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【Steam/Switch】『トランシルビィ』を遊んだ感想&レビュー【クリア済】

2022/04/29
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト アクション
Switch版『トランシルビィ』を購入しました。

サイボーグ少女が主人公のメトロイドヴァニア。Steamでの先行販売時から気になってはいたもののSwitch版も発売決定していたので待ってました。
惹かれた一番の要素はドット絵の可愛いグラフィック。シルビィちゃんはイラストよりもゲーム内の立ち絵の方が可愛い気がします。
クリアまでにかかった時間は7時間程。同サークル作成の「神巫女」と同じく神道要素のあるSFという世界観も特徴的です。

任天堂の公式オンラインストア。「トランシルビィ ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
・タイトル:トランシルビィ
・発売元:フライハイワークス
・開発元:スキップモア/ESQUADRA,inc.
・対応ハード:PC(Steam)/Switch
・定価:1500円(税込)
・発売日:
-Steam版:2021年12月9日
-Switch版:2022年4月28日
・ジャンル:SF探索型アクション
・IARC:3+(3歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
©Flyhigh Works/SKIPMORE/ESQUADRA
・公式サイト:
https://www.skipmore.com/games/transiruby/

どういう人にオススメ?
・メトロイドヴァニアに挑戦してみたい人!

良かった点
・可愛いドット絵ながら操作性は滑らかで良好
・メトロイドヴァニアの中でも戦闘の難易度が控えめで遊びやすい
・開けれるトビラや収集要素がどこにあるかをマップ上に表示してくれる

賛否両論?点
・主人公の変形パターンはもう一種類ぐらい欲しかった
・ファストトラベル機能が無いに等しいので移動が大変

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




可愛いドットグラフィックのほんわかSF


主人公のシルビィはサイボーグ。機械の体を持っている一方で片付けが苦手だったり、面倒くさそうなことは適当に流したりで、人間らしさの強い可愛い調査員です。
ナビゲーターであるネーコムと一緒に次元大陸を探索していくというのが主な目的ですが、探索の途中ではシルビィ以外のサイボーグや次元大陸を管理しているAIにも出会います。神巫女にいたキャラも一部登場。
ストーリーは割とのほほんと進みますし・シルビィ以外のキャラもみんなが個性的かつおちゃめな一面を持っていて、和やかな雰囲気で気楽に遊べるのもgood。
ちなみに、本作の神道要素および和風要素は終盤近くになるまでは背景やオブジェクトに鳥居が登場するぐらいです。基本的にはSFメインの世界観で進みつつ、スパイスとしてちょこっと和が出てくる感じ。
ゲーム内のグラフィックは文字を除けば全てドット絵で描かれていて可愛いです。シンプルめに見せかけて細かいところまで描き込まれていたり、光の広がり方が優しめな所が好き。
BGMもファミコンのようなピコピコ系のゲームミュージックでドットで描かれた世界にピッタリなものとなっています。FM音源アレンジにする有料DLCも配信中。

探索はきっちり・戦闘は優しめのメトロイドヴァニア


次元大陸に降りたはいいものの着陸時に機能の多くを失ってしまうので最初はできることが少なく、BでジャンプAでフリーズガンYでソードを振って攻撃することぐらいしかできません。
ライフも4つしかありませんし、フリーズガン用に貯めておけるエネルギーも少ないし、ジャンプの高さも低くて中々に苦労します。しかも操作慣れしていないこともあってダメージを受けやすくやられやすいです。
しかし探索するほど強化されていくのもメトロイドヴァニアというジャンルの醍醐味。次元大陸内に落ちているユニットを開けることでできるアクションが増えたり・ステータスが強化されていきます。
シルビィが覚えるアクションは2段ジャンプや水中移動などのオードソックスなものから、バイク変形などサイボーグらしい能力も登場します。トランスフォームはロボ主人公ならではの要素と言えていい感じ。
ただ、トランスフォーム先はバイクと飛行機の2種類しかないのでもう少しバリエーションが欲しかったというワガママ。勝手に考えた案ですが、水中で潜水艦になったりとか色々考えられそうな設定だったので…。
操作性はかなり良く素直にシルビィが動いてくれるのでストレスフリーです。サクサク動いてザクザク敵を倒せるのも爽快。
フィールドにいる黒いヤツはダークマテリアンと呼ばれる敵。ただ歩き回っているだけの種類もいれば、弾で攻撃してくる種類もいて数も多いです。
ソードで倒すとフリーズガン用のエネルギーを獲得できます。フリーズガンは敵を撃つことで固定できる特殊な銃で、固定した敵は足場になったり・固めた後にソードで攻撃すると硬い相手も一撃+30%の確率でライフ回復アイテムを落とします。
敵の固定+足場にしてジャンプはよく使うテクニックとなっていて、場所によってはちょうどいいポーズと場所で固める必要がある事も。もし足場にしないといけない敵を倒してしまっても少し離れて戻ってくると復活してます。

