【マルチプラットフォーム】『メグとばけもの』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
『メグとばけもの』を購入しました。

泣けるゲームとして最近話題の作品。他サイト様の評価が高かったこともあって、私も遊んでみたくなりつい買ってしまいました。
エンディングに到達するまでは5時間程度。いわゆる異種族邂逅モノで、短いけれどもしっかり伏線回収してしっかり泣かせてくる良質なストーリーが最高でした。
ストーリーメインの作品ということでネタバレ厳禁だと思ったので、本記事でもネタバレ描写は極力避けるようにしています。ただし感想を書く上でネタバレと捉えられる文を排除しきれていないかもしれないので、少しでも気になる方はここでブラウザバック推奨です。

ある日魔界に落ちてきたメグと名乗る人間の少女、粗暴で変わり者な魔物のロイ、そして妙に色々と詳しい細身な魔物のゴランの3人をメインに物語が進んでいきます。
魔界ではメグのように人間が落ちて来ることが割とよくあるとの事ですが、魔物にとって人間はエサとなる肉であって仲良くなる対象ではないというのが常識です。そういうわけで最初はゴランですら普通にメグを食べようとするしでベースの世界観は中々にダークです。
でもロイは人間どころか他の魔物に対しても関心を持たず、マジックタールという他の魔物も忌避する黒いドロドロを集めては食べる暮らしをしていました。それ故に他の魔物からは変わり者という烙印を押され、ゴラン以外の魔物からは関心を寄せられることもなく、退屈で代わり映えはしないけど安定した毎日を過ごすだけ。
しかし、メグちゃんが現れたことによりロイを取り巻く環境は急変。種族も違う子どものお世話だけでもてんやわんやな所に、人間を飼っている魔物とウワサになってしまって評議界というお偉いさんからも目をつけられてしまうことに…。
そんなに面倒ならメグちゃんを○してしまえばよくない?(魔物的思考)と考えそうにもなりますが…それができない理由がちゃんとあります。というのも、メグちゃんが泣いてしまうと世界が滅びてしまうから。
どういうわけか、メグちゃんが泣きそうになるだけで滅亡の足音代わりの心拍のような低い響音と赤い光が走ります。泣くだけで滅亡するのにコロコロした暁には何が起こるかわかったものではないので、ロイ達ができるのは彼女が泣かないようにひたすらなだめることのみ。
さすがのロイも世界滅亡は溜まったものではないと思って、メグちゃんが泣かないようにオモチャでご機嫌を取ったり・他の魔物から守ったりと大忙し。ここまで色々お世話していると無愛想で粗暴なロイも少しずつメグに心を開いていく…かも?
作中においてメグちゃんは危険な存在として扱われてはいますが、性格は天真爛漫な普通の子どもそのものでとても可愛らしいです。ロイと一緒に遊びたくてねだってきたり、遊び疲れたら寝てしまうのも可愛すぎます。
こんな子どもが世界を滅ぼすなんて無理でしょ…とプレイヤー側も思いますが、泣いてしまうとガチでゲームオーバーになってしまいます。守りつつも適度に構ってあげるのを絶対に忘れないように。
まとめると人外と人間少女の異種族間のふれあい物語(アポカリプスもあるよ)で、個人的には設定からして大好物です。種族も常識も違う2人が仲良くなるのが尊すぎますし、ぶっきらぼうだったロイがどんどん優しくなっていくのも素敵です。
それだけでなく、とにかく泣けてしまうストーリーや演出が本作の最大のチャームポイント。メグちゃんが泣かなくても代わりにこっちが泣いてしまうこと間違いなしです。
最初は天邪鬼になっていて泣かんぞと決めていたのですが、とあるシーンを見ていた時に目頭が熱くなってきて急いでハンカチを持ってきました…。この時点で私の負けです。
特に中盤から終盤にかけては泣かされるシーンがちょくちょく出てきて、結局ハンカチがビショビショになるまで泣いてしまいました。意固地にならず最初から涙を拭くものを用意しておくべきだったと少し後悔。
