3秒でげーむおーばー。

【Switch】『おすそわけるメイドインワリオ』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2021/09/12
ゲーム感想&レビュー 0
Switchソフト アクション おすそわけるメイドインワリオ
『おすそわける メイド イン ワリオ』を購入しました。

1つのミニゲームが凄く短く手軽ですが、画面と指示だけ見てルールを即時に理解する反射神経が必要でかなり忙しいメイドインワリオの新作。
2018年のゴージャス(3DS)から約3年ぶり。個人的にメイドインワリオと言うと任天堂の新ハードが出た時のローンチタイトルとして出てくるイメージがあったのですが最近のはそうでも無い感じ?
実はメイドインワリオシリーズを購入したのは今作が初めて。さわるメイドインワリオはDSステーション(覚えている人少なそう)で配信されていて体験版を遊んだ記憶はありますが、当時は小学生だったこともあり製品版の購入までは至らなかった思い出。

・タイトル:おすそわける メイド イン ワリオ
・発売元:任天堂
・開発元:任天堂/インテリジェンスシステムズ
・対応ハード:Switch
・定価:
パケ版:5478円(税込)/DL版:5400円(税込)
・発売日:2021年9月10日
・ジャンル:アクション
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1~4人
・権利表記:
© 2021 Nintendo Co-developed by INTELLIGENT SYSTEMS
・公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/aw7na/index.html

どういう人にオススメ?
・メイドインワリオシリーズが好きな人!
・2人でも遊べるミニゲーム集を探している人!

良かった点
・ほとんどのモードが2人で遊べる
・同じプチゲームでも使用キャラでクリア方法が変わるので解法が豊富
・メイドインワリオシリーズの主要キャラはほとんどプレイアブル化
・キャラクターにプレゼントをあげて仲良くなるシステムも搭載

賛否両論?点
・バラエティモードに収録されているルールの過半数が1人では遊べない
・たまに直感で正解が分かりにくいキャラとプチゲームの組み合わせがある
・一部のプチゲームは使用キャラで難易度が大きく上下する

備考
・ローカル通信対応
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




2人プレイに対応+登場キャラが操作可能に


収録されているプチゲームはどれも5~10秒以内に終わる手軽な物ばかり。これはメイドインワリオシリーズの特徴とも言える要素で、今作もそこはバッチリ引き継いでます。
今作に搭載されている主なモードは物語形式でステージをクリアしていくストーリー1~4人で遊べて色んなルールがあるバラエティ他のモードで遊んだことのあるプチゲームを選んで遊べるずかんキャラクター達にさしいれができるキャラクター1週間ごとにオンラインで出題されるお題でプチゲームをやるワリオカップ4種類。過去作と比べても遊べるモードが豊富になり進化しました。
ゲームを遊ぶと差し入れ品やコンティニューに必要なコインを手に入れられる他、特定条件を満たすとメダルが貰えるミッションも存在。
ミッションの中にはプチゲームで特殊条件を満たしてからクリアしないと獲得できないものも。そのほとんどが狙わないと達成できない条件なのでやりごたえがあって面白いです。中には複数人専用モードをプレイしないと手に入らないものもあるのでコンプリートはある意味難しい…。

今作からの新要素のうち、特に大きな要素は2人同時プレイが可能であること
タイトルにもある「おすそわける」の通りJoy-Conおすそ分けによる2人プレイに対応している他、Switch2台とソフト2枚を持ち寄っての通信プレイも可能
ストーリーモードも2人で遊ぶことができてバラエティモードでは複数人(2~4人)で遊べるルールが9種類用意されているので、パーティゲームとしても楽しめる作品に仕上がっています。
今まで通り1人で遊ぶことも可能ですが、バラエティモードにあるルール10種の内6種は最低2人以上いないと遊べない点は注意。これらのルールはCPU相手やインターネット対戦もできないので集まれるリア友がいる人専用です。
私には1人で遊ぶか・妹と2人で遊ぶかしか選択肢がないので少し寂しいです…友達がいる人はもっと楽しめるゲームだと思いますが、ぼっちでもCPU相手に複数人専用モードを遊べたら尚良でした。
とはいえ、収録プチゲームに関しては全種類が1人でも遊べるようになっているので、ミニゲーム集として見れば過去作と同じだけ楽しめる内容にはなっています。

