【Switch】『初音ミク ProjectDIVA MEGA39’s』を遊んだ感想&レビュー
『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』を購入しました。

何気に任天堂ハード初のDIVAシリーズ(3DSで出てたのはProject Miraiという別シリーズ)です。ジャンルは音楽ゲームですが、収録曲や登場キャラクターは初音ミクを始めとするクリプトン出身VOCAROIDが100%を占めます。
DIVAシリーズを名乗るだけあって、ミク達の等身もリアルな物になっている他UIやシステムもDIVA過去作に寄せています。ただ、モデリングはSwitchの性能に合わせてか他のDIVA作品と比べると多少デフォルメされている感じの質感な気がします。
収録曲数は101曲。決して少なくはないのですが、前作にあたる「FutureTone DX」は238曲収録とのことで何故か半分以下に減ってます。
しかしながら、本作独自の操作方法である「ミックスモード」とその専用の譜面が追加されており・新規収録曲も10曲追加(「Catch the Wave」「39みゅーじっく」「大江戸ジュリアナイト」「エイリアンエイリアン」「ジグソーパズル」「ジターバグ」「テオ」「どりーみんチュチュ」「ヒバナ」「ロキ」が今作初収録、曲一覧はコチラのページで公開)されていたりもするので、曲揃えに関しても完全な下位互換ではないです。
どちらを買うか悩んでいる人は、Switchで遊びたい方・新規操作で遊びたい方はMEGA39’s、PS4で遊びたい・曲数を揃えたい方はFutureTone DX…と目的で決めるといいかもしれません。

今作には2つの操作方法があり、おなじみの「アーケードモード」と今作初登場の「ミックスモード」が用意されています。
それぞれゲーム性も操作も全く違うので別に紹介していきます。まずはアーケードモードから。
アーケードモードではAまたは▶・Bまたは▼・Xまたは▲・Yまたは◀・スライドパッド左右に傾けるノーツの5種類のノーツが飛んできますので、指定されたボタンを押していきます。
偶に特殊なノーツが飛んでくることもあり、下にHOLDと書かれたノーツは長押し、赤地に黄色い縁のノーツは同時押し。ホールドノーツの仕様はAC版基準で、決まった時間だけ押し続けると言うよりもできるだけ長く押し続けて多くのスコアを稼ぐためのノーツになっています。
HPという概念が存在していて上手くプレイすると増え・ミスすると減るのですが、完走モード以外ではHPが尽きると閉店ガラガラ(途中終了)となってしまいます。
カスタマイズでボタン操作を画面タッチに置き換える「タッチプレイ」に変更も可能。Switchのボタンが意外と硬くて連打していると辛くなってくるのでタッチプレイの方が楽。
画面のあちこちに譜面が散らばってるせいで慣れないと見にくい画面ですが、飛んでくるノーツで次のボタンを判断するために色とボタンの位置を頭の中で一致させておくと遊びやすくなるかも。というか咄嗟にボタンを押せるようにならないとクリアは困難。
難易度はAC版基準…というかほぼそのまま移植しているっぽいので難しいです。譜面は難易度別にEASY(ない曲もあります)・NORMAL(ない曲もあります)・HARD・EXTREME・EXTRA EXTREME(一部楽曲のみ)の5段階があるのですが、初見の曲はHARDですらクリアギリギリ・EXTREME以上は3ボタン以上の同時押しが当たり前のように飛んでくる曲も出てきて完走すら困難という事が割とよくあります。
正直な所ボタン操作で3つ以上同時押しは難しいので、ガチるならタッチ操作でやるか専用コントローラーを買ってしまう前提な感じです。一応キーコンフィグを弄って無理のない配置にすればボタンでもどうにかできそうではありますが…。
1回のプレイが2分〜4分程度と音ゲーとしては長い上に、鬼のような連打を要求される譜面もかなり多く体力的にもキツいのも難易度が高い要因だと思います。
HARDクリアがEXTREME以上の解禁条件になっていますが、そもそもHARDをクリアできないとEXTREME以上は歯が立たないのでそういう仕様になりますよね~という感じ。
ガチの音ゲーマーよりの難易度設定になっているせいで、ProjectMiraiの最高難易度であるトコトンのノリでEXTREMEをやると間違いなく痛い目を見ます…本気でやりこむ気が無ければEXTREME以上はクリアできなくても仕方ないと考えた方が気が楽かも。
