3秒でげーむおーばー。

【Switch/PS4/PS5】モナーク レビュー

2021/10/16
レビュー 0
Switchソフト PS4ソフト PS5ソフト SRPG モナーク
「モナーク」を購入しました。

6月か7月辺りにTwitterで「お試しエゴ診断」がトレンドに上がっていた時から気になっていた作品です。黒基調のゴシックなパッケージ絵もカッコイイ。
ゲーム画面の雰囲気はカリギュラにも似ているのですが、開発メンバー的には女神転生とか初期のペルソナに寄せていそうな感じです。悪魔が重要ポジションとして出てくるので全く意識していないということはなさそう。
購入したのはSwitch版です。予約はしていなかったのですが、店頭での購入時に予約特典付きのを買うことができました。
エンディングまでにかかった時間は50時間ほど。この時間はレベリングを含めてですが、第二部がかなり長いので早い人でも30時間ぐらいはかかりそう。

・タイトル:モナーク/Monark
・発売元:フリュー
・開発元:ランカース
・対応ハード:Switch/PS4/PS5
・定価:初回生産限定版:10890円+税/通常版:8470円+税
・発売日:2021年10月14日
・ジャンル:RPG
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© FURYU Corporation. / Developed by LANCARSE Ltd. Corporation.
・公式サイト:
https://www.monarkgame.com/

どういう人にオススメ?
・シミュレーションRPGが好きな人!
・性格診断でパラメーターが変わるゲームが好きな人!

良かった点
・性格診断の結果で貰える眷属の得意分野が変わる
・バフデバフを共有する共感や覚醒・発狂を駆使する戦略性強めのバトル
・カジュアルモードや稼ぎマップのお陰で難易度はマイルドにできる
・電話に入力した番号によって違うマップで戦えるのは色々試せて楽しい

賛否両論?点
・ストーリーは結構ダークで厨二らしさ満載なので人を選ぶかも
・発狂度はアイテムを使うか保健室に行かないと減らせない
・主人公が話す時に選択肢が毎回出てくるので会話のテンポは悪め

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
狂気をテーマにしているだけあってストーリーはかなりダーク。霧の中で奇妙な行動を起こす生徒達・血溜まりだらけの部屋など、衝撃的な場面が少なくないです。
最初の一章だけ遊べて製品版にデータを引き継げる体験版が配信されているので、買うか悩んでいる人はまず体験版を触ってみるのをオススメします。



性格診断の結果により使えるユニットが変わる


主人公のパラメータには「エゴの強さ」という項目が存在し、七つの大罪と同じ要求の中でどれが強いかで仲間になる眷属が変わります。
スタート直後に15問程度の心理テストが出されますが、ここで答えた内容によって大まかなエゴの強さと1体目の眷属が決まります。「お試しエゴ診断」も本作のお試し
私は「傲慢」が1番高かったので、最初に貰える眷属も回復とデバフ特化型の傲慢の眷属でした。
他の眷属は憤怒はHPが減ると攻撃が上がる火事場の馬鹿力型嫉妬は相手とのレベル差が大きいほど強くなる型怠惰はカウンター型強欲は再行動したり周りのユニットを無理矢理移動させる型暴食は相手のバフや回復を盗む型色欲は範囲攻撃型と、いずれも特徴的な性能をしています。
心理テストで使えるユニットが変わるのは面白い要素だと思います。面白そうなのは暴食強欲の2つ。
嫉妬もかなりトリッキーな性能ですが「歪曲・弱肉強食」という権能を使うとレベル90以上の相手がいるマップをレベル1桁の段階でクリアできる可能性の塊。
2体目の眷属は1章目のボスを倒した時点で仲間になりますが、その時は2番目に高いエゴの眷属を貰えます(私は嫉妬でした)。
エゴの強さはストーリー中の心理テストや戦闘でも上昇するので順位が変動することもありますが、後から調節しても既に貰った眷属が変わるわけではないので注意。眷属はストーリーを進めると強いエゴの順に解禁されていくので、他の眷属を使いたくてもやり直すよりかは進めていった方がいいです。
ユニットのレベルはSPIRITというポイントを消費してスキルを覚えることで上がります。スキルを覚えないとステータスも上がらないのであまり役に立たなそうなものでもコストが低いものは片っ端から覚えていくプレイングがオススメ。
眷属は眷属器という防具をつけることでもステータスが上がり姿も変わります。地味ながら眷属のカスタマイズ要素もあって眷属器を変える以外に声や顔や名前を変更して好みのデザインにできちゃいます。
ただし、見た目だけ好きな眷属器があっても数値だけを強い眷属器に設定することができないのはちょっと残念。予約特典でカリギュラ2のリグレットモチーフの眷属器を貰ったのにステータスが低すぎてあっという間に着れなくなってしまいました…orz
眷属器は敵を倒すとドロップしますが、同じ名前のものでもステータスの上昇量や追加できる権能に個体差があるので厳選要素もあります。

