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【マルチプラットフォーム】『Placid Plastic Duck Simulator』を遊んだ感想&レビュー

2023/07/11
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム EGSゲーム Switchソフト PS4ソフト PS5ソフト XboxX|Sソフト シミュレーション
『Placid Plastic Duck Simulator』を購入しました。

タイトルを訳すと「穏やかなプラスチックのアヒルシミュレーター」。YouTubeでとある方が実況していたのを見た事がある作品で、つい最近になってSwitch版が発売されたので買いました。
いわゆる謎シミュゲーの一種と言えるのですが、本作は可愛さの中に不条理でミステリアスと思わせてくる部分が見え隠れしています。見た目で癒される一方でどこか不気味さも覚えてしまう不思議な作品です。
起動時間は20時間以上にもなってましたが、その大部分が放置していただけで実際にボタンを触っていたのは1時間あるかないか程度。ゲームと言うよりもスクリーンセーバーとか哲学に近い作品です。

任天堂の公式オンラインストア。「Placid Plastic Duck Simulator ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
究極のハイテクゴムダックシミュレーション、Placid Plastic Duckは、危険なリラックスレベルをもたらします。
究極のハイテクアヒルおもちゃシミュレーションゲーム、Placid Plastic Duckは、あなたに危険なレベルのリラクゼーション効果を与えます。チルな音楽、ドリーミーな3Dグラフィックス、数多くのハッピーなアヒルたちが居る中であなたはただ浮いているだけでいいのです。アヒルなんて知った事か。
・タイトル:
Placid Plastic Duck Simulator
・発売元:
turbolento games(PC版) / Tunnel Vision(コンソール版)
・開発元:turbolento games
・対応ハード:
PC(Steam/EGS)/Switch/PS4/PS5/XboxX|S
・定価:
-Steam版:290円(税込) ※有料DLC有
-EGS版:190円(税込) ※有料DLC有
-Switch版:1300円(税込)
-PS4/PS5版:1210円(税込)
-XboxX|S版:1050円(税込)
・発売日:
-PC版:2022年7月6日
-コンソール版:2023年6月29日
・ジャンル:
ハイテクゴムダックシミュレーション
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Placid Plastic Duck Simulator ©2022, by turbolento games. Published by Tunnel Vision Srl. Developed by turbolento games. All rights reserved.
・公式サイト:
https://twitter.com/PPDuckSimulator

どういう人にオススメ?
・せわしない日常やゲームに疲れた人!
・たくさんのゴムアヒルに癒されたい人!

良かった点
・90種類以上のアヒル(PC版ではDLCで追加されるもの含む)がプールにやってくる
・アヒルには特殊な機能があったり相互作用する種類もいる
・水のグラフィックがやたらリアルで気持ちよさそう

賛否両論?点
・基本放置するしかないのでこれはゲームなのか?と考えさせられる
・意外と動作が重くてカクカクする場面も少なくない

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




無から現れるアヒル達

セーブデータを作ってゲームを始めると、そこには立派なコテージとプールが広がっています。そしてそのプールの上に突如として黄色いゴムアヒルが出現

プカプカと水の上をたゆたう姿が可愛らしい一方で、このアヒルがどこからやってきたのか・そもそもこのプール自体がどこなのか、とにかく謎しかないシチュエーション。あまりにも謎すぎてSCP味を感じる(カインド・オブ・Anomalousアヒル)。
本作でやるのはひたすらアヒルを眺める事だけ。アヒルを持ち上げたり移動させたりとかはできず、できるのはカメラ視点の移動と音楽のオンオフと注目しているアヒルを鳴かせることぐらいです。
特に目的もなくアヒルが浮かんでいる姿を見て癒されている内に、ゲームとは何なのか・そもそもこれはゲームなのかわからなくなってきます。ストアページの説明にも作中にも何をどうすべきかの説明がないですし、野暮なことを言えばゲーム性らしいものが全然見当たりませんが、この作品のSteamでの評価は「圧倒的に好評」で多くのプレイヤーからサムズアップを得られている事だけは間違いありません。
本作以外にも『Bouncing Duck Simulator』などアヒルをどうにかする作品があったりしますし、ゴムアヒル自体が人々を魅了するミーマチックオブジェクトの可能性があると思います。現に私も好きですし。
最初は普通の黄色いアヒル1匹のみですが、右上に小さく表示されているアヒルゲージがMAXになると追加のアヒルがプールの上に出現します。明らかに無から現れているし、どういうメカニズムでアヒルが送り込まれているかは謎のまま。
ちなみに2匹目以降のアヒルはランダムで現れるようですが、私はスイカ模様のアヒルがやってきました。プールにピッタリで可愛いね。


