【PC/Switch】『Strange Horticulture -幻想植物店-』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
『Strange Horticulture -幻想植物店-』を購入しました。

不思議な植物を扱うお店を舞台にしたゲーム。植物の入手と販売の両方をやっていくアドベンチャーよりのパズルです。
面白そうだけど図鑑を読まないといけないのに英語のまま遊ぶのはちょっと厳しい…と思って控えていましたが、Switch版発売とSteam版の日本語対応がようやく来たので購入しました。
クリアまでにかかった時間は6時間程で短め。マルチエンディング形式になっていて周回して遊べますが、答えを覚えてしまった状態だと楽しさが薄れてしまうタイプのゲームなので、期間を空けて忘れた頃に2周目を遊ぶのをオススメします。

プレイヤーは奇妙な植物(キノコ含む)を扱う幻想植物店の店主になって、客が求める植物がどれであるかを特定して渡していきます。
お客さんは欲しい植物の名称やら特徴やらを伝えてきますが…初期状態ではどの植物がどんな特徴を持っていて何という名前なのかが不明です。このゲームに出てくる植物は全てオリジナルなので、リアルの植物知識があった所で楽に進められたりはしません。
幻想植物店という名の通り、扱う植物は不思議な物ばかり。特に能力を持たない安全な種もある一方で、中にはどんな錠前も開けられる葉っぱを持った種や触れただけでチクチクするレベルの強烈な毒を持った種もいてユニークです。
まずは図鑑を開いて客が求める植物がどんな特徴を持っているかをチェック。図鑑の目次を五十音順に並べてくれているおかげで、名前がわかっているなら目的のページを探しやすいのが助かります。
図鑑にはその植物の写真が載っている訳ではなく、特徴的な部分や別名などの情報が文章で書かれている他に葉や花のスケッチがあるぐらい。なので、次はそれっぽいものを探し左側の「詳しく観察」に乗せて確認していきます。
「詳しく観察」では外見ではわからない匂いや葉の感触など特徴的な要素を確認可能。見た目こそよく似た種がいくつかあったりもしますが、図鑑の記述と詳しく観察と外見の3つの情報が揃えばちゃんと特定の1種に絞りこめるようになっています。
この特定作業こそが地道で地味ながらも本作のキモであり面白い所。ぶっちゃけ作業ではあるのですが、細かく設定された植物たちの特徴とユニークな見た目を見ていくのと、少しずつ名前ラベル付きの植物が増えていくのが楽しいです。
画面の大部分を占めるテーブルの上に図鑑やら地図やらを置いて読める仕様はPapers,Pleaseっぽいとも思いました。ゲームシステムも情報を一つ一つ照合していくという所が似ているかも?
ちなみに、求めている物とは違う植物を渡してしまうと左下の「湧き上がる恐怖」ゲージが上昇してしまいます。渡す度に答え合わせをしてくれるので間違えたまま図鑑に記録されてしまうということは無いものの、恐怖ゲージには気をつける必要アリ。
特定した植物へのラベリングはオプションで自動化していればわざわざ自分で種名を入力しないで済みます。デフォルト設定では自動入力がオフになっているので予め変えておくことをオススメします。
図鑑や注文などテキストを読む場面が多いゲームですが、拡大機能がちゃんと備わっているので文字が小さくて読めないということはありません。ついでにSwitch版はタッチ操作にも対応しています。
時にはお店にない植物を要求されることもあって、その場合はフィールドワークに出て新たな植物を探す必要が出てきます。植物をタネから育てたりする育成要素がなかったのは個人的にちょい残念。

フィールドワークに行くには左側の「探索意欲」のゲージが溜まっている必要があります。発見があったかなかったか問わずどこかへ1回行くたびに溜め直す必要がある他、行くだけで恐怖ゲージが溜まってしまう場所もあるので、当てずっぽうで探索するのは非効率的です。
探索意欲のゲージは時間経過かジョウロで水やりすることで溜まっていくのですが、ハズレの座標を指定してしまい再度挑戦したい時や客が持っていない植物を求めているけれどもゲージが溜まっていない時は放置して待つ or 暇になるのが嫌なら水やりしまくらないといけません。ここはちょっとめんどい仕様かも…。
