3秒でげーむおーばー。

【Steam/Switch】ポムポム:うちゅーで大レスキュー! レビュー

2022/10/30
レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト アクション
「ポムポム:うちゅーで大レスキュー!」を購入しました。

スーパーマリオワールドにそっくりなグラフィックにつられて購入しました。キャラクターデザインを見て国産インディーかな?と勝手に思っていたのですが、調べてみると製作者さんはアメリカの方だったのに驚きました。
中身はただの2Dアクションゲームではありません。プレイヤーが動かすのがキャラクターではなく地形の方で勝手に歩いている主人公をリアルタイムでサポートしていかないといけない、というありそうでなかった一風変わったシステムになっています。
クリアまでにかかった時間は11時間程。色んな救済処置に頼っても中々に歯ごたえのある難易度やった…。

・タイトル:
ポムポム:うちゅーで大レスキュー!
・発売元:PID Games
・開発元:TOMO CAMP
・対応ハード:PC(Steam)/Switch
・定価:
-Steam版:1010円(税込)
-Switch版:1200 円(税込)
・発売日:
-Steam版:2022年3月14日
-Switch版:2022年10月25日
・ジャンル:パズルアクション
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© Plug In Digital. All rights reserved.

どういう人にオススメ?
・アクションゲームもパズルゲームも好きな人!

良かった点
・スーパーファミコンの名作をリスペクトしたグラフィックが可愛い
・勝手に歩いていく主人公をオブジェクトを動かしてサポートする独特なシステム
・難易度は高いがチェックポイントの多さと遊びやすくするオプションで助けてくれる
・新しいギミックがどんどん出てきて飽きない

賛否両論?点
・新ギミックの使い方を看板なりで教えて欲しかった
・長時間遊び続けていると重くなってきてタイミングがズレたりする(Switch版のみ?)

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)


ポムポムの冒険を手助けしてあげよう


主人公のポムポムはハムスター。宇宙ネコ海賊団に攫われてしまった飼い主のホシくんを助けるために8個の星を舞台に冒険することになりました。
攫われた人物を助けるというあらすじから既にマリオっぽいかも?と思わなくもない所ですが、実際に2Dマリオ(特にスーパーマリオワールド)の影響を受けていると思われる要素がとても多いです。見た目も詳しくない人が見るとキャラクターだけを差し替えただけにも見えてしまうぐらいにSMWです。
グラフィック面では背景・青色のしましま模様のブロック・ジャンプ台のデザインなど、演出面では8個のワールドで構成されている世界・看板を調べた時のメッセージの出方・ストックされているアイテムが表示される枠・ボスを倒した後に表示されるあらすじなど、細かい所まで挙げていくとキリがないぐらい似ています。
一方でSMW以外のゲームを参考にしたと思われる要素もちょくちょく見られます。ワールド突入時に流れるムービーはカービィっぽいし・トロッコに乗って進んでいくステージはスーパードンキーコングが元ネタっぽい。
ストアページで「スーパーファミコンの名作や、レトロな16ビットの時代への愛らしいトリビュート」と白状していたりもするので、単なるパクリでは無く好きだからこそのリスペクトという感じ。実際可愛いグラフィックですし製作者さんの愛も感じられて好き。
オプションに線を滑らかにする機能もあったりするので、ドット絵のままにするか滑らかにするかはお好みでどうぞ。個人的にはドット絵の方がリスペクト元に近くてオススメ。

