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【Switch/スマホアプリ】『たいみんぐぅ~』を遊んだ感想&レビュー【プレイ断念】

2022/12/18
ゲーム感想&レビュー 0
Switchソフト スマホアプリ 音楽ゲーム
『たいみんぐぅ~』を購入しました。

e-shopで93%offの100円という破格でセールしていたので買いました。リズム天国ならぬリズム地獄という感じの作品。
先に結論を言ってしまいますが…私が遊んだことがある音ゲーの中でも一番オススメできない作品です。操作方法が曲ごとに違っているので一概にはまとめられないのですが、わかりやすさ・リズムにノる楽しさ・ボリュームが欠けていて夢中になれませんでした。
3時間ぐらい遊んでギブアップ。最後の曲だけクリアできていませんが、別にできなくてもいいかな…と思ってやめてしまいました。

任天堂の公式オンラインストア。「たいみんぐぅ~ ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:たいみんぐぅ~
・発売元:MAGES.
・開発元:MAGES.
・対応ハード:
Switch/スマホ(Android/iOS)
・定価:
-Switch版:1496円
-スマホ版:無料(アプリ内課金有)
・発売日:
-Switch版:2021年11月11日
-スマホ版:2022年6月17日
・ジャンル:
ノリノリ♪ 地獄めぐり!?ゲーム
・CERO:A(全年齢対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:©MAGES.
・公式サイト:
https://game.mages.co.jp/timingooo/

どういう人にオススメ?
・シュールな地獄を巡ってみたい人!

良かった点
・地獄というテーマはユニークで悪くなかった
・やってて楽しいと思える曲もあった

賛否両論?点
・チュートリアルはムービーのみの解説で練習パートが無い
・長押しの開始タイミングも離すタイミングもわかりにくい曲が多い
・Excellent判定がシビアすぎるし曲も盛り上がりに欠けている
・暗記ゲーがマジのガチの暗記ゲー

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)



「天国だと思った?残念、地獄です」なリズムゲーム


本作は物語仕立てで話に合わせて新しい曲が解禁されていく仕様となっています。主人公は右側の男性でナビ娘曰く「ただの手違い」で地獄にやってきてしまったみたいです。
当然そんな理由で地獄行きなど納得できるはずがありません。それで抗議したらなぜか地獄の各地を巡るリズム修行に挑む羽目になった…というよく分からないカオスなストーリー。
この地獄というテーマは中々に面白いと思いました。シュールな雰囲気含めて『リズム天国』を参考にしていると思われる要素が多い本作ですが、あっちが天国だからこっちは地獄というのはド直球ストレートな発想ではあるもののユニークではあります。
収録している曲も蜘蛛の糸や針山地獄といった地獄の場所や話を元ネタにしたもの、ろくろ首や河童やダイダラボッチなどの妖怪が出てくるものが多めです。聞くだけだと何ともおどろおどろしいテーマが多いのですが、どれも怖さよりもユーモラスさを前面に押し出していてシュール可愛いですし、それ以外にも大名行列や漫才など日本の文化を元にしたものも用意されています。
ただし和風一辺倒というわけでもなくて、RPGをテーマにしたしたものや『シュタインズ・ゲート』のうーぱやゲロカエルんが出てきたりもします。マスコットキャラが暮らす地獄とは…?

自分が操作するキャラの側に「あなた」と表示される所なんかもリズ天リスペクト。音ゲー中と会話中で主人公の姿が全然違う上に曲によっても姿が変わりますが、そこはゲーム内でもツッコまれている所なので深くは考えなくてOK。

収録曲は16曲と多くはなく、難易度も通常版とRe版の2種類だけ。曲によって操作方法が変わるのと1曲辺り1〜2分程度で終わるのでミニゲーム集に近い趣。
使うのはAボタンのみ・もしくはAボタンとBボタンのみ。BGMに合わせて指示されたアクションをやっていく感じで、一部の曲では長押し操作も要求されることがあります。

曲を遊んだ後は評価に応じてスタンプを貰うことができて、一度獲得したものはスタンプブックに記録されます。評価は優良失格の4種類で、可以上を取らないと次の曲には挑むことができません。

