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【マルチプラットフォーム】『Youtubers Life2』を遊んだ感想&レビュー【プレイ断念】

2022/09/03
ゲーム感想&レビュー 0
Steamゲーム PCゲーム Switchソフト PS4ソフト XboxONEソフト XboxX|Sソフト シミュレーション
『Youtubers Life2 -ユーチューバーになろう-』を購入しました。

買ったのはSwitchパッケージ版。YouTuberシミュレーターは中々見ない題材だし面白そう!と思って購入しました。
しかし、個人的にはあまり楽しめず10時間ぐらいでプレイを断念した作品です。思っていたよりもYouTubeチャンネル関連の機能が少なくて、1年目の夏がちょうど終わった時点ですがもういいや…と思ってしまいました。
エンディングを見れていない状態でのレビューとなることをご了承ください。とりあえずのメインストーリーが用意されていることを鑑みるとEDも用意されていそうですが…。

どのトレンドもNewTube Cityでは見つけるべきストーリーだ!30人以上の魅力的なキャラクターと合って新しい冒険を通じて成功を手にしよう。そこで経験したことを投稿して君がなりたかった有名なユーチューバーに成長しよう。君の栄光への道はここから始まる!
・タイトル:Youtubers Life 2
・発売元:Raiser Games / DMM GAMES
・開発元:UPLAY Online
・対応ハード:
PC(Steam)/Switch/PS4/XboxOne/XboxX|S
・定価:
-Steam版:3980円(税込)
-Switch/PS4版:4950円(税込)
-XboxOne/XboxX|S版:5041円(税込)
・発売日:
-Steam版:2021年10月19日
-Switch/PS4版:2021年12月9日
-XboxOne/XboxX|S版:2021年12月10日
・ジャンル:ライフシミュレーション
・CERO:B(12歳以上対象)
・プレイ人数:1人
・権利表記:
Youtubers Life 2. Published by Raiser Games © Raiser Games S.L. Developed by UPLAY Online S.L. All rights reserved.
・公式サイト:
https://www.youtuberslife.com/

どういう人にオススメ?
・インフルエンサーを目指してみたい人!
・生活シミュレーションゲームが好きな人!

良かった点
・トップユーチューバーを目指すというテーマは面白い
・生活シミュレーションとしては十分にコンテンツが揃っている
・海外の有名ユーチューバーがゲストとして登場する

賛否両論?点
・ゲーム系チャンネルしか運営できない
・動画撮影からクエストの内容に至るまであらゆる所で説明が少なすぎる
・建物から入ったり出たりする度に長いロードが挟まるのがストレス

備考
(当ブログの画像はSwitch本体の機能を用いて撮影)




ゲーム実況でトップユーチューバーを目指そう


とあるゲーム(前作?)をクリアしたことで才能を見込まれた主人公がYouTuberならぬNewTuberが集うNewTube Cityに招待される所からゲームスタート。タイトルには堂々とYouTubeと書いてあるのにゲーム内では文字ってる謎。
まずは主人公の見た目とチャンネル名決めと家の場所決め。家は3エリア(中心街・港・高級住宅街)から選ぶことができますが、利便性を考えてゲーム屋さんなどの施設が固まっている中心街を選択しました。
本作の目標はNewTube Cityで暮らしつつ最強の配信者になること。まずはYouTube…じゃなくてNewTube上でのチャンネル運営について紹介します。
とは言っても、やることといえば動画の題材決め⇒収録⇒編集⇒投稿という皆さんご想像通りの作業を毎日繰り返していくだけなのですが。チャンネルの登録者数が一定数を超えると記念の盾が貰えたり・動画の再生数に応じて広告収入が貰えるというYouTubeらしい要素もちゃんと用意されてます。
登録者数の少ない序盤は動画による収入も少なくてお金がカツカツ、なので手持ちのスマホから受けられるタスクでその日暮らし分の小銭を稼ぐ必要も出てきます。タスクの内容は特定のトレンドを含む動画やライブ配信や写真をSNSにアップロードしたり、NPCへ荷物を運んだりというもので短期のアルバイトや案件みたいなもの。
開始直後は稼ぎが少ない上に準備しないといけない物が多くタスクもやらないとで忙しくなりがち。でも登録者数が増えて再生回数も稼げるようになれば広告収入だけでも十分やっていけるようになる夢のような職業がYouTuber。
ただし、チャンネルの方向性はゲーム系で固定されてしまっていて運営方針の自由度はありません。撮れる動画のジャンルも動画ブログ・ゲーム実況・インタビュー・開封の儀のみで多いとは決して言えません。
前作の「Youtubers Life」ではゲーム系以外に音楽系・料理系・ファッション系のチャンネルも運営できたらしいのですが…。個人的には熱した鉄球で遊ぶやつとかぷよぷよボールをたくさん使うやつとかスライムで風呂を作るやつとか、現実では準備や片付けが面倒そうな実験系チャンネルか料理系チャンネルを運営したかったので残念。
無いものをグダグダ言ってもしゃーないので、まずはゲームハードとソフトを揃えて登録者数1万人以上のブロンズリーグを目指していくことに。ここまではテキトーにやっても1ヶ月足らずで達成可能なのでチュートリアルの範疇。
動画作りの要となるゲーム関連機器はプレイヤー1というお店やAmazingOnというネットショップで揃えられます。本作に出てくるハードはいずれも現実にある機種を文字ったものばかり(例:ニコソフトZbox⇒MicrosoftXbox)で、中古市場で買えるレトロハードもあったり・ゲーム内の年月が進むほど新機種や新作ソフトが発売されていくのは中々にリアル。

