『劇場版ポケットモンスター ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』 感想
『劇場版ポケットモンスター ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』を見てきました!!
今年も去年同様、公開当日に見に行きました。ちなみに今年から同時上映がまた消滅。
今年は先着でマギアナのQRコード(が書かれたガオーレディスク)が配布されるから早期に行く人が多そう?去年よりも人が多かったと感じました。
劇場配布の「総選挙1位のゲッコウガ」も受け取ってきたので情報をまとめます。

人気順だとピカチュウになりそうな感じもしないでもないけど、やっぱり対戦用の需要?バトルはしないのでよくわからない...。
©2014 Pokémon. ©1995-2014 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
映画の感想はネタバレありなので追記から。ストーリーのネタバレもあるため注意!
ここからは『ボルケニオンと機巧のマギアナ』の感想です。ストーリーのネタバレを含むので注意。
本作は歴代のポケモン映画の中でも面白い部類に入るかもと思いました。ただしポケモンが苦しむ描写が結構多かったりするので、そのような描写が苦手な方は一部キツイかも。
あらすじはボルケニオンが攫われたマギアナを取り返すためにジャービス一味を襲撃するが返り討ちにあい、サトシたちの所に落ちてきた上に離れなくなってしまったため、渋々サトシたちと共にマギアナを連れ戻すという感じ。
映画の舞台は「アゾット王国」という500年前の発明家エリファスが発明した神秘科学によって栄えた王国と、ボルケニオンとマギアナが暮らしている「ネーベル高原」の2つ。
エリファスが発見した神秘科学というのはポケモンの力と人間の科学の力が合わさることによって機械などを動かす技術のことで、マギアナも元はというとエリファスに作られたポケモンだそうです。
まずはボルケニオンについて。最初はマジの人間嫌いでサトシ達(と一緒にいるポケモン)に厳しかったのですが、物理的に離れられないサトシとその一行と過ごすうちにマギアナの説得もあって少しずつ理解してくれるようになりました。
理解してくれるまではかなりキツイ言い方だったのが、衝突しつつも少しずつサトシたちを認めるようになる描写があるのが好き。攫われたマギアナを助けに来たり、ネーベル平原に墜落するはずだった空中要塞を命懸けで爆破したりするなど、根はやさしい頼れる兄貴分です。
そもそも、ボルケニオンが人間を信用していなかったのはトレーナーに捨てられたポケモンや人間に傷つけられたポケモンと500年以上も暮らしてきたからであって、劇中でもアマルスがポケモンハンターに傷つけられている描写もありますし、こりゃ人間不信になっても仕方無いと思えます。捨てられたポケモンの中には孵化厳選で逃がしたポケモンもいたりして…。
最初、ボルケニオンはマギアナと同じで人間に作られたポケモン(水蒸気を使うところがなんとなく蒸気機関的な感じだし、アームとかもロボっぽいデザインですし、人間を信用していないのも捨てられたから?)じゃないかと予想していたりもしましたが、ずっと野生で暮らしてきたポケモンでした。ちょっと意外。
ちなみに、ボルケニオンは水蒸気を攻撃手段として扱うため外部からの水の補給が必要で、水が足りないとかなり弱体化してしまいます。それでも山を1つ吹っ飛ばしたり、空中要塞を破壊したりしているので十分な超火力。
それをシトロン製の防護服有りとはいえ近距離で耐えるサトシもマジ人外。現実の水蒸気爆発もとんでもないのに…。
次はマギアナについて。ロボットみたいな見た目と裏腹に感情豊かで、お姫様の様な歩き方とか、シトロンに重かったといわれて落ち込むところとか、セレナとユリーカにオシャレしてもらったところとか、防護服を着たサトシといっしょに準備体操をしているところとか、とても可愛かったです
マギアナはボルケニオンとは逆に人に作られ人と接してきたこともあって、サトシたちにきつく当たるボルケニオンをたしなめたりすることも多かったです。あまりにもボルケニオンの態度が悪い時は手の先から出せる花の花粉で懲らしめたりも。
お姫様系ポケモンと言えば2014年のディアンシーもいましたが、こちらはおとしやかでおとなしいお姫様タイプで差別化はちゃんとされていました。礼儀正しいのは王家に献上されたポケモンであるのも関係していると思われます。
ちなみに500年前の姿は金色ベースに赤色が入ったゴージャスな配色でしたが、ネーベル高原で長年過ごすうちに色が落ちて現在の色になったようです。そういえば500年近くメンテナンスされていないようですが、色が落ちた以外には問題なく元気そうなあたり500年前の科学の力ってスゲー!