ミニゲームの中にワリオ達キャラクターが登場し操作できることもシリーズ初の試み。

今までのメイドインワリオだとキャラはあくまでもステージやストーリーを彩るための演出でしか無かったのですが、今作では文字通りプレイアブルキャラクターとして操作ができて個別の能力も持っています。
登場するキャラの数も20人とかなり多く、人気のあるキャラやシリーズ通して出番が多いキャラはほぼ全員が登場。ボイスもあるよ。
アシュリーやヤング・クリケットなど、一部に絶大な人気があるキャラクターも操作可能。好きなキャラがいる人にとっては特に嬉しい要素かも。
操作可能なキャラ一覧
・ワリオ:
Lスティックで操作・Aボタンで向いている方向に突進。スタンダードな性能。

・クリケット:
Lスティックで操作・Aボタンでジャンプ。ワリオ以上にスタンダード。

・エイティーンボルト:
Lスティックでディスクを投げる方向の操作・Aボタンでディスク投げ。自力では動かない固定砲台。

・モナ:
Lスティックで移動・Aボタンで操作可能なブーメランを投げる。ブーメランを投げている時以外は常に左右へ移動し続ける。

・ドリブル&スピッツ:
Lスティックで操作・Aボタンで右(左)に弾を発射。ドリブルが右側に発射・スピッツが左側に発射。

・クライゴア:
Aボタン連打で前側に泳ぐことができるが泳いでいる時以外は移動不可。癖はあるが操作はしやすい方。

・ナインボルト:
Aボタンで上側にヨーヨーを投げる。ヨーヨーを投げている時以外は常に左右へ移動し続け、壁にぶつかると方向が反転する。

・マイク:
Lスティックで操作・Aボタンで上側に弾を発射。ドリブル&スピッツの亜種と言える性能。

・カット&アナ:
常にはね続け、Lスティックで操作・Aボタンで右(左)に手裏剣投げ。カットが右側に発射・アナが左側に発射。

・ジミー:
Lスティックで突進方向の操作・Aボタンで指を向けている方向に突進。クライゴアとエイティーンボルトを足して二で割ったような操作感。

・アシュリー:
Lスティックで操作・Aボタンで向いている方向に弾を発射。自由に操作できて使いやすいし可愛い

・オービュロン:
Lスティックで操作・Aボタン長押しで下方向に光線を出す。自由に操作できて使いやすいキャラその2。

・ファイブワット:
Lスティックで霊体操作・Aボタンで霊体のいる所にワープ+周囲を攻撃。癖は強いが壁など無視して移動できる強キャラ。

・レッド:
Lスティックで操作・Aボタンで下方向に爆弾を発射。爆弾は連射できずクールタイム長めなので使いにくい。

・マンティス:
Lスティックで操作・Aボタンでジャンプ・Aボタン長押しで天井に張り付く。クリケットの師匠であるだけあって似た能力。

・ルールー:
Lスティックで操作・Aボタン連打で飛行・空中にいる時Lスティック↓でヒップドロップ。ゴージャスからの新キャラ。

・ペニー:
Lスティックを向けた方向に水を出す・Aボタンを押すとその場で停止。水を出している方向とは逆方向に移動するので移動には慣れが必要。

・ピョロ:
Lスティックで左右に操作・Aボタンで舌を伸ばす(伸ばした舌は壁に当たると反射する)。ヨッ〇ーとアン〇リーバードを足して二で割ったような謎生物。
操作キャラクターはストーリーモードを進めると順次解禁されます。黒塗りになっているキャラは公式サイトに紹介がなかったのでネタバレ防止で隠蔽。
キャラクターモードではキャラに「さしいれ」としてアイテムをプレゼントすることも可能。それぞれにアイテムの好き嫌いが決まっていて、好きなものをあげるとグーンとレベルが上がる他反応も違います。
一定以上のレベルになると、キャラクターイラストが見られるようになる特典+ワリオカップでトロフィーを稼ぎやすくなるボーナスもあったりするので、さしいれ品は集めておいて積極的にレベルを上げておくのに越したことはなさそうです。



