【Switch】『島々鉄道局』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】
『島々鉄道局(Tails of Trainspot)』を購入しました。

動物たちの鉄道敷設パズルゲーム。数日前に遊んだ『Constellations』に引き続いて線を引くタイプのパズルです。
PVを見て面白そうだと事前にマークしていた作品でもあります。今はSwitch版のみ発売されていますが、SteamにもページができていてPC版も後日配信予定との事。
全ステージを★3クリアするまで6時間程。予想していたよりも難易度は控えめでした。

ルールは簡単で、数字が書かれた駅同士を線路で繋げていく、それだけ。駅の屋根に書かれている数字はその駅に繋げていいレールの数で、本数制限を守りつつ全ての駅を繋げられたらステージクリアです。
操作も簡単で、起点となる駅にカーソルを合わせてAボタンを押したままLスティックを繋げたい駅の方向に倒せば後は自動的に駅と駅の間にレールが敷かれます。逆に既に敷かれているレールを撤去したい時はBボタンを押したままLスティックを倒します。
Lスティックを倒す時間が長いと上手く反応してくれなかったりもして、最初はちょっと戸惑うようなレスポンス。残念ながらタッチ操作には対応していません。
レールを敷くとその上を機関車が走り出します。機関車のデザインがしっかりしているのも個人的評価点で、島ごとに輸送する物品が変わるのに合わせて違う種類の機関車が登場します。
ZLを押すとカーソルを合わせていた地点にカメラが近づいていってくれるので、機関車や駅の様子を至近距離で観察することも可能。駅の周りを利用客がチマチマ移動するのも可愛らしいです。
本作にはレールの本数以外にも気を付けないといけないことがもう1つあります。右上には常に残り予算が表示されているのですが…。
予算はレールを1本敷設する度に-100ずつ減っていきます。レールを回収しても予算が減った分は戻ってこないので、何度も敷いたり回収したりを繰り返していると底を付いてしまいます。
予算が無くなってもクリアまではやらせてくれますが、クリア後の評価で貰える★が残った予算の量で決まるので、ミスの多さに合わせて★の数も減ってしまいます。最高評価の★3を狙うとミスは2~3回までしか許されないので割とシビア。
一方で、問題自体はそこまで難しくはなくて繋げられる駅同士をしっかり探していけば自ずと答えが出てきます。色々試してみるのがしにくい代わりに、理詰めで丁寧に埋めていけば割とすぐ解決する感じの作り。
レールが敷けるのは上下左右の4方向のみ・同じ方向には2本までという制限が大きなヒントになっていて、特に一方向にしか伸ばせない駅・角っちょにある3以上の駅・端っこにある6・全方向に2本ずつ伸ばすのが確定している8を取っ掛りに解いていくとやり易いです。後半になると仮定法を使う問題も出てきますが、そうでなければスラスラ解いていけるステージがほとんど。
それでも★3を目指すと数回リトライすることもしばしば。リトライの度に直前の会話シーンから見ないといけないのは少し難点で、会話を飛ばせるボタンがあったり・設定で自動スキップできる機能があれば良かったと思いました。
ゲームを進めていくとギミックも追加されていきます。繋げていい数がマスキングされている駅・2択でどちらかにしか繋げられない廃駅など、シンプルですがちょっとしたスパイスになるような仕掛けです。
時間制限は基本的には設けられていませんが、ストーリー最後の3ステージのみ時間制限があって素早く解いていかないと失敗になるし、問題自体も難しめな上に連続で3~5問解かないとクリアにならない難関となっています。でも予算のことは気にしなくてよくなっているので試行錯誤ができるし、クリアできたら確実に★3つ貰える仕様なのは有情。
ストーリーで挑戦することになるステージの数は全63問。これだけでも充分数の問題が用意されていますが、エンディング後にはオンラインランキングに挑戦できるようになります。

オンラインではエンドレスとデイリーの2ルールで遊べます。エンドレスは1問クリアする度に時間がプラスされていく中でどれだけ問題数とスコアを稼げるか・デイリーは5問を早く解いてスコアの高みを目指すというルールになっています。
パズルゲームは一通りクリアしてしまうとやる事が無くなりがちなので、その後も日々の日課として遊べるモードがあるのはありがたいです。デイリーに参加してポイントを溜めるとプレイヤー名の横にバッジが付くのもちょっと嬉しいポイント。

