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【マルチプラットフォーム】『Potion Permit』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2023/02/20
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム XboxX|Sソフト Switchソフト PS4ソフト PS5ソフト シミュレーション
『Potion Permit(ポーションパーミット)』を購入しました。

かなり前から気になっていて、日本語版が発売されるのを待っていた作品です。生活シミュレーションに素材を集めて薬を作ったり・診察所を経営したりといった独自要素が追加されています。
自分の仕事をしつつ住民との交流を深めていくゲーム性は牧場物語などと似ている所がありますが、本作はどちらかというとコミュニケーションや物語に焦点を当てているように感じました。一方でコンテンツの数はかなりこぢんまりしている印象。
エンディングを見る・全ての植物を復活・恋人を作る段階までプレイして25時間程度。この手のゲームとしては時間的余裕がある作りのおかげで疲れにくくのんびり遊べる作品でした。

任天堂の公式オンラインストア。「Potion Permit ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
特効薬を調合し、村の住人を救え!
ムーンベリーの住民は治療を必要としており、あなたがここ一番の薬剤師なのです!頼りになる道具や醸造大釜を駆使し、犬の仲間を傍に連れたあなたは、この自由なシムRPGで症状を診断し、材料を集め、薬を作って病気を治療しなければなりません。
・タイトル:Potion Permit
・発売元:
PQube(海外版) / Phoenixx(日本語版)
・開発元:MassHive Media
・対応ハード:
PC(Steam)/XboxX|S/Switch/PS4/PS5
・定価:
-Steam版:2080円(税込)
-XboxX|S版:2350円(税込)
-Switch/PS4/PS5版:1980円(税込)
・発売日:
-Steam/XboxX|S版:2022年9月22日
-Switch/PS4/PS5版:2023年2月9日
・ジャンル:薬師シミュレーションRPG
・IARC:12+(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© 2022 Developed by MassHive Media.
Published in Japan and Asia by Phoenixx Inc. under license from PQube Ltd.
・公式サイト:
https://phoenixx.ne.jp/work/potion-permit/

どういう人にオススメ?
・自然豊かな島で生活したい人!
・薬師の仕事をやってみたい人!

良かった点
・薬師として仕事しながら生活するゲーム性がユニーク
・薬作りも診断も基本失敗しない難易度な上にファストトラベルが有能で時間的余裕も大きめ
・友情イベントがどの場所でどの時間帯に発生するか掲示板に載せてくれる
・緻密なドット絵で描かれた世界がナチュラルに動くのが可愛い

賛否両論?点
・主人公と犬の名前にアルファベットしか使えない
・ちょくちょく挟まるミニゲームが作業的
・料理の回復量が食べるまでわからない

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




薬師の仕事は意外とのんびり

主人公(名前変更可)は薬師。自然豊かながらも前任の薬師がやらかしてくれたおかげで薬師アレルギーだらけなムーンベリー島に、市長の依頼と委員会の推薦を受けてやってきました。
前任者がいなくなってから主人公が来るまでの間この島では病気やケガを治すのに自然療法を用いてきたらしいのですが、マイヤーの子どもであるルーの症状が中々治らないことを悩んで断腸の思いで薬師を頼ってきたとの事。ルーの治療を成功させると他の住民もクリニックに訪れてくれるようになります。
最初に主人公の見た目と名前を設定しますが、主人公とペットの犬の名前にアルファベットしか使えないのはちょっと残念なポイント。他のキャラクターはカタカナに訳されているので主人公も合わせたかったです。

主人公の1日は(患者が来た場合は)診断と治療・薬の材料集め・住民とのコミュニケーションで費やします。薬師として毎日を過ごす生活シミュレーションというのはかなりユニークなゲーム性と言えます。
時間システムは牧場物語に似ていてリアルタイムとは別に流れて曜日もありますが、季節や日付の概念はオミットされていて特定の日付にのみ開催される祭などはありません。1日は朝6時からスタートして、現実の約8秒で10分経過するペースで時間が進んでいきます。
ベッドで寝る・またはHPが尽きるか夜2時まで寝ないでいると気絶してしまい、自動的にセーブされ次の日に移行します。後者の方法で日付を跨いだ際は寝坊して昼12時からのスタートになってしまうので、敵の攻撃には気を付けつつ夜はしっかり寝ましょう。
スタミナが存在しますが、本作のスタミナは使い切っても気絶はせず道具を使うことができなくなるだけです。HPとスタミナは料理を食べるか・ヤナギの湯にて温泉に浸かると回復できます。
朝起きたらまずは患者が来ていないかをチェック。クリニックに患者が運ばれてきている場合は朝一でサイレンの音が響くので自ら見に行かずとも判別可能です。
サイレンがなっている場合は家の隣に建っているクリニックにて患者が既にベッドに寝かされているので、症状を聞いて診断スタート。違和感を感じる場所を1つずつチェックしていきます。

