【Steam/Switch】『Super Cable Boy』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
『Super Cable Boy(スーパー・ケーブル・ボーイ)』を購入しました。

e-shopでセールしていたのとレトロカワイイ見た目に釣られて購入しました。こう見えて実は高難易度な2Dアクションゲームです。
ストレートにクリアを目指せば5時間ぐらいでエンディングに辿り着けるみたいですが、私は収集要素のおにぎりを取れるものだけ取っていくプレイングをしていたのでエンディング到達時点で8時間ぐらい経ってました。おにぎりに関しては結局諦めたものの方が多くて全体の4割ぐらいしか取れていませんが…。
画面が点滅するシーンがあるので光過敏性発作の経験がある方は注意(起動時にも光過敏性発作についての警告が表示されます)。やられた時の暗転が結構キツめ。

主人公のケーブルボーイはどう見てもゲームボーイな体に長いケーブルがトレードマークの男の子。世界を侵略しだしたグリッチと戦うため、大量のバグが蔓延るフィールドを乗り越えて世界の「核」に向かいます。
世界観はレトロな電脳世界という感じで、可愛さと懐かしさの中にどこかカッコよさと新しさも感じるデザインでまとまっています。「The Assembly」「Power Plants」「The Firewall」などエリア名にコンピュータ関連のネーミングが散らばっている他、ゲームボーイソフトに出てくるようなテクスチャが貼られた建物や地面、モノクロ液晶っぽい質感なのに不相応なまでにカラフルで綺麗な背景、チップチューンなBGMとピコピコSEが組み合わさって、デジタルなのにファンタジー感と懐かしさを感じます。
ケーブルボーイはたまに吹き出しを出して喋ったりもするのですが、(・◻︎・ ;)(゚ロ゚)といった顔文字で感情を表現する事が多いのも可愛いポイント高め。海外製のゲームなのに日本の顔文字が出てくるのはちょっと不思議にも思えますがが、他にもおにぎりや電柱っぽい建造物が出てきたりもするので全体的に日本推しの空気を感じます。
操作はBでジャンプする、プラットフォームアクションにおいてはスタンダードなタイプ。壁に張り付いた状態でBを押せば壁ジャンプも可能です。
小ジャンプの概念がないのはこの手のゲームには珍しい仕様で、押す長さに関係なく最大限飛び上がります。それ故にちょっと飛ぼうと思った時は予めの位置調節が必要で、そのちょっとのせいで手こずる事もよくあります。

ステージのいたる場所には真っ黒なバグが侵食しているのですが、これに触れてしまうと一発アウトでステージの最初からやり直しになってしまいます。いわゆるトゲの代わり。
バグが四角いせいで角っちょにあたって死ぬなんてこともザラ。その形故に一般的なトゲとはちょっと違う厄介さもあります。
このバグが一面にビッシリ置かれているステージも少なくないのでワンミスが命取りという場面も多数。バグに触らなくても落下でも死ぬので気を抜くとボンボン死にます。
本作は言ってしまえば死にゲーですが、世間一般で有名な死にゲー(Celeste等)と比べるとエンディングを目指すだけなら難易度は抑えられています。後半からは難しめのステージも出てくるようになりますが、それでもクリアするだけなら数十回はともかく何百回もは同じステージで死に続けるようなことは無いと思います。
リトライは凄くスムーズで、ダメージを受けた瞬間に暗転して1秒程度でもうスタート位置に戻って操作可能になっています。ステージの長さ自体もノーミスなら1分あれば終わるぐらい短いので集中力も続きやすいです。
ボスが出てくるステージはクリアまでにかかる時間が比較的長めですが、それでも5分ぐらいあれば終わるのでそれまでを乗り越えられてきた人ならさほど大変ではないはず。ラスボスは攻撃に合わせて能力を切り替えて避ける必要があるので中々に強いですが、ここもパターンさえ覚えればどうにかなります。
ミス時はブラウン管テレビを消した時みたいなバチン!と画面が消える演出が挟まるのですが、この演出がちょっと目に痛いのが難点。個人的な経験談ですが、短いスパンでミスしまくってバチンバチンしまくった時に疲れを感じて一休みした場面もあったので、設定にミス時の演出をオンオフできる機能が欲しかったかも。