本作はストーリー仕立てで進んでいきます。イタチのティモとマングースのトビーのタッグが主人公で、鉄道会社に務めている彼らは色んな島に線路を敷きに行き、色んな住民と出会うことになります。
ティモはしっかり者ながらも強気・トビーはマイペースでおおらかな性格。ほぼ真反対な性格の2人なので意見のぶつかり合いがあったりしますが、頼まれた仕事はちゃんと遂行していきます。
島で出会う動物の方も中々にクセが強め。真面目だけどおっちょこちょいな遺跡調査員のジャコウネコ、武器(?)を持って邪魔してくるおばちゃんアナグマ、トラック輸送会社を運営しているリス3兄弟など、ユーモラスなキャラばかり。
1ステージ毎にイベントシーンが必ず用意されていて動物たちの掛け合いをたくさん楽しめるのもgoodポイント。なんだかんだストーリーは先が気になるから進めるという原動力にもなるので、個人的にはあると嬉しいですね。
会話が面白いだけでなく意外性もあるので読んでいて楽しかったです。終盤の展開はかなり壮大ですが、序盤の方から伏線が張られているので唐突感はあまり感じませんでした。
ただ、ストーリー仕立て故に特定の問題をスキップして先に進むといったことはできないようになっています。後半になると結構考えないと解けない問題もあったのでつまづく人もいるかも。
PVにも映っていたミニゲームは各島最後のステージをクリアすると遊ぶことができます。サイコロを用いたハイアンドロー・具材を覚えて弁当を作るゲーム・注文と同じドリンクを作るゲーム・スネークゲームの計4種類が収録。

スコアを記録してくれる機能もあって、ちょっとした息抜きにちょうどいいシンプルさ。上手くいかなくても次のステージに進むことができるので完全にオマケです。
あるミニゲームに描き込まれた虫さんが出てくる点は苦手な人もいそうなので警告を入れておきます。動物たちが主役なだけに昆虫を普段から食べているような内容の会話も出てくるので注意。
動物たちが繰り広げるストーリーやレールの上を機関車が通る様子など可愛らしい部分の印象も強め。日本語訳が変な部分があったりもしますが、世界観やキャラクターは結構好きです。
パズル以外のミニゲームも息抜きとして遊ぶのには悪くなかったです。ユーモラスな動物たちに惹かれた人・適度に考えたら解けるパズルを探している人にオススメと言えるかなな作品です。
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動物たちの鉄道敷設パズルゲーム。数日前に遊んだ『Constellations』に引き続いて線を引くタイプのパズルです。
PVを見て面白そうだと事前にマークしていた作品でもあります。今はSwitch版のみ発売されていますが、SteamにもページができていてPC版も後日配信予定との事。
全ステージを★3クリアするまで6時間程。予想していたよりも難易度は控えめでした。
任天堂の公式オンラインストア。「島々鉄道局(Tails of Trainspot) ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:島々鉄道局
・発売元:Poly Poly Games
・開発元:
Kibi Games / Poly Poly Games
・対応ハード:Switch
・定価:1480円(税込)
・発売日:2023年6月16日
・ジャンル:パズル
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© Poly Poly Games Co.,LTD. All Rights Reserved.
どういう人にオススメ?
・パズルゲームが好きな人!
良かった点
・シンプルなルールで難しすぎない難易度のパズル
・ステージを一通りクリアした後もオンラインモードを遊べるようになる
・1ステージずつ話が進んでいくストーリー性が強めな作り
賛否両論?点
・リトライ時は会話シーンを飛ばせるようにして欲しかった
・クリアできないステージがあってもスキップして先に進むことはできない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
・発売元:Poly Poly Games
・開発元:
Kibi Games / Poly Poly Games
・対応ハード:Switch
・定価:1480円(税込)
・発売日:2023年6月16日
・ジャンル:パズル
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
© Poly Poly Games Co.,LTD. All Rights Reserved.
どういう人にオススメ?
・パズルゲームが好きな人!
良かった点
・シンプルなルールで難しすぎない難易度のパズル
・ステージを一通りクリアした後もオンラインモードを遊べるようになる
・1ステージずつ話が進んでいくストーリー性が強めな作り
賛否両論?点
・リトライ時は会話シーンを飛ばせるようにして欲しかった
・クリアできないステージがあってもスキップして先に進むことはできない
備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)
パッと見難しそうだけど意外と解きやすいパズルゲーム

