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【マルチプラットフォーム】『Narita Boy』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/12/02
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム GOGゲーム EGSゲーム PCゲーム Switchソフト PS4ソフト XboxONEソフト
今回は『Narita Boy(ナリタボーイ)』の感想です。

今年の9月にプレイしていた作品なのですが、記事を下書きのままにしていたのでちょっと手を加えて今更ながら公開。今ならSwitch版がe-shopにて90%offの257円でセール中(2023年12月20日まで)。
こんな感じのレトロフューチャーな電脳世界が結構好きです。ディズニー映画の『トロン』とかも好き。
エンディングまでにかかった時間は8時間程。ですが収集要素を取り逃してしまったので2周する羽目になりました…。
画面の明滅が激しい作品なので光過敏性発作の経験がある方は注意。起動時にも光過敏性発作についての警告が表示されます。

任天堂の公式オンラインストア。「Narita Boy ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
ナリタボーイ でシンフォニックな世界を体験!
シンフォニックかつ過激なアクションアドベンチャー!デジタルキングダムで捕られ、ただのエコーとなってしまった伝説的ピクセルヒーロー。テクノソードに隠された謎を解き、その剣で堕落穢れたスターリオンに立ち向え!
・タイトル:Narita Boy
・発売元:Team17 Digital
・開発元:Studio Koba
・対応ハード:
PC(Steam/EGS/GOG)/Switch/PS4/XboxOne
・定価:
-Steam/Switch/XboxOne版:2570円(税込)
-PS4版:2530円(税込)
・発売日:2021年3月30日
・ジャンル:2Dアクション
・IARC:12+(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Narita Boy © 2021 STUDIO KOBA, Published under licence by Team17 Digital Limited.
・公式サイト:
https://naritaboy-game.com/

どういう人にオススメ?
・デジタルキングダムの光に導かれた人!

良かった点
・ドットで描かれた電脳世界が魅力的
・ジャンプがフワッとしている以外は操作性良好
・クリエイターの過去や想いが味わい深い

賛否両論?点
・登れる壁やダメージを受ける水溜まりを判別しにくい
・マップが複雑なのに地図がないので迷いまくる
・一度クリアしたマップには戻れず収集要素を取り逃すと回収不可になる

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



テクノソードを手にデジタルキングダムを救え!


時は1980年代、ライオネル・パール・ナカムラ氏が開発したテレビゲーム機「ナリタ・ワン」と収録ソフト「ナリタ・ボーイ」が大ヒット。主人公となる男の子もナリタ・ワンにハマっている1人です。
世間がひとつのゲーム機で沸いている最中、突如としてゲーム機の中の世界と現実世界が繋がってHIMと名乗る存在がナカムラ氏の記憶を奪っていってしまいます。時をほぼ同じくして例の男の子が画面の中に吸い込まれてしまうというインシデントも発生。
デジタルキングダムという世界に辿り着いた男の子はいつの間にかナリタ・ボーイそのものに変身していました。そこで監視プログラムであるマザーボードからナカムラ氏の記憶を取り戻して欲しいとお願いされて冒険する事に…というあらすじ。

デジタルキングダムでやらないといけないミッションははナカムラ氏の記憶を取り戻す事、のトリクロマの力を回収する事、この事件の首謀者であるHIMを倒す事の3つ。テクノソードという伝説の武器を得物にHIMの手下であるスタリオン達を切り裂いて進んでいきます。
舞台がゲームの中の世界ということで、画面の端になるにつれてブラウン管に映したみたいにぼやけるエフェクトがかかっています。ちょっと見づらい気もしますが雰囲気があって個人的には好きな演出。
プログラムの世界を構成しているのは瞬くドットとグリッド。このドットによる表現が繊細かつアニメーションもキメ細やかで非常に見応えのあるものとなっています。
迸るかのように光り輝くネオン、踊るかのように祈り崇めるプログラム達、響き渡るテクノ・サウンド。懐かしくも未来的で工学的だけど神秘的でユニークなデジタルキングダムを見て回れるのも本作の凄味です。
でもこの細い表現のせいで登れる壁や乗れる足場やダメージを受ける水溜まりなどが判別しにくくなってしまっています。登れる壁をスルーして先に進めず迷ったり、足場かと思って飛び乗ろうとしたらただの背景だったというパターンが結構あって、この視認性の悪さはアクションゲームとしてはかなりの難点だと思った所です。
特にブルービームエリアはそこんじょそこらにある水溜まりを不意に踏む事故が多発してました。この世界の溜まった水は触れてしまうと処理がオーバーフローして動けなくなってしまう危険物なのですが、ブルービームは雨が降る上に大きな湖もあるしで住むには地獄のような環境な気が…。
デジタルキングダムにはマザーボード以外にも多数のプログラムが仕事をしつつ暮らしていて、ハブイエロービームブルービームレッドビームといった領域ごとに異なる文化を形成しています。セリフにコンピュータ用語がかなり多く出てくるためそこら辺の知識がないと少し難しい世界観です。
サイバーな見た目で出てくる用語もカタカナが多い一方で、座禅を組んでパワーを注入するブースがあったり・マザーボードの幻を呼び出す際に二拍手一礼したりと和の要素もかなり多く見受けられます。この場違いにも見える和要素にはナリタ・ワンもといデジタルキングダムの創造主であるナカムラ氏の記憶が関わってきています。
「中」という漢字が至る所に出てくるのもポイント。ナカムラ氏のイニシャルになるであろう漢字なのに加えて形もお気に入りらしく、ナリタ・ボーイの胸元にもドン!と描かれていて本作のアイデンティティにもなっている文字です。

