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【Steam/Switch】『トゥーディーとトップディー』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/12/23
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト アクション
『Toodee and Topdee(トゥーディーとトップディー)』を購入しました。

本作もIndie World SALEにてセール対象になっていたタイトルの1つ。2Dプラットフォームアクションゲームとトップビュー視点のパズルゲームを組み合わせた少し変わった作品です。
2つのジャンルが組み合わせられているだけあって素の難易度は高め。その一方で緩和できるオプションが豊富に用意されていて優しさにも溢れてました。
エンディングまでは難易度緩和無しで6時間ぐらいで到達しましたが、その後にもやり込み要素や隠しチャプターが用意されていたりもして歯ごたえは中々のもの。

任天堂の公式オンラインストア。「トゥーディーとトップディー ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:Toodee and Topdee
・発売元:diet zribi
・開発元:diet zribi
・対応ハード:PC(Steam)/Switch
・定価:
-Steam版:2050円(税込)
-Switch版:2160円(税込)
・発売日:
-Steam版:2021年8月5日
-Switch版:2022年4月14日
・ジャンル:アクションパズル
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1~2人
・権利表記::© 2022 Diet Zribi LTD
・公式サイトhttps://dietzribi.com/

どういう人にオススメ?
・頭を使うアクションゲームが好きな人!

良かった点
・2Dプラットフォームアクションと倉庫番パズルを組み合わせた独特なシステム
・素の難易度はやや高めだがオプションで緩和できる
・やり込み要素として特定条件を満たしてクリアすると手に入るテントウムシがいる

賛否両論?点
・アクション部分に失敗するとパズル部分もやり直しなのが少し面倒にも感じる
・トップディー視点が若干斜めになっているせいでトゥーディー視点との場所の相違が起きやすい

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




本来なら出会わなかったはずの2人が大冒険


操作キャラクターであるトゥーディートップディーは元から一緒にいた訳ではありません。元々は2人とも全くの別世界・別次元の出身です。
本来なら出会うはずが無かった2人。しかし、世界を分け隔ていたセミコロンが奪われてしまったことで世界そのものが融合した結果、この2人の出会いも生まれました。
彼ら視点だとお互いに壁の上を歩いているように見えているらしく初めて会った時は変な生き物扱いしていましたが、セミコロンの行方を探して一緒に冒険しているうちに仲良くなっていきます。進めていく毎に2人が少しずつ親友になっていくのもエモくてGood。
この2人以外にも、やたらヒントをくれるバグの権化ことバグリやらボスとして立ちはだる守護者やらこの世界の創造主であるアレフやら色々出てきます。(トゥーディー達視点だと)事態は深刻なのですが、出てくる人達が軒並みフランクな性格なので雰囲気はかなり軽め。

住んでいた次元すら違う2人が一緒に冒険するとなると、必然的にその冒険もかなりユニークなものになると想像できます。実際に本作のゲームシステムはかなり独特
その内容はトゥーディー視点トップディー視点を任意に切り替えながら進めるというもの。1人プレイ時はYボタンで操作するキャラを切り替えられて、ドット絵で描かれている世界をカメラが立体的に移動して切り替わるのは地味に凝っているポイント。
視点以外に操作方法も2人で違っていて、トゥーディーを操作している時はBでジャンプできるスタンダードな2Dアクションゲーム同様の操作トップディーを操作している時は倉庫番みたいに箱を押したり持ち上げて移動できるようになります。片方の操作中はもう片方の時間は完全に停まる仕様。
ワープゲートに2人とも辿り着けたらクリア。しかしどのステージも2人の力を合わせないとワープゲートまで進めない様に作られています。
例えば、↓のステージだとゴールゲート前の鍵ブロックを開けるために雲の上にある鍵を取らないといけませんが、このままではトゥーディーのジャンプ力では雲まで届きません。右下には意味深な木箱がありますがトゥーディーでは動かすことができません。

そこでトップディーに切り替えると木箱を動かすことができるようになります。しかしトップディーからすると雲はかなり高い位置にあって全く届きません。

それならどうにかしてトゥーディーが雲の上まで移動できるようにすればいいわけで、そこから木箱を足場にできる位置まで持って行ってあげればいい事に気づけます。こんな感じに2人の協力が不可欠な構造のステージばかりで、ゲームジャンル的にはアクション担当がトゥーディー・パズル担当がトップディーと役割が分かれています。
ただしトップディー側でもブタやコウモリに追いかけられたりするのでゆっくりパズルできるかと言うとそうでも無いです。死因はトゥーディー側のジャンプミスや敵が避けられなったなどが割合としては多いのですが、トップディー側も死にまくる時は死にまくります。
どちらの視点かで挙動が変わるオブジェクトも結構あって、例を挙げるとブタやコウモリはトゥーディー視点ではただ左右にうろついているだけですが・トップディー視点にすると追いかけてくるようになりますし、重力落下するブロックはトップディー視点の時は落下せず・トゥーディー視点に切りかえた途端に落下します。
本作は「アクション×パズル」の掛け算ではなく「アクション+パズル」の足し算で作られている感じでどちらの能力もガッツリ求められます。そのため、難しさも2倍分ですがクリアできた時の喜びも2倍分
上で挙げているステージは序盤に出てくるだけあって非常に簡単ですが、進めば進むほど要求されるアクション力もパズル力も上がっていって難しいと言える難易度にまとまっています。トゥーディーの足元にトップディーが木箱を持ってきてあげるのを繰り返しながら進まないといけなかったり・重力落下するブロックとトゥーディーが落ちるタイミングを合わせないといけなかったりなどの繊細な操作が要求される場面も多数ありますし、ボスと戦わないといけないステージもあります。
ただこの2ジャンルを組み合わせたことによって発生してしまった難点もあって、トゥーディーがジャンプに失敗してリトライしないといけなくなるとトップディーがブロックを移動させる所からやり直す必要があるのは少し面倒でした。一瞬のジャンプに失敗したら数十秒は取られるパズルからやり直しというのは結構なプレッシャー…。
アクションとパズルが合体した他作品に『FILMECHANISM』があるのですが、そちらでも一瞬のジャンプに失敗したらパズルからやり直しという仕様でリトライ時の面倒臭さが増してしまっていました。このジャンルの組み合わせにおいては半ば運命的な難点な気もしますが、直前の視点切替タイミングに巻き戻せる機能など多少やり直しが効きやすいような機能があれば嬉しかったです。
でも、1ステージ辺りにかかる時間は解法さえわかれば数十秒でクリアできるほど短いので、やり直し作業もめっちゃ大変という程ではありません。でもステージ毎にデス数とリトライ数とクリアタイムが記録される所からもリトライしまくる前提の作りではあります。