患部を調べてどういう症状かがパッと見でわからない場合は診断と称したミニゲームが挟まります。ここで行うミニゲームは流れてくるボタンをタイミングよく押す・指示を覚えてボタンをその通り押す・流れてくる障害物にぶつからないように避けていく物の3種類。
正直に言うとこのミニゲームはそこまで面白いものではなく作業的です。仕事なので仕方ないのですが如何せんやる回数が多くなるので、2〜3回以上見た事がある症状はミニゲーム無しで診断できる仕様でも良かった気がします。
ただ、たまにミニゲーム無しでも診断できる症状があって、それがどういう条件で即診断可能になるかは謎でした。もしかしたら、たくさん見た症状ほど確率で即診断できるようになる仕様はあるのかもしれません。

症状がわかれば作るべき薬もわかるので、ここで一旦家に戻って鍋で薬を作ります。こちらの作業は型はめパズルになっています。

材料によってピースの形が違っていて、全ての穴を埋められると薬が出来上がります。材料にはの属性が付与されていて、薬によっては特定の属性のみしか使えない縛りがある事も。
最初は5個しか材料を入れられませんが、鍛冶屋で鍋を改造してもらうことで1個ずつ容量が増えていきます。薬師レベルを上げるための課題になるポーションやイベントで作ることになる薬はかなり複雑なレシピになっているので、困った時は鍋のパワーアップを検討することに。
薬ができたら患者に投与したり・ポストに入れて売ったり・イベントで手渡したりできます。金策も基本的には薬で行いますが、同種の薬を5回作るとレシピ保存機能が解禁されて素材を登録しておくだけでパズル無しで調合できるようになるのは便利。
全ての患部を治した時点でその人は治療完了となり、治療の報酬としてお金・ムーンクローブ・信頼度を得ることができます。その後はほっといても問題ありませんが次の日にならないと退院はしないため、治したその日はそのキャラに関わるイベントが発生しないのは注意点。
患者を治す業務には4日間というタイムリミットが設けられていて、期限が来る前に治せないと治療失敗となり信頼度が下がってしまいます…。期限内に治せなかった時は代わりに島医師のマテオが治してくれるとの事でその島民が居なくなったりはしないらしいのですが、薬師の看板を掲げている以上は責任を持って治してあげないといけません。
失敗が許されないと言われると難しそうに思えますが、真面目にやっていれば失敗する方が難しいぐらいには簡単なのでご安心を。ちゃんと取り組んでいればすぐ治せますし、基本的に患者は1日に1人しか来ないのでそこまで忙しくもなりません(一度だけイベントか何かで6人同時に運び込まれたことがありましたが…)。

患者がいないか治療が終わった後は薬の材料集めに野原に出向くのも薬師の仕事の一環です。オーガニックにこだわる島民が多い環境だからこそ、島の自然から手に入る材料のみを使う事が信頼を得る1つの手段となっています。
薬の材料として使えるもの全てが自然の花・木・石・モンスターから入手できます。次の日になれば全てのオブジェクトとモンスターが復活しているので持って行けるだけ持って行っても大丈夫。