マップを開いて座標を指定すれば即座にその場所へ出向いてくれますが、時には訪問先で植物を要求されることも。でも上手くいけば新しい植物そのものや図鑑のページが貰えるので、探索は積極的にやっていくのが良さげ。
…というよりも、お客様は誰一人スルーすることができないのでどんな注文であろうとも頼まれた時は素直に特定&入手をこなさないといけません。故に貰った手掛かりは遅からず早からず基本的に全て解読する必要が出てきます。
手紙やらカードやらで貰える手掛かりはパズルになっていて、直接的に座標を教えてくれるものもありますが大体は少し考えないとわからないようになっています。中には暗号のような内容だったり謎を解かないといけない物もあって一筋縄では行かないものも存在します。
どうしても求められている植物や探索すべき場所がわからない時は右上のヒントを活用しちゃいましょう。正解の植物が店にあるかどうかも教えてくれるし・使うことでデメリットが発生するとかもないので、サクサク進めたい時はガンガン頼ってしまって大丈夫です。
このヒントさえあれば謎解きやパズルが苦手な人でも詰むことはほぼないと思います。段階的に情報を見れるのも便利。

このゲームで奇妙なのは植物だけではなく、植物店を取り巻く事件やキャラクターもまた奇妙です。ストーリーは文章やセリフで語られるのみですがちょっぴり不穏でオカルト。
普通のお客さんに混じって、霊媒師・仮面を着けた女性・果てにはカルト信者など明らかに怪しい人も来ます。さり気ない会話にも○○が死んだとか☆☆に気をつけてなどの穏やかではない噂がよく混じっています。
何人かはストーリー中で複数回にわたって植物店を訪れてくれますが、時折提示された2種類から1種類の植物を選んで渡せることがあります。この選択で物語が分岐し、フラグが立ったり折れたり・分岐に必須な薬のレシピが貰えたり貰えなかったりします。
エンディングは8種類。直接的にはエンド分岐に関わらないキャラクターもいますが、最終的に生存するメンバーは辿り着いたED以外にサブストーリーの結果でも多少変わります。
本作はオートセーブではあるものの、1日毎に別のスロットに保存してくれるのでルートが分岐しそうな日付からやり直して別エンドを回収することが可能です。ただし序盤にも分岐フラグがあったりするので、選択の仕方や狙うEDによってはかなり巻き戻してやり直さないといけなくなることも…。
本作は初見プレイ時が一番楽しいゲームですし、周回毎に植物の特徴と見た目がシャッフルされたり・フィールドワーク問題の答えがランダムで変わるとかはありません。2周目をやるとなると目新しさがなくなり作業感が増してしまうという周回プレイに向いていないゲーム性なので、エンディング回収含めて一気にやろうとすると少し大変だと感じました。
1周にかかる時間が少ないので連続周回できなくはないものの、一度クリアしたら少し期間を開けて記憶が薄れた頃に遊び直す方が二度楽しめるのでオススメです。そのためにも到達したことがあるエンディングを後から一覧で確認できる機能があれば良かったかも。
そういう理由でエンド回収はやや大変ですが、エンディング後に未特定の植物を延々と提示してくるパートがあって植物のコンプリートは1周のみで可能になっています。ストーリー中に出番がない植物はあれど、全て特定できるまで遊べるのはありがたい仕様です。
植物を特定するパートは図鑑を読んだり・観察したりで地味な作業ではあるのですが、少しずつ正体判明済みの植物が増えていくのが楽しいポイント。渡す植物で客の悩みを解決したり悪化させたりできてストーリーが分岐するのも面白かったです。
ただ初見時の試行錯誤が楽しいゲームなのにも関わらず、マルチエンディング形式になっている所は微妙かもと思いました。2周目以降は楽しさよりも作業感の方を強く感じてしまいダレてしまいました。
とは言ったものの、1周だけ遊ぶ分にもエンディング後のおまけパートで全植物を特定するまでキッカリやらせてくれるし・世界観も不思議で面白いしで、じっくり遊べるゲームが好きな人やミステリー物が好きな人には特にオススメできる作品です。
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不思議な植物を扱うお店を舞台にしたゲーム。植物の入手と販売の両方をやっていくアドベンチャーよりのパズルです。
面白そうだけど図鑑を読まないといけないのに英語のまま遊ぶのはちょっと厳しい…と思って控えていましたが、Switch版発売とSteam版の日本語対応がようやく来たので購入しました。