眷属以外のユニットは主人公含めて高校生もしくは中学生。
主人公は虚飾の悪魔との契約者。他の悪魔との契約者も数人いるのですが、学園で好き放題やっているヤツをシバキ倒して異常現象を直していくのが主な目的。
バディ(仲間)となる人物は悪魔と契約していない日向望弓田信哉、主人公と同じく契約者である駿河台こころ館凌太郎4人が登場します。
第一部では全員が真生徒会の仲間として集まってくれますが、第二部では4人のうち誰をバディにするかでルート分岐します。とはいえ、個別のルートをクリアするとまた第二部の最初に戻るので実質1周目でクリア可能です。
仲間内で敵対するのはしんどみ。まあ主人公含め仲間もエゴイストの集まりなのでこうなるとは思っていたけど…個別ルートは少なからず誰かが犠牲になる終わり方なんですよね…。
4つある個別ルートはダンジョンやボスが実質2パターンしかなかったのがちょっと残念。どのルートを選んでもこころか凌太郎の片方か両方は犠牲になるし、ラスボスも実質1人(正確には1人とその分身)なので攻略面では代わり映えはしません。
メインヒロインだと思っていた望ちゃんは第二部で他の仲間のルートに進むと完全にフェードアウトしてしまう上に敵対もしないのでやや影が薄い印象。個人的にはこころちゃん推しなのでいいんですけど望ちゃん目的で遊んでいる人にとっては寂しいかも。
とはいえ仲間のルートごとに判明する謎が違うので、周回する度にパズルのピースが埋まっていくように真相がわかっていくのは読んでいて面白かったです。個別ルートを全て見届けるとエンディングを見れる第5のルートに行けるようになります。
文章量が多いのに会話のテンポが悪いのは少し気になる点。文章が出るスピードが遅いのに加え、主人公が話す度に選択肢が出てくるのでAボタンを連打しているだけでは途中で止まってしまいます。選択肢もAボタンだけで流せれば…。



戦闘はシミュレーションRPG


本作の戦闘はいわゆるシミュレーションRPG形式。主人公達の服装デザインにチェス駒の意匠があったのはそういう事?
自陣の全ユニットを動かした後に相手のターンに交代するタイプで主人公がやられた時点でゲームオーバー。ファイアーエムブレムなどと似ているシステムですが、ユニットの場所はマス目で区切られておらずアナログに設定可能で攻撃や権能(スキル)の有効範囲は円形や扇形のものが多いです。
相手の背後に回って攻撃するとバックアタックとなりカウンターを貰わず攻撃ができたり、敵1体を味方で囲んでアシストで殴りまくったりもできるので位置取りの重要性が高め。
1マップはFEとかに比べると小さめかつ少ないターンでクリアできるのでお手軽ではあります。10〜30分程度あればだいたい終わります。
また、今作特有のステータスに「AWAKE」と「MAD」というものがありAWAKEが100%になると純粋にステータスを強化した上でノーコストで攻撃できる覚醒モードに、MADが100%になるとコマンドが選択できなくなりモード終了後に強制的にHPが0になる代わりに攻撃力が上がる発狂モードに突入します。
この2つの値を上手いこと合わせて同時に100にすると、覚醒と発狂のいいとこ取りをした発狂覚醒モードが使えますが、素で狙うのは難しいので共感を駆使して狙うのが前提です。
その他、主人公のみ「共感」という味方や敵のステータス上下やバフデバフをシンクロさせる能力が使えます。
共感を使って敵の覚醒値やバフを貰ったり・味方にバフをかけまくって重複させて超強化したりとかなり戦略性のある能力です。本作はバフがかなり強力なので共有なんかは超強力。
複数人相手と同時に共感できるようもなるので主人公のMAD値を調節しつつ人間の味方が覚醒値を溜めて発狂覚醒を狙う手もアリ。他にも色々できそうです。
RPGは好きだけどシミュレーションRPGは苦手という人も少なくないと思うのですが、カジュアルモード(ダメージが70%になる代わりにアイテムドロップ率低下)が搭載されているし、稼ぎマップも存在するので難易度の面は安心