基本操作はBでジャンプYでテクノソードによる攻撃Y長押しでフルスイングZRでショットガンZR長押しでウルトラビームLで後ろ方向へドッジ回避。フロッピーディスクを手に入れるとできるアクションが増えていきます。
ショットガンは弾数が限られていて射程もあまり長くなく使いにくいので、斬撃を用いたインファイト戦が自然と多くなってました。ショットガンの弾は顔からビームウルトラビームで消費する用。
ストーリーを進めてトリクロマの力を得た後には//を押すことで一定時間の間だけ攻撃に属性を付与できるようにもなります。属性を付与すると同じ属性を持つ敵に対して与えるダメージが増えますが、こちらが受けるダメージも増えてしまう諸刃の剣的なパワーアップです。
操作感はジャンプの制御が少々難しい以外はそんなに悪くないです。ジャンプはフワッとした感覚なので最初のエリアで小さい足場を飛び石する時に落ちまくって「…ちょっと難しくない?」と思いましたが、しばらくやっているうちに慣れました。
敵勢力であるスタリオンとは強制戦闘方式で戦います。難易度は全体通して高くはないのですが、終盤のボスは結構手強くザコ敵にも鎧を剥がさないと攻撃が通らない厄介なヤツが出てきたりで、なんだかんだ結構な回数レストインピースする羽目に。
レストインピースしてしまっても近くからリスタートできるのでやり直しはストレスフリー。レトロ風味な見た目ながら諸々の仕様に関しては遊びやすく現代ライズされている感じです。
しかし、複雑に繋がっているマップを行き来するのに地図がないのが惜しい所。ミッションの際には地名のみで目的地を説明されるのですが、それどこ…?となる事が多くて結局虱潰しになってました。
道中では特殊なパワーアップを使って進む場面もあります。鹿になって駆け抜けたり、馬に乗って砂漠を爆走したり、巨大ロボの姿になって戦隊モノの如く街で戦ったりと変身のパターンは色々。

一度離れたエリアにはもう行けなくなってしまうため、シークレットメモリーという白いフロッピー型のコレクション要素を取り逃してしまうと最初からやり直さないと回収できないというシビアな所もあります。オートセーブなのでしまった!と思った時点で手遅れですし、私は取り逃したメモリーのせいで2周することになったので、1周目で完全クリアしたいのであれば最初から攻略を見ることをオススメします。
ラスボスを倒すとそのセーブデータは以降エンディングを見る事しかできなくなるのもちょっと残念。平和になったデジタルキングダムをうろつきたかった…。

祠にて明かされるクリエイターの人生


ナカムラ氏の記憶はデジタルキングダム中に配置された祠に封じられています。祠はおっさんの頭部の形をしていてこれだなと一目でわかるデザイン。
その中ではナカムラ氏の過去を映像と文章の形で垣間見る事に。記憶の中では景色もモノクロに変わり、デジタルキングダムのサイバーな雰囲気からは一変してノスタルジーな空気が流れています。
どう成田が関わってくるんだろう…と思っていたらナカムラ氏が千葉県成田市出身との事で割とすぐにタイトル回収されました。日本人とのハーフとして生を受けた彼の人生はまさに激動の連続。
記憶を追っていくにつれてナカムラ氏の経験や思想がデジタルキングダムに影響を及ぼしているのが少しずつわかってくるのが本作の醍醐味と言っても過言ではないと思います。最初は色んな要素がごちゃごちゃしているように見えるデジタルキングダムがこういう理由や思想で出来ているとわかってくるので考察が楽しい作品でありました。
その醍醐味のネタバレになってしまうのでここではあまり語らないようにしますが、ナカムラ氏には母親や母性に対する強い信仰心があるように感じました。そういえば監視プログラムの名前もマザーボードでしたね。



総評:懐かしくもありどこか神秘的でもある電脳世界が良き

アクションゲームとしても普通に楽しめたものの、それ以上にデジタルキングダムという世界と合間合間に見られるナカムラ氏の人生に興味を惹かれた作品でした。
突然にゲームの中に召喚されてしまった主人公、サイバーでファンタジーで少しスピリチュアルなプログラムの世界、そんな世界にある祠にて突如語られる創造主ことナカムラ氏の記憶…といった感じで怒涛の展開が序盤から多め。でも情報がある程度揃ってくると考察できるようになってくる所も多くて、デジタルキングダムやナカムラ氏に対する解像度と本作に対して感じる魅力の量が二次関数的に上がってきます。
純粋に戦闘の楽しさやキャラを動かす楽しさを求めている人にはちょっと微妙かも。一方でレトロフューチャーなビジュアルや1980'sな空気が気にいった人は買い。
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