見た目はSFCの名作ほぼそのまま。でもゲーム性はちゃんとユニークなものになっていてプレイヤーが動かすのはポムポムではなく足場となるオブジェクトの方です。
ポムポムは足場が続く限りまっすぐ進み続けて・足場が途切れていたり段差にぶつかるとジャンプする・行き止まりにぶつかったら進行方向を反対に変えるというシンプルな動きしかしません。目の前に敵がいても避けたり止まったりは一切しないので、足場を置くなりしてぶつからないようなルートを作ってあげないとポコっとやられてしまいます。
基本的にはプレイヤーが直接ポムポムの動きを制御することはできなくて、オブジェクトを配置したり・ボタンやリフトを操作して落ちないように間接的に支えてあげる必要があります。直接働きかけられる場面はウィップによるターザン式移動を指示する所ぐらいです。
拾ったオブジェクトは使用回数制限が設けられている事がほとんどで、一度置いたオブジェクトを除去することもツルハシを拾っていない限りは不可能です。置きミスしてしまって数が足りなくなったり・ひっかかってやり直し…なんてことも割とよくあるので、急ぎつつも正確に配置していかないといけません。
速度はそこまで早くないとはいえ、常にスクロールしている画面上でリアルタイムにミスなく置いていくのは至難の業。そこで役立つのがZLを押している間だけ時間を止められる機能。
時間を止めている間は画面上部のゲージが減少していって尽きてくると動き出してしまいますが、使っていない時はすごい勢いでゲージが回復するのでほぼ止め放題といっても過言ではありません。これを使わないでエンディングまで進めるとなるともはや無理ゲー。
ボタン操作以外にタッチやポインターでの操作にも対応しています。ボタンとタッチの両方を組み合わせて操作することもできるので、オブジェクトを配置するのは画面タッチ&時間を止めるのはZLボタンというやり方が私のオススメ。
奈落に落ちたりダメージを受けてもチェックポイント毎に1~2回だけシャボン玉で救いあげてくれます。シャボン玉に入っている間は無敵状態でしかもカーソルの位置を追従して移動してくれるので、ほんの少しの間だけゴリ押しも可能。
また、道中には結構な頻度でチェックポイントが置かれていて、やられた時はそこから再スタートします。残機システムもなく気力が続く限りはやり直し放題。
…やたらサポートが手厚い所から察した人も少なからずいると思いますが、本作の難易度はシンプルに高いです。デスカウンターは無いけど多分100~200回はやり直しているはず。
デフォルト設定ではシャボン玉レスキューが1回だけですが、1回だとエクストラハード・2回にしてようやくハードと言える範疇になるぐらいには難しいです。もし緩和できなかったら途中で折れてたと思うレベル…。
+ボタンのポーズ>なんいどの中にあるスリーヒットモードの項目にチェックすることでダメージを受けられる猶予を2回に増やせます。それでも厳しいならフリーズできる時間を伸ばして後は慣れでどうにかするしかないですが、プレイヤー側である程度難易度を調節できるようになっている所は優しさを感じるポイント。

コース毎に変われば新しいギミックがお出迎え


やりごたえのある難易度に加えて、出てくるギミックがとても豊富で最初から最後まで楽しませてくれる作りになっている所もGood。
最初の3ステージぐらいまではチュートリアルも兼ねて普通の足場とジャンプ台ぐらいしか出てきませんが、その後は1コースに1つぐらいの勢いで新ギミックが登場します。慣れてきた?と思っても、すぐまた新しいギミックが出てくるので気が抜けなくて飽きません。
勝手に上昇していく風船だったり・食べると走り出すトウガラシだったり・ふわふわ降りていく傘など、見た目も内容もユーモラス。たった1コースにしか出てこないギミックも少なくなく、かなり贅沢な作りとなっています。