クリアまでにかかった時間は6時間程で短め。マルチエンディング形式になっていて周回して遊べますが、答えを覚えてしまった状態だと楽しさが薄れてしまうタイプのゲームなので、期間を空けて忘れた頃に2周目を遊ぶのをオススメします。
任天堂の公式オンラインストア。「Strange Horticulture -幻想植物店- ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:
Strange Horticulture -幻想植物店-
・発売元:Iceberg Interactive
・開発元:Bad Viking
・対応ハード:
PC(Steam/EGS/GOG)/Switch
・定価:
-Steam版:1520円(税込)
-EGS版:1580円(税込)
-GOG版:14.99ドル
-Switch版:1780円(税込)
・発売日:
-PC版:2022年1月21日
-Switch版:2022年7月28日
・ジャンル:オカルトパズルゲーム
・IARC:7+(7歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Strange Horticulture © 2017-2022 Bad Viking Games. Developed by Bad Viking Games. Licensed exclusively worldwide to and published by Iceberg Interactive B.V. All brands, product names, and logos are trademarks or registered trademarks of their respective owners. All rights reserved. Made in the UK.
・公式サイト:
https://strangehorticulture.com/
どういう人にオススメ?
・植物や園芸をテーマにしたゲームを遊びたい人!
良かった点
・出てくる植物が軒並み個性的で可愛らしいものもあれば怖いものもある
・図鑑の情報と照らし合わせて植物を特定する作業は地道ながらも楽しい
・特定の場面で渡す植物を変えることでストーリーの結末が変わる
・エンディングの後も全ての植物を特定するまで遊び続けることができる
賛否両論?点
・探索意欲が溜めるのに時間経過を待つか水やりをやる必要があるのは少し面倒
・EDが複数あるのにも関わらず、ランダム要素が薄く周回へのモチベが湧きにくい
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
Strange Horticulture -幻想植物店-
・発売元:Iceberg Interactive
・開発元:Bad Viking
・対応ハード:
PC(Steam/EGS/GOG)/Switch
・定価:
-Steam版:1520円(税込)
-EGS版:1580円(税込)
-GOG版:14.99ドル
-Switch版:1780円(税込)
・発売日:
-PC版:2022年1月21日
-Switch版:2022年7月28日
・ジャンル:オカルトパズルゲーム
・IARC:7+(7歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Strange Horticulture © 2017-2022 Bad Viking Games. Developed by Bad Viking Games. Licensed exclusively worldwide to and published by Iceberg Interactive B.V. All brands, product names, and logos are trademarks or registered trademarks of their respective owners. All rights reserved. Made in the UK.
・公式サイト:
https://strangehorticulture.com/
どういう人にオススメ?
・植物や園芸をテーマにしたゲームを遊びたい人!