できれば優良のスタンプを入手した時点で下位のスタンプも埋めて欲しかったとは思いましたが、評価ごとに違うイラストが用意されている所は好きです。スタンプブックで見れる所も地獄でスタンプラリー巡りしている感じがあって良き。
評価時にコメントが出るところもリズ天リスペクト。評価基準は厳しめで、優良を狙うとなるとフルExcellentまではいかなくても80〜90%ぐらいはExcellent&ノーミスでないとダメっぽい。
Excellent判定を出すこと自体がシビアなので初見だと良を取るだけでも結構難しいです…。私もストーリーを進めるためにやっただけだと極一部相性が良かったものを除いて可ばっかりでした。

リズムゲームとして作られていないと感じる所が…


一見するとリズム天国ライクなゲームとして中々良さそうにも見える本作。しかし実際に遊んでみたら違和感と盛り上がらなさに首を傾げたくなる場面が多数ありました。
というのも、開発側が本作をリズムゲームだと意識して作っていないんじゃないかと思わせてくる場面が多々あるのです。それが顕著に出ている場面がチュートリアル。
「砲弾の色が赤くなった時がAボタンを押すタイミングです」とか「ゲージが下がりきる時が長押し解除のタイミングです」とリズムを感じるより目で見ろと堂々な説明がされたり、「青年の「なんでやねん」の「ね」のタイミングでAボタンを押します」とか「コマンドが決定され行動を開始する時がAボタンを押すタイミングです」など文章とムービーだけではよくわからんリズムを実践パート無しでぶっつけ本番させられたり…。
ストレートに言うと説明の仕方が良くなくて、曲によってリズムどころか合図の仕方も違うのにも関わらず説明ムービーを流すだけでプレイヤーが試しにやってみるパートがチュートリアル中に無いのは不親切と言わざるを得ず、本番前のホスピタリティの時点で既にリズム天国と本作で天と地との差が生じてしまっています。いくつかのパターンを聞き分ける必要がある曲であれば一通りのパターン紹介をしてくれはしますが、実際にやってみないとタイミングが掴めるようにならないし結局トライ&エラーになってしまっていたので練習パートは用意していてほしかったです。
目押しゲー暗記ゲーっぽい説明だからダメというよりかは、ゲーム側がリズムにノって遊ぶように見せかける努力を放棄していることがダメなのです。ここに関しては本作がリズム天国を真似しているのがあからさまというのもあって同作と比較されるのは仕方がない事で、細かい所まで似せるなら似せるでしっかり気を使って欲しかった部分ですし、それができないか嫌なら他の部分でもオリジナリティを出して単なる劣化で終わらない程度に差別化すべきだったと、私は思います。

チュートリアルだけでなくゲームパート中にもダメ出ししたい点多数。特に気になるものだけでも、長押し操作がある曲の大部分が押し始めるタイミングも離すタイミングもわかりにくく・指示があったとしても猶予が短すぎる、タイミングを計りにくいのにExcellent判定がジャスト以外受け付けていないレベルでシビア、単純に曲そのものが盛り上がりに欠けているものが多くノリにくいといった所がマイナスポイントです。
曲の盛り上がりに欠けるという所はそう思う理由を言語化するのが難しいのですが…なんというか本作はゲームを面白くするのに必要な変化をBGMではなく操作指示の増加とSEに頼っている感じがします。それ故に指示が複雑になっていくのに合わせて効果音が増えて一見派手にはなっていくのですが、あくまでも派手になるだけで曲そのものは対して変わらないまま終わるので結局は平坦だったという印象になってしまっているのだと考察しています。
ここまで長々と書いてきたものの、結局はノレないからただのタイミングゲーに感じて・ノレないからExcellentが取れなくて楽しくもないというのが根本にあるので、元凶は第一に曲の盛り上がりの無さで第二に難しいとわかりにくいを履き違えた不親切さだと思います。曲自体は単なるBGMとして流れる分には決して悪くない品質ではあるのですが、音ゲーで使われる楽曲としてはプレイヤーに対する標識にもなるメリハリがハッキリしておらずNG。
音ゲーはノーツと音楽が明らかにズレているとかでない限りは楽しく遊べるものだと思っていたのですが…本作は例外。音楽に合わせてアクションするゲームではなく、アクションの指示に合わせてBGMが流れてくるゲームという表現の方が当てはまっている気がします。
曲とアクションがズレると違和感を感じて綺麗に繋がった時は嬉しくなるのが一般的な音ゲーで発生するカタルシス。なのに、本作はミスしまくってもExcellent判定を連発しても特に感じるものがなかったので、もはや本能レベルで音ゲーとして認知できてないまであります。