ルールは簡単で、数字が書かれた駅同士を線路で繋げていく、それだけ。駅の屋根に書かれている数字はその駅に繋げていいレールの数で、本数制限を守りつつ全ての駅を繋げられたらステージクリアです。
操作も簡単で、起点となる駅にカーソルを合わせてAボタンを押したままLスティックを繋げたい駅の方向に倒せば後は自動的に駅と駅の間にレールが敷かれます。逆に既に敷かれているレールを撤去したい時はBボタンを押したままLスティックを倒します。
Lスティックを倒す時間が長いと上手く反応してくれなかったりもして、最初はちょっと戸惑うようなレスポンス。残念ながらタッチ操作には対応していません。
レールを敷くとその上を機関車が走り出します。機関車のデザインがしっかりしているのも個人的評価点で、島ごとに輸送する物品が変わるのに合わせて違う種類の機関車が登場します。
ZLを押すとカーソルを合わせていた地点にカメラが近づいていってくれるので、機関車や駅の様子を至近距離で観察することも可能。駅の周りを利用客がチマチマ移動するのも可愛らしいです。
本作にはレールの本数以外にも気を付けないといけないことがもう1つあります。右上には常に残り予算が表示されているのですが…。
予算はレールを1本敷設する度に-100ずつ減っていきます。レールを回収しても予算が減った分は戻ってこないので、何度も敷いたり回収したりを繰り返していると底を付いてしまいます。
予算が無くなってもクリアまではやらせてくれますが、クリア後の評価で貰える★が残った予算の量で決まるので、ミスの多さに合わせて★の数も減ってしまいます。最高評価の★3を狙うとミスは2~3回までしか許されないので割とシビア。
一方で、問題自体はそこまで難しくはなくて繋げられる駅同士をしっかり探していけば自ずと答えが出てきます。色々試してみるのがしにくい代わりに、理詰めで丁寧に埋めていけば割とすぐ解決する感じの作り。
レールが敷けるのは上下左右の4方向のみ・同じ方向には2本までという制限が大きなヒントになっていて、特に一方向にしか伸ばせない駅・角っちょにある3以上の駅・端っこにある6・全方向に2本ずつ伸ばすのが確定している8を取っ掛りに解いていくとやり易いです。後半になると仮定法を使う問題も出てきますが、そうでなければスラスラ解いていけるステージがほとんど。
それでも★3を目指すと数回リトライすることもしばしば。リトライの度に直前の会話シーンから見ないといけないのは少し難点で、会話を飛ばせるボタンがあったり・設定で自動スキップできる機能があれば良かったと思いました。
ゲームを進めていくとギミックも追加されていきます。繋げていい数がマスキングされている駅・2択でどちらかにしか繋げられない廃駅など、シンプルですがちょっとしたスパイスになるような仕掛けです。
時間制限は基本的には設けられていませんが、ストーリー最後の3ステージのみ時間制限があって素早く解いていかないと失敗になるし、問題自体も難しめな上に連続で3~5問解かないとクリアにならない難関となっています。でも予算のことは気にしなくてよくなっているので試行錯誤ができるし、クリアできたら確実に★3つ貰える仕様なのは有情。
ストーリーで挑戦することになるステージの数は全63問。これだけでも充分数の問題が用意されていますが、エンディング後にはオンラインランキングに挑戦できるようになります。

オンラインではエンドレスとデイリーの2ルールで遊べます。エンドレスは1問クリアする度に時間がプラスされていく中でどれだけ問題数とスコアを稼げるか・デイリーは5問を早く解いてスコアの高みを目指すというルールになっています。
パズルゲームは一通りクリアしてしまうとやる事が無くなりがちなので、その後も日々の日課として遊べるモードがあるのはありがたいです。デイリーに参加してポイントを溜めるとプレイヤー名の横にバッジが付くのもちょっと嬉しいポイント。
個性的な動物たちが織り成すストーリー

本作はストーリー仕立てで進んでいきます。イタチのティモとマングースのトビーのタッグが主人公で、鉄道会社に務めている彼らは色んな島に線路を敷きに行き、色んな住民と出会うことになります。
ティモはしっかり者ながらも強気・トビーはマイペースでおおらかな性格。ほぼ真反対な性格の2人なので意見のぶつかり合いがあったりしますが、頼まれた仕事はちゃんと遂行していきます。
島で出会う動物の方も中々にクセが強め。真面目だけどおっちょこちょいな遺跡調査員のジャコウネコ、武器(?)を持って邪魔してくるおばちゃんアナグマ、トラック輸送会社を運営しているリス3兄弟など、ユーモラスなキャラばかり。
1ステージ毎にイベントシーンが必ず用意されていて動物たちの掛け合いをたくさん楽しめるのもgoodポイント。なんだかんだストーリーは先が気になるから進めるという原動力にもなるので、個人的にはあると嬉しいですね。
会話が面白いだけでなく意外性もあるので読んでいて楽しかったです。終盤の展開はかなり壮大ですが、序盤の方から伏線が張られているので唐突感はあまり感じませんでした。
ただ、ストーリー仕立て故に特定の問題をスキップして先に進むといったことはできないようになっています。後半になると結構考えないと解けない問題もあったのでつまづく人もいるかも。
PVにも映っていたミニゲームは各島最後のステージをクリアすると遊ぶことができます。サイコロを用いたハイアンドロー・具材を覚えて弁当を作るゲーム・注文と同じドリンクを作るゲーム・スネークゲームの計4種類が収録。

スコアを記録してくれる機能もあって、ちょっとした息抜きにちょうどいいシンプルさ。上手くいかなくても次のステージに進むことができるので完全にオマケです。
あるミニゲームに描き込まれた虫さんが出てくる点は苦手な人もいそうなので警告を入れておきます。動物たちが主役なだけに昆虫を普段から食べているような内容の会話も出てくるので注意。
総評:難しすぎず簡単すぎないパズル&動物たちのユニークな世界を楽しめる
プロモーションビデオやストアページの説明を見ると難しそうに見えますが、レールを敷ける所を探していけばサクッと解ける問題も少なくありませんでした。パズル慣れしている人だと簡単とまで思えるかも。動物たちが繰り広げるストーリーやレールの上を機関車が通る様子など可愛らしい部分の印象も強め。日本語訳が変な部分があったりもしますが、世界観やキャラクターは結構好きです。
パズル以外のミニゲームも息抜きとして遊ぶのには悪くなかったです。ユーモラスな動物たちに惹かれた人・適度に考えたら解けるパズルを探している人にオススメと言えるかなな作品です。
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