泣けると言っても怒りとか怖さとかのネガティブな涙ではなく、優しさや暖かさに起因するポジティブ(?)な涙ばかり。所々に不穏さを感じたりダークな一面もある世界観ではあれど物語そのものは優しく、余韻を引きつつも後味もそこまで悪くはありません。
プレイ時間は短く5時間あれば最後までクリアできてしまうのですが、一気に遊んでしまえるというか遊んでしまう魅力があるストーリーです。というか駆け抜けた方が記憶が薄れない分泣けるはずなので、時間を取って一度に遊んでしまう事をオススメします。
また、ロイとゴラン以外の魔物も個性的なメンツが揃っています。見た目も性格も最初はなんだコイツ!?と思える魔物も、話を聞き・時には拳を交えてみれば悪いヤツではないことがわかります。
でも根本の常識からして人間とは違うので、普通に人間(の物と思われる肉)を食べてたり死体を売っていたりとプレイヤー側からするとギョッとさせられるシーンはありますが。これも文化と思えばまあ…(?)。
私が本作において唯一ハッキリと難点だと思ったのはバックログ機能とスキップ機能がないことぐらい。ストーリーメインの作品なので、つい読み飛ばしてしまった文を後から見直したり・2周目で特定のシーンだけ読み返したいと思った時用に任意でスキップできる機能があるとありがたかったかなとは思います。
ちなみに、クリア後はチャプターセレクトが解禁されて特定の場面だけを振り返ることも可能になります。ルート分岐とかはなくて至ってリニアなストーリーなのですが、伏線が大量に散りばめられているので2周目を遊んで「ここはあそこの伏線だったのね」と見て回るのも楽しめます。

前述した通り、魔界では人間は食べられる側の弱い存在でしかなく、特に幼く力のないメグは恰好のエサでしかありません。なのでロイ達が守ってあげないと何かの弾みで泣いてしまうかも…。
メグを狙う魔物もいるので拳で説得(物理)するしかありません。そういうわけで本作にはRPG風のバトルパートも存在しています。
ロイはゴツい見た目の通りめっちゃ強いです。攻撃力も並の相手なら5発程度で倒せてしまう程度に高く、HPに至っては99999でカンストしてしまっています。
こんなの絶対負けるわけないでしょ!と思うのですが…ネックなのがメグの存在。メグはロイが守りながら戦っているので直接的な危害は受けませんが、ロイがダメージを受けることでメグは不安になっていってしまいます。
顔マークの横にあるバーがメグの感情を表していて0になってしまうと…メグが泣き出してしまい世界が滅んでゲームオーバーです。もちろん戦闘もやり直し。
相手を倒すべく攻撃しまくるだけでなく、メグちゃんを泣かせないためにオモチャでなだめて感情ゲージを回復させてあげるのも重要な立ち回り。実質的には感情ゲージの方がHPとして機能している場面が多いです。
感情ゲージの管理をしながら攻撃をしないといけませんが、難易度的にはそこまで難しくはなくてヤバくなったらオモチャで回復していけば難なく相手を倒せます。ただしオモチャは種類ごとに一度のバトルで1回しか使えない縛りがあるのでのんびり戦っていてはジリ貧ですし、相手の大技をガードしたりしてダメージを抑える事でできるだけ不安にさせないことも大切になっています。
時と場合によっては、普通のコマンド以外に特殊なコマンドを選べるようになったり・タイミング良くボタンを押したり・シャッフルされるカードの柄を覚えて正解を選んだり・光るボタンを記憶してその通り押したりといったミニゲームが挟まることも。いずれもそこまで難しいものではないのですが、突如挟まってくるので少しばかり困惑させられます。
バトルに勝つとロイの攻撃力や防御力が上がりますが、戦闘できるのはストーリー中の決まった場面だけで任意にレベル上げしたりはできません。そのため本作の戦闘は全てイベント戦と言っても差し控えなく、ステータスアップも演出としての意味しか持たないので、あくまでもRPG風のパズルやミニゲームと言った方がいいかもしれません。