稼ぎマップはバニタスの近くで特定の電話番号にかけると何回でも挑めます。一切レベル上げ無しでボスに挑むと、確実に相手の方が強い上にレベル差が空いてしまうので苦戦します。
稼ぎマップの電話番号はゲーム内にも落ちていますが、誰かがネットで公開しているものを入力しても行けてしまうので調べるのもアリ。
適当に番号入力しても色んなマップが出てきます。多くは深淵というレベル80~90の敵が出るマップなのですが、たまに敵が弱いのにドロップする眷属器が強いマップもあるので気になった番号を見つけたらとりあえずかけてみるのもアリ。
ゲーム中に気になる数字列が出てきた時はとりあえずかけてみるといいマップに行けるかも?ちなみに眷属器は同じ名前と見た目でも性能差があるのでより強い器を探すハクスラ要素もあります。
おまかせ機能が無い事・倍速機能があるものの再戦時は毎回押し直さないといけない事・行動不能と魅了の状態異常が厄介すぎるのが気になりますが、レベル上げ含めて楽しめています。
個人的に好きな戦法は斬撃加速を使ってAGIアップしながら攻撃+全軍共感→周囲全員のATKアップのバフを使いまくった後に会心の一撃をぶち込む脳筋戦法です。
共感後に複数体同時にバフをかけると人数分重複すること・AGIを上げると命中率だけでなく回避率も上がるのは爽快なのですが同時にぶっ壊れ性能だとも思いました。



霧の中で探索する時はMAD値に注意


契約者の力の源である「イデア」という結晶を探す際に、霧に覆われたエリアに突入することになります。
霧の中では時間経過で少しずつMADが増えていく上、たまーにデスコールなる着信が来て周りの生徒がおかしくなる上出ると敵がめちゃくちゃ強いマップに飛ばされます…。
個人的にこのデスコールが恐くて苦手…急に鳴るし、ボタンの色が気持ち悪い赤だし、Switchは震えるし、他の生徒の近くで鳴ると襲われて強制的にMADが100になるしで怖すぎます。ふと思い出したのですが、「着信アリ」というホラー映画がありましてですね…。
一応デスコールはあるマップに電話をかけてクリアすれば抑えられるので、苦手な人はそのマップをクリアすればOK。それ以外にも突然ビビらせてくる罠がありますが…。
プラス、霧のあるエリアではちょっとした謎解きをさせられるのですが結構難しいものもあります。
特定の数字や文字列を入力する脱出ゲームみたいな謎解きが多く、拾ったメモをしっかり読み込まないと解けないもの・音楽の知識が必要なものなど雑学知識が必要なものもあって一筋縄ではいきません。
中には校舎を移動してヒントを探し回らないといけないものもあるので、全体的に頭を使う作りのゲームとなっています。
メニューを開いている間はMADが増えないので考える余裕はかなりあるのですが、増えたMADは薬を使うか保健室に行くまで減らせないのが厄介。
メニューのマップからファストトラベルができるので移動自体は大変ではありませんが、探索しながらMADに気を配るのは結構ドキドキします。
ちなみに、MADが100になってしまうとその場で発狂してしまい強制的に保健室に移動させられてしまいます…。ごく稀にデスコールなしでも近づくだけでいきなり発狂する生徒もいてこっちも発狂して笑うしかない場面もありました…。

総評:共感による強化が面白く、眷属によって戦略が変わるのも◎

体験版をやるまではカリギュラみたいな形式のRPGかなーと思っていたのでまさかのSRPGで驚きました。共感によるバフ掛けが面白くSRPGとして見ても楽しめる作品だと思います。
心理テスト形式で眷属が決まるのも個人的に大好きです。昔のポケダンの主人公ポケモン決めみたいでワクワクするし、使える眷属の違いで取れる作戦も変わってくるし。
七つの大罪をテーマにした厨二な世界観や設定にも引かれて購入しましたが、中身もなかなかにダークで期待通りでした。
結構ホラー味も強い作品ですが、DDLCの後ということもあってどうにかなっています。霧の中が辛かった。
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