動画収録では3枚のリアクションカードから1枚選ぶというのを5ラウンド繰り返し、5種類ある絵文字ゲージをMAXにした数に応じて動画の評価が上昇するというルールになっています。
リアクションカードにカーソルを合わせた時に緑の円で囲まれる所が上昇する項目です。上昇値が高い代わりに赤の円で囲まれた項目がマイナスされるカードもあるので注意。
本作の地味ながら大きな難点はゲーム内での仕様説明やヒントがとても少ない事。高評価が取れる動画作りのコツなどは一切教えてくれず自らネットで調べるか手探りするかになるし、リアクションカードに書かれている文章もぶっちゃけ意味不明なので最初の頃はマジで何をすればいいかわかりませんでした…。
やるべき事はメインクエストという形で誘導してくれますが、教えてくれるのは基本の「き」までで後は試行錯誤してねと言わんばかり。独自のシステムやアイコンが多いのに説明が少ない所は不親切と言わざるを得ません。
収録の後は編集作業の為にパソコンと向き合います。クリップの順番を動かしてできるだけ多くの棒が繋がるようにすれば動画の質が上がりますが、前後が繋がっていないクリップは評価の対象にならないので省いちゃいましょう。

パソコン周りの設備を強化していくことで編集に必要なレンダリングポイントを増やすこともできます。ただしPC周辺機器はかなり高額なため序盤は手を出しにくめ。
設備強化は出費が大きいし後でやろう…と思っていたら、急にPCが故障して半ば強制的に部品を買わされるイベントも発生するので油断できません。ある日突然に一部のクリップだけブラックアウトしたりノイズが入ったりするので初見時はかなりビビります。
なんやこれ…と思いつつそのまま動画を公開したらゲーム内のコメント欄で画面がおかしいことに言及している人が出てきて、さらにもうちょい経ってからナビゲーター兼カメラのドローン君のセリフでPCパーツを取り替えるように催促されて、ようやくこれらの現象がPCパーツを買わせるための強制発生イベントであることに気づきました。
正直に言うと、このイベントは無理やり出費させられている気持ちになってしまいウザいと感じてしまいました。PCパーツの購入を促したかったにしても急な出費になる上に序盤の収入の少なさもあって懐へのダメージが大きいので、普通のアドバイスやサイドクエストというマイナスイベント味を出さない形で教えて欲しかったです…。
最後に動画の名前とサムネイルを決めて公開します。動画1つ1つにタイトルをつけていくのは流石にめんどいと思わなくもないですが、有難いことに動画名をランダムに付けてくれる機能&クリックベイトなる機能も存在します。
ただこのクリックベイトは罠。よくわからないまま使っていたらだんだんチャンネルへの感情がお怒りのマークになり低評価爆撃を食らうようになってなんで?と思ったら、クリックベイトはいわゆる釣りタイトルらしくて再生数を稼ぎやすい代わりに視聴者の怒りを買いやすい禁じ手との事…。使ってみてねと言わんばかりに目立つ所に置くならデメリットも教えてよ!(泣)
動画投稿後には高評価数と低評価数が表示され、さらに一日の終わりには最新動画の再生回数に応じた収入を貰えます。評価の高い動画を作る他にトレンドに沿った内容の動画を投稿すると注目されやすく良く伸びる傾向アリ。
本作ではトレンドをひたすら追いかけてその動画を撮影していくのが正攻法となっています。おかげで動画の題材に悩むことがないのは助かりますが、特化型チャンネルを運営する旨味は本作においては存在しません。
InstaLifeというインスタグラムみたいなSNSに写真を乗っけられる機能もあって、そちらでトレンドに関わる写真を投稿しまくるとその後の動画撮影時に特定のハッシュタグを乗っけられるようになる仕様は面白かったです。動画中のセリフで話題に触れている感じなんですかね。
とりあえず少しでもゲームパッケージやインテリアが写っていたらトレンドの写真扱いになるので、そういう意味でもプレイヤー1には通い詰めすることになります。店内で許可なく(?)写真を撮りまくるとか中々の迷惑行為な気もしますが…。