収録プチゲームは222種類



収録されているプチゲームは222種類。数自体は前作の「メイドインワリオ ゴージャス」の300種類に劣りますが、操作キャラで正解パターンが変わるものもあるので実際にはそれ以上あるように思えます。
ジャンルはテハジメ・せいかつ・ファンタジー・テクノロジー・ニンテンドー・いきもの・スポーツ・たべもの・カルチャー・ナンデモアリの10個に分類。ストーリーモードなどで遊んだことがあるものはずかんモードに登録され、やりたい物だけ選んで遊ぶことができます。
個人的に好きなジャンルはニンテンドー。マリオやゼル伝やどうぶつの森など、色んなゲームから引っ張ってきていて任天堂のゲームが好きな人にはニヤリと来るゲームばかりで、特にFE風花雪月が元ネタのヤツまであったのが面白かったです。
今までのメイドインワリオは登場ハードの特徴を生かしたプチゲームが収録されていることもあって操作の種類が少なく解法も単純でしたが、本作ではキャラクターを直接操作する形で攻略していくのでガッツリとアクションゲームと言っても差し支えない内容になっていて、独自の解法がある組み合わせも多いです。
特に自力で移動ができないエイティーンボルトは一部プチゲームをクリアするまでの手順が他のキャラとは大きく違います。もはやエイムゲー。
操作キャラに関しては、選んだキャラクター1人でひたすら色んなプチゲームをやるもの・2~20人から毎回ランダムに選ばれて挑戦するものなど、モードによってルールが変わります。例として、ストーリーモードでは指定した3~5人からプチゲームが変わる度にランダムに選ばれる形式になっています。
どうすればクリアになるのかを5秒以内に理解して実行しないと行けないメイドインワリオとしては、直感でルールが理解しにくくなったのは難点と言えるかも。初見対応が難しいプチゲームも少なくなく、どうすればいいのかわからないまま終わってしまったパターンもありました。
解法に関してはやり込むなら全キャラ全パターン覚えてしまうという作戦もありますが、一部プチゲームの難易度がキャラクターによって上下する事もあるので、ランダムにお題が提示されるモードは選んだキャラと相性の悪いゲームが当たらないようにお祈りすることも…。
特に跳ね続けるカット&アナ、素早く左右に移動し続けるナインボルトなんかは特定の場所でなにかするという操作がとても難しいです。自由浮遊していないクリケットなども一部のプチゲームが難しい…。
ここは相性だと思って割り切るしかないのかも。というか、ずかんモードで遊ぶ時には各キャラでの難易度を書いてくれているので制作サイドもわかってやってそう。

総評:パーティゲームとして進化した新しい形のメイドインワリオ

1人で黙々と遊ぶよりもみんなでワイワイ遊ぶ感じの仕様が多く、多人数で楽しむパーティゲームとして舵を切った感じの作品です。もちろん1人で遊ぶ分にも楽しめる作品になっていますが、多人数前提のモードも1人で遊べるようにCPU戦が欲しかったかも。
色んなキャラを使って色んな操作性で遊べるのは楽しかったです。個人的には見た目と操作性からモナとアシュリーとファイブワットが好き。
元々個性的なキャラクターが多いシリーズだったのですが、そのキャラが操作できるようになっているおかげでさらに愛着が持ちやすくなったのもいい点だと思います。
関連記事
スポンサーリンク:

Comments 0

There are no comments yet.

当ブログは管理人が承認したコメントのみ掲載する形式を取っております。
特定の作品および特定の個人もしくは団体や組織を誹謗中傷するコメントはお控えください。

スポンサーリンク:

ゲーム感想&レビュー