そんなマギアナですが、マギアナの原動力となるソウルハートはラピュタ空中要塞を起動するのに必要なアイテムであったために、それを求めた人々の間で争いが起き、要塞とともに存在を闇に葬られたという波乱のポケ生を送ってきたようです。ネーベル高原にきてポケモンたちと平和に過ごせると思ったら今度はジャービス達に狙われるし…。
ソウルハートを抜き取られて動かなくなったり、ソウルハートだけの状態でも必死で抵抗したり、特に後者の場面ではニャースの説明もあって凄く悲しかった…。しかも、ソウルハートを元に戻しても一時的とはいえ心が壊れた状態になるし…最後に元に戻ってほんとよかった。
今年の映画にはメガシンカしたポケモンがたくさん登場したのですが、キミアのサーナイト以外はジャービスが開発したメガウェーブなるネオ神秘科学(笑)によって無理矢理メガシンカしたためかかなり弱く、基本的にサトシのポケモン+ボルケニオンに無双されていた感じでした。
サトシのポケモン(特にピカチュウ)が強いのはわかっていたけど、後半のバトルなんて技の命中率すら0%だし…。セリフにもあったけど絆の無いメガシンカなんて形だけで本領発揮なんて到底無理なんでしょうね。しかもメガシンカさせる時にポケモンたちが苦しんでいるのが何とも罪深い…。
人間の欲望に巻き込まれたポケモンと言えば、ネーベル高原のポケモンたちも。彼らはサトシたちを怖がって逃げ隠れてしまったり、サトシが感謝の気持ちで抱きしめた時に捨てられたトラウマを思い出して怖がるゴクリンとか…悲しい。
ゲストキャラクターについて。今回の悪役であるジャービスは歴代悪役ワースト3に入るぐらいには超絶クズでした。
ラケル王子を王国の繁栄のためだとだまして計画に協力させたり、ポケモンたちを無理矢理メガシンカさせて操ったり、ポケモンの命をちっぽけだと言いネーベル高原のポケモンやサトシたちの手持ちを人質にしたり、キミア王女を邪魔だと本気で殺そうとしたり…こんだけ悪役に腹立ったの久しぶりです。
個人的にジャービスはもう少しボコってくれた方がよかった。まあEDでキミア王女によって捕まえられていたので、手下ともども投獄されることは目に見えてはいるのですがね。
ラケル王子については完全にジャービスの野望に巻き込まれた一人。心からマギアナが王国の繁栄の鍵だと思っていたようで、本人は良かれと思っていたことが悲しい。
彼がジャービスのことを妄信していた原因は引きこもりがちであったために外の世界をあまり知らなかったことなので、旅でもっと外のことについて学んで成長してほしいです。
キミア王女については個人的に好きなキャラクターです。最初からジャービスについては怪しんでいたみたいで、野望を阻止するためアクティブに行動する王女様として動くさまがカッコいいです。
彼女は色違いのサーナイトのトレーナーでもあり、ポケモン諸共もっと活躍を見たかったキャラクターです
そしてロケット団の憎めない悪役感も良かった。最初は私利私欲でジャービスに協力していても、マギアナが苦しんでいるとわかると助けようとするのが、悪役に徹しきれない悪役という感じで好きでした。
ちなみにパーフェクトジガルデも登場しました。去年の予告は嘘じゃなかったんですね!
