【マルチプラットフォーム】『Sokolor』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
『Sokolor』を購入しました。

倉庫番に色の要素を取り入れたパズルゲーム。可愛い手書きのアイコンの裏にはカラフルで手の込んだパズルが潜んでいました。
同じ見た目のキャラが出てくる『フォールガミーズ』は控えめに言っても残念な作品でしたが、本作はしっかり楽しめました。まあ同じアセットを使っているだけで制作元は違うので事実上無関係な作品ですがね。
全ステージクリアまでにかかった時間は15時間程。毎日少しずつ進めると頭の体操になって良かったです。

本作はブロックを押して特定の位置に運べばクリアという倉庫番の基本ルールに、色という新要素を混ぜることで独自色に仕上げた作品です。タイトルからしてSokoban(倉庫番)+Color(色)のかばん語でそのまんま。
色が付いているブロックはキャラの体が同色でないと動かせず、色付きの床には白色もしくは同色のブロック&同色のキャラのみ乗る事ができるといった制限が課されています。さらにブロックの色毎にゴールとなる場所が指定されています。
色を変えられるのはスライムみたいなプレイヤーキャラの方。絵の具が飛び散っているような柄のパネルに乗ることで床と同じ色に染まり、×印が書かれたパネルに乗ると漂白されます。
既に色が付いている状態で別の色のパネルに乗ると色が混ざります。青い体で黄色のパネルに乗ると緑色、黄色の体で赤色のパネルに乗ると橙色、赤色の体で青のパネルに乗ると紫色、3色とも混ぜると黒色に変化(順不同)。
後は赤色の体で白のパネルに乗ると桃色、緑色の体でのパネルに乗ると薄緑色に薄まります。薄まった色の状態でさらに白パネルに乗ると元通り真っ白に。
基本的には絵の具を混ぜた時と同じような変化をしますが、桃色の体で青パネルや黄パネルに乗っても桃色のままなど色が混ざらない組み合わせがある点には注意。この仕様を利用して解くステージも存在したりと事実上の必須テクニックですが、ついつい忘れがちです…。
操作はLスティックor方向ボタンor画面スワイプで移動するだけ。方向ボタンによる操作を受け付けてくれるのは何気にありがたいです。
個人的に倉庫番に色を取り入れるというアイデアは秀逸だと思いました。ブロックの移動に制約を足すことで解法を限定&見つけづらくしている一方で、プレイヤー側にとって感覚的にわかりやすいルールなのですんなり受け入れることができますし、ついでに可愛さを増量することにも成功しています。
新要素を追加しただけではなく、ステージ構成の方も色システムを活用するためにしっかりと考えられています。ゴールやパネル等が絶妙に厄介な位置に配置されていて、複数のブロックが置かれているステージでは1個だけを重点的に動かすのではクリアできないように作られています。
ステージのサイズが総じて小さいのも難易度を上昇させているポイントで、ブロックを動かす順番を間違えると道を塞いでしまい通れなくなったり・目的の色に変化できるパネルを踏みに行けなくなったりで詰んでしまうケースが後を絶ちません。ステージの形によってはパネルの横に別の色のブロックを持って来るだけでも詰んでしまうので、別のブロックや床の無いマスに隣接させる以外の詰みパターンが大量に増えています。
詰みやすい代わりに、Aボタンで即リトライ・Bボタンで一手前に戻せる機能が付いているのがありがたい所です。戻せる回数に制限は無いのでBボタンを連打すれば好きな所まで戻せます。
ただし、ヒント機能もなければスキップ機能もないので総合的に見ればかなりスパルタなゲームではあります。試行錯誤を30分以上続けても解けない時は解けないぐらいには難しいので、途中で嫌になってしまう人はいるかも…。
手数が多くなりがちかつリトライする際は確認がないので、間違えて完成間際にAボタンを押さないようにも注意が必要です。脳が疲れてくるとAとBのどちらに指をかけているかわからなくなってきて、1手だけ戻そうとしてリトライをやらかした事が3回ほどありました。
用意されたステージの数はきっかり100個。どの面も個性的な解き方を求められるし、ステージセレクトから一度クリアした場所を再び遊ぶこともできるようになっています。