難点は新しいギミックが出てきた時に説明が無く、使い方がパッと見ではわからないことがある事。足場になってくれるマンボウは最初背景かと思っていましたし、吊り橋やハサミもコース中盤まで進んでから使い方を理解しました。
複雑な操作を要求してくるギミックは無いので文字がなくとも使い方を察すること自体は難しくはありませんが、スタート地点近くに使い方を書いた看板を置いていてくれたらありがたかったかもとは思います。
個人的に未だによくわかっていないのが大砲の仕様です。ポムポムが発射されてからしばらくは新規にオブジェクトを置くことができなくなるのですが、どのタイミングで制限が解除される仕様なのかハッキリとわからないせいで複数の大砲を乗り継いで進むコースはミスしまくりでした。
すぐ置けるようになることもあればポムポムが画面外に落ちる寸前まで置くことができなかったりで、何回試しても距離による制限なのか時間による制限なのかも曖昧でモヤモヤしています。8-1はあまりにも難しすぎて一時的に置けなくなること自体がバグなのでは?と疑ってしまうレベルで大苦戦。
また、これはSwitch版だけの不具合かもしれませんが長い時間リセット無しでプレイを続けていると重くなってきます。長く遊んでいると重くなって本体再起動で治るというのはSwitchのインディーソフトあるあるですが、本作のシステムを考えると結構な問題点。
というのも、重くなってくると同期するはずのポムポムの動きと敵やオブジェクトの動きがズレるようになってくるからです。本来ならプレイヤーの介入なく乗り継げるはずの足場を踏み外したり・当たらないはずの敵に当たったり・ポムポムが崖にぶつかっても踏み切らないことが起こったりして、無駄なやり直しをさせられることが増えてきます。
定期的に本体の再起動をやっていれば防ぐことはできますが、難易度の高さから同じコース内で何回もやり直すことが多く・その間に重くなってしまうと処理落ち解消のために再起動するにもコースの最初からやり直さないといけなくなる…なんてことも起こりえます。というか実際に経験しました。
Switch版を遊ぶ場合は30分~1時間に1回ぐらいは本体の再起動をしながら遊ぶことをオススメします。相当長時間遊び続けないと支障が出るほどまで重くなりませんが、ドツボにハマって何回もやり直す可能性が普通にあるので念の為。

ボス戦もあったり、コインやニンジンを集める収集要素もアリ


各ワールドの最後には宇宙ネコ海賊団の幹部が乗った飛行船が鎮座していて、7匹いる幹部を全員倒すことでようやくラスボスのキャプテン・キャットがいるワールド8へ行けるようになります。
幹部を倒さずとも途中で新しいワールドが解禁されることもあるのですが、最終的には全てのワールドの全てのコースをクリアする必要があるので片っ端から潰す勢いでいけばOK。
ボス達との戦い方も1匹1匹違ってくるので毎回苦戦することに。歩いているだけのポムポムを攻撃から守りつつボスを踏ませたりカンテラの近くまで誘導しないといけない難関ですが、やられてもボス戦の最初からやり直しできるので相変わらず再挑戦はしやすいです。
大体のボスは4回踏めば撃破となります。ここは任天堂のゲームあるあるの3回じゃないのね。

他にも、道中のコインニンジンを集めるチャレンジコンテンツも用意されています。クリア率にもガッツリ関わってくる要素なので、できればコンプリートしていきたい所ですが元から高い難易度がさらに上がるので中々厳しい。
コインは1回の挑戦で全て取らないといけなくて、後から取っていない所だけ取れば大丈夫という形式ではないので特に大変です。中にはゴールゾーンの奥に通路があってそこにコインが置けれているケースも。
最初のうちはポムポムにコインを取らせること自体が難しいので、あえてミスしてシャボン玉の状態でコインを拾わせるなんて強引な方法に頼ってました。そこまで順調に来ていたのに取り逃した時はやむなし!
ニンジンの方は集めた数を集計してくれて、ゲームゾーンのミニゲームの解禁に使うことができます。ただ集めるだけでなくボーナスもあるのは嬉しい要素。
ミニゲームは全4種類。モグラ叩きっぽいトレジャーラン・神経衰弱のポムポムたいせん・落ち物パズルのポムトリス・ポムポムサーフィンが収録されています。
解禁に必要なニンジンの数は余裕を持って設定されているので、全て集められていなくても全ミニゲームの解放も可能です。疲れた時の息抜きにいいかもしれません。



総評:プレイヤーは縁の下の力持ち!新感覚の2Dパズルアクション

主人公のポムポムを直接操作するのではなく、地形を配置したり仕掛けを動かしてサポートしていく新感覚なアクションゲーム。
自分で制御できない主人公に終始困らせられまくります。主人公や敵の動きを予測して未然に事故を防がないといけないのは正直難しかった…。
でも、チェックポイントが要所要所に置かれていたり・残機がなくリトライがスムーズだったり・ルールを緩和できるオプションが備え付けられているなど、プレイヤーの方を向いた仕様も多くて理不尽さはほとんど感じませんでした。
最初から最後の方まで新ギミックが絶えず出てくる所も、飽きないだけでなく使い方を悩まされるのが楽しかったです。ボスとの戦い方も似ているようで1匹ずつ違う所も良かったポイント。
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