良かった点
・出てくる植物が軒並み個性的で可愛らしいものもあれば怖いものもある
・図鑑の情報と照らし合わせて植物を特定する作業は地道ながらも楽しい
・特定の場面で渡す植物を変えることでストーリーの結末が変わる
・エンディングの後も全ての植物を特定するまで遊び続けることができる
賛否両論?点
・探索意欲が溜めるのに時間経過を待つか水やりをやる必要があるのは少し面倒
・EDが複数あるのにも関わらず、ランダム要素が薄く周回へのモチベが湧きにくい
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
得られる情報を頼りに植物の種類を特定

プレイヤーは奇妙な植物(キノコ含む)を扱う幻想植物店の店主になって、客が求める植物がどれであるかを特定して渡していきます。
お客さんは欲しい植物の名称やら特徴やらを伝えてきますが…初期状態ではどの植物がどんな特徴を持っていて何という名前なのかが不明です。このゲームに出てくる植物は全てオリジナルなので、リアルの植物知識があった所で楽に進められたりはしません。
幻想植物店という名の通り、扱う植物は不思議な物ばかり。特に能力を持たない安全な種もある一方で、中にはどんな錠前も開けられる葉っぱを持った種や触れただけでチクチクするレベルの強烈な毒を持った種もいてユニークです。
まずは図鑑を開いて客が求める植物がどんな特徴を持っているかをチェック。図鑑の目次を五十音順に並べてくれているおかげで、名前がわかっているなら目的のページを探しやすいのが助かります。
図鑑にはその植物の写真が載っている訳ではなく、特徴的な部分や別名などの情報が文章で書かれている他に葉や花のスケッチがあるぐらい。なので、次はそれっぽいものを探し左側の「詳しく観察」に乗せて確認していきます。
「詳しく観察」では外見ではわからない匂いや葉の感触など特徴的な要素を確認可能。見た目こそよく似た種がいくつかあったりもしますが、図鑑の記述と詳しく観察と外見の3つの情報が揃えばちゃんと特定の1種に絞りこめるようになっています。
この特定作業こそが地道で地味ながらも本作のキモであり面白い所。ぶっちゃけ作業ではあるのですが、細かく設定された植物たちの特徴とユニークな見た目を見ていくのと、少しずつ名前ラベル付きの植物が増えていくのが楽しいです。
画面の大部分を占めるテーブルの上に図鑑やら地図やらを置いて読める仕様はPapers,Pleaseっぽいとも思いました。ゲームシステムも情報を一つ一つ照合していくという所が似ているかも?
ちなみに、求めている物とは違う植物を渡してしまうと左下の「湧き上がる恐怖」ゲージが上昇してしまいます。渡す度に答え合わせをしてくれるので間違えたまま図鑑に記録されてしまうということは無いものの、恐怖ゲージには気をつける必要アリ。
特定した植物へのラベリングはオプションで自動化していればわざわざ自分で種名を入力しないで済みます。デフォルト設定では自動入力がオフになっているので予め変えておくことをオススメします。
図鑑や注文などテキストを読む場面が多いゲームですが、拡大機能がちゃんと備わっているので文字が小さくて読めないということはありません。ついでにSwitch版はタッチ操作にも対応しています。
時にはお店にない植物を要求されることもあって、その場合はフィールドワークに出て新たな植物を探す必要が出てきます。植物をタネから育てたりする育成要素がなかったのは個人的にちょい残念。

フィールドワークに行くには左側の「探索意欲」のゲージが溜まっている必要があります。発見があったかなかったか問わずどこかへ1回行くたびに溜め直す必要がある他、行くだけで恐怖ゲージが溜まってしまう場所もあるので、当てずっぽうで探索するのは非効率的です。
探索意欲のゲージは時間経過かジョウロで水やりすることで溜まっていくのですが、ハズレの座標を指定してしまい再度挑戦したい時や客が持っていない植物を求めているけれどもゲージが溜まっていない時は放置して待つ or 暇になるのが嫌なら水やりしまくらないといけません。ここはちょっとめんどい仕様かも…。
マップを開いて座標を指定すれば即座にその場所へ出向いてくれますが、時には訪問先で植物を要求されることも。でも上手くいけば新しい植物そのものや図鑑のページが貰えるので、探索は積極的にやっていくのが良さげ。
