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【Switch】ポケモンレジェンズアルセウス レビュー

2022/01/29
レビュー 0
Switchソフト アクションRPG レジェンズアルセウス
「ポケモンレジェンズ アルセウス」を購入しました。

BDSPと一緒に発表された頃から待ち遠しかった作品です。何ならBDSPよりも楽しみにしていました。
昔のシンオウ地方(作中では「ヒスイ地方」と呼ばれてます)が舞台ということで、現代で言う江戸~明治時代ぐらいの世界観になっています。
開発は本編と同じくゲームフリークですがジャンルはアクションRPG。今までRPG一辺倒だったポケモンシリーズに一石を投じている挑戦作です。
エンディングまでにかかった時間は団員ランク6まで上げて17時間でした。


・タイトル:Pokémon LEGENDS アルセウス
・発売元:株式会社ポケモン
・販売元:任天堂
・開発元:株式会社ゲームフリーク
・対応ハード:Switch
・定価:6570円(税込)
・発売日:2022年1月28日
・ジャンル:アクションRPG
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
・公式サイト:
https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_arceus/ja/

どういう人にオススメ?
・コレクション要素豊富なアクションRPGが好きな人!
・昔のシンオウ地方を旅したい人!

良かった点
・ボールを直接ぶつけたりポケモンの攻撃を回避したりとアクション要素多めで新鮮
・広いフィールドを探索したりライドポケモンに乗って駆け回ったりできて楽しい
・同じポケモンを何回も捕まえたり戦うことで図鑑が完成していく作業感も悪くない
・新種のポケモンやリージョンフォーム(ヒスイのすがた)のポケモンが登場する
・レトロな世界観や本編に出てきたトレーナーの祖先らしき人物が出てくるのも面白い

賛否両論?点
・ポケモン図鑑をある程度埋めないとストーリーが進行しない
・主人公は素では崖も登れないし水に落ちるとすぐ溺れるしで貧弱
・新しく登場したポケモンやリージョンフォームのデザインは微妙な印象のものが多め
・メインストーリーの展開がなろう小説っぽい

備考
・ローカル通信、インターネット通信対応(要:SwitchOnline加入)
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




ポケモンの生き物としての強さを実感できるアクションRPG


本作の主人公はギンガ団(注:DPtに出てくる悪の組織とは別グループ)に所属するフィールドワーカーとしてポケモンを捕まえたり倒していきます。
オープンワールドではありませんが、剣盾のワイルドエリア以上に広いマップが5個用意されているので全体で見るとかなり広大です。
ZRでボールを構え・離すと投げることができるので、野生のポケモンを見かけた時は直接ボールを当てるか・手持ちのポケモンが入ったボールを投げて戦闘フェーズに持ち込む必要があります。
後ろからボールを当てることで不意を取れて捕まえやすくなったり先制攻撃したりできるのでバックアタックも結構重要なポイント。草むらで身をかがめて狙いのポケモンが後ろを向くのを待つのもドキドキして楽しい。
ボールはクラフトで作ったりお店で買ったりで入手可能。お金はポケモンを捕まえた報酬として貰えますが、ボールを買いまくれるほどの余裕は無いので基本的にはクラフトで作るのがオススメ。
ボールの材料であるたまいしてつのかけらはフィールドにある鉱石を・ぼんぐりのみは木を揺らすと入手できます。ポケモンの入ったボールを素材が手に入るオブジェクトの近くに投げることで採取してくれて同時に経験値も得られるので積極的に集めてました。
モンスターボール・スーパーボール・ハイパーボール以外にも、真っ直ぐ飛んでいくフェザーボールフェザーボールよりもよく飛ぶウイングボール重く飛ばない代わりに油断しているポケモンにぶつけると捕まえやすいヘビーボールヘビーボールの強化版のメガトンボールなど投げた時の軌道に個性が出るボールも登場します。
将来的に本作で捕まえたポケモンもHOMEに連れて行けるようになるとのことですが、ボールが反映されるのかどうかでオシャボ勢の反応が変わりそう。
ボール以外にも投げれるアイテムがあって、ポケモンのオヤツとして投げれるもの(きのみ系)や煙幕を貼るモノ(めかくしだま)や疲れさせるモノ(どろだんご)など色々あるのでそれを駆使するのも楽しい。