『フォールガミーズ』にもあった、キャラクターの見た目を変える機能が本作にも存在します。もしかしたらカスタマイズ自体がアセット本体に付属している機能なのかもしれません。
あちらは集めたクリスタルを消費して解禁しないと使えないパーツが多かったのに対して、本作では最初から全てのパーツが使用可能になっています。ゲームシステムとの兼ね合いで体の色は選べませんが、頭のパーツを複数組み合わせて使うことができるし・ゲームとしての作り込みも雲泥の差なので、キャラ目的で買うなら本作を買いましょう。
私は(× ̯×)みたいなデザインの顔にしていました。小さいへの字型の口が可愛いくて好き。
ステージ構成の方も易々とは解かせてくれない配置となっていて悩める問題揃い。ゴールや色パネルが邪魔になる位置に置かれていることも多く、いくつものブロックを並行して動かさないといけないのに合わせて何度も色を変えたりもして手数も多くなりがちでした。
ヒントやスキップ機能がないので解けない問題と対峙すると中々苦しくなりますが、どうしても解けない時は一度間を置いてリフレッシュしてからやり直すとすんなり解けたりもします。難しいけど難しすぎない程度の難しさ。
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倉庫番に色の要素を取り入れたパズルゲーム。可愛い手書きのアイコンの裏にはカラフルで手の込んだパズルが潜んでいました。
同じ見た目のキャラが出てくる『フォールガミーズ』は控えめに言っても残念な作品でしたが、本作はしっかり楽しめました。まあ同じアセットを使っているだけで制作元は違うので事実上無関係な作品ですがね。
全ステージクリアまでにかかった時間は15時間程。毎日少しずつ進めると頭の体操になって良かったです。
任天堂の公式オンラインストア。「Sokolor ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
絵を描いてパズルを解こう!
Paint yourself to solve the puzzles!
・タイトル:Sokolor
・発売元:
Gray Boss(Steam版) / QUByte Interactive(コンソール版)
・開発元:Gray Boss
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/PS4/XboxOne※海外ストアのみ
・定価:
-Steam版:235円(税込)
-Switch版:720円(税込)
-PS4版:440円(税込)
-XboxOne版:4.19リラ
・発売日:
-Steam版:2022年6月17日
-コンソール版:2023年4月13日
・ジャンル:パズルゲーム
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
All rights reserved © 2023 QUByte Interactive.
Gray Boss
どういう人にオススメ?
・倉庫番が好きな人!
良かった点
・色に関わるシステムと作り込まれたステージが悩ませてくる
・しっかり考えないとすぐ詰む代わりに何手でも巻き戻せる
・ステージ数も100個と充分量ある
・操作キャラクターの姿をカスタマイズできる
賛否両論?点
・色の混合には直感的な感覚とは異なるルールも少しある
・解けないステージがあってもスキップして先に進むことはできない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:
Gray Boss(Steam版) / QUByte Interactive(コンソール版)
・開発元:Gray Boss
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/PS4/XboxOne※海外ストアのみ
・定価:
-Steam版:235円(税込)
-Switch版:720円(税込)
-PS4版:440円(税込)
-XboxOne版:4.19リラ
・発売日:
-Steam版:2022年6月17日
-コンソール版:2023年4月13日
・ジャンル:パズルゲーム
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
All rights reserved © 2023 QUByte Interactive.
Gray Boss
どういう人にオススメ?
・倉庫番が好きな人!
良かった点
・色に関わるシステムと作り込まれたステージが悩ませてくる
・しっかり考えないとすぐ詰む代わりに何手でも巻き戻せる
・ステージ数も100個と充分量ある
・操作キャラクターの姿をカスタマイズできる
賛否両論?点
・色の混合には直感的な感覚とは異なるルールも少しある
・解けないステージがあってもスキップして先に進むことはできない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
色が付いて複雑になった倉庫番パズル