とはいっても、1分あるかないかの間でしたが…10%フォルムはわりと活躍していたのですがね。
ジガルデことプニちゃんについてはもう少しストーリーに関わってくれてもよかったかも。
今年の予告では、珍しく伝説のポケモンが出てきませんでした。アニメ絵でソルガレオとルナアーラが動くところを見たかったので少し残念。
そういえば来年で20作目なんですね。20作目記念ということで超大作になるとのことですが、今年の映画を超えることはできるのかどうか。
来年は10周年の時と同じように、前売券のポケモンを選挙で決めたりして。とはいえ、今年に総選挙やっちゃったし、来年は歴代の主役ポケモンから自由に選ばしてくれたりしたら嬉しいかも。
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今年も去年同様、公開当日に見に行きました。ちなみに今年から同時上映がまた消滅。
今年は先着でマギアナのQRコード(が書かれたガオーレディスク)が配布されるから早期に行く人が多そう?去年よりも人が多かったと感じました。
劇場配布の「総選挙1位のゲッコウガ」も受け取ってきたので情報をまとめます。

・レベル:Lv. 100というか、なんでゲッコウガが選ばれたんだろう?私も好きなポケモンですが、少し疑問。
・名前:ゲッコウガ
・性別:♂
・親:えいがかん
・IDNo.:00720
・ボール:プレシャスボール
・もちもの:マスターボール
・とくせい:へんげんじざい
・性格・個性:ランダム
・出会った場所:○年○月○日ポケモン映画16でLv.100のときに運命的な出会いをしたようだ。
・覚えている技:ハイドロカノン・ダストシュート・たたみがえし・ハッピータイム
・持っているリボン:ウィッシュリボン
人気順だとピカチュウになりそうな感じもしないでもないけど、やっぱり対戦用の需要?バトルはしないのでよくわからない...。
©2014 Pokémon. ©1995-2014 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
映画の感想はネタバレありなので追記から。ストーリーのネタバレもあるため注意!
ここからは『ボルケニオンと機巧のマギアナ』の感想です。ストーリーのネタバレを含むので注意。
本作は歴代のポケモン映画の中でも面白い部類に入るかもと思いました。ただしポケモンが苦しむ描写が結構多かったりするので、そのような描写が苦手な方は一部キツイかも。
あらすじはボルケニオンが攫われたマギアナを取り返すためにジャービス一味を襲撃するが返り討ちにあい、サトシたちの所に落ちてきた上に離れなくなってしまったため、渋々サトシたちと共にマギアナを連れ戻すという感じ。
映画の舞台は「アゾット王国」という500年前の発明家エリファスが発明した神秘科学によって栄えた王国と、ボルケニオンとマギアナが暮らしている「ネーベル高原」の2つ。
エリファスが発見した神秘科学というのはポケモンの力と人間の科学の力が合わさることによって機械などを動かす技術のことで、マギアナも元はというとエリファスに作られたポケモンだそうです。
まずはボルケニオンについて。最初はマジの人間嫌いでサトシ達(と一緒にいるポケモン)に厳しかったのですが、物理的に離れられないサトシとその一行と過ごすうちにマギアナの説得もあって少しずつ理解してくれるようになりました。
理解してくれるまではかなりキツイ言い方だったのが、衝突しつつも少しずつサトシたちを認めるようになる描写があるのが好き。攫われたマギアナを助けに来たり、ネーベル平原に墜落するはずだった空中要塞を命懸けで爆破したりするなど、根はやさしい頼れる兄貴分です。
そもそも、ボルケニオンが人間を信用していなかったのはトレーナーに捨てられたポケモンや人間に傷つけられたポケモンと500年以上も暮らしてきたからであって、劇中でもアマルスがポケモンハンターに傷つけられている描写もありますし、こりゃ人間不信になっても仕方無いと思えます。捨てられたポケモンの中には孵化厳選で逃がしたポケモンもいたりして…。
最初、ボルケニオンはマギアナと同じで人間に作られたポケモン(水蒸気を使うところがなんとなく蒸気機関的な感じだし、アームとかもロボっぽいデザインですし、人間を信用していないのも捨てられたから?)じゃないかと予想していたりもしましたが、ずっと野生で暮らしてきたポケモンでした。ちょっと意外。
ちなみに、ボルケニオンは水蒸気を攻撃手段として扱うため外部からの水の補給が必要で、水が足りないとかなり弱体化してしまいます。それでも山を1つ吹っ飛ばしたり、空中要塞を破壊したりしているので十分な超火力。
それをシトロン製の防護服有りとはいえ近距離で耐えるサトシもマジ人外。現実の水蒸気爆発もとんでもないのに…。
次はマギアナについて。ロボットみたいな見た目と裏腹に感情豊かで、お姫様の様な歩き方とか、シトロンに重かったといわれて落ち込むところとか、セレナとユリーカにオシャレしてもらったところとか、防護服を着たサトシといっしょに準備体操をしているところとか、とても可愛かったです

マギアナはボルケニオンとは逆に人に作られ人と接してきたこともあって、サトシたちにきつく当たるボルケニオンをたしなめたりすることも多かったです。あまりにもボルケニオンの態度が悪い時は手の先から出せる花の花粉で懲らしめたりも。
お姫様系ポケモンと言えば2014年のディアンシーもいましたが、こちらはおとしやかでおとなしいお姫様タイプで差別化はちゃんとされていました。礼儀正しいのは王家に献上されたポケモンであるのも関係していると思われます。
ちなみに500年前の姿は金色ベースに赤色が入ったゴージャスな配色でしたが、ネーベル高原で長年過ごすうちに色が落ちて現在の色になったようです。そういえば500年近くメンテナンスされていないようですが、色が落ちた以外には問題なく元気そうなあたり500年前の科学の力ってスゲー!