先のエリアへ進むにはトランチップという黄色い菱形のアイテムを集めてチェックポイントへ持っていく必要がありますが、その時点で集められる50個のチップを全て取らないと先には進めない仕様となっています。
探索型のゲームで一つの取り逃しもできないとか大変そう…と考える方もいると思いますが、マップを見れば取っていないチップの場所や開けていないトビラの場所を表示できるし・探索する範囲を制限してくれているおかげで集めやすくなっています。
一方で隠し通路の先などのわかりにくい位置にチップが配置されていることがあって見逃すことも少なくなく、しっかり探索しないと先に進めないので優しすぎず厳しすぎずという感じのバランス。
アクション操作の正確性よりも、怪しい所を見つける観察力やルートを開拓する探索力を問われる場面の方が多い印象でした。壁とかもよく見てないと隠し通路をスルーしがち。
各エリアにはボスもいますが、避けやすい攻撃ばかりかつ攻撃パターンも3つぐらいと少なく倒しやすくなっています。どのボスも2~3回ぐらい挑戦すれば大体の人が倒せるぐらいにはマイルドです。
もしやられたとしても、各地にあるチェックポイント兼セーブポイントからすぐ復活できるのでやり直しもスムーズで気力を削がれにくいのも良点。
その代わりに、回復手段が面倒かつ即死ギミックもあるのでエンディングまでに30回ぐらいはミスりました。ゲーム内のAchievementには「ノーミスでクリアする」という実績がありますがコレはかなりの上級者向け。
クリアまでなら比較的簡単でも、実績コンプリートまで含めるとノーミスクリア以外にも「(収集要素)を全て集める」「3時間以内にクリアする」などやりごたえのあるものが用意されています。
クリアには関与しない収集要素もあって、敵の情報が見れるようになるダークチップメガトランチップ迷子のドラモス4つのシークレットアイテムもマップにちらばっています。このうちドラモスだけはマップに位置が表示されますが残りは自力での捜索が必要。
このゲームではっきりと難点と言えるのはファストトラベルができないことぐらい。マップ自体は広くは無いのですが、地形が入り組んでいるためチップなどの取り逃しがあると戻るまでが大変です…。
一応中盤で各地にあるドラモスの像へ相互にワープできる機能が解禁されますが、結局は像がある場所へ行くまでに徒歩での移動が必要ですし・行ける場所も各エリア1箇所ずつだけで普通のワープゲート移動と大して変わらず便利とは言えないものでした。

パズル要素も少し登場


戦闘や探索だけでなくパズルがちょくちょく挟まるのも本作の特徴と言える部分。
調査対象であるDNAクオーツを取る時にはいわゆる「箱入り娘」という形式のパズルをやらされますし、それ以外にエリアのギミックでスライドパズルをやる場面もあります。
パズル以外にも謎解き要素があって、例としては数字が書かれたトビラを開けてくれるシスター達を起動するためにパスワードを見つけて入力する場面もあります。
ヒントを見つけないと解けないイベントは結構悩んだこともありましたが、近くの背景をよく見たり・視点をズラした所に答えが書いてあったりするのでここでも観察力や発見力が試される感じとなっています。
メトロイドヴァニアでパズルが挟まってくるのは結構レアな印象。個人的に謎解きは好きなので今作のパズル要素はいいねと思った部分ですが、アクションや探索だけがやりたくて買いたいという人は注意かも。



総評:初心者にもオススメの遊びやすいメトロイドヴァニア

素直な操作性・可愛いグラフィックやキャラクター・マイルドなボス戦と遊びやすい要素が揃っている一方で、しっかり探索しないと次のエリアまでたどり着けない厳しい一面もある作品。
他のメトロイドヴァニア作品って探索以外にボスがメチャ強なことが多くて戦闘でも苦労することが多いのですが、本作の場合は戦闘面は優しめで探索のやる気さえあればOKという感じで間口が広め。
初心者がメトロイドヴァニア入門として遊ぶのにオススメできると同時に、収集要素やアチーブメントのコンプリートを目指すという上級者向けの要素も用意されているので、万人受けしそうな良作だと思います。
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