音ゲー初心者やテキトー音ゲーマーにはあまりにも難しすぎる難易度設定ですが、逆に言えば高難易度の音ゲーを求めている人にはそれなりに刺さるかも。「プラクティスモード」という練習専用モードもあるので、そっちで練習を重ねてクリアする喜びはあると思います。
オプションは豊富で、ゲームオーバーにならなくなる「完走モード」・ノーツ速度を上げる「Hi-Speed」・飛んでくるノーツを見えなくする「Hidden」・急にノーツが現れる「Sudden」モードの他、音ゲー無しの「PV鑑賞モード」も搭載されています。
曲自体は最初から全曲遊べるようになっているので、好きな曲を極めるのも良し、色んな曲で遊んでみるのも良し。
難点というより個人的な悩み?はXノーツの時に咄嗟にBボタンを押してしまうこと。過去作やAC版を遊んでいる人かつPSのコントローラーを持ったこともある人にはわかってもらえるかもしれませんが、PSコンの✕ボタンの位置にBボタンがあること・Xノーツの色が✕ボタンの色と同じ青色であること・Xと✕の形が同じせいで誤認しやすくなっています。
過去作品を遊んだ人にしか起こらない悩みだとは思いますが、任天堂ハードで発売しているのでABXYノーツの色はMiraiと同じA赤・B青・X緑・Yピンクにして欲しかったとは思います。
設定でノーツを過去作と同じ〇✕△□にできる機能があるので、✕X誤認癖に悩まされている人は変更してもいいかも。
ちなみにAC版と同じ操作感を楽しめる専用コントローラーもHORIから販売されていましたが、受注生産限定品だったため今から手に入れるには中古を買うしかないです。定価でも39000円ほどだったし、今ではもっと高くなっているので気軽には買えない値段。
もう1つ他の所が出している専用コントローラーもあって、そちらは1万円以下で買えて比較的手が出しやすそうなので気になる方はぜひ。

もう1つのモードであるミックスモードではジョイコンを傾けることで左右2つある判定バーを移動させ、ノーツが来たらZLボタンもしくはZRボタンを押します。
ボタンが少なくメインが傾ける操作なので、こっちのモードは体感ゲームとしての要素が強め。このモードだけでも音ゲーとして十分遊べます。
最初は独特な操作性に戸惑ってバーを思い通りに動かせませんでしたが、コツを掴むとノリノリで遊べてコンボも重ねやすく楽しいです。
難易度はEASY・NORMAL・HARDの3段階のみで、アーケードモードに比べると全体的に易しめで遊びやすい難易度調整。
バーはノーツに完全に重なっていなくても半分以上重なっていればOKでそこまで精密な操作も要求されません。とはいえHARDは判定バーも狭く複雑な譜面なので練習は必要。
譜面もわかりやすいので、アーケードモードが難しすぎて投げた人でもミックスモードは楽しめると思います。
操作と譜面以外の仕様はアーケードモードとほぼ共通ですが、オプションは完走モードとノーツスピードを設定できる項目のみになっています。
ミク達ボーカロイドを眺めるゲームとしてもなかなかいい出来。後ろで流れるムービーはほとんどがミク達が踊るというものになっているのですが、振付や背景もキビキビと動く上に着せ替えた服やアクセサリーも反映してくれます。
ボーカルチェンジに対応していない曲でも、キャラだけを別のキャラに変更することもできるのでPVカスタムの幅も広いです。ただし、全曲がカスタマイズ可能というわけではなくて「大江戸ジュリアナイト」など一部の曲では元のMVが流れるだけで3Dモデルによるダンスが無かったり、「ロキ」なんかはダンスはあるもののモジュールが固定されていて変えられません。
服(モジュール)やアクセサリー(カスタマイズアイテム)は音ゲーを遊ぶとたまるVPを消費して購入できて、髪型・服・頭・顔・胸元・背中のアイテムをそれぞれ設定できます。これらの着せ替えアイテムの種類が豊富なのも推したい所。
モジュールの数が最も多いミクなんかは100種類以上の服が用意されています。収録曲をテーマにした服以外にも雪ミク・桜ミク・水着…など多数。
カスタマイズアイテムも個性的なものが揃っており、中にはミクダヨーとかシテヤンヨなど古参ボカロファンしかネタが分からない妙な物・赤ぷよ帽などセガキャラモチーフのものも存在。
数が多い分、全部解禁するのに必要なVPの量は途方もない量になっています。DLCとして全モジュールと全アクセサリーを解禁するアンロックキー(1000円+税)が売られていますが、解禁作業はお金を取るか時間を取るかの二択。