そんなマギアナですが、マギアナの原動力となるソウルハートは
ソウルハートを抜き取られて動かなくなったり、ソウルハートだけの状態でも必死で抵抗したり、特に後者の場面ではニャースの説明もあって凄く悲しかった…。しかも、ソウルハートを元に戻しても一時的とはいえ心が壊れた状態になるし…最後に元に戻ってほんとよかった。
今年の映画にはメガシンカしたポケモンがたくさん登場したのですが、キミアのサーナイト以外はジャービスが開発したメガウェーブなるネオ神秘科学(笑)によって無理矢理メガシンカしたためかかなり弱く、基本的にサトシのポケモン+ボルケニオンに無双されていた感じでした。
サトシのポケモン(特にピカチュウ)が強いのはわかっていたけど、後半のバトルなんて技の命中率すら0%だし…。セリフにもあったけど絆の無いメガシンカなんて形だけで本領発揮なんて到底無理なんでしょうね。しかもメガシンカさせる時にポケモンたちが苦しんでいるのが何とも罪深い…。
人間の欲望に巻き込まれたポケモンと言えば、ネーベル高原のポケモンたちも。彼らはサトシたちを怖がって逃げ隠れてしまったり、サトシが感謝の気持ちで抱きしめた時に捨てられたトラウマを思い出して怖がるゴクリンとか…悲しい。
ゲストキャラクターについて。今回の悪役であるジャービスは歴代悪役ワースト3に入るぐらいには超絶クズでした。
ラケル王子を王国の繁栄のためだとだまして計画に協力させたり、ポケモンたちを無理矢理メガシンカさせて操ったり、ポケモンの命をちっぽけだと言いネーベル高原のポケモンやサトシたちの手持ちを人質にしたり、キミア王女を邪魔だと本気で殺そうとしたり…こんだけ悪役に腹立ったの久しぶりです。
個人的にジャービスはもう少しボコってくれた方がよかった。まあEDでキミア王女によって捕まえられていたので、手下ともども投獄されることは目に見えてはいるのですがね。
ラケル王子については完全にジャービスの野望に巻き込まれた一人。心からマギアナが王国の繁栄の鍵だと思っていたようで、本人は良かれと思っていたことが悲しい。
彼がジャービスのことを妄信していた原因は引きこもりがちであったために外の世界をあまり知らなかったことなので、旅でもっと外のことについて学んで成長してほしいです。
キミア王女については個人的に好きなキャラクターです。最初からジャービスについては怪しんでいたみたいで、野望を阻止するためアクティブに行動する王女様として動くさまがカッコいいです。
彼女は色違いのサーナイトのトレーナーでもあり、ポケモン諸共もっと活躍を見たかったキャラクターです

そしてロケット団の憎めない悪役感も良かった。最初は私利私欲でジャービスに協力していても、マギアナが苦しんでいるとわかると助けようとするのが、悪役に徹しきれない悪役という感じで好きでした。
ちなみにパーフェクトジガルデも登場しました。
とはいっても、1分あるかないかの間でしたが…10%フォルムはわりと活躍していたのですがね。
ジガルデことプニちゃんについてはもう少しストーリーに関わってくれてもよかったかも。
今年の予告では、珍しく伝説のポケモンが出てきませんでした。アニメ絵でソルガレオとルナアーラが動くところを見たかったので少し残念。
そういえば来年で20作目なんですね。20作目記念ということで超大作になるとのことですが、今年の映画を超えることはできるのかどうか。
来年は10周年の時と同じように、前売券のポケモンを選挙で決めたりして。とはいえ、今年に総選挙やっちゃったし、来年は歴代の主役ポケモンから自由に選ばしてくれたりしたら嬉しいかも。
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