花や草はカマ・木はオノ・岩はハンマーという感じに適正ツールを使わないと傷ひとつ与えられません。モンスターへの攻撃は基本どの道具でもできますが、オノやハンマーで装甲を破壊しないと攻撃が通らないヤツがいます。
モンスターについてはこちらが攻撃しない限り無害なのもいれば、向こうから攻撃してくる危険なのもいて多種多様。Bでころりん回避ができるようにはなっていますが、主人公側の耐久値が最初から高めになっているので戦闘はそこまで難しくありません。
道具も鍋と同様に鍛冶屋でパワーアップ可能。先に進んでいくと草木や岩やモンスターが硬くなっていくので、道具も良い物に変えていかないと大変になっていきます。
ファストトラベルがマップを開くだけでどこからでも時間経過無しで移動できる超有能なので時間管理に関してはとても緩いです。持てる材料の種類数に限界がないというのもインベントリの整理要らずで片付け苦手マンにとっては楽な仕様。
最初に行けるのは野原のみですが、テストを受けて薬師レベルが上がると行ける場所が増えていく形式。そのテストを受けるためのフラグとして前にいた薬師の実験によって失われた植物を復活させる必要があります。
植生復活イベントは比較的時間がかかるイベントで大変ではあります。しかし、行ける場所を増やすためにも・薬の材料を取り揃えるためにも積極的に進めていくことをオススメします。
それ以上に次の地域に行くための修理イベントの方がお金も材料も時間もかかって大変です…。金策に関しては結構シビアで、治療以外には薬を作ってポストに入れて売るか・市役所で受けられる依頼をこなすかの2つが稼ぎ口になっていて、アルバイトで稼ぐ方法も用意されてはいますがミニゲームが面倒な割に全然稼げないので基本的にスルーしていました…。
薬を作るにしろ依頼をこなすにしろ道具をパワーアップさせるにしろ素材の収集は必須になってくるので、アイテム集めに出向く機会は自然と多くなります。私の場合は朝一で素材集めに行く→10時半ぐらいに一度街へ戻って住民に挨拶回りしたり友情イベントを見る→ヤナギの湯でスタミナ回復→夕方や夜にもう一度素材集めに行く→寝る直にイベントで必要な薬を作るというルーチンで動いてました。

薬の素材をお金で買ったり・家具を買って寝室を飾り付けたり・材料を買ったり採ったりして家で料理を作る要素もありますが、やるメリットがあまり大きくなく、金銭面でもそこまで予算が回らないのでほとんど触れられませんでした。薬の材料は枯渇しがちになる一方で料理の材料となるじゃがいもやショウガが余りがちになっていたので、料理も薬同様に出荷できたら良かったのにとは思います。
料理のメリットが少なく感じるのは主人公が食べる用にしか使えない上に回復量が食べるまでわからない事も原因です。どれでHPが回復してどれでスタミナが回復するのがわからず適当に食べないといけなくて、めんどいから回復は温泉だけでいいや!と思ってました。
それ以外にできることと言ったら釣りぐらいで、生活シミュレーションゲームとしては小さめにまとまっている作りです。やることが限られている事は一概に悪い事だとは言えなくて、ルーチンを決めやすく忙しさを感じにくくのんびりと遊べるので私の性には合っていたと思える作品でした。
診察と治療という最優先でやらないといけないことがある点も、todoリストの優先順位を付けやすく個人的には助かりました。好き勝手に暮らせるゲームも好きではありますが、自分で何をすべきか考えないといけないのって意外と難しくて疲れるので…。

最初は冷たかった島民達も少しずつ認めてくれるようになる


ムーンベリー島には33人の島民が暮らしており、それぞれが仕事をしたり遊んだり隠居したりと悠々自適に暮らしています。キップスというネコも住民扱い。
しかし主人公は余所者ということで何もしなくとも肩身が狭い立場。オマケに前に薬師をしていた人物が色々やらかしてくれたおかげで、都から来た薬師という存在そのものが島にとって忌むべき者となっていて0どころかマイナスからのスタートになっています。
そのせいで来たばかりの時の島民の反応はめちゃくちゃ冷たいです。その冷たさは絶対零度級で、こちらから話しかけても「薬師とは会話しない」「時間が無いからあっち行け」「信用していないから出ていけ」など辛辣すぎるセリフばかりでこの島での生活は無理そう…と折れたくなるレベル。
しかし悪人と言えるような人はこの島にはいなくて、ルーの治療に成功した段階で少し認めてくれて、大多数のキャラがよそよそしさを感じさせつつも普通に会話してくれるようにはなります。最初のあんまりな対応からは手のひら返しにも思えてしまうぐらいの変遷ですが、とりあえずでも話してくれるようになったのは嬉しかったです。
友好度が高くなるにつれて主人公に対する反応がどんどん変わっていって、最初の頃は話してはくれるけど嫌味やちくちく言葉ばかり言ってくる人も最終的には素直に接してくれるようになっていきます。中でもマテオは島医者としての矜恃もあって主人公を酷く嫌っており中々信頼してくれませんが、そんな彼ですら諦めずに話しかけていればちゃんと打ち解けられます。
ただし油断はできなくて、その後に治療に失敗して信用度が下がった場合は元の反応に戻ってしまうのだと思われます(実際に試したわけではなくヘルプからの推測ですが)。前任者のせいで背負わされたカルマが重すぎると思いましたが、島を探索すればする程に爪痕の深さがわかってきて島民に同情してしまうように…。

