『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』 感想
『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』を見てきました!!
今年も去年同様、公開当日に見に行きました。今作は20周年記念作品ということでいつもと比べるとかなり異色な作品でした。
無印時代のアニメのエピソードがモデルにはなっていますが、舞台そのものが別の時間軸?なので独自設定も多くなっています。
そのため、昔からアニメを見ている方も最近のしか見ていない方も楽しめるようになっていると思います。
劇場配布のマーシャドーも受け取ってきたので情報をまとめます。

また、ゲーム内でマーシャドーを受け取ると専用のZクリスタル「マーシャドーZ」をもらえます。
専用Zワザの名前は「七星奪魂腿(しちせいだっこんたい)」。名前もモーションも超カッコいい。やっぱりこれ見たあとだと汎用のZワザ名はダサく見える…。
©2016 Pokémon. ©1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
映画の感想はネタバレありなので追記から。ストーリーのネタバレもあるため注意!
ここからは『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』の感想です。ストーリーのネタバレを含むので注意。
今作は独自のエピソードにアニメ第1話「キミに決めた!」、第11話「はぐれポケモン・ヒトカゲ」、第21話「バイバイバタフリー」を組み合わせてリブートした感じ。
作中で出てくるサトシのポケモンはピカチュウ・バタフリー(進化前のキャタピー・トランセル)・リザードン(進化前のヒトカゲ・リザード)のみです。少なすぎるようにも感じましたが、手持ちになった全てのポケモンを掘り下げることになると2時間じゃとても足りないので正解かも。
ただ、既にピカチュウとの出会い・2人の仲間との出会い・ヒトカゲの成長・バタフリーとの別れ・ホウオウに関するエピソードを詰め込んでいるためかなり駆け足であると感じました。バタフリーのエピソードは正直なところ省いてもよかったのではないかと思います。
アニメと大きく違うポイントは、カントー(三犬がいるのでジョウト?)にもそれ以外の地方のポケモンを持ったトレーナーがいる、サトシが虹色の羽を拾っている(=虹の勇者に選ばれている)、リザードンが最初から言うことを聞く…などなど。
これ見てアニメはサトシが虹の勇者に選ばれなかった時間軸なのかな、と思ったり。ピカチュウとの出会い~打ち解けまではアニメ1話と非常に近い(カスミとの出会いはないものの)のですが、その後はエリカにストレート勝ちしたりなどアニメのエピソードと異なる点もかなり多いです。
まずはサトシとピカチュウについて。
最初はアニメ同様、寝坊したサトシと気難しいピカチュウとの出会いから始まり、オニスズメの大群に襲われたピカチュウをサトシが庇うことで打ち解けます(そもそもオニスズメを怒らせたのがサトシですが…)。
オニスズメからピカチュウを庇うシーンは終盤のシーンと対になっているのですが、庇われている側のピカチュウの心境が最初と終盤で大きく変わっているのもこの映画の見どころだと思います。
アニメからは性格も少し変わっているようで、私の中でのサトシのイメージは負けず嫌いではあってもポケモンを責めることはしないタイプだったので、クロスに「トレーナー失格だ」と言われた後の悪堕ちしかけたサトシには驚きました。なんだかんだマーシャドーが軌道修正してくれなきゃ危なかったかも。
軌道修正後は再びポケモン思いの純粋なサトシに戻っています。クロスにバトルする理由を聞かれた時に「トモダチになれるから」と言えるのはサトシらしいと思いました。
ピカチュウがしゃべる(正確にはサトシにだけ聞こえた心の声みたいなもの)ことについて、何故か公開前から情報が出回っていて賛否両論ありましたが、個人的にはいい演出だと思います。
