3秒でげーむおーばー。

【マルチプラットフォーム】『Nexomon』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/04/12
ゲーム感想&レビュー 0
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『Nexomon(ネクソモン)』を購入しました。

NEXONとポケモンを足して2で割ったようなタイトルですが制作元はどちらとも無関係。中身はポケモンライクなモンスター収集ゲームとなっています。
NEXON産のゲームをやったことがないのでそちらに関しては何とも言いにくいのですが、モンスターの見た目は確かに何となくポケモンっぽい。ただし目の書き方などから海外のキャラクターみは感じます(制作会社はカナダ国籍?)。
プレイ時間はラスボス撃破までで20時間程かかりました。遊んだのはSwitch版です。

任天堂の公式オンラインストア。「Nexomon ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
ネクソモンのオリジナルストーリーを、今度はコンソールで体験しましょう!
300匹以上のユニークなネクソモンを捕まえ、進化させて、集めることができる世界を探索しましょう!壮大な旅に繰り出して、究極のチームを作り上げ、パワフルな調教師たちや恐ろしいネクソモンたちに挑戦しましょう。
・タイトル:Nexomon
・発売元:PQube
・開発元:VEWO Interactive Inc.
・対応ハード:
スマホ(Android/iOS)/PC(Steam)/XboxOne/XboxX|S/Switch/PS4/PS5
・定価:
-スマホ版:無料(アプリ内課金有)
-Steam版:1010円(税込)
-XboxOne/XboxX|S版:1100円(税込)
-Switch版:1210円(税込)
-PS4/PS5版:1200円(税込)
・発売日:
-スマホ版:2018年2月24日
-Steam版:2020年7月11日
-XboxOne/XboxX|S版:2021年9月17日
-Switch版:2022年3月17日
-PS4/PS5版:2022年3月31日
・ジャンル:RPG
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
©2021 Developed by VEWO Interactive Inc. Published by PQube Limited. Ported by Ratalaika Games S.L.
・公式サイト:
https://pqube.co.uk/nexomon-original/

どういう人にオススメ?
・ポケモンっぽいゲームを遊びたい人!

良かった点
・出てくるネクソモンの数は全310匹と多く集めるのが楽しい
・ネクソモンが進化するレベルを図鑑で確認できる
・最高レアのレジェンダリーも複数匹捕まえられる

賛否両論?点
・図鑑にネクソモンの生息地を書いてほしかった
・対戦面はかなり大味な調整で一部の状態異常が強すぎる
・翻訳が微妙でストーリーの流れが掴みにくく誤字脱字も多い

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




めざせネクソモンマスター


出てくるモンスター(ネクソモン)は全310種類とかなり多めネクソトラップで捕獲できて体力を削ったり・眠りなどの状態異常にかけることでゲットしやすくなるという、本家ポケモンとほぼ同じシステムが採用されています。
ネクソトラップにはモンスターボール相当のノーマルとマスターボール相当で確実にネクソモンをゲットできるゴールデンの2種類が存在します。ノーマルはお店で購入で購入可能・ゴールデンもクリア後の世界に大量に落ちているのでそこまでレアものではないです。
ネクソモンにはレアリティが設定されており、コモンアンコモンレアメガレアスペシャルレジェンダリーの順に出現しにくく捕まえにくく強くなっていきます。
野生での出現率は体感でレア10%・メガレア5%・スペシャル1%ぐらいに感じました。レジェンダリーは特殊な条件を満たさないと手に入れられないので特殊枠扱い。
もちろん進化して姿が変わるネクソモンも多数いますが、実際に育てる前にデータベース(図鑑)を見ることでそのネクソモンが進化するか・レベルいくつで進化するかを確認することができます
進化条件がゲーム内で明文化されていてわかりやすいのは本家も見習って欲しい所かも。最近のポケモンは条件が複雑すぎてネットで調べないと分からないのも少なくないし…。
進化後のネクソモンは装飾が増えたり大人になる感じの正統進化ばかりで全く違う見た目にはならないので、ゴニョニョ→ドゴームみたいな悲劇(?)が起こりにくいのもいい点かもしれません。
一方で図鑑に生息地が載らないせいで相手のトレーナーが気になるネクソモンを出してきてもどこで捕まえられるかがわからず、目的の子が出るまで片っ端からエンカウントしていくしかないのは難点。