ただしポケモン側も黙って見ている訳ではなく、主人公を見つけると逃げ出したり攻撃したりしてきます。なので基本は見つからないようにそっと近づいてボールを投げる感じ。
本作のポケモン達は可愛らしさだけでなく野生動物さながらの獰猛さも見せつけてきます。コダックやピカチュウといった可愛さを全面に出してグッズ展開されているようなポケモンでも主人公に攻撃してきたりするのでビビります。
ポケモンの攻撃を受けると画面の周りが墨で塗られるように黒くなっていき、ダメージを受けすぎると主人公が気絶してしまいます。やられた時に所持アイテムの一部を落としてしまい、オンラインの誰かに拾ってもらうまで戻ってこないので注意。
ポケモンによって仕掛けてくる攻撃が異なりますが、どくタイプの技を覚えているポケモンは主人公も毒状態にしてきたりするんで本当に怖いです。特にパラセクトやパラスお前な。
それ以外に高い所から落ちたり・水に溺れることでもダメージを受けます。超高所から落ちると一撃死なのでライドポケモンのウォーグルから降りる際は要注意。
操作性については…正直言うとアクションゲームの主人公としては脆弱な部類に入ると思います。ちょっとした坂も滑って登れなかったり・川に落ちると自力で這い上がったりできず溺れたり…ライドポケモンとの兼ね合いもあるとは思いますが少しはBotWのリンクを見習って欲しかった。
地形的な理由で行けなかった所をライドを使って乗り越えることで今まで見かけなかったポケモンと出会えたりもしますが、ライド無しでも気合いで行けるぐらいの自由度は欲しかったかも…。ストーリー終盤のウォーグルさえ使えるようになったら移動がめっちゃ楽になりますがそれまでが長い。
後はダッシュするのにLスティック押し込みは長時間やるとキツイので変更させて欲しいです。今からでもBでダッシュ・スティック押し込みでしゃがみに変えて欲しい。
一方でYボタンのころりん回避は超有能。転がっている間は結構長い間無敵になるのでアクションゲーム慣れしている人なら不意打ち以外でダメージを受けることはそんなに無いと思います…が、ほとんどのポケモンの攻撃は謎に追尾性能が高くてころりん回避なしだと避けるのは難しいのでRPGしかやってこなかった人にはしんどそう。
どうしても死にまくる…という人はコトブキムラ北西の祠の前にいる老人から気絶しにくくなるお守りを買って持ち歩くの手。ただし持ち物欄を圧迫するのでポーチを拡張してからでないとそれも厳しいかも。
ライド中の操作に関してもアヤシシに乗っている時にボールを投げれないのが残念です。イダイトウに乗っている時は普通にボールを投げれるのにアヤシシはいちいち降りて採取やバトルしないといけないのが面倒。

ちなみに、今作の図鑑には「研究レベル」というものがあって単に捕まえるだけでは完全な情報が載りません。研究レベルは同じポケモンを一定数捕まえる・特定の技を使っているのを見るなどのタスクをこなすと上がっていき、博士に報告してレベル10になるとそのポケモンのページは出来上がり。
ある程度図鑑を埋めて団員ランクを上げないとストーリーが進みませんが、ポケモン図鑑を埋めるための作業はめんどくさく感じつつも割と好きです。というかポケモンを捕まえまくるのが楽しい。
ピカブイやGOにもあったポケモンの身長体重の個体差システムも搭載しているのはちょっと嬉しかったです。より大きかったり小さかったりするポケモンを集めたくなりますし同種間でも見た目に個性が出て愛着が湧くので好き。
また、通常のポケモンよりも大きくレベルの高いオヤブンと呼ばれるポケモンもいます。強敵ですが、倒すと経験値アメをドロップしたりもするし弱らせたら捕まえることもできちゃいます。
今作では相手のレベルが高すぎでも捕獲すること自体は可能な代わりに、団員ランクが低いと自分のポケモンであっても言うことを聞いてくれません(レベルアップで規定レベルを超えた場合はセーフですが、捕獲時点でレベルが高すぎるとアウトというルール)。
剣盾では高レベルの野生ポケモンは捕獲チャレンジすらできなかったのが一応は捕まえられるようになっただけでも改善点。ケムリ玉隠蔽+ヘビボで背後を取ればオヤブンもバトルなしで捕まえられたりもします。
中には通信交換でしか進化しないポケモンもオヤブンで登場することがあるのでよくGETチャレンジしてます。オヤブンは一度倒したり捕まえたりしてもしばらくするとまた湧いているので無限湧きっぽい。
ちなみに、進化条件は本編と同じですが条件を満たせばレベルアップを挟まなくても任意のタイミングでできるようになりました。多分進化前ポケモンの研究レベル上げがまだなのに進化してしまうのを防ぐための仕様だと思われます。