メグちゃんがいる時はバトルに勝つことで感情ゲージの最大値も増えます。これはメグちゃんが成長することで泣きにくくなったという表現なのかな…と思ったりも。
戦闘パートは超面白いとまでは行かなくても、相手によって戦い方や演出が変わるのとBGMが神曲なので作業感なく楽しめました。エンディングで流れるメインテーマも含めて本作はBGMがとても良いんですよね…。
BGMを担当した裏谷玲央さんは『モンスターハンター』シリーズなどの大作にも関わっている著名な方で流石と思いました。このゲームは演出面も強すぎるしストーリーもいいしで文句なしの良作です。
ダークな部分も結構ある世界観ではあるのですが、鬱ではなく優しさで泣かせに来るタイプ。辛いけれども嫌な気持ちにはならなくて後味も悪くない質の高い泣きゲーです。
RPGっぽい所はありますがイベント戦しかないようなものなのでジャンル分けするとすればADVです。物語を重視している作品なので、とにかく感動できるストーリーを探している人にこそオススメします。
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泣けるゲームとして最近話題の作品。他サイト様の評価が高かったこともあって、私も遊んでみたくなりつい買ってしまいました。
エンディングに到達するまでは5時間程度。いわゆる異種族邂逅モノで、短いけれどもしっかり伏線回収してしっかり泣かせてくる良質なストーリーが最高でした。
ストーリーメインの作品ということでネタバレ厳禁だと思ったので、本記事でもネタバレ描写は極力避けるようにしています。ただし感想を書く上でネタバレと捉えられる文を排除しきれていないかもしれないので、少しでも気になる方はここでブラウザバック推奨です。
任天堂の公式オンラインストア。「メグとばけもの ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
少女が泣くと世界が終わる ー 魔界に迷い込んだ人間の女の子「メグ」とそれを守る魔物「ロイ」の物語。素朴なドット絵と美しいサウンドで描かれるアドベンチャーRPGです。
・タイトル:メグとばけもの
・発売元:Odencat
・開発元:Odencat
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/XboxOne/XboxX|S
・定価:1650円(税込)
・発売日:2023年3月2日
・ジャンル:アドベンチャーRPG
・IARC:12+(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:©Odencat, 2023
・公式サイト:
https://odencat.com/bakemono/ja.html
どういう人にオススメ?
・泣ける物語を読みたい人!
・人外と幼女が仲良くなる様子を見たい人!
良かった点
・短いけれども泣けるストーリーが最高
・ロイ以外の魔物達も個性派揃いだが親近感が湧く
・メインテーマや戦闘時BGMなど良曲が多い
賛否両論?点
・やり込み要素の類は一切なくプレイ時間は短め
・スキップやバックログといった機能がない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:Odencat
・開発元:Odencat
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/XboxOne/XboxX|S
・定価:1650円(税込)
・発売日:2023年3月2日
・ジャンル:アドベンチャーRPG
・IARC:12+(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:©Odencat, 2023
・公式サイト:
https://odencat.com/bakemono/ja.html
どういう人にオススメ?
・泣ける物語を読みたい人!
・人外と幼女が仲良くなる様子を見たい人!