操作性に関してはトゥーディーの方は特に言う事なしで快適ですが、トップディーの方は真上ではなく少し手前側に傾いた斜め上の視点になっているせいで物を配置すべき位置を把握しにくいと感じた場面がありました。これでいいでしょと思っていざトゥーディー視点にしてみると、思っていた場所とは少しズレてた…なんてことも。
1マスズレただけでダメな場面も割とありますし、特に高速クリアを求められる赤テントウムシや最低限の切り替えでクリアしないといけない青テントウムシ狙いをする時に悩まされることになってしまいました。トゥーディー視点が真横からなので、それに合わせてトップディー視点は真上からにして欲しかったかも。
ちなみに、トップディー視点の手前に斜めっている角度はステージ毎にちょっとずつ違っています。縦に短いステージほど手前側に・縦に長いステージほど真上に近くなっているっぽい。
後はトップディー操作時はアナログスティックだとちょっと独特な慣性があってブロックを押しすぎてしまいがちな所も少しだけ気になったポイント。トゥーディーを動かす時はアナログスティック・トップディーを動かす時はキーボードor方向ボタンと使い分けるのがオススメです。

豊富なオプションで誰でも遊べる&やり込み要素も存在


初期設定だとHPは1しかないオワタ式で敵やトラップは殺意高め。それでいてパズルの方もパッと見でわかるほど単純ではなく手が混んでいて、正直に言うと本作は双方向で難しめに作られています。
その一方で、優しいことにプレイヤー側が難易度を調節できるオプションが用意されています。なのでこだわりなくクリアするだけなら誰でもできるレベルまで簡単にできちゃいます。
オプションでいじれるのはライフ(1~5+∞)・ゲーム速度(25~100%)・空中ジャンプの有無・テレキネシスの有無・超パワーの有無・ボス戦中のチェックポイントの有無。空中ジャンプをONにすると無限ジャンプが可能になり、テレキネシスをONにするとトップディーが遠くにあるブロックを手元に引き寄せられるようになり、超パワーをONにするとトップディーが本来なら持ち上げられない鉄ブロックを持ち上げられるようになります。
ライフとゲーム速度については細かく調節できるので自分に合ったちょうどいい難易度にすることも可。ライフ∞&空中ジャンプ有にすると最早どんなステージすら余裕でクリアできるほどのヌルゲーと化して楽しみを奪うレベルなので自己責任でお願いします。
ちなみにどんな設定にしてもゲームがつまらなくなる以外のペナルティはありません。クリアした時の判定も難易度調節無しでクリアした時と変わらないみたいですし、変なマークが付いてしまうこともないようです。

また、本作にはやり込み要素として各ステージにいるテントウムシを集める要素も準備されています。エンディング後の隠しチャプターであるチャプター6に挑むにはこのテントウムシを一定数以上集めないと挑めません。
テントウムシには3種類いて、素早くクリアすると手に入る赤テントウムシできる限りトゥーディーとトップディーを切り替えずにクリアしないといけない青テントウムシ敵を倒さずにクリアする必要がある紫テントウムシがいます。ただでさえ難しいステージにプラスして条件を課してくるので大変です。
特に赤テントウムシは時間がシビアに設定されているようですぐに飛んでいってしまいます。理詰めで解ける青や紫と比べても難しい…。
一応こちらも難易度設定をいじれば簡単に入手できるようにもできるので、どうしてもという時は公式チートに頼るのもアリかも。チャプター6に行くには100匹(110匹だったかも)は集めないといけないし…。



総評:2つの視点と次元で進めていく!新感覚のアクションパズル

2Dアクションゲーム世界のトゥーディー視点とトップビューのパズルゲーム世界のトップディー視点を切り替えながら進む、ユニークなアクションパズルゲーム。
ジャンル同士を掛け算したというよりかは足し算して2になった感じの作品です。そのぶん難易度も初期設定だと難しめですが、オプションで緩和できてペナルティもない安心設計で目新しさだけでなく優しさにも溢れていて、正直やり過ぎとまで思うレベル。
テントウムシまで集めだすと中々に大変ですが、そちらもオプションで実質緩和可能。難易度をプレイヤー側が調節できるので、大人から子どもまで・アクション得意から苦手まで幅広いプレイヤー層が楽しめる作品です。
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