ピアプロコラボのTシャツも着せられる他、「エディットTシャツ」という自分がデザインしたTシャツを着せられる仕様も存在。
エディットTシャツは自由度が高く、絵を描く時のキャンバスはタッチ操作にも対応・拡大は1000%まで可能・表と裏を別に描けるなど、ガチれば自分の絵や好きな柄のTシャツを作れます。
Tシャツは派生キャラ以外のキャラなら誰でも着せられてPVにも反映してくれます。
紹介用にとりあえず簡単な物を描いてみたのですが、着せると↓のような感じになります。


ボカロファン向けの作品として見ても、画質もSwitchゲームとしては頑張っていて・きせかえ要素も豊富でミク達を眺めるゲームとしてはこれ以上無い出来だと思います。個人的には過去作よりも今作のモデルの方がなんか可愛くて好き。
無料DLC・有料DLCも配信されており、有料DLCはセット販売で1パック6〜7曲+1〜5つのモジュールが入って990円(税込)。DLC込なら+77曲で最大178曲もの曲を遊ぶことも可能です(一覧はコチラ)。
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何気に任天堂ハード初のDIVAシリーズ(3DSで出てたのはProject Miraiという別シリーズ)です。ジャンルは音楽ゲームですが、収録曲や登場キャラクターは初音ミクを始めとするクリプトン出身VOCAROIDが100%を占めます。
DIVAシリーズを名乗るだけあって、ミク達の等身もリアルな物になっている他UIやシステムもDIVA過去作に寄せています。ただ、モデリングはSwitchの性能に合わせてか他のDIVA作品と比べると多少デフォルメされている感じの質感な気がします。
収録曲数は101曲。決して少なくはないのですが、前作にあたる「FutureTone DX」は238曲収録とのことで何故か半分以下に減ってます。
しかしながら、本作独自の操作方法である「ミックスモード」とその専用の譜面が追加されており・新規収録曲も10曲追加(「Catch the Wave」「39みゅーじっく」「大江戸ジュリアナイト」「エイリアンエイリアン」「ジグソーパズル」「ジターバグ」「テオ」「どりーみんチュチュ」「ヒバナ」「ロキ」が今作初収録、曲一覧はコチラのページで公開)されていたりもするので、曲揃えに関しても完全な下位互換ではないです。
どちらを買うか悩んでいる人は、Switchで遊びたい方・新規操作で遊びたい方はMEGA39’s、PS4で遊びたい・曲数を揃えたい方はFutureTone DX…と目的で決めるといいかもしれません。
・タイトル:初音ミク Project DIVA MEGA39’s
・発売元:株式会社セガ
・開発元:株式会社セガ
・対応ハード:Switch
・定価:5990円+税
・発売日:2020年2月13日
・ジャンル:リズムアクション
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© SEGA © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
・公式サイト:
http://miku.sega.jp/mega39s
どういう人にオススメ?
・クリプトン出身VOCALOIDが好きな人!
・VOCALOIDの曲で音ゲーを遊びたい人!
良かった点
・収録曲は101曲と十分に多い
・今作独自のミックスモードが楽しい
・服やアクセサリーの種類も豊富でPVにも反映できる
・自分でTシャツの絵柄を書いてミクたちに着せることができる
賛否両論?点
・アーケードモードはゲームセンターの音ゲーと同じぐらい難しい
・(過去作プレイ済の人限定で)XとBを押し間違えやすい
備考
・無料体験版あり
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:株式会社セガ
・開発元:株式会社セガ
・対応ハード:Switch
・定価:5990円+税
・発売日:2020年2月13日
・ジャンル:リズムアクション
・CERO:C(15歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© SEGA © Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
・公式サイト:
http://miku.sega.jp/mega39s
どういう人にオススメ?
・クリプトン出身VOCALOIDが好きな人!
・VOCALOIDの曲で音ゲーを遊びたい人!