ネクソモンの持つタイプは相性有利のないノーマルファイヤー(有:風&草/弱:水&岩)ウォーター(有:火&岩/弱:電&草)プラント(有:水&電/弱:風&火)ウインド(有:岩&草/弱:火&電)エレクトリック(有:水&風/弱:草&岩)ロック(有:火&電/弱:水&草)の7種類。複合タイプはいないので覚えやすめ。
最初に選べるネクソモンもタイプ別に7種類用意されています。7匹ともレアリティはスペシャル。

私は見た目で選んでVELOKITTI(エレクトリック)にしました。選ばなかった初期ネクソモンも野生でゲットできますが出現率がかなり低いので入手困難。
スキル(技)はスタミナを消費して出す形式となっているので強力な技もバンバン撃てます。基本的には同じタイプやノーマル技のみ習得していく感じで他のタイプの技を覚えることは稀。
なのでタイプ相性を覆すのは難しいです。相手のタイプに応じて場のネクソモンを交代するか・ノーマル技で対応する事も多かったです。
ネクソモンのレベルアップはかなりハイペースで同レベル帯の相手を2~3匹倒すだけで上がります。図鑑埋めがてらにレベリングしているだけで次のボストレーナーのネクソモンと比べて20以上高くなっていることもありました。
最初はがくしゅうそうちシステム無しなので戦闘に出したネクソモンだけが育っていきますが、ある街で拾える「EXPシェア」や「EXPマルチプライヤー」というアイテムをONにすると手持ち全員に経験値が入るようになりさらにレベルアップが加速します。その代わりにレベルが100を超えても成長し続けます。
1回目のエンディング後にはレベル1になる代わりにより強く成長するようになる転生システムも解禁されるのですが、あっという間に元のレベルに戻せるぐらいにはレベルアップが早いです。

通信対戦機能がないこともあってか対戦バランスはかなり大味な調整となっていて、こちらが確実に先制できる上にレベルが10以上離れている相手でも有利技ならワンパン・相性有利の無い技でもツーパンで倒せてしまいます。相性不利の技なら3~4回耐えれますが耐久戦法は基本的にはできません。
それに加えて、混乱やバインドなどの行動不能にする状態異常が非常に凶悪です。特に行動不能+自傷ダメージを与える混乱がぶっ壊れと言えるほど強く、攻撃ついでに確率で混乱状態にする「タービュレントトス」などが大活躍しました。
スリップダメージのみの火傷や行動不能のみの麻痺などもあるのですが、付与しやすさがどの状態異常も大して変わらないので害悪戦法するなら混乱一択という感じ。
ストーリー途中で戦うボス扱いのレジェンダリーネクソモンも混乱させつつ殴っていれば難なく倒せるぐらいには壊れてます。ストーリーのラスボスに至っては属性ノーマルで弱点も突けず10回以上殴らないと倒せないくせにこちらをワンパンで落としてくるので、多少のレベル上げをする程度ではダメで行動を封じる前提の強さになっています。
それとは別の問題点としてトレーナー戦はめんどくさい割にリターンが少ない事が気になりました。というのも野生ネクソモンを倒してもお金をドロップするのでトレーナーと戦う必要性が薄いんですよね…。
しかもトレーナー戦では相手を1匹倒すと交換先の個体が問答無用で反撃してくるという、レジェンズアルセウスのトレーナー戦を先取りしたような仕様なのでやられやすくてめんどくさいです。経験値の入手タイミングもレジェアルと同じ戦闘終了後なのもあって、瀕死になるまで頑張って戦ったネクソモンが一切育たないのが残念すぎる。