また、冒険の途中では新アクションが収録されたカードリッジを入手することができて、Yボタンで今挿さっているものに対応したアクションを使用することができます。ゲームボーイ型の体に合うように、カードリッジはどれもゲームボーイソフト型をしています。
カードリッジで使えるようになる能力はケーブルをワイヤーの如く伸ばして天井や壁にぶら下がったり・空中ジャンプ&ダッシュを使えるようになったり・次元を切り替えて隠れている色付きの壁や床を出現させたり消したり・火の玉になって長距離をダッシュの4種類。
LボタンとRボタンで即挿し替えられる他、Aボタンを押せば一時停止してゆっくり選ぶこともできます。挿さっているカードリッジによって画面全体の色合いが変わるので、今現在何の能力が使えるかがパッと見でわかりやすいのは助かります。
ケーブルを壁に刺しながらブランコ移動したりダッシュで移動する場面はアクロバティックで楽しかった一方で、次元切り替えを使う場面に関しては初見殺しと言えるギミックがあって微妙に感じてしまいました。色付きのダメージ地形を移動しながら次元を塗り変えてすり抜けるという仕掛けが出てくるのですが、切り替えた瞬間に今まで見えていなかったダメージ地形にぶつかって即死というパターンが結構あって、乗り越えるには死にまくって次元ごとの地形の配置を覚える前提の作りになっているステージもありました。
本作において難しいと感じた場面は多数あっても理不尽だと感じたのはこのギミックのみ。個人的に初見殺しで殺ってくるタイプのイジワル死にゲーが好きでは無いというのもありますが、本作は他の能力やギミックを見る限りはテクニックは求められても意地悪に作ろうとしているようには感じられなかったので、ここに関しても事前にうっすらと裏次元の地形が見えるなどのもう少しの親切さがあると嬉しかったかも。

クリアするだけならまあどうにかなるステージが多い一方で、コレクションアイテムのおにぎりを集めるとなると一気に難易度が上がるステージがほとんどです。おにぎり1個を取るために100回近く死ぬというケースも決して少なくはありません。
なぜおにぎりがステージに置かれているかは謎ですが、おにぎりがある!拾いに行こう!と近づくと一発目は大体死にます。バグに囲まれた細い道を通るために針の穴を通すような繊細な操作を要求されたり、特定のカードリッジを挿していないと持っていけないものもあって縛りプレイを要求されたりすることも…。
このおにぎりはエンディング到達には関係がないシロモノですが、エリア毎に集めたおにぎりの数を記録してくれる機能がある他、クリア%にも関係するようです。ちなみに死んだ回数についてもステージ毎に2進数表記で記録してくれます(白目)。
やり込み要素は他にもあって、エンディングに行くのにクリアする必要が無いエリアに激ムズのステージが用意されているので腕に自信がある方は是非挑んでみてください。ゲーム開始時にいたエリアの後ろにあるRandom Access Memoryエリア(序盤から行けますが特定のカードリッジがないとクリアできないので注意)など。
ちなみに、「もっと気楽に遊びたいな~」という人にも本作は配慮してくれていて、設定からケーブルボーイの追加ライフを増やすことができるようになっています。初期値は一撃死する0ですが、この数値を増やすことでバグに当たったり落下しても数回なら耐えられるようにしたり、100や9999という実質の無敵チート状態にもできてしまう上にペナルティもありません。
プレイヤーが難易度を調節できるという点では中々にありがたい仕様ですが、やり過ぎると楽勝になりすぎてゲームとしての楽しみを損なってしまう可能性もあるので注意が必要です。まあでも諦めたおにぎりはHPを増やしてでも取り返したい気もなくはないけど…ゴホンゴホン。
設定には他にも、タイムアタック勢向けにゲーム開始からの経過時間とコース毎のクリアタイムを表示してくれるようになる「タイマー表示」機能のオンオフ、ムービーを自動スキップする「カットシーンをスキップ」機能のオンオフ、おすそわけプレイで2人目を入れてあげる機能も用意されていたりでかなり充実しています。