撮影用ドローンのアップグレードを行うと、暗視機能がついて夜の野外でも写真や配信が撮れるようになったり・ライブ配信(生放送)・特定スポット以外でのライブ配信が行えるようにもなります。
ライブ配信ではリアクションカード選びの代わりに目押しゲーで絵文字ゲージを溜めていきます。こっちの方はルールがわかりやすい。

ライブ配信では普通の動画収録と比べてエネルギーを多く消費しますが、注目を集めることができるだけでなくアーカイブ動画も投稿できるので登録者数を稼ぎやすい気がします。
ひたすらトレンドに乗って毎日動画投稿していけば登録者数が伸びていく一方なのでシムとしての難易度は低め。数字が増えていくのを見るのは楽しいですが、やること自体はずっと変わらないし・目立つ機能もライブ配信以外は増えていかないので早い段階でマンネリを感じてしまいました
ゲーム以外の動画・他YouTuberとのコラボ動画・企業案件・法人化・事務所運営など色々拡張していけそうなテーマだと思ったのですが、こういった機能は残念ながら用意されていないようで…。
どちらかと言うと後述する生活シム要素をメインに据えている感じで、個人的に求めていたものとはだいぶ違っていた作品でした。

NewTubeCityでの生活は楽しくはあるがロードの量と長さがキツい


今度は生活シムとしてどうなのかを紹介します。牧場物語とかスタデューバレー辺りにシステムが似ていて、ゲーム内の時刻や日付がリアルタイムとは独立して経過していきます
1日は朝8時0分からスタートしてリアルの約30秒がゲーム内の1時間です。1シーズンは28日で春夏秋冬の4シーズンの112日で1年が経過します。
時間だけでなくエネルギー残量にも気をつける必要があって、動画撮影や編集作業をすると減少し・料理を食べたりすることで回復・ジムでトレーニングすると最大値が上昇します。作業に必要なエネルギーが足りない際は作業開始自体ができず、ライブ配信の際は枯れた時点で配信が打ち切られるので途中で気絶するということはありません。
エネルギーは初期値だと1つの動画を撮影して編集&投稿したぐらいでちょうど尽きてしまうぐらいの量しかありません。その後も活動したい時や1日に複数の動画を投稿したい時は食事が必要になりますが、ご飯で延々と回復できるのもどこかで見たことある光景。
寝ると次の日の8時に移行しエネルギーが回復します。セーブもベッドで寝たタイミングにのみ行われる仕様です。