良かった点
・収録曲は101曲と十分に多い
・今作独自のミックスモードが楽しい
・服やアクセサリーの種類も豊富でPVにも反映できる
・自分でTシャツの絵柄を書いてミクたちに着せることができる
賛否両論?点
・アーケードモードはゲームセンターの音ゲーと同じぐらい難しい
・(過去作プレイ済の人限定で)XとBを押し間違えやすい
備考
・無料体験版あり
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
アーケードモードは文字通りAC音ゲー並の難易度

今作には2つの操作方法があり、おなじみの「アーケードモード」と今作初登場の「ミックスモード」が用意されています。
それぞれゲーム性も操作も全く違うので別に紹介していきます。まずはアーケードモードから。
アーケードモードではAまたは▶・Bまたは▼・Xまたは▲・Yまたは◀・スライドパッド左右に傾けるノーツの5種類のノーツが飛んできますので、指定されたボタンを押していきます。
偶に特殊なノーツが飛んでくることもあり、下にHOLDと書かれたノーツは長押し、赤地に黄色い縁のノーツは同時押し。ホールドノーツの仕様はAC版基準で、決まった時間だけ押し続けると言うよりもできるだけ長く押し続けて多くのスコアを稼ぐためのノーツになっています。
HPという概念が存在していて上手くプレイすると増え・ミスすると減るのですが、完走モード以外ではHPが尽きると閉店ガラガラ(途中終了)となってしまいます。
カスタマイズでボタン操作を画面タッチに置き換える「タッチプレイ」に変更も可能。Switchのボタンが意外と硬くて連打していると辛くなってくるのでタッチプレイの方が楽。
画面のあちこちに譜面が散らばってるせいで慣れないと見にくい画面ですが、飛んでくるノーツで次のボタンを判断するために色とボタンの位置を頭の中で一致させておくと遊びやすくなるかも。というか咄嗟にボタンを押せるようにならないとクリアは困難。
難易度はAC版基準…というかほぼそのまま移植しているっぽいので難しいです。譜面は難易度別にEASY(ない曲もあります)・NORMAL(ない曲もあります)・HARD・EXTREME・EXTRA EXTREME(一部楽曲のみ)の5段階があるのですが、初見の曲はHARDですらクリアギリギリ・EXTREME以上は3ボタン以上の同時押しが当たり前のように飛んでくる曲も出てきて完走すら困難という事が割とよくあります。
正直な所ボタン操作で3つ以上同時押しは難しいので、ガチるならタッチ操作でやるか専用コントローラーを買ってしまう前提な感じです。一応キーコンフィグを弄って無理のない配置にすればボタンでもどうにかできそうではありますが…。
1回のプレイが2分〜4分程度と音ゲーとしては長い上に、鬼のような連打を要求される譜面もかなり多く体力的にもキツいのも難易度が高い要因だと思います。
HARDクリアがEXTREME以上の解禁条件になっていますが、そもそもHARDをクリアできないとEXTREME以上は歯が立たないのでそういう仕様になりますよね~という感じ。
ガチの音ゲーマーよりの難易度設定になっているせいで、ProjectMiraiの最高難易度であるトコトンのノリでEXTREMEをやると間違いなく痛い目を見ます…本気でやりこむ気が無ければEXTREME以上はクリアできなくても仕方ないと考えた方が気が楽かも。
音ゲー初心者やテキトー音ゲーマーにはあまりにも難しすぎる難易度設定ですが、逆に言えば高難易度の音ゲーを求めている人にはそれなりに刺さるかも。「プラクティスモード」という練習専用モードもあるので、そっちで練習を重ねてクリアする喜びはあると思います。
オプションは豊富で、ゲームオーバーにならなくなる「完走モード」・ノーツ速度を上げる「Hi-Speed」・飛んでくるノーツを見えなくする「Hidden」・急にノーツが現れる「Sudden」モードの他、音ゲー無しの「PV鑑賞モード」も搭載されています。
曲自体は最初から全曲遊べるようになっているので、好きな曲を極めるのも良し、色んな曲で遊んでみるのも良し。
難点というより個人的な悩み?はXノーツの時に咄嗟にBボタンを押してしまうこと。過去作やAC版を遊んでいる人かつPSのコントローラーを持ったこともある人にはわかってもらえるかもしれませんが、PSコンの✕ボタンの位置にBボタンがあること・Xノーツの色が✕ボタンの色と同じ青色であること・Xと✕の形が同じせいで誤認しやすくなっています。
過去作品を遊んだ人にしか起こらない悩みだとは思いますが、任天堂ハードで発売しているのでABXYノーツの色はMiraiと同じA赤・B青・X緑・Yピンクにして欲しかったとは思います。
設定でノーツを過去作と同じ〇✕△□にできる機能があるので、✕X誤認癖に悩まされている人は変更してもいいかも。
