3秒でげーむおーばー。

【マルチプラットフォーム】Superliminal レビュー

2023/01/12
レビュー 0
Steamゲーム EGSゲーム GOGゲーム PCゲーム XboxONEソフト XboxX|Sソフト Switchソフト PS4ソフト PS5ソフト パズル
「Superliminal」を購入しました。

e-shopの年末年始セールで購入した作品です。見かける度に気になっていたのでこの期に購入。
錯覚と夢がテーマの本作の世界では見ているもの全てが現実であり虚構でもあります。具体的なゲーム内容はというと、強制遠近法などを用いてパズルを解いていく一人称視点のパズルゲームです。
エンディングに到達するまでにかかった時間は3時間ほどと短め。色んな錯覚に驚かされっぱなしで面白かったことには面白かったのですが…酔いまくるので休憩を挟みながらプレイしました(でもオススメです)。

・タイトル:Superliminal
・発売元:Pillow Castle
・開発元:Pillow Castle
・対応ハード:
PC(EGS/Steam/GOG)/XboxOne/XboxX|S/Switch/PS4/PS5
・定価:
-EGS版:2080円(税込)
-Steam版:2050円(税込)
-XboxOne/XboxX|S版:2200円(税込)
-Switch版:2050円(税込)
-PS4/PS5版:2310円(税込)
・発売日:
-EGS版:2019年11月12日
-Steam版:2020年11月6日
-XboxOne/XboxX|S版:2020年7月7日
-Switch版:2020年7月7日
-PS4/PS5版:2022年11月21日
・ジャンル:パズルゲーム
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
(Steam版はマルチプレイ可能という情報アリ)
・権利表記:
© 2020 Pillow Castle LLC. All Rights Reserved.
・公式サイト:
http://www.pillowcastlegames.com/

どういう人にオススメ?
・ユニークなパズルゲームを探している人!
・トリックアートや錯覚が好きな人!

良かった点
・錯覚が現実となる仕様を用いたパズルは発想の勝利
・強制遠近法の他にも錯覚や思い込みをテーマにしたギミックが多数登場する
・隠しコレクション要素やおまけモードも用意されている

賛否両論?点
・一人称視点な上に錯覚を多用する性質が合わさって酔いやすい
・特定の章でホラーゲームのような雰囲気の中を歩かされる
・おまけモードはあくまでも本編の再利用

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



錯覚すらも本物になる、夢の中ならではのパズルゲーム


主人公はピアーズ博士なる人物が提案した夢療法という怪しい施術の被験者。夢療法で見せられた夢というのが奇妙な物理法則で成り立つ世界になっていて、その中で先に進むためにパズルを解いていきます。
主人公がいる夢の世界には「見えている物体が実際に見えている通りの性質を持つ」法則があり、小さく見えるものは本当に小さくなるし・大きく見えるものは本当に大きくなるし・絵であっても立体に見えたら拾い上げることが可能になります。逆に偽物だと思える要素が少しでもあると途端に偽物になってしまうという不安定さも兼ね備えています。
特に多用されるのが遠近法を使った物のサイズを変えるギミックで、近くで持って遠くに置いた物は大きくなり遠くで持って近くに置いた物は小さくなります。ちなみに主人公の手はどんなに離れている物でもどんなに大きい物でも持ててしまうスーパーハンドです。
最初のうちはその独特な挙動に戸惑いますが、見えているものが見えたそのままになるというだけなので複雑というわけではないです。理解しようとするとよくわからなくなってきますが感覚的にはむしろ素直。
この不思議な物理法則はまさに発想の勝利と言えるユニークな仕様。この世界ならではの現実ではありえない、他のゲームでも味わえない、唯一無二の感覚とパズルを提供してくれます。
出てくる問題も現実的に考えてしまうと解けなくて、見た目からこれはこうできるかも?と試すとできてしまうので、プレイヤー側にも現実離れした発想が求められます。ただ、持てる物や触れる物が無いか探してみたり・怪しい所をとことん調べていけばとりあえずは解けるようになっているので難易度的にはそんなに難しくありません。
遠近法以外にも錯覚や思い込みを利用したギミックが色々用意されているのも良点。例を挙げると、絵かと思いきやある角度からは立体に見えるようになっていて持ち上げることができたり物を持てなくなる代わりに複製できるようになったり壁があるかと思いきや実際には壁がなかったりなど。
周囲の環境に関しても、お屋敷の中に見える空間が実はハリボテで外には巨大なスタジオが広がっていたり、誰一人としてすれ違わない所にリミナル・スペース味を感じたりと、錯覚や思い込みというテーマは至る所に適応されています。後は凹んでいるかと思いきや実は凸っている扉っぽいオブジェクトや立体的に見えるように描かれた絵など、謎解きとは関係ないけど面白いトリックアートも多数配置されています。
難点は一人称視点かつ錯覚を多用したゲームだけあって酔う人はすぐ酔う所。私はFPSが基本ダメな口なので心は面白がっているのに体は辛がっているという矛盾を抱えた状態で遊んでいましたが、個人的にはそこまでしてでも遊んだ価値は間違いなくあったと思います。
メインストーリーそのものは2~3時間で終わるほど短いので、章の合間合間に休憩を入れる形で遊び切りました。正直な所、本作に関してはFPSを普段遊んでいて慣れている人でも酔ってしまう可能性が充分あるとは思います。