NewTubeCityは配信者が集まっているだけあって動画作りをサポートしてくれる施設も豊富。ゲームショップ・服屋・PCパーツ屋・レストラン・スポーツジムの他、配信スポットや市役所やイベントホールも完備されています。
レトロゲーム機を扱っている中古市場もあったり、同じジャンルのお店でもブランドが違えば扱っている商品の傾向も違うので、ウインドウショッピングしながら街を回るのは結構楽しいです。最初は街が主人公の歩く速度に対して広すぎると感じましたが、市役所で免許を取得したらスクーターを借りられるようになるので意外とどうにかなります。
主人公のお着替えやインテリアレイアウトや家の改築などのカスタマイズ要素も結構豊富。服に至ってはピアス・眼鏡・ヘッドフォン・胴体・下半身・靴・ドレスとコスチューム・マスクと結構細かく別れていますし、一つ買えば複数のカラーリングを選べるようになる物もあるし、美容院で髪型などを変えたりもできるので割とこだわれます。
友好関係を広げることも可能で、ネームドの住民とは話しかけたり・プレゼントをあげたり・サイドクエストを含む個別イベントを進めたりで友好度が上昇し、独身キャラと仲良くなれば同居することも可能です。ライバルである配信者からは初見でかなりの塩対応をされたりもしますが、最初から親しくしてくれる優しい人もいたり見た目から超派手な人もいて中々に個性的なメンツ。
こんな感じで生活シミュレーションとしてのコンテンツは一通り揃っています。チャンネル運営要素を期待すると私みたいに「思っていたものと違う」と感じる可能性が高いものの、街での生活を楽しむ分には決して悪いゲームでは無いと思います。
稀に現実の有名ユーチューバーがゲストとして遊びに来ることもあって、強力なリアクションカードやインテリアアイテムが貰えたりするサイドクエストが用意されていたりもします。まあ私はPewdiepie様ぐらいしか海外ユーチューバーのことは知らないのですが、登場する配信者のファンには嬉しいと思えるサービスだと思います。

ただ、この生活には建物に入ったりエリアを移動する度に10秒近いロードが入るという障害が常について回ります。何回も同じ所を行ったり来たりする必要があるのにこのロードの嵐は厳しい…!
私が本作のプレイを断念するに至った理由はチャンネル運営の自由度が思っていたよりも少なかったというのもあるのですが、トドメの一撃はこのロードの長さでした。毎日を繰り返すゲーム性だからこそ頻繁に入る上に長いロードを無視するのが難しかったです。
そのロード地獄を我慢してまで遊び続けられる魅力も個人的には足りなかったように思います。街でのコミュニケーションを楽しもうと思ってもクエストの内容がお使いばかりな上に目的がわかりにくく、ノルマの撮影&投稿が終わったらはそのクエストの解決のためにひたすら走るだけで1日が終わるなんてことも少なくありませんでしたし。
クエストについては、ターゲットの人物に話しかけたらドローンがどこに行って何をしたらいいかをこと細かく教えてくれることもあれば・芋づる式にやるべきことが提示されたり・探し物をするタイプのクエストでは大雑把なヒントしかくれなかったり…とヒントの量がまちまち。探し物系はロードの嵐に耐えながらの捜索になるのもあって辛みも辛み…。
トップYouTuberを目指しているはずがなんでパシられてるんだろう…と疑問に思ってしまいましたし、説明の少なさが日常生活においても悪い方向に作用してしまっているとも感じました。友好度を上げるにも特定のクエストをクリアするまでロックがかかる仕様でやらされている感が強い所も微妙でした。



総評:チャンネル運営の自由度がもっと欲しかった

農家からYouTuberに転身した牧場物語みたいなゲームでしたが、残念ながら私の期待とは違っていた作品。チャンネル運営に関わる機能が思ったより少なかったのが致命的でした。
チャンネルの方向性が最初から固定化されていてゲーム関連の動画とインタビュー動画しか撮れないのが一番の不満点。YouTubeとゲームタイトルに入れているなら動画関連の機能はもっと充実して欲しかった所ですし、前作にはあったらしいジャンルの多様性をなぜ無くしてしまったのか…。
それ以前にチュートリアルの少なさやロード時間等のゲームとしての基礎部分にも残念な所が目立ちます。説明が少なすぎるので序盤がほぼ手探りなのも辛いし、慣れてきたら次は頻繁に入る上に長いロードが気になって街に繰り出すこと自体が苦痛になってしまいました…。
攻略はネットで調べるという裏技があるのでまだいいとして、ロードだけでも少なくなれば街での生活ついでにインフルエンサー暮しを楽しむゲームとしては成就できそうでかなり惜しい作品です。YouTube関連の要素は追加して欲しい要素が多すぎて次回作以降に期待という感じですね…。
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