むしろ、いつも意思疎通しあっているサトピカ間ではいつも心の声が聞こえている可能性もありそう。
次にオリジナルキャラクターについて。最初はタケシとカスミを差し置いてのオリキャラか…と思っていたのですが、映画を見た後だと良いキャラだったと思いました。
マコトは最初生意気な子だなと思ったのですが、サトシと打ち解けた後は毒がないカスミみたいな感じで可愛い子だと思いました。髪下ろした姿も可愛い。
ソウジは口癖や手持ちのルカリオから勝手にライバルキャラだと思っていましたが、蓋を開けてみるとヒトカゲの手当てをしてくれるなどタケシ枠の面倒見のいいお兄さんでした。
2人とも映画にしか出てこないのが少し残念に思えます。オリジナルエピソードとかでサトシと別れた後の話などの掘り下げをしてほしいぐらいに好きになれたキャラクターです。
ただしライバル枠のクロスについてはあまり好きになれませんでした…。彼の性格は厳選厨とよく言われるシンジをさらにキツくして冷静さを削った感じなのですが、虹の勇者に選ばれなくてサトシに嫉妬して羽を奪った挙句マーシャドーをキレさせたのがちょっと…。
一応後に改心はするのですが、どうしてこんな性格になったかの掘り下げがあれば印象が違ったかもしれません。ヒトカゲに酷いことをしている時点で好きにはなれないけど。
無理矢理カントー組に当てはめると、ソウジ=タケシ、マコト=カスミ、クロス=シゲルになる感じ。一応シゲルについてはゼニガメを持っていったトレーナーが似た髪型をしていましたが本人かどうかは不明です。
最後はマーシャドーについて。映画内では「影より導くもの」と呼ばれ、虹の勇者に選ばれたサトシを影から観察しつつ悪堕ちしかけた時に軌道修正したりと、目立たないながらもサトシを支えていました。
逆にいえば幻のポケモンとしてはかなり地味な役回りでした。タイトルに名前がついていないから主役じゃないのはわかっていたけど、もう少し活躍してくれてもよかったかも。
それと終盤の展開におけるマーシャドーの考えがよくわからなかったのも残念な点。色褪せた羽で触れたのはクロスであることを見ているはずなのに、クロス以外にも襲いかかる理由がわからずモヤモヤ。
一応、悪しき心はホウオウにとって毒であることは作中でも言われているのですが、ホウオウとマーシャドーの関係が明かされておらず、急にトレーナーとポケモンの仲を引き裂こうとしていると言われても何が何だか…。
ピカチュウとのバトルシーンは凄くカッコよかったのですが、融通が聞かない上に理不尽に襲いかかるように見えてなんか凄く悪いヤツに見えてしまいました。
ホウオウに関係するポケモンなら既に三犬がいますし、三犬にマーシャドーの役割を持たせたても良かったのでは?と感じます。その三犬もエンテイはともかく、スイクンとライコウに至っては1分も出番があったかどうかでしたし…。
個人的にマーシャドーの出番は来年に回して主役にして欲しかったかも。来年はまだUSUMあるから第七世代だろうし。
私的には話が駆け足なのとマーシャドーの扱いが気になりますが、感動できるポイントはしっかり感動できるので見て損はないと思います。
本編の話から逸れますが、EDテーマのオラシオンとEDに出てくる時空の塔は別の意味でも私を泣かせに来ました。
…既にダークライから10年も経っていること、既にその時から10歳も歳をとっていること…考えるだけで胸が苦しくなります…。
これはDPリメイクの伏線?DPがポケモン本編の中でも一番好きな作品なので期待しているのですが…。
毎年恒例の来年の予告についてなのですが、今年の予告ではただ2018年にも映画があるよと文字で出ただけで、ヒントになるポケモンの情報が一切なくて残念でした。
USUMやスイッチでの新作辺りも情報が全然ないので、いずれも早く何かしらの情報が欲しいです。
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今年も去年同様、公開当日に見に行きました。今作は20周年記念作品ということでいつもと比べるとかなり異色な作品でした。