良かった点
・短いけれども泣けるストーリーが最高
・ロイ以外の魔物達も個性派揃いだが親近感が湧く
・メインテーマや戦闘時BGMなど良曲が多い
賛否両論?点
・やり込み要素の類は一切なくプレイ時間は短め
・スキップやバックログといった機能がない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
滅亡を呼ぶ少女メグと2人の魔物のおはなし

ある日魔界に落ちてきたメグと名乗る人間の少女、粗暴で変わり者な魔物のロイ、そして妙に色々と詳しい細身な魔物のゴランの3人をメインに物語が進んでいきます。
魔界ではメグのように人間が落ちて来ることが割とよくあるとの事ですが、魔物にとって人間はエサとなる肉であって仲良くなる対象ではないというのが常識です。そういうわけで最初はゴランですら普通にメグを食べようとするしでベースの世界観は中々にダークです。
でもロイは人間どころか他の魔物に対しても関心を持たず、マジックタールという他の魔物も忌避する黒いドロドロを集めては食べる暮らしをしていました。それ故に他の魔物からは変わり者という烙印を押され、ゴラン以外の魔物からは関心を寄せられることもなく、退屈で代わり映えはしないけど安定した毎日を過ごすだけ。
しかし、メグちゃんが現れたことによりロイを取り巻く環境は急変。種族も違う子どものお世話だけでもてんやわんやな所に、人間を飼っている魔物とウワサになってしまって評議界というお偉いさんからも目をつけられてしまうことに…。
そんなに面倒ならメグちゃんを○してしまえばよくない?(魔物的思考)と考えそうにもなりますが…それができない理由がちゃんとあります。というのも、メグちゃんが泣いてしまうと世界が滅びてしまうから。
どういうわけか、メグちゃんが泣きそうになるだけで滅亡の足音代わりの心拍のような低い響音と赤い光が走ります。泣くだけで滅亡するのにコロコロした暁には何が起こるかわかったものではないので、ロイ達ができるのは彼女が泣かないようにひたすらなだめることのみ。
さすがのロイも世界滅亡は溜まったものではないと思って、メグちゃんが泣かないようにオモチャでご機嫌を取ったり・他の魔物から守ったりと大忙し。ここまで色々お世話していると無愛想で粗暴なロイも少しずつメグに心を開いていく…かも?
作中においてメグちゃんは危険な存在として扱われてはいますが、性格は天真爛漫な普通の子どもそのものでとても可愛らしいです。ロイと一緒に遊びたくてねだってきたり、遊び疲れたら寝てしまうのも可愛すぎます。
こんな子どもが世界を滅ぼすなんて無理でしょ…とプレイヤー側も思いますが、泣いてしまうとガチでゲームオーバーになってしまいます。守りつつも適度に構ってあげるのを絶対に忘れないように。
まとめると人外と人間少女の異種族間のふれあい物語(アポカリプスもあるよ)で、個人的には設定からして大好物です。種族も常識も違う2人が仲良くなるのが尊すぎますし、ぶっきらぼうだったロイがどんどん優しくなっていくのも素敵です。
それだけでなく、とにかく泣けてしまうストーリーや演出が本作の最大のチャームポイント。メグちゃんが泣かなくても代わりにこっちが泣いてしまうこと間違いなしです。
最初は天邪鬼になっていて泣かんぞと決めていたのですが、とあるシーンを見ていた時に目頭が熱くなってきて急いでハンカチを持ってきました…。この時点で私の負けです。
特に中盤から終盤にかけては泣かされるシーンがちょくちょく出てきて、結局ハンカチがビショビショになるまで泣いてしまいました。意固地にならず最初から涙を拭くものを用意しておくべきだったと少し後悔。
泣けると言っても怒りとか怖さとかのネガティブな涙ではなく、優しさや暖かさに起因するポジティブ(?)な涙ばかり。所々に不穏さを感じたりダークな一面もある世界観ではあれど物語そのものは優しく、余韻を引きつつも後味もそこまで悪くはありません。
プレイ時間は短く5時間あれば最後までクリアできてしまうのですが、一気に遊んでしまえるというか遊んでしまう魅力があるストーリーです。というか駆け抜けた方が記憶が薄れない分泣けるはずなので、時間を取って一度に遊んでしまう事をオススメします。
また、ロイとゴラン以外の魔物も個性的なメンツが揃っています。見た目も性格も最初はなんだコイツ!?と思える魔物も、話を聞き・時には拳を交えてみれば悪いヤツではないことがわかります。
でも根本の常識からして人間とは違うので、普通に人間(の物と思われる肉)を食べてたり死体を売っていたりとプレイヤー側からするとギョッとさせられるシーンはありますが。これも文化と思えばまあ…(?)。