ここまで記事の中がネガティブなワードだらけなのは良くないと思うので今度はいい所を挙げます。陳腐な感想ではありますが、プレイしていて楽しいと思える曲もちゃんとあったのは事実です。
個人的に「魂の雄たけび」は押すべきボタンが画面に表示されるしタイミングが分かりやすい、「ポップス大名」は一定のリズムでボタンを刻む必要があって忙しいけどリズム感がしっかりあっていい感じ(ただしA長押しの法螺貝が吹かれてから操作するまでの猶予が短すぎるのは減点ポイント)、「わんこそば」はスピーディに投げ込まれる蕎麦が気持ちいい、「うーぱの楽園」は可愛いし押すタイミングがわかりやすいという理由で好き。やはり音ゲーは第一にノレること、第二にボタンを押すタイミングがわかりやすいことが大事だと思いました。
でも逆にプレイしていて許せないと思った曲があったのも事実。それが「にぎって!ゲロカエルん」と「リズムバトル!閻魔大王」の2つ
「にぎって!ゲロカエルん」は音ゲーやってて画面演出以外が理由で気持ち悪くなるという未曾有の体験ができました。カウントダウンが0になるのに合わせてAボタンを押すというルールなのですが、このカウントダウンが等速でカウントされるわけではないのが凄く不条理に感じてしまい気持ち悪かったです…。
しかも最初の数字によってカウントが進むリズムが全然違う上に、0を見てからボタンを押すのではダメで目押しすらさせてくれません。最早こちらができるのは1から始まった場合はこのタイミング、2から始まったらこのタイミング…と覚えてしまうしかない上にReバージョンでは7種類ものパターンがあるので、こんなんただの覚えゲーやん…と思ったのとカウントダウンにする意味自体なかったのでは?と思ってしまいました。
「リズムバトル!閻魔大王」の方は閻魔大王がコンガを叩いたリズムを覚えて後から真似るというルールなのですが、リズムだけでなくAとBのどちらを叩いたかまで覚えないといけないガチのマジの暗記ゲー。リズムの時点で複雑で覚えにくいのにどちらを叩いたかまで覚えないといけないというのは、難しいと言うよりかは紛雑という印象で楽しくありませんでした。
でもリズム天国にも似ている「タンバリン」があるので、それを難しくした感じと言えば決して悪くは無いのかな…と思ったりも。だとしても途中でBGMと関係ないリズムで叩いてきたり・両方コンガの音で区別が付きにくい上に混ぜまくってくる点はタチが悪いと感じますがね。
挙げてない残りの曲は…指示されているタイミングがわかりにくいとか・爽快感がないとか・音ゲーというよりも目押しゲー暗記ゲー感を露骨に感じるとかの何かしらの難点があって、どちらかというと楽しめなかった寄り。打率4/16(25%)と考えると決して高くはないです…。



総評:リズム天国になりきれなかった微妙な作品、100円ならアリだけど定価ではナシ

リズムゲームを自称しているのにノることよりも目押しや暗記を推奨しているような場面が多く、遊んでいてどこか腑に落ちない気持ちがずっと付きまとっていた作品。100円分は間違いなく楽しめましたが…定価で買うのはオススメできません。
雰囲気はリズム天国っぽいのですが、あくまでも「っぽい」だけ。見た目も似てるけど面白さも似てるというパターンならまだ良かったのですが、わかりやすさもノリやすさも文字通り天と地との差があるし、ちょっとの手違いで地獄に落ちたのは本作そのものだった…というオチ。
ここまで読んでくれた人には「この世にはもっと面白い音ゲーがいっぱいあるんやで」とだけアドバイスしておきます。SwitchならDEEMOとかVOEZとかMuseDashとかが本作(定価換算)2本分のお値段で本作の何十倍もの時間は遊び続けられる事を考えるとボリューム面でも褒められないです。
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