無印時代のアニメのエピソードがモデルにはなっていますが、舞台そのものが別の時間軸?なので独自設定も多くなっています。
そのため、昔からアニメを見ている方も最近のしか見ていない方も楽しめるようになっていると思います。
劇場配布のマーシャドーも受け取ってきたので情報をまとめます。

・レベル:Lv.50可愛い見た目と裏腹に優秀な種族値(90/125/80/90/90/125)を持っており、禁止級であることを除けばかなり強力なポケモンです。
・名前:マーシャドー
・性別:性別不明
・親:テンセイざん
・IDNo.:170715
・ボール:プレシャスボール
・もちもの:なし
・性格・個性:ランダム
・出会った場所:○年○月○日ポケモン映画17でLv.50のときに運命的な出会いをしたようだ。
・覚えている技:シャドースチール・インファイト・はっけい・シャドーボール
・持っているリボン:ウイッシュリボン
また、ゲーム内でマーシャドーを受け取ると専用のZクリスタル「マーシャドーZ」をもらえます。
専用Zワザの名前は「七星奪魂腿(しちせいだっこんたい)」。名前もモーションも超カッコいい。やっぱりこれ見たあとだと汎用のZワザ名はダサく見える…。
©2016 Pokémon. ©1995-2016 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
映画の感想はネタバレありなので追記から。ストーリーのネタバレもあるため注意!
ここからは『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』の感想です。ストーリーのネタバレを含むので注意。
今作は独自のエピソードにアニメ第1話「キミに決めた!」、第11話「はぐれポケモン・ヒトカゲ」、第21話「バイバイバタフリー」を組み合わせてリブートした感じ。
作中で出てくるサトシのポケモンはピカチュウ・バタフリー(進化前のキャタピー・トランセル)・リザードン(進化前のヒトカゲ・リザード)のみです。少なすぎるようにも感じましたが、手持ちになった全てのポケモンを掘り下げることになると2時間じゃとても足りないので正解かも。
ただ、既にピカチュウとの出会い・2人の仲間との出会い・ヒトカゲの成長・バタフリーとの別れ・ホウオウに関するエピソードを詰め込んでいるためかなり駆け足であると感じました。バタフリーのエピソードは正直なところ省いてもよかったのではないかと思います。
アニメと大きく違うポイントは、カントー(三犬がいるのでジョウト?)にもそれ以外の地方のポケモンを持ったトレーナーがいる、サトシが虹色の羽を拾っている(=虹の勇者に選ばれている)、リザードンが最初から言うことを聞く…などなど。
これ見てアニメはサトシが虹の勇者に選ばれなかった時間軸なのかな、と思ったり。ピカチュウとの出会い~打ち解けまではアニメ1話と非常に近い(カスミとの出会いはないものの)のですが、その後はエリカにストレート勝ちしたりなどアニメのエピソードと異なる点もかなり多いです。
まずはサトシとピカチュウについて。
最初はアニメ同様、寝坊したサトシと気難しいピカチュウとの出会いから始まり、オニスズメの大群に襲われたピカチュウをサトシが庇うことで打ち解けます(そもそもオニスズメを怒らせたのがサトシですが…)。
オニスズメからピカチュウを庇うシーンは終盤のシーンと対になっているのですが、庇われている側のピカチュウの心境が最初と終盤で大きく変わっているのもこの映画の見どころだと思います。
アニメからは性格も少し変わっているようで、私の中でのサトシのイメージは負けず嫌いではあってもポケモンを責めることはしないタイプだったので、クロスに「トレーナー失格だ」と言われた後の悪堕ちしかけたサトシには驚きました。なんだかんだマーシャドーが軌道修正してくれなきゃ危なかったかも。
軌道修正後は再びポケモン思いの純粋なサトシに戻っています。クロスにバトルする理由を聞かれた時に「トモダチになれるから」と言えるのはサトシらしいと思いました。