ちなみにAC版と同じ操作感を楽しめる専用コントローラーもHORIから販売されていましたが、受注生産限定品だったため今から手に入れるには中古を買うしかないです。定価でも39000円ほどだったし、今ではもっと高くなっているので気軽には買えない値段。
もう1つ他の所が出している専用コントローラーもあって、そちらは1万円以下で買えて比較的手が出しやすそうなので気になる方はぜひ。
ミックスモードは完全新規の比較的遊びやすいモード

もう1つのモードであるミックスモードではジョイコンを傾けることで左右2つある判定バーを移動させ、ノーツが来たらZLボタンもしくはZRボタンを押します。
ボタンが少なくメインが傾ける操作なので、こっちのモードは体感ゲームとしての要素が強め。このモードだけでも音ゲーとして十分遊べます。
最初は独特な操作性に戸惑ってバーを思い通りに動かせませんでしたが、コツを掴むとノリノリで遊べてコンボも重ねやすく楽しいです。
難易度はEASY・NORMAL・HARDの3段階のみで、アーケードモードに比べると全体的に易しめで遊びやすい難易度調整。
バーはノーツに完全に重なっていなくても半分以上重なっていればOKでそこまで精密な操作も要求されません。とはいえHARDは判定バーも狭く複雑な譜面なので練習は必要。
譜面もわかりやすいので、アーケードモードが難しすぎて投げた人でもミックスモードは楽しめると思います。
操作と譜面以外の仕様はアーケードモードとほぼ共通ですが、オプションは完走モードとノーツスピードを設定できる項目のみになっています。
衣装の種類も豊富で自分で描いたTシャツも着せられる
登場するのは初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITOのクリプトン出身のボーカロイド達。派生キャラである弱音ハク・亞北ネル・咲音メイコ・重音テトも踊るキャラとして設定可能です。ミク達ボーカロイドを眺めるゲームとしてもなかなかいい出来。後ろで流れるムービーはほとんどがミク達が踊るというものになっているのですが、振付や背景もキビキビと動く上に着せ替えた服やアクセサリーも反映してくれます。
ボーカルチェンジに対応していない曲でも、キャラだけを別のキャラに変更することもできるのでPVカスタムの幅も広いです。ただし、全曲がカスタマイズ可能というわけではなくて「大江戸ジュリアナイト」など一部の曲では元のMVが流れるだけで3Dモデルによるダンスが無かったり、「ロキ」なんかはダンスはあるもののモジュールが固定されていて変えられません。
服(モジュール)やアクセサリー(カスタマイズアイテム)は音ゲーを遊ぶとたまるVPを消費して購入できて、髪型・服・頭・顔・胸元・背中のアイテムをそれぞれ設定できます。これらの着せ替えアイテムの種類が豊富なのも推したい所。
モジュールの数が最も多いミクなんかは100種類以上の服が用意されています。収録曲をテーマにした服以外にも雪ミク・桜ミク・水着…など多数。
カスタマイズアイテムも個性的なものが揃っており、中にはミクダヨーとかシテヤンヨなど古参ボカロファンしかネタが分からない妙な物・赤ぷよ帽などセガキャラモチーフのものも存在。
数が多い分、全部解禁するのに必要なVPの量は途方もない量になっています。DLCとして全モジュールと全アクセサリーを解禁するアンロックキー(1000円+税)が売られていますが、解禁作業はお金を取るか時間を取るかの二択。
ピアプロコラボのTシャツも着せられる他、「エディットTシャツ」という自分がデザインしたTシャツを着せられる仕様も存在。
エディットTシャツは自由度が高く、絵を描く時のキャンバスはタッチ操作にも対応・拡大は1000%まで可能・表と裏を別に描けるなど、ガチれば自分の絵や好きな柄のTシャツを作れます。
Tシャツは派生キャラ以外のキャラなら誰でも着せられてPVにも反映してくれます。
紹介用にとりあえず簡単な物を描いてみたのですが、着せると↓のような感じになります。


総評:ミク達クリプトン出身ボーカロイドのファンゲームとしては演出面込みで良作だけど難しい
アーケードモードはとても高難易度ですが本気でやり込む分にはやりごたえアリ、一方で本作独自のミックスモードは大多数が楽しめる程度の難易度に仕上がっています。ボカロファン向けの作品として見ても、画質もSwitchゲームとしては頑張っていて・きせかえ要素も豊富でミク達を眺めるゲームとしてはこれ以上無い出来だと思います。個人的には過去作よりも今作のモデルの方がなんか可愛くて好き。
無料DLC・有料DLCも配信されており、有料DLCはセット販売で1パック6〜7曲+1〜5つのモジュールが入って990円(税込)。DLC込なら+77曲で最大178曲もの曲を遊ぶことも可能です(一覧はコチラ)。
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