私が本作において唯一ハッキリと難点だと思ったのはバックログ機能とスキップ機能がないことぐらい。ストーリーメインの作品なので、つい読み飛ばしてしまった文を後から見直したり・2周目で特定のシーンだけ読み返したいと思った時用に任意でスキップできる機能があるとありがたかったかなとは思います。
ちなみに、クリア後はチャプターセレクトが解禁されて特定の場面だけを振り返ることも可能になります。ルート分岐とかはなくて至ってリニアなストーリーなのですが、伏線が大量に散りばめられているので2周目を遊んで「ここはあそこの伏線だったのね」と見て回るのも楽しめます。
ロイは強いがメグを泣かせないように立ち回らないといけない

前述した通り、魔界では人間は食べられる側の弱い存在でしかなく、特に幼く力のないメグは恰好のエサでしかありません。なのでロイ達が守ってあげないと何かの弾みで泣いてしまうかも…。
メグを狙う魔物もいるので拳で説得(物理)するしかありません。そういうわけで本作にはRPG風のバトルパートも存在しています。
ロイはゴツい見た目の通りめっちゃ強いです。攻撃力も並の相手なら5発程度で倒せてしまう程度に高く、HPに至っては99999でカンストしてしまっています。
こんなの絶対負けるわけないでしょ!と思うのですが…ネックなのがメグの存在。メグはロイが守りながら戦っているので直接的な危害は受けませんが、ロイがダメージを受けることでメグは不安になっていってしまいます。
顔マークの横にあるバーがメグの感情を表していて0になってしまうと…メグが泣き出してしまい世界が滅んでゲームオーバーです。もちろん戦闘もやり直し。
相手を倒すべく攻撃しまくるだけでなく、メグちゃんを泣かせないためにオモチャでなだめて感情ゲージを回復させてあげるのも重要な立ち回り。実質的には感情ゲージの方がHPとして機能している場面が多いです。
感情ゲージの管理をしながら攻撃をしないといけませんが、難易度的にはそこまで難しくはなくてヤバくなったらオモチャで回復していけば難なく相手を倒せます。ただしオモチャは種類ごとに一度のバトルで1回しか使えない縛りがあるのでのんびり戦っていてはジリ貧ですし、相手の大技をガードしたりしてダメージを抑える事でできるだけ不安にさせないことも大切になっています。
時と場合によっては、普通のコマンド以外に特殊なコマンドを選べるようになったり・タイミング良くボタンを押したり・シャッフルされるカードの柄を覚えて正解を選んだり・光るボタンを記憶してその通り押したりといったミニゲームが挟まることも。いずれもそこまで難しいものではないのですが、突如挟まってくるので少しばかり困惑させられます。
バトルに勝つとロイの攻撃力や防御力が上がりますが、戦闘できるのはストーリー中の決まった場面だけで任意にレベル上げしたりはできません。そのため本作の戦闘は全てイベント戦と言っても差し控えなく、ステータスアップも演出としての意味しか持たないので、あくまでもRPG風のパズルやミニゲームと言った方がいいかもしれません。
メグちゃんがいる時はバトルに勝つことで感情ゲージの最大値も増えます。これはメグちゃんが成長することで泣きにくくなったという表現なのかな…と思ったりも。
戦闘パートは超面白いとまでは行かなくても、相手によって戦い方や演出が変わるのとBGMが神曲なので作業感なく楽しめました。エンディングで流れるメインテーマも含めて本作はBGMがとても良いんですよね…。
BGMを担当した裏谷玲央さんは『モンスターハンター』シリーズなどの大作にも関わっている著名な方で流石と思いました。このゲームは演出面も強すぎるしストーリーもいいしで文句なしの良作です。
総評:プレイヤーを思いっきり泣かせに来る最強クラスの良作泣きゲー
想定していた以上に泣いてしまう作品でした。人間の子どもと大人の人外の組み合わせからして最高なのに、ストーリー展開や伏線の張り方・演出の上手さも兼ねていて素晴らしかったです。ダークな部分も結構ある世界観ではあるのですが、鬱ではなく優しさで泣かせに来るタイプ。辛いけれども嫌な気持ちにはならなくて後味も悪くない質の高い泣きゲーです。
RPGっぽい所はありますがイベント戦しかないようなものなのでジャンル分けするとすればADVです。物語を重視している作品なので、とにかく感動できるストーリーを探している人にこそオススメします。
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