本作はホラーゲームではありませんが、ある章のみ恐怖心を掻き立てられる場所があるので注意。それ以外の場所もリミナルスペース感からか多少の不安を感じなくもないですが、その章だけはガチで怖がらせにきています。
この章に関しては遠近法をほぼ利用しないのもあって初めて来た時なんかは無駄に入れられた恐怖シーンに思えてしまったのですが、実際には暗い=怖いという思い込みを利用した章になっていますドア越しに人影に見えるマネキンが置いてあったり「DIET SODA」と書かれた箱の文字列がドアで一部隠れて「DIE」に見えたりと本当は何も怖くないものでも雰囲気と見せ方に引っ張られて怖く見えるというギミックがメインになっていて、開発者コメンタリーを読んでそこまで考えられていたのかと改めて凄いと思えた章の代表です。

気に入った人は隠し要素探しやおまけモードも是非


メインストーリーは結構すぐ終わってしまうのですが、隠し要素やおまけモードもあるのでもう少し遊べます。ただし、おまけモードは本編のマップを再利用しただけで謎解きの内容自体は変わらないので物足りなさはありますが…。
マップ上には色付きのチェスの駒ブループリント星座部屋が隠されているのですが、その隠し場所が中々に巧妙でこんな所に…と思える場所ばかりです。本筋とは関係無さそうでも何となく行けそうな道や扉があったら行ってみると大体何かあります。
チャプターセレクトから再開する機能も解禁されるので再探索はしやすめ。そのチャプターで隠し要素を見つけているかどうかをマークで表示してくれるのもありがたいです。
他には自前の実績機能も存在。全ての火災報知器のピンを抜いたり・消火器を調べ回ったり・通しでプレイして35分以内にクリアしたりと、簡単なものから難しめのものまで用意されています。
本編とは独立したおまけモードには、本編の謎解きを物を動かせる回数とジャンプ回数に制限がかかった状態で解かないといけない「チャレンジモード」本編と内容は変わりませんが開発者のメッセージが至る所に置かれた「開発者コメンタリー」の2つがあります。やり込みたい方やこの作品が気に入った方はこちらも是非。
特に開発者コメンタリーでは各章がどういうコンセプトで作られたのかを解説してくれるので、なるほどと思える新しい発見もあります。言うなれば設定資料モードなので考察が好きな人は遊ばないともったいないです。
後は私が遊んだのはSwitch版なので無かった機能ですが、Steam版にはワークショップでダウンロードしたオブジェクトを配置できるMOD追加のような機能が備え付けられているとの事。変な遊びをしたい人はSteam版がいいかも。



総評:錯覚が現実になる、遊べるトリックアート展のようなパズルゲーム

大きく見えるものは本当に大きくなり・小さく見えるものは本当に小さくなる、不思議でユニークなパズルゲーム。Superliminal(超境界)というタイトル通り、錯覚が認知という境界を乗り越えて現実に殴り込んできます。
メインは遠近法を用いて物のサイズを変えるギミックなのですが、それ以外にも立体に見える絵など錯覚を用いたギミックが多数用意されています。さながらゲームで遊べるトリックアート展といった感じの作品なのですが、ゲームの中だからこそ現実では起こりえない現象をも体験できる唯一無二の作品です。
ただし、カメラが一人称なのに加えて錯覚を多用するゲーム性ゆえに超が付くほど酔いやすいので注意。ボリュームも控えめではあるので、休み休み遊ぶのがベストかもと思いました。
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