左上の薬師バッジの下に表示されている信頼度がサムズアップしている時のみ1日1回の会話とプレゼントで友好度が上昇します。友好度メーターがMAXになると一旦ロックがかかり、友情イベントをこなした後に解錠されまた上げられるようになる仕様。
プレゼントできる物はムーンクローブただ一つ。住民ごとの好き嫌いを試さなくてもいいのは楽で助かりましたが、料理や素材をあげて反応を見れると良かったかもと思わなくもないです。
ムーンクローブは基本的に診察のお礼として貰えるので、集めやすくもないけど極度に手に入らないわけでもないアイテム。日さえ重ねていけばそれなりには集まります。
友情イベントが発生する状況になれば島の掲示板に張り出してくれるので、掲示板の上に<!>マークが出ている時は要チェック。会話シーンを見る以外に素材や薬を持ってこないといけないお使い形式のイベントもありますが、キャラの深堀りが報酬で付いてくるのでやっていて楽しいお使いでした。
その友情イベントの中身も暖かったりしんみりするものばかりで、見ていて優しい気持ちになれるものが多いです。自分のためではなく親しい誰かのために何かしたいという内容が多いのでこちらもできることなら是非協力したいと思えましたし、個人的にはファームハウスの家族の話とオットマーとレアノの話が特に好き。
友情イベントをクリアし続けると次のエリアに行かないと手に入らない素材が必要になったりもするので、ゲーム進行に合わせてキャラの掘り下げも可能になる作りになっています。島民達のことを知るためにも植生復活イベントと修理イベントの重要度は高。
恋愛要素も用意されていて、付き合えるキャラはシャオ・マテオ・ルー・マーサ・レイナー・レアノの6人。友好度をハートマークが出るまで上げた状態でムーンブローチというアイテムを渡せばロックが解除され、デートができるようになりますが恋人止まりで結婚はできません。
ムーンブローチは服屋さんでムーンクローブ×5と交換できて異性でも同性でも関係なく付き合えます。しかも1人付き合った状態で他の人にもムーンブローチをあげれば2股3股できるという噂も(倫理的にちょっと…と思ったのとペナルティがあるかもと思って試してませんが…)。
仲良くなった住民が多いほど島の施設が修復されていき、街にある像が直った時点でエンディングが流れます。その仕様から考えると、島民との仲を深めて打ち解けることが本作において一番大きな目標として位置づけられている感じがしました。

最後になりますが、グラフィックがきめ細かいドット絵で描かれていて滑らかに動くのも好きなポイントです。キャラクターの動作が凄くナチュラルでちょっと感動してしまいました。
表情とかは変わらないのですが、その代わりに吹き出しの中の絵文字(昔のAndroidに搭載されていた黄色スライムくんに似たデザイン)で感情が表現されるのも可愛いです。この可愛さもあってちょっとキツいことを言われても許せてた気がします。
翻訳についてもバッチグーで、キャラクター毎の話し方にも個性がしっかり出ていますし自然です。文章量が多いゲームなのもあって日本語対応を待った甲斐があったと思います。



総評:1人の薬師が島の一員になるまでを描いた生活シミュレーション

薬師としての仕事と住民とのふれあいを両立させないといけないのはかなり忙しそう…とやる前は思ってましたが、実際には意外と時間に余裕があってまったりと遊べる作品でした。
途中で課せられる戦闘やパズルも簡単で、診断や治療もわざとミスをしない限りは100%の確率で完治できるぐらいに簡単。途中で挟まるミニゲームは少し面倒だと思いつつも真面目にやれば失敗しませんし、簡単尽くしで気楽にプレイできます。
ただし牧場物語などと比べるとプレイの幅は狭めになっていて、やれる事と言えば薬や料理を作るための材料集め・診断と薬作り・住民とのコミュニケーション・料理・インテリアコーディネート・釣りぐらい。島での生活はやろうと思えばずっと続けられるものの、ある程度の物語を見終えた時点で一応の終わりが来てしまうタイプでやり込み面は控えめと感じました。
ストーリーに関しては、最初は嫌われまくる主人公が業務や毎日の会話をこなしていくことで島の住民として少しずつ認められていく様子に物語性を感じられて良かったと思います。風刺的な描写は無くはないけど控えめで、全体的に暖かい雰囲気だったとも感じます。
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