戦闘システムについても新しい仕様が多め


野生ポケモンの近くで手持ちのポケモンが入ったボールを投げると、今までのポケモン同様のRPG形式の戦闘に持ち込めます。
攻撃してくるポケモンに主人公が見つかってしまうとボールをそのままぶつけても弾いてしまうので、戦闘に持ち込んで相手を弱らせてから捕まえる必要があります。
ポケモンを捕まえたり素材を集めているだけで手持ちに経験値が入るのでレベリングしやすい代わりに野生のポケモン1匹1匹が強いというバランスになっているようで、今までの野生ポケモンと同じ感覚で戦っていると攻撃を痛く感じる場面が多め
野生ポケモンと戦う時は周りに他のポケモンが居ないところまで誘導してから戦わないと取り巻きも参戦して1vs多数になりかねません。こっちの出すポケモンは増やせないし全体技という便利なものも存在しないので1匹ずつ倒さないといけないしで同時に複数体と戦うメリットは0。
新要素として火力が上がる代わりに次ターンのすばやさが遅くなる力業火力が低くなる代わりに次ターンのすばやさを上げる早業というシステムも追加されました。ただ使い所が結構難しい印象。
力業と早業は野生のポケモン含めて相手も使ってきます。早業→力業でゴリ押して来ることもあってかなり削られる場面も少なくないです。
また、技の効果が本編とは違う物が多い・特性も一部を除いて持っていない・持ち物システムが無い・ねむり状態がねむけ状態(確率で行動不可)になっていたり・こおり状態がしもやけ状態(やけどのような継続ダメージ)になっていたり・すばやさの差があると2回連続で攻撃できたり・個体値システムがない・努力値ががんばレベルというものになっているなど、システムの変更点も非常に多いです。
ちなみに戦闘中も主人公は移動ができますが、技にあたってもダメージは無いので見る視点を変えるぐらいの要素です。途中でトレーナーにダイレクトアタックを仕掛けてくるポケモンはいないのでご安心を。
他のトレーナーとのバトルもありますがあくまでもオマケと言った感じ。ストーリー中に30回行くかぐらいの回数しか戦いませんし、通信による他プレイヤーとの対戦についても実装されていません。
まあ通信対戦ができてもこのシステムだと、すばやさの高いポケモンか防御力があって耐久できるポケモンしか人権が無さそうなので無くてよかったかも。

ストーリー中ではキングポケモンと呼ばれる巨大なポケモン達の暴走を沈めるバトルも行います。

キングポケモン達は言わばサンムーンに出てきたヌシみたいな存在なのですが、その戦い方はなんと主人公がシズメダマというアイテムをぶつけまくるというものでガッツリとアクションしてます。
相手がダウンしないとRPG戦闘に持ち込めませんし、攻撃も回避無しではまず避けられないようなものばかりなのでRPGしかやらない勢はかなりしんどい場面だと思います。その代わりか、救済処置として一度負けてもある程度ゲージを減らせていれば再挑戦時に減らした分を引き継げます
実は無理にRPG戦闘に持ち込まなくてもシズメダマをぶつけ続けたら倒せてしまいます。キングを祀る場所に行けば再戦もできるしシズメダマ縛りも楽しいかも。



