ならオプションからいつでも変更可。
クリア後評価が無くなり戦闘開始時にコインで全回復できるようになったせいか、難易度ふつうでも割と容赦なくなっていて敵の攻撃がやたら痛く・無限湧きするマップも多め。一撃受けるだけで全HPの1/3を持っていかれることも割とありますし、1つのワープゲートから1ターンで3体ぐらいの敵が湧いてくる事がザラなので、適宜処理していかないと味方と敵の数の割合が3:10~20の大惨事になることも。
ただし、こちらもスパークスのスキルが強力・途中で回復アイテムが使える・連戦でも途中からやり直しができるようになっているので、難易度ふつうなら難しすぎずバランスが取れている印象ではありました。総合的に見るとむしろ前作より難しさ控えめかも。

キャラクターのパワーアップについてですが、本作ではコインで強い武器が買えなくなった代わりに戦闘で手に入れた経験値でレベルアップして強くなったり・前作と同様にパワープリズムで開けられるスキルツリーで行います。

レベルが導入されましたが、終始レベリングなしでも普通に攻略できました。というより相手のレベルが自分達以下だと経験値は大して手に入らない代わりに1でも高い相手に勝てれば一気に貰える仕様で、ストーリーを進めるだけで勝手に適正レベルになっています。
経験値もパワープリズムも全員に同量ずつ配られる方式なので、使用キャラが偏っていても問題なく全員育ちます。一部マップではキャラ指定の所があったり全員出撃させることもありますが特に問題なし。
キャラクター毎に使える武器やスキルツリーの内容が少しずつ違っていてできる事が違うのは前作と一緒。マリオは2WAYで攻撃できるアタッカー・ルイージは遠距離攻撃可能なアタッカー・ピーチは範囲攻撃&防御サポート・ラビッツマリオはハンマーによる近距離アタッカー・ラビッツルイージは大多数の敵に一気に攻撃&攻撃デバフ役・ラビッツピーチは回復担当といった様子。
仲間になるキャラはマリオ・ルイージ・ピーチとそのラビッツ×3の初期6人の他、エッジとラビッツロゼッタとみんな大好きクッパ大魔王。個人的に参戦を期待していたヨッシーロゼッタが仲間にならずじまいなのがちょっと残念だったかも。

キャラクター達はメイン武器以外にスパークスを各キャラ2体ずつ装備可能になってもいます。このスパークス達がちょいキモカワなだけでなく超有能。

例えば、最初に手に入るパワステラは範囲内の味方の攻撃力を上げる「パワーアップ」を使用できます。他に武器やスライディングにスーパーエフェクトを付与したり・スーパーエフェクト付きの範囲攻撃を発動したり・防御力を上げたり・受けたダメージを反射できるようにしたり…中には一度HPが無くなったキャラを復活させられるなんていうとんでもない効果を持つものも。
もし大量の敵に囲まれてしまっても範囲攻撃持ちのスパークスがいるならまとめて攻撃できますし、味方が残り1人という時も復活持ちのスパークスがいれば建て直せたりと、逆転の一手にもなり得るので本当に助けられました。敵が強くなった分をスパークススキルで相殺している感じの調整。
スパークス達はスターピースもしくはスターポーションでレベルを上げられて、レベルが高くなるほどスキル効果も強力になっていきます。上げられるだけ積極的に上げていくことをオススメします。
スパークスが加入する条件はストーリー進行・特定サイドクエストのクリア。クエスト報酬で仲間になるスパークスは他の方法で手に入るものよりも癖がありますが、使いこなせれば強力という効果持ちが少なくありません。



総評:前作から遊びやすさもラビッツ達の可愛らしさもパワーアップした良作SRPG

前作で気になったラビッツ達の奇行と移動の不便さが大幅に改善されていて、さらに遊びやすくなった異色作兼良作。
星ごとに用意されたマップとサイドクエストと門番ラビッツ達が盛り上げてくれるアドベンチャーパート・快適になった移動とスパークスのド派手な技が追加されダイナミックになったシミュレーションパート、どちらも間違いなく前作よりパワーアップしていて楽しかったです。
ラビッツ達についても個性豊かに愛らしくパワーアップ。見た目は相変わらずキモカワだけども性格や考えていることがわかりやすくなっていますし、エッジのような美人さんもいたりするしでラビッツそのものにもさらに愛着が湧くようになっています。
前作を遊んでゲーム性は好きだけどノリが合わない…と感じた人にも本作はオススメできます。むしろそういう人がこのゲームを一番楽しめるかもしれません。
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