ストーリーは面白そうだが翻訳の精度が低く読み取りにくい


翻訳が微妙なせいでわかりにくい部分も多くちゃんとストーリーを読み取れているか自信が無いです…。RPGは世界観を読むのも醍醐味なジャンルだと思っているので翻訳はもっと頑張ってほしかったです。
上のスクショのように変換ミスや誤字脱字しているパターンの他に、機械翻訳っぽいセリフが多かったり・セリフと違うキャラの立ち絵が表示されている場面があったり・文字が小さすぎたり・セリフの途中で</blank>というHTMLタグみたいなものが流れてくるパターンもあって、正直に言うとテキスト周りは結構酷め。
翻訳の問題以外にも、イベント戦闘で相手を圧倒して倒したはずなのに何故か主人公達が負けた感じになっている場面もあってアレ?と思ったこともありました。負けイベントを潰しちゃったのかなとも思いましたが、危機感もなく普通に倒せる程度の相手なので違和感が強かったです。
個人的に理解できた所だけ要約してあらすじを紹介します。野生動物の如く至る所に生息しているネクソモン達ですが元々は人間と争ってきた存在である上に、彼らの共通祖先であり王であるオムニクロン(OMUNICRON)というネクソモンは明確に人間を見下している悪役として登場します。
ストーリー中に立ちはだかるレジェンダリーネクソモン達はオムニクロンの息子達らしく人に化けてはいるものの傲慢な性格の持ち主ばかり。それに加えてネクソロードと呼ばれるポケモンで言うチャンピオンもオムニクロン復活を目標とする悪役として登場します。
そんなネクソロード達の野望を止めるために戦っているのが主人公達という感じで、完全に勧善懲悪ものです。
ポケモンではポケモン自身ではなくそれを利用しようとする人間が悪の組織として登場するのに対して・本作ではネクソモンの王たる存在が人間に悪意を持っているという設定には独自性を感じます。ポケモンというよりもドラクエの魔王と配下のモンスター的な立ち位置かも。

ストーリークリア後にようやくレジェンダリーのゲットが解禁されますが、一部のレジェンダリー(オムニクロン含む)は数に制限なく入手可能となっています。草むらから世界を破滅させるような存在が何匹も出現するようになるのがヤバすぎる…分身か何かなのかしら。
野生のレジェンダリーは各地を徘徊しているみたいで、クリア後に入手できるレーダーを持っていると同じエリアにかち合った際にアラートが表示されます。ただし別のネクソモンと2回ほどエンカウントしてしまうとレーダーが反応しなくなってしまうので運も少し必要。
それとは別にトレーナーとして出てくるレジェンダリーネクソモンも7匹います。そちらのケースはマップの至る所にいる分身を全員倒せば自動的にボックスに入る形式のため手に入るのは1匹のみ。
彼らが使ってくるネクソモンはレベル80〜90以上かつ転生済で作中における最強クラスのトレーナーと言えます。場所についても家の中とかダンジョンの奥などのわかりにくい所にもいる上に、ヒントやリストもないので虱潰しに探す必要があってちょっと面倒。
その中の最後の1匹は6種類のレジェンダリーを入手してからでないと現れないこともあって何度も世界を回ることになるのは勘弁して欲しかった…そこまで広いマップでは無いものの辛かったです。



総評:ポケモンフォロワー作品としては及第点

本家ポケモンを10年以上遊んでいる身ということもあって正直に言うとそこまで期待していなかった作品でしたが、遊んでいるうちに気づけばネクソモン達のことが愛らしく思えるようになっていました。
見たことのないモンスターに出会うワクワク感もあって図鑑埋めが楽しかったです。ポケモンを集めるのが好きという人には本作もオススメできます。
ただし翻訳ミスの多さや大味なバトルバランスなど難点も少なくなく、本家には及ばないな…と思った場面も少なくないのも事実。まあ本家も初代はバグだらけ・エスパー強すぎ環境だったのでこちらも改善に期待。
本作の続編兼後日談である『ネクソモン:絶滅』もコンシューマー向けに配信されているので、そちらもいつか遊んでみたいかも。
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