ピカチュウがしゃべる(正確にはサトシにだけ聞こえた心の声みたいなもの)ことについて、何故か公開前から情報が出回っていて賛否両論ありましたが、個人的にはいい演出だと思います。
むしろ、いつも意思疎通しあっているサトピカ間ではいつも心の声が聞こえている可能性もありそう。
次にオリジナルキャラクターについて。最初はタケシとカスミを差し置いてのオリキャラか…と思っていたのですが、映画を見た後だと良いキャラだったと思いました。
マコトは最初生意気な子だなと思ったのですが、サトシと打ち解けた後は毒がないカスミみたいな感じで可愛い子だと思いました。髪下ろした姿も可愛い。
ソウジは口癖や手持ちのルカリオから勝手にライバルキャラだと思っていましたが、蓋を開けてみるとヒトカゲの手当てをしてくれるなどタケシ枠の面倒見のいいお兄さんでした。
2人とも映画にしか出てこないのが少し残念に思えます。オリジナルエピソードとかでサトシと別れた後の話などの掘り下げをしてほしいぐらいに好きになれたキャラクターです。
ただしライバル枠のクロスについてはあまり好きになれませんでした…。彼の性格は厳選厨とよく言われるシンジをさらにキツくして冷静さを削った感じなのですが、虹の勇者に選ばれなくてサトシに嫉妬して羽を奪った挙句マーシャドーをキレさせたのがちょっと…。
一応後に改心はするのですが、どうしてこんな性格になったかの掘り下げがあれば印象が違ったかもしれません。ヒトカゲに酷いことをしている時点で好きにはなれないけど。
無理矢理カントー組に当てはめると、ソウジ=タケシ、マコト=カスミ、クロス=シゲルになる感じ。一応シゲルについてはゼニガメを持っていったトレーナーが似た髪型をしていましたが本人かどうかは不明です。
最後はマーシャドーについて。映画内では「影より導くもの」と呼ばれ、虹の勇者に選ばれたサトシを影から観察しつつ悪堕ちしかけた時に軌道修正したりと、目立たないながらもサトシを支えていました。
逆にいえば幻のポケモンとしてはかなり地味な役回りでした。タイトルに名前がついていないから主役じゃないのはわかっていたけど、もう少し活躍してくれてもよかったかも。
それと終盤の展開におけるマーシャドーの考えがよくわからなかったのも残念な点。色褪せた羽で触れたのはクロスであることを見ているはずなのに、クロス以外にも襲いかかる理由がわからずモヤモヤ。
一応、悪しき心はホウオウにとって毒であることは作中でも言われているのですが、ホウオウとマーシャドーの関係が明かされておらず、急にトレーナーとポケモンの仲を引き裂こうとしていると言われても何が何だか…。
ピカチュウとのバトルシーンは凄くカッコよかったのですが、融通が聞かない上に理不尽に襲いかかるように見えてなんか凄く悪いヤツに見えてしまいました。
ホウオウに関係するポケモンなら既に三犬がいますし、三犬にマーシャドーの役割を持たせたても良かったのでは?と感じます。その三犬もエンテイはともかく、スイクンとライコウに至っては1分も出番があったかどうかでしたし…。
個人的にマーシャドーの出番は来年に回して主役にして欲しかったかも。来年はまだUSUMあるから第七世代だろうし。
私的には話が駆け足なのとマーシャドーの扱いが気になりますが、感動できるポイントはしっかり感動できるので見て損はないと思います。
本編の話から逸れますが、EDテーマのオラシオンとEDに出てくる時空の塔は別の意味でも私を泣かせに来ました。
…既にダークライから10年も経っていること、既にその時から10歳も歳をとっていること…考えるだけで胸が苦しくなります…。
これはDPリメイクの伏線?DPがポケモン本編の中でも一番好きな作品なので期待しているのですが…。
毎年恒例の来年の予告についてなのですが、今年の予告ではただ2018年にも映画があるよと文字で出ただけで、ヒントになるポケモンの情報が一切なくて残念でした。
USUMやスイッチでの新作辺りも情報が全然ないので、いずれも早く何かしらの情報が欲しいです。
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