ここからは起動だけしてひたすら放置。とりあえず全てのアヒルが出てくるまで待ち続けましたが、その種類は90種類以上にも及ぶため一通り出揃うまで待っても5時間程度はかかります
アヒルにはそれぞれにレアリティが決められているようでレアなアヒルほど中々出現しませんが、一巡するまでアヒルの種類がダブったりはしない仕様なのでコンプリートしたい時もひたすら放置で問題ありません。むしろ放置することしかできませんが。
ちなみにこの「Infinity Cool」という空間にはアヒルが落ちてくる大きめのプールと滑り台で接続された小さなプールがあって、その2つの間をアヒル達は移動することができます。ただし、大きいプールに戻ってくる際のパイプで勢いが付きすぎると↓のように打ち上がってしまう事も…。

打ち上がってしまうと基本的に戻れないし戻せないので、大体が陸で転がったままになってしまいます。死屍累々。
そんな時は+ボタンでメニューを出して一旦セーブ→タイトルに戻る→セーブデータをロードで全アヒルをプールに戻すことができます。ロード時には全てのアヒルがプールの上に再びスポーンする仕様なので。
後いつの間にか消えてたフラミンゴ型フロートもロードで復活しました。このフラミンゴは実は少しずつプール側に移動していて、しばらく経つとダイブして来ます。

特殊能力を持ったアヒルも

落ちてくるアヒル達は見た目のバリエーションに富んでいますが、中には姿以外に個性を持った種類も存在します。↓のはペラくてドットな以外に能力はありませんが。


↓の右側のアヒルは「近くに来たアヒルの模様をコピーする」という能力を持っています。よく見ると表面がボコボコ。


↓のアヒル2匹は+と-で惹かれ合うらしく、いつの間にかくっついています。並んで泳ぐのが可愛すぎる。


↓の紳士なアヒルは加えたパイプから時折シャボン玉が出てきます。プクプク~。


他にも、帽子にプロペラが付いていて空中に飛び上がれたり・潜水することができたり・そもそも石製で浮くことができなかったり・水を吐いたり・火を吹いたりなどの特徴を持ったアヒルが存在します。夜になると光ったり・雨が降ると頭に花が咲いたりなどの特殊な条件下で姿が変わるのも。
特定のアヒル同士が近づくことで何かが起こるケースもあって、火を噴くアヒルが導火線付きのアヒルに火をつけて花火を打ち上げたりします。でも特定のアヒル同士が近づくかどうかは風と波の気まぐれで狙っても見るのが難しい光景です。
グラフィックは気合いが入っていて水の描写も気持ちよさそうなぐらいに美しいのですが、その一方で動作がカクカクするレベルで重くなることも多いです。特にSwitch版はタイミング次第ではメニューを出すにも時間がかかることも。
時間経過で景色が変わったりアヒルの数も増えていくので重くなる理由は何となくわかります。エラー落ちは起きませんでしたが、少し怖かったので放置しつつも適度にセーブを入れておくこと推奨です。

「Infinity Cool」とは別のロケーションもあって、次は雪山の「Quacking the Ice」でアヒル達が到着するのを待ちます。ここは冬の雪山が舞台となっていて、コテージから続いている温泉と凍りついた池がアヒルの移動スペースとなっています。

PC版だとこのマップはDLCを購入すると追加されるようですが、コンソール版では最初からDLC込で売られています。だから定価が高くなったみたい。
ちなみに、このマップで池から温泉に戻る際にはゴンドラに乗ってアヒル達が移動します。赤いゴンドラ内に佇むアヒルが可愛いです。


◆実はこのゲームには他にも謎が



総評:プールでアヒルと戯れる癒し(?)ゲー

時間経過でプールに現れるアヒルを眺める、それだけの謎可愛い作品です。
ぶっちゃけると放置ゲーなのですが、やたら種類が豊富でキュートなアヒル達と綺麗なグラフィックに癒されます。うだるような暑い夏にはある意味でピッタリかも。
でもSteamでスレッドやガイドを見てみた限り、ただ可愛いだけでは無さそうです。Switch版では今はまだ隠し要素へのアクセスができませんでしたが…今後に期待。
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