…というよりも、お客様は誰一人スルーすることができないのでどんな注文であろうとも頼まれた時は素直に特定&入手をこなさないといけません。故に貰った手掛かりは遅からず早からず基本的に全て解読する必要が出てきます。
手紙やらカードやらで貰える手掛かりはパズルになっていて、直接的に座標を教えてくれるものもありますが大体は少し考えないとわからないようになっています。中には暗号のような内容だったり謎を解かないといけない物もあって一筋縄では行かないものも存在します。
どうしても求められている植物や探索すべき場所がわからない時は右上のヒントを活用しちゃいましょう。正解の植物が店にあるかどうかも教えてくれるし・使うことでデメリットが発生するとかもないので、サクサク進めたい時はガンガン頼ってしまって大丈夫です。
このヒントさえあれば謎解きやパズルが苦手な人でも詰むことはほぼないと思います。段階的に情報を見れるのも便利。
奇妙な植物店を取り巻く奇妙な出来事

このゲームで奇妙なのは植物だけではなく、植物店を取り巻く事件やキャラクターもまた奇妙です。ストーリーは文章やセリフで語られるのみですがちょっぴり不穏でオカルト。
普通のお客さんに混じって、霊媒師・仮面を着けた女性・果てにはカルト信者など明らかに怪しい人も来ます。さり気ない会話にも○○が死んだとか☆☆に気をつけてなどの穏やかではない噂がよく混じっています。
何人かはストーリー中で複数回にわたって植物店を訪れてくれますが、時折提示された2種類から1種類の植物を選んで渡せることがあります。この選択で物語が分岐し、フラグが立ったり折れたり・分岐に必須な薬のレシピが貰えたり貰えなかったりします。
エンディングは8種類。直接的にはエンド分岐に関わらないキャラクターもいますが、最終的に生存するメンバーは辿り着いたED以外にサブストーリーの結果でも多少変わります。
本作はオートセーブではあるものの、1日毎に別のスロットに保存してくれるのでルートが分岐しそうな日付からやり直して別エンドを回収することが可能です。ただし序盤にも分岐フラグがあったりするので、選択の仕方や狙うEDによってはかなり巻き戻してやり直さないといけなくなることも…。
本作は初見プレイ時が一番楽しいゲームですし、周回毎に植物の特徴と見た目がシャッフルされたり・フィールドワーク問題の答えがランダムで変わるとかはありません。2周目をやるとなると目新しさがなくなり作業感が増してしまうという周回プレイに向いていないゲーム性なので、エンディング回収含めて一気にやろうとすると少し大変だと感じました。
1周にかかる時間が少ないので連続周回できなくはないものの、一度クリアしたら少し期間を開けて記憶が薄れた頃に遊び直す方が二度楽しめるのでオススメです。そのためにも到達したことがあるエンディングを後から一覧で確認できる機能があれば良かったかも。
そういう理由でエンド回収はやや大変ですが、エンディング後に未特定の植物を延々と提示してくるパートがあって植物のコンプリートは1周のみで可能になっています。ストーリー中に出番がない植物はあれど、全て特定できるまで遊べるのはありがたい仕様です。
総評:不思議な植物たちを集めて調べる奇抜なパズルアドベンチャー
見た目も効能も奇妙な植物がたくさん登場し、その植物が何という種類なのかを特定してお客が求めているものを渡していくという、ゲームシステムも雰囲気も独特な作品。植物を特定するパートは図鑑を読んだり・観察したりで地味な作業ではあるのですが、少しずつ正体判明済みの植物が増えていくのが楽しいポイント。渡す植物で客の悩みを解決したり悪化させたりできてストーリーが分岐するのも面白かったです。
ただ初見時の試行錯誤が楽しいゲームなのにも関わらず、マルチエンディング形式になっている所は微妙かもと思いました。2周目以降は楽しさよりも作業感の方を強く感じてしまいダレてしまいました。
とは言ったものの、1周だけ遊ぶ分にもエンディング後のおまけパートで全植物を特定するまでキッカリやらせてくれるし・世界観も不思議で面白いしで、じっくり遊べるゲームが好きな人やミステリー物が好きな人には特にオススメできる作品です。
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