新ポケモンは賛否両論なデザイン多め


本作には「ヒスイのすがた」と呼ばれるリージョンフォームのポケモン・新しい進化系が追加されています。アヤシシ発表時から新しいポケモンが出るとなるともうワクワクが止まりませんでした。
しかし、実際に蓋を開けてみると新しく追加されたポケモンはデザインの癖が強く好き嫌いがハッキリ別れそうな感じの物が多いです。
初めて見た時は私も「なんだこれは…」と思ったデザインのポケモンが少なくなかったです。まあでもよく見ると味のあるデザインの方が多いというかもう慣れた。
今作で追加されたポケモンはアヤシシ・イダイトウ・バサギリ・ヒスイウォーグル・ヒスイガーディ・ヒスイウインディ・ヒスイビリリダマ・ヒスイマルマイン・ヒスイゾロア・ヒスイゾロアーク・ガチグマ(リングマの進化系)・ラブトロス(新伝説)・白すじのすがたのバスラオ・ヒスイニューラ・オオニューラ(Hニューラの進化系)・ヒスイハリーセン・ハリーマン(Hハリーセンの進化系)・ヒスイドレディア・ヒスイヌメイル・ヒスイヌメルゴン・ヒスイクレベース。
個人的な感想ではアヤシシやイダイトウやヒスイゾロアークなど発売前に公開されていたのはほぼ全部好き、発売ちょっと前にシルエットが公開されたヒスイ御三家の最終進化も好き、ヒスイヌメイルとヒスイヌメルゴン・ヒスイニューラとオオニューラ・ガチグマも結構好き。
ヒスイドレディアは妙に長い足とエイリアンみたいな目が怖くて「えっ…これドレディア…?」という感想でした。動くと可愛いんだけど静止画だと元の姿とギャップがありすぎてちょっと不気味、でもそろそろ慣れそう。
新伝説のラブトロスも最初はギョっとしましたが、元ネタ(弁財天+玄武?)を考えると味のあるデザインだと思いました。
癖が強いものは多くても、剣盾のカセキメラ以上の嫌悪感を感じるものはありませんでした。てか未だにカセキメラには慣れてない…。
▼ストーリーのネタバレ注意!(触ると開きます)

ストーリーはなろう系のテンプレっぽい

対人戦がなくソロ要素重視のゲームということで、ストーリーもわりかし期待していましたが個人的には微妙でした。
というのもなんか要所要所になろう系小説のテンプレっぽい展開があるんですよね…個人的になろう系は特にオレつえーモノと追放モノが地雷なので避けているジャンルでしたが…。
▼ストーリーのネタバレ注意!(触ると開きます)

でも先祖と思わしきキャラクターがたくさん出てくるのは面白いと思いました。なんとなく面影があったりで推測するのも楽しかったです。
キャプテン達や店番のキャラも濃いし、特にコンゴウ団ボスのセキとシンジュ団ボスのカイは見た目も性格も2人の掛け合いも好き。
レトロな世界観もいい感じ。特にGET成功時に花火が上がるボールは演出もデザインも可愛いと思いました(花火用の火薬はどっから来たんだろう…)。
一応のエンディングを迎えてもメインストーリーはしばらく続きます。ディアパル以外の伝説ポケモンやアルセウス・連動特典のシェイミやダークライもエンディング後に入手できます。
やり込み要素としてサブミッションも100個近く用意されていたり、ミカルゲ入手のためのともしび集めやアンノーン集めがBotWのコログ探しみたいな要素になっていたりと、コレクションするタイプのゲームが好きなら結構遊べそうです。



総評:ポケモンのアタリマエを見直した挑戦作

ACTパートはしっかりアクション・RPGパートはしっかりRPGしてるし、図鑑を埋める作業や世界観など楽しい要素も多く個人的には良作だと思います。
ただ、間違いなく意見が別れそうな要素も多い(特に新ポケモンやストーリー)ので人によって合う合わないはハッキリ出そうな作品でもあります。
でもレジェンズシリーズとして本編とは別に作っていってほしいぐらいには楽しかったです。次はホウオウがテーマとかはどうでしょう。
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