本作はブロックを押して特定の位置に運べばクリアという倉庫番の基本ルールに、色という新要素を混ぜることで独自色に仕上げた作品です。タイトルからしてSokoban(倉庫番)+Color(色)のかばん語でそのまんま。
色が付いているブロックはキャラの体が同色でないと動かせず、色付きの床には白色もしくは同色のブロック&同色のキャラのみ乗る事ができるといった制限が課されています。さらにブロックの色毎にゴールとなる場所が指定されています。
色を変えられるのはスライムみたいなプレイヤーキャラの方。絵の具が飛び散っているような柄のパネルに乗ることで床と同じ色に染まり、×印が書かれたパネルに乗ると漂白されます。
既に色が付いている状態で別の色のパネルに乗ると色が混ざります。青い体で黄色のパネルに乗ると緑色、黄色の体で赤色のパネルに乗ると橙色、赤色の体で青のパネルに乗ると紫色、3色とも混ぜると黒色に変化(順不同)。
後は赤色の体で白のパネルに乗ると桃色、緑色の体でのパネルに乗ると薄緑色に薄まります。薄まった色の状態でさらに白パネルに乗ると元通り真っ白に。
基本的には絵の具を混ぜた時と同じような変化をしますが、桃色の体で青パネルや黄パネルに乗っても桃色のままなど色が混ざらない組み合わせがある点には注意。この仕様を利用して解くステージも存在したりと事実上の必須テクニックですが、ついつい忘れがちです…。
操作はLスティックor方向ボタンor画面スワイプで移動するだけ。方向ボタンによる操作を受け付けてくれるのは何気にありがたいです。
個人的に倉庫番に色を取り入れるというアイデアは秀逸だと思いました。ブロックの移動に制約を足すことで解法を限定&見つけづらくしている一方で、プレイヤー側にとって感覚的にわかりやすいルールなのですんなり受け入れることができますし、ついでに可愛さを増量することにも成功しています。
新要素を追加しただけではなく、ステージ構成の方も色システムを活用するためにしっかりと考えられています。ゴールやパネル等が絶妙に厄介な位置に配置されていて、複数のブロックが置かれているステージでは1個だけを重点的に動かすのではクリアできないように作られています。
ステージのサイズが総じて小さいのも難易度を上昇させているポイントで、ブロックを動かす順番を間違えると道を塞いでしまい通れなくなったり・目的の色に変化できるパネルを踏みに行けなくなったりで詰んでしまうケースが後を絶ちません。ステージの形によってはパネルの横に別の色のブロックを持って来るだけでも詰んでしまうので、別のブロックや床の無いマスに隣接させる以外の詰みパターンが大量に増えています。
詰みやすい代わりに、Aボタンで即リトライ・Bボタンで一手前に戻せる機能が付いているのがありがたい所です。戻せる回数に制限は無いのでBボタンを連打すれば好きな所まで戻せます。
ただし、ヒント機能もなければスキップ機能もないので総合的に見ればかなりスパルタなゲームではあります。試行錯誤を30分以上続けても解けない時は解けないぐらいには難しいので、途中で嫌になってしまう人はいるかも…。
手数が多くなりがちかつリトライする際は確認がないので、間違えて完成間際にAボタンを押さないようにも注意が必要です。脳が疲れてくるとAとBのどちらに指をかけているかわからなくなってきて、1手だけ戻そうとしてリトライをやらかした事が3回ほどありました。
用意されたステージの数はきっかり100個。どの面も個性的な解き方を求められるし、ステージセレクトから一度クリアした場所を再び遊ぶこともできるようになっています。
本作にもキャラクターのカスタマイズ機能アリ

『フォールガミーズ』にもあった、キャラクターの見た目を変える機能が本作にも存在します。もしかしたらカスタマイズ自体がアセット本体に付属している機能なのかもしれません。
あちらは集めたクリスタルを消費して解禁しないと使えないパーツが多かったのに対して、本作では最初から全てのパーツが使用可能になっています。ゲームシステムとの兼ね合いで体の色は選べませんが、頭のパーツを複数組み合わせて使うことができるし・ゲームとしての作り込みも雲泥の差なので、キャラ目的で買うなら本作を買いましょう。
私は(× ̯×)みたいなデザインの顔にしていました。小さいへの字型の口が可愛いくて好き。
総評:色というテーマを巧みに使用した色鮮やかな倉庫番パズル
倉庫番に色の概念を追加した事で趣深くなっている作品。体と同じ色のブロックしか動かせないという制限を設ける以外に、混ぜる・薄めるといったメカニズムも用意されていて色という要素を最大限に利用しています。ステージ構成の方も易々とは解かせてくれない配置となっていて悩める問題揃い。ゴールや色パネルが邪魔になる位置に置かれていることも多く、いくつものブロックを並行して動かさないといけないのに合わせて何度も色を変えたりもして手数も多くなりがちでした。
ヒントやスキップ機能がないので解けない問題と対峙すると中々苦しくなりますが、どうしても解けない時は一度間を置いてリフレッシュしてからやり直すとすんなり解けたりもします。難しいけど難しすぎない程度の難しさ。
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