ただクリアするだけなら1ステージ辺りにかかる時間が短いのもあって割とどうにかなる難易度(とは言いつつも後半のステージは普通に難しめ)ですが、収集要素のおにぎりを集めようとするとめっちゃ死ねます。1分間で10回死ぬのも余裕というぐらいにはサクッと死んでサクッとリトライできます。
おにぎりはどれも少し頑張れば取れそうに見えるのに実際に取ろうとすると激ムズという絶妙な場所に置かれていて、リトライのスムーズさも相まって何回もやり直したくなってしまいます。ずっとやり直しているとミスした時の演出で目が痛くなってくるのが難点ではありますが…。
難しめのアスレチック2Dアクションを探している方にオススメできる作品です。特にCelesteが好きな人は本作も好きになれるかも。
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e-shopでセールしていたのとレトロカワイイ見た目に釣られて購入しました。こう見えて実は高難易度な2Dアクションゲームです。
ストレートにクリアを目指せば5時間ぐらいでエンディングに辿り着けるみたいですが、私は収集要素のおにぎりを取れるものだけ取っていくプレイングをしていたのでエンディング到達時点で8時間ぐらい経ってました。おにぎりに関しては結局諦めたものの方が多くて全体の4割ぐらいしか取れていませんが…。
画面が点滅するシーンがあるので光過敏性発作の経験がある方は注意(起動時にも光過敏性発作についての警告が表示されます)。やられた時の暗転が結構キツめ。
任天堂の公式オンラインストア。「Super Cable Boy (スーパー・ケーブル・ボーイ) ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:Super Cable Boy
・発売元:
Steam版:Sørb / Switch版:Beep
・開発元:Sørb
・対応ハード:PC(Steam)/Switch
・定価:
-Steam版:1640 円(税込)
-Switch版:1490円(税込)
・発売日:
-Steam版:2020年11月20日
-Switch版:2021年6月24日
・ジャンル:プラットフォームアクション
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記:
Super Cable Boy (スーパー・ケーブル・ボーイ) is published by Beep.
Copyright © 2021 Sørb Games
・公式サイト:
https://beep-company.com/supercableboy/
どういう人にオススメ?
・難易度高めの2Dアクションを求めている人!
良かった点
・レトロサイバーな世界観に可愛さとカッコよさがある
・ミスりまくるがリトライはスムーズ&1ステージ辺りの長さはどこも短い
・収集要素のおにぎりを取ろうとすると繊細な操作を要求されてきて難易度激増
・体力を追加できる機能があるのでプレイヤー側で難易度調節が可能
賛否両論?点
・ミス時の画面が消える演出が眩しい
・「Super INK Boy」カートリッジを使うギミックは初見殺し気味
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:
Steam版:Sørb / Switch版:Beep
・開発元:Sørb
・対応ハード:PC(Steam)/Switch
・定価:
-Steam版:1640 円(税込)
-Switch版:1490円(税込)
・発売日:
-Steam版:2020年11月20日
-Switch版:2021年6月24日
・ジャンル:プラットフォームアクション
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記:
Super Cable Boy (スーパー・ケーブル・ボーイ) is published by Beep.
Copyright © 2021 Sørb Games
・公式サイト:
https://beep-company.com/supercableboy/
どういう人にオススメ?
・難易度高めの2Dアクションを求めている人!
良かった点
・レトロサイバーな世界観に可愛さとカッコよさがある
・ミスりまくるがリトライはスムーズ&1ステージ辺りの長さはどこも短い
・収集要素のおにぎりを取ろうとすると繊細な操作を要求されてきて難易度激増
・体力を追加できる機能があるのでプレイヤー側で難易度調節が可能
賛否両論?点
・ミス時の画面が消える演出が眩しい
・「Super INK Boy」カートリッジを使うギミックは初見殺し気味
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
電脳世界の中をカードリッジを切り替えながら進もう

主人公のケーブルボーイはどう見てもゲームボーイな体に長いケーブルがトレードマークの男の子。世界を侵略しだしたグリッチと戦うため、大量のバグが蔓延るフィールドを乗り越えて世界の「核」に向かいます。
世界観はレトロな電脳世界という感じで、可愛さと懐かしさの中にどこかカッコよさと新しさも感じるデザインでまとまっています。「The Assembly」「Power Plants」「The Firewall」などエリア名にコンピュータ関連のネーミングが散らばっている他、ゲームボーイソフトに出てくるようなテクスチャが貼られた建物や地面、モノクロ液晶っぽい質感なのに不相応なまでにカラフルで綺麗な背景、チップチューンなBGMとピコピコSEが組み合わさって、デジタルなのにファンタジー感と懐かしさを感じます。
ケーブルボーイはたまに吹き出しを出して喋ったりもするのですが、(・◻︎・ ;)(゚ロ゚)といった顔文字で感情を表現する事が多いのも可愛いポイント高め。海外製のゲームなのに日本の顔文字が出てくるのはちょっと不思議にも思えますがが、他にもおにぎりや電柱っぽい建造物が出てきたりもするので全体的に日本推しの空気を感じます。
操作はBでジャンプする、プラットフォームアクションにおいてはスタンダードなタイプ。壁に張り付いた状態でBを押せば壁ジャンプも可能です。
小ジャンプの概念がないのはこの手のゲームには珍しい仕様で、押す長さに関係なく最大限飛び上がります。それ故にちょっと飛ぼうと思った時は予めの位置調節が必要で、そのちょっとのせいで手こずる事もよくあります。

ステージのいたる場所には真っ黒なバグが侵食しているのですが、これに触れてしまうと一発アウトでステージの最初からやり直しになってしまいます。いわゆるトゲの代わり。
バグが四角いせいで角っちょにあたって死ぬなんてこともザラ。その形故に一般的なトゲとはちょっと違う厄介さもあります。
このバグが一面にビッシリ置かれているステージも少なくないのでワンミスが命取りという場面も多数。バグに触らなくても落下でも死ぬので気を抜くとボンボン死にます。
本作は言ってしまえば死にゲーですが、世間一般で有名な死にゲー(Celeste等)と比べるとエンディングを目指すだけなら難易度は抑えられています。後半からは難しめのステージも出てくるようになりますが、それでもクリアするだけなら数十回はともかく何百回もは同じステージで死に続けるようなことは無いと思います。
リトライは凄くスムーズで、ダメージを受けた瞬間に暗転して1秒程度でもうスタート位置に戻って操作可能になっています。ステージの長さ自体もノーミスなら1分あれば終わるぐらい短いので集中力も続きやすいです。
ボスが出てくるステージはクリアまでにかかる時間が比較的長めですが、それでも5分ぐらいあれば終わるのでそれまでを乗り越えられてきた人ならさほど大変ではないはず。ラスボスは攻撃に合わせて能力を切り替えて避ける必要があるので中々に強いですが、ここもパターンさえ覚えればどうにかなります。
ミス時はブラウン管テレビを消した時みたいなバチン!と画面が消える演出が挟まるのですが、この演出がちょっと目に痛いのが難点。個人的な経験談ですが、短いスパンでミスしまくってバチンバチンしまくった時に疲れを感じて一休みした場面もあったので、設定にミス時の演出をオンオフできる機能が欲しかったかも。
また、冒険の途中では新アクションが収録されたカードリッジを入手することができて、Yボタンで今挿さっているものに対応したアクションを使用することができます。ゲームボーイ型の体に合うように、カードリッジはどれもゲームボーイソフト型をしています。
カードリッジで使えるようになる能力はケーブルをワイヤーの如く伸ばして天井や壁にぶら下がったり・空中ジャンプ&ダッシュを使えるようになったり・次元を切り替えて隠れている色付きの壁や床を出現させたり消したり・火の玉になって長距離をダッシュの4種類。
LボタンとRボタンで即挿し替えられる他、Aボタンを押せば一時停止してゆっくり選ぶこともできます。挿さっているカードリッジによって画面全体の色合いが変わるので、今現在何の能力が使えるかがパッと見でわかりやすいのは助かります。
ケーブルを壁に刺しながらブランコ移動したりダッシュで移動する場面はアクロバティックで楽しかった一方で、次元切り替えを使う場面に関しては初見殺しと言えるギミックがあって微妙に感じてしまいました。色付きのダメージ地形を移動しながら次元を塗り変えてすり抜けるという仕掛けが出てくるのですが、切り替えた瞬間に今まで見えていなかったダメージ地形にぶつかって即死というパターンが結構あって、乗り越えるには死にまくって次元ごとの地形の配置を覚える前提の作りになっているステージもありました。
本作において難しいと感じた場面は多数あっても理不尽だと感じたのはこのギミックのみ。個人的に初見殺しで殺ってくるタイプのイジワル死にゲーが好きでは無いというのもありますが、本作は他の能力やギミックを見る限りはテクニックは求められても意地悪に作ろうとしているようには感じられなかったので、ここに関しても事前にうっすらと裏次元の地形が見えるなどのもう少しの親切さがあると嬉しかったかも。
美味しそうなおにぎりに釣られるとめっちゃ死ぬ

クリアするだけならまあどうにかなるステージが多い一方で、コレクションアイテムのおにぎりを集めるとなると一気に難易度が上がるステージがほとんどです。おにぎり1個を取るために100回近く死ぬというケースも決して少なくはありません。
なぜおにぎりがステージに置かれているかは謎ですが、おにぎりがある!拾いに行こう!と近づくと一発目は大体死にます。バグに囲まれた細い道を通るために針の穴を通すような繊細な操作を要求されたり、特定のカードリッジを挿していないと持っていけないものもあって縛りプレイを要求されたりすることも…。
このおにぎりはエンディング到達には関係がないシロモノですが、エリア毎に集めたおにぎりの数を記録してくれる機能がある他、クリア%にも関係するようです。ちなみに死んだ回数についてもステージ毎に2進数表記で記録してくれます(白目)。
やり込み要素は他にもあって、エンディングに行くのにクリアする必要が無いエリアに激ムズのステージが用意されているので腕に自信がある方は是非挑んでみてください。ゲーム開始時にいたエリアの後ろにあるRandom Access Memoryエリア(序盤から行けますが特定のカードリッジがないとクリアできないので注意)など。
ちなみに、「もっと気楽に遊びたいな~」という人にも本作は配慮してくれていて、設定からケーブルボーイの追加ライフを増やすことができるようになっています。初期値は一撃死する0ですが、この数値を増やすことでバグに当たったり落下しても数回なら耐えられるようにしたり、100や9999という実質の無敵チート状態にもできてしまう上にペナルティもありません。
プレイヤーが難易度を調節できるという点では中々にありがたい仕様ですが、やり過ぎると楽勝になりすぎてゲームとしての楽しみを損なってしまう可能性もあるので注意が必要です。まあでも諦めたおにぎりはHPを増やしてでも取り返したい気もなくはないけど…ゴホンゴホン。
設定には他にも、タイムアタック勢向けにゲーム開始からの経過時間とコース毎のクリアタイムを表示してくれるようになる「タイマー表示」機能のオンオフ、ムービーを自動スキップする「カットシーンをスキップ」機能のオンオフ、おすそわけプレイで2人目を入れてあげる機能も用意されていたりでかなり充実しています。
総評:レトロに見えて実は最先端な良作ムズかし2Dアクション
レトロ感とデジタル感を残しつつも滑らかで幻想的にも思えるグラフィックと、ダイナミックな能力に便利なリトライ機能が付いたストレスフリーな最先端の死にゲーが組み合わさった良作2Dアクションゲームです。ただクリアするだけなら1ステージ辺りにかかる時間が短いのもあって割とどうにかなる難易度(とは言いつつも後半のステージは普通に難しめ)ですが、収集要素のおにぎりを集めようとするとめっちゃ死ねます。1分間で10回死ぬのも余裕というぐらいにはサクッと死んでサクッとリトライできます。
おにぎりはどれも少し頑張れば取れそうに見えるのに実際に取ろうとすると激ムズという絶妙な場所に置かれていて、リトライのスムーズさも相まって何回もやり直したくなってしまいます。ずっとやり直しているとミスした時の演出で目が痛くなってくるのが難点ではありますが…。
難しめのアスレチック2Dアクションを探している方にオススメできる作品です。特にCelesteが好きな人は本作も好きになれるかも。
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