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【Steam】Papers,Please レビュー

2017/11/08
レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム アドベンチャー
Steamで「Papers, Please」というゲームを購入しました。
PapersPlease_1.png
値段は980円。日本語にも対応しています。
どんなゲームかと言うと、入国審査官になって入国希望者の書類に不備がないかをチェックするゲームです。
もっと簡単に言うと間違い探しゲーム。作業ゲーではありますが、イベントやエンド分岐も多く内容も考えさせられるようなものになっています。

・タイトル:Papers, Please
・発売元:3909
・開発元:Lucas Pope
・対応ハード:PC
・定価:9.99ドル
・発売日:2013年8月8日
・ジャンル:アドベンチャー
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2013-2021, 3909 LLC. All rights reserved.
"Papers, Please" and the red eagle logo are registered trademarks of 3909 LLC.
・公式サイト:https://papersplea.se/

どういう人にオススメ?
・入国審査官をやってみたい人!
・お堅い雰囲気の共産主義国家で暮らしてみたい人!

良かった点
・入国審査官としてパスポートをチェックするという中々ない内容のゲーム
・都合があって通りたいという人物が時々現れることもあり人間ドラマに人情味がある
・薄暗く余裕のない世界観の中で一家の大黒柱として家族も守らないといけない
・プレイヤーの行動や判断で20もの結末に分岐するマルチエンディング方式

賛否両論?点
・翻訳の関係か一部目視では見抜けない間違いがある?
・ゲームが進むにつれて給料が減りジリ貧になりやすい

備考
(当ブログの画像はパソコン本体の機能を用いて撮影)

入国希望者や知り合いが織り成す人間ドラマ

主人公はアルストツカという共産主義国の人間で、労働抽選で選ばれ1ヶ月の間入国審査官をすることになったという設定です。
アルストツカは戦争が終わったばかりの不安定な状態の国であり、入国希望者の中には密輸目的の人やテロリスト、国家転覆を狙う怪しい団体も紛れこんでいます。
日によって起こるイベントが異なるのですが、緊張感と現実味が強く感じられるイベントが多くかなり重たい設定となっています。
入国希望者の中には理由があって入国したいものの書類が揃っていない人もおり、良心に任せて通しても良し(ミスの数が少なけれペナルティもないですし…)、厳格に判断して拒否するのも良し。
そういう人たちを通すか通さないかで後から訪れる人物の反応が変わることが結構あります。規則を破ってでも人情を優先するか・国家の忠実な犬として職務に務め例外を一切認めないか、どちらを選ぶかはあなた次第。
一見超シリアスなゲームに見えますが多少はネタ要素もあって、陽気なおじさん(jorji)は複数回検閲所にやってきますがいちいち会話が面白く和みます。ルートによっては主人公が家族ごと亡命する手伝いをしてくれたりする超重要人物ですし(ネタバレ)。

書類をチェックする独特なゲームシステム

次にゲームシステムについて。基本的には書類に載っているスタンプや名前に不自然な点がないか探していき、問題なければ入国ビザにAPPROVED(許可)というスタンプを押して検閲所を通し間違いがあればビザにDENIED(拒否)というスタンプを押して引き帰させる、という内容になっています。
最初のうちは見る書類の数も少なく割と楽なのですが、日が経つにつれて新しい条件が課されたり見る書類の数も多くなるので大変です。
PapersPlease_2.png
最初はパスポートと入国許可証orIDカード(働く人は+労働許可証)ぐらいです。
日が進むと、上記の書類+身分証明補足書や亡命認可証、ワクチン証明書まで調べないといけなくなるので時間がかかってしまいます。
PapersPlease_3.png
給料はチェックした人数に比例するので調べるものが多くなる=一日にこなせる人数が減ってしまうので給料も少なくなってしまいます。そのため日が経つことにジリ貧になりやすくなります。
右下にある赤い!マークを押すと文字列を自動で検閲してくれるモードにすることができます。特に名前やパスポート番号などは目で見るより検閲モードで調べた方が早いしミスも少ないです。
地味に発行地やスタンプもわかりにくいポイントなので検閲モードを通した方がいい…というか通さないと不安で気が済まなくなってきます。DENIEDを押すよりもAPPROVEDを押す方が見落としがないか怖い。
特に発行地は目視では合っているように見えても通した後に「不正な発行地」と警告が来たことがあります。実況動画で「ー」(伸ばし棒)が「―」(ただの横棒)になっていてアウトというパターンがあったので、それにひっかかったのかも。
入国審査官の仕事は書類のチェックだけでは終わらず、怪しい秘密結社や国境に現れる危険分子にも対応しないといけません。
爆弾を持ったテロリストが現れた時には実弾の入った銃や麻酔銃を手に取って武力行使に出る必要もあります。一国の国境を任されるという責任が大きすぎる…。

そんな主人公も家に帰れば普通のお父さんです。給料のやりくりも重要な要素で、さして多くない収入から家族を養うための食費や住居費も出さないといけません。
家族の存在はエンディング分岐にも関わってくるので大事にしたいのですが、日数が進むほど給料が減りがちなので家庭環境もどんどん厳しくなっていく…。
暖房費ぐらいケチって大丈夫だろうと思って節約すると、今度は風邪をひいて薬代で余計に厳しくなったりもするので減らせる出費がほとんどないです。お財布事情がリアルすぎる。
でも子どもにクレヨンを買ってあげると描いた絵をプレゼントしてくれたりもするのでお父さんも頑張りたい。家族のためにも給料を上げてくれ…。
場合によっては給料以外の収入を得ることがありますが、受け取ってしまうとバッドエンドに行くという罠のようなものもあるので注意。
エンディングはなんと20種類もありますが、スタッフロールが流れるエンディングはそのうちの1種類だけなのでそれがトゥルーエンドなのだと思います。
職務義務の終わる12月23日(日数にして31日目)まで職務を全うするか・それまでに家族と亡命するか・秘密結社に協力して国家転覆の手伝いをするか…。途中で何度も二者択一を迫られる場面がありますが選んだ選択が必ずしもいい方向に行くとは限りません。

総評:作業的な業務の中でいくつもの選択を迫られる良作

繰り返し行う作業の最中に多数の選択が迫られるという「業務」感に加え、ほの暗い社会の中で稼ぎ頭として家族のためにも頑張らないといけないという現実が重く突き刺さる良作。
ゲーム内容自体が作業的であることが雰囲気構築に繋がっている珍しいゲームでもあります。それに加えて、国境という最前線で国のために仕事をするか・人のために仕事をするか考えさせられる作品。
自分の行動で結末がいくつにも分岐するのもなんともリアル。下手に国に反抗すると自分だけでなく家族の身も危ないと考えると行動を起こすにも結構な勇気が必要です。
海外では今作を元にした映画が制作される予定